理不尽な関係2
非日常的な日常
お仕事場に到着して、那智さんを前にするけど、感じていることととそれを伝えてあることで、恥ずかしくってしょうがない。
そわそわ、もじもじ。
おいでと言われ、那智さんのデスクの下に潜り込む。
那智さんの幸せの足下だ。
ここにいられるだけで来た甲斐があるとさえ思ってしまう。
すぐ、フェラチオをするのかと思っていたけど、その気配がない。
所在なさげにうつむいてると「ご褒美あげるね」と顔を上に向けられる。
唇に指が触れて、ビンタの合図。
左右、3発ずつ。
頬が痺れ、耳がキーンとする。
ご褒美?
ふふ、ご褒美ですね。
今日はこれだけかもしれない、それでもいい。
というか、この先のことを考える気持ちがないのだ。
不思議なもので、「それだけで呼ばれる」ということに感じてしまってるわたしは、その理不尽な関係に身を置き安心してしまっている。
好き勝手にしてくれればいい、だから、先のことは考えないという感じ。
ビンタで頭がぼーっとしている。
覆いかぶさるように見下ろす那智さんと目が合う。
「おちんちんくわえたいですって言ってごらん。」
「おちんちん、くわえたいです。」
「どうぞ。」
ズボンのファスナーを下ろし、下着から出す。
はやる気持ちを抑えて、繊細なものを扱うように大事に大事に。
舌全部を使ってアイスキャンディーを舐めるように下から上に舐める。
顔をずらして全部の方向から、同じ感じで。
先端部分を舌の先でくすぐるように、舌全体で押し付け、強弱をつけて舐める。
自分自身をじらす、まだお口にはふくまないの。
今度は唇で舐める、下から上に、ぐるっと一周するさせる。
じゅるじゅると音を立て、感じているからどんどん吐息も激しくなる。
ああ、那智さんのおちんちん、嬉しい。
自分でじらして自分で焦がれてる。
我慢できなくなって、くわえる。
浅く、深く。
舌を絡め、歯を当てて。
夢中で頬張っていると声が聞こえてきた。
「いいこと言ってあげようか。…自分で触っていいよ。」
許してもらえた。
わたしが気持ち良くなることを。
フェラチオしながら、オナニーをする、はしたない女になることを。
体勢を変えて、下着に手を入れる。
おしっこをもらしたように濡れている。
右手で触り、左手をおちんちんに添える。
もう、気持ち良くってたまらないです。
那智さんが髪を撫でてくれている。
優しく、優しく。
「りん子、いいこだね。」
いいこなの?
こんなにはしたないけど、いいこ?
その言葉は、わたしには救いの言葉。
理性の壁を崩す、最後の一押し。
もっと気持ち良くなりたいと思う気持ちが、羞恥心を凌駕して、わたしは、快感に没頭できるように足を投げ出し腰を揺らす。
「いいこ、いいこ、かわいいよ。」
子守唄のようにいってくれてる。
撫でていた手が、髪から離れ、その両腕がわたしの頭を抱える。
優しく大きく、愛しいものを扱うように。
「いいこ、いいこ」
ああ、幸せ。
気持ち良くって、大切にされて、わたし、とっても幸せ。
いやらしい自分を自覚してから、ずっと何年も何年も、その自分を嫌悪していた。
那智さんに認めてもらうことで、少しずつ少しずつ許せてきた。
肯定されるなかで、いやらしくなれることが、とても嬉しい。
「なあ、りん子、いままでで一番幸せなオナニーだろ。」
「はい…。那智さんいってもいいですか?」
はい、那智さん、これ、いままでで一番幸せなオナニーです。
自慰するたびに、ほんの少し自分を傷付けてるような感じがしていた。
那智さんに聞いてもらうだけで、恥ずかしいけど、傷付かずにすんでいた。
ああ、でも、今日のが一番幸せ。
頭を抱きかかえられているけど、わたし全部を抱きしめてもらっているようだ。
安心の羊水に漂うみたい。
気が付けば、フェラチオすることも忘れて、わたしだけ先にいってる^^;
理不尽な呼び出しのはずのに。
わたしのほうが、体も心も気持ち良くなってるぞ。
結局、そのあとも何度もいき、トイレで抱かれ、いつもとなにも変わらない時間に。
きっと、那智さんはかまいたがり、これが那智さんの好き勝手なのでしょう。
理不尽な関係のはじめの一歩のようなスタートだったこの日のランチデート。
蓋を開けてみれば、いつもと変わらない時間になっていた。
ただ、この日の変化は那智さんも感じていたらしい。
「今日の感覚はまずいかも。たくさん呼び出したくなるひとつの要因になる。」と後日メールで言われた。
わたしは那智さんの性処理奴隷じゃないから、那智さんがわたしに会いたいと思うのは、いろんな要素はあるけれど「会いたい」が大前提だったはず。
それなのに、今回は「抜きたい(欲情)」というだけで呼びつけた。
最初は「会いたい60%、抜きたい60%」と言っていたけど、わたしが「会いたい100%、くわえたい100%、いきたいは30%」と答えた時点で(昨日のエントリーの会話です)、那智さんのパーセンテージは一気に「抜きたい(欲情)」に振られたのだそうだ。
だから、「おいで」といったときには、抜かせたいという気持ちが大半だったのです。
その理由で呼び出しても、喜ぶわたし、その結果、結局お互いに幸せな時間を共有できた事実。
それらを省みると、「那智さんの都合で呼び出す」という、理不尽な関係が成立してしまうと那智さんも感じたのだろう。
これは、ふたりにとって、なにか新しい関係のはじまりになるのだろうか。
理不尽な関係にならないために、一生懸命警戒していたハードルを下げることは、一種の心地良い開放感をくれる。
でも、まだ、ちょっと怖い。
歪んだ関係にならないように、ハードルは下げたけど、まだ、なくすまでにはなれないな。
ああ、でも、歪んだ関係も、那智さんとならいいかもしれないと思ってしまうわたしもいて、わたし自身にも警戒しなくちゃ。
と、結果的にさんざんかわいがってもらって大喜びしたくせに、何食わぬ顔でハードル直してます。
お仕事場に到着して、那智さんを前にするけど、感じていることととそれを伝えてあることで、恥ずかしくってしょうがない。
そわそわ、もじもじ。
おいでと言われ、那智さんのデスクの下に潜り込む。
那智さんの幸せの足下だ。
ここにいられるだけで来た甲斐があるとさえ思ってしまう。
すぐ、フェラチオをするのかと思っていたけど、その気配がない。
所在なさげにうつむいてると「ご褒美あげるね」と顔を上に向けられる。
唇に指が触れて、ビンタの合図。
左右、3発ずつ。
頬が痺れ、耳がキーンとする。
ご褒美?
ふふ、ご褒美ですね。
今日はこれだけかもしれない、それでもいい。
というか、この先のことを考える気持ちがないのだ。
不思議なもので、「それだけで呼ばれる」ということに感じてしまってるわたしは、その理不尽な関係に身を置き安心してしまっている。
好き勝手にしてくれればいい、だから、先のことは考えないという感じ。
ビンタで頭がぼーっとしている。
覆いかぶさるように見下ろす那智さんと目が合う。
「おちんちんくわえたいですって言ってごらん。」
「おちんちん、くわえたいです。」
「どうぞ。」
ズボンのファスナーを下ろし、下着から出す。
はやる気持ちを抑えて、繊細なものを扱うように大事に大事に。
舌全部を使ってアイスキャンディーを舐めるように下から上に舐める。
顔をずらして全部の方向から、同じ感じで。
先端部分を舌の先でくすぐるように、舌全体で押し付け、強弱をつけて舐める。
自分自身をじらす、まだお口にはふくまないの。
今度は唇で舐める、下から上に、ぐるっと一周するさせる。
じゅるじゅると音を立て、感じているからどんどん吐息も激しくなる。
ああ、那智さんのおちんちん、嬉しい。
自分でじらして自分で焦がれてる。
我慢できなくなって、くわえる。
浅く、深く。
舌を絡め、歯を当てて。
夢中で頬張っていると声が聞こえてきた。
「いいこと言ってあげようか。…自分で触っていいよ。」
許してもらえた。
わたしが気持ち良くなることを。
フェラチオしながら、オナニーをする、はしたない女になることを。
体勢を変えて、下着に手を入れる。
おしっこをもらしたように濡れている。
右手で触り、左手をおちんちんに添える。
もう、気持ち良くってたまらないです。
那智さんが髪を撫でてくれている。
優しく、優しく。
「りん子、いいこだね。」
いいこなの?
こんなにはしたないけど、いいこ?
その言葉は、わたしには救いの言葉。
理性の壁を崩す、最後の一押し。
もっと気持ち良くなりたいと思う気持ちが、羞恥心を凌駕して、わたしは、快感に没頭できるように足を投げ出し腰を揺らす。
「いいこ、いいこ、かわいいよ。」
子守唄のようにいってくれてる。
撫でていた手が、髪から離れ、その両腕がわたしの頭を抱える。
優しく大きく、愛しいものを扱うように。
「いいこ、いいこ」
ああ、幸せ。
気持ち良くって、大切にされて、わたし、とっても幸せ。
いやらしい自分を自覚してから、ずっと何年も何年も、その自分を嫌悪していた。
那智さんに認めてもらうことで、少しずつ少しずつ許せてきた。
肯定されるなかで、いやらしくなれることが、とても嬉しい。
「なあ、りん子、いままでで一番幸せなオナニーだろ。」
「はい…。那智さんいってもいいですか?」
はい、那智さん、これ、いままでで一番幸せなオナニーです。
自慰するたびに、ほんの少し自分を傷付けてるような感じがしていた。
那智さんに聞いてもらうだけで、恥ずかしいけど、傷付かずにすんでいた。
ああ、でも、今日のが一番幸せ。
頭を抱きかかえられているけど、わたし全部を抱きしめてもらっているようだ。
安心の羊水に漂うみたい。
気が付けば、フェラチオすることも忘れて、わたしだけ先にいってる^^;
理不尽な呼び出しのはずのに。
わたしのほうが、体も心も気持ち良くなってるぞ。
結局、そのあとも何度もいき、トイレで抱かれ、いつもとなにも変わらない時間に。
きっと、那智さんはかまいたがり、これが那智さんの好き勝手なのでしょう。
理不尽な関係のはじめの一歩のようなスタートだったこの日のランチデート。
蓋を開けてみれば、いつもと変わらない時間になっていた。
ただ、この日の変化は那智さんも感じていたらしい。
「今日の感覚はまずいかも。たくさん呼び出したくなるひとつの要因になる。」と後日メールで言われた。
わたしは那智さんの性処理奴隷じゃないから、那智さんがわたしに会いたいと思うのは、いろんな要素はあるけれど「会いたい」が大前提だったはず。
それなのに、今回は「抜きたい(欲情)」というだけで呼びつけた。
最初は「会いたい60%、抜きたい60%」と言っていたけど、わたしが「会いたい100%、くわえたい100%、いきたいは30%」と答えた時点で(昨日のエントリーの会話です)、那智さんのパーセンテージは一気に「抜きたい(欲情)」に振られたのだそうだ。
だから、「おいで」といったときには、抜かせたいという気持ちが大半だったのです。
その理由で呼び出しても、喜ぶわたし、その結果、結局お互いに幸せな時間を共有できた事実。
それらを省みると、「那智さんの都合で呼び出す」という、理不尽な関係が成立してしまうと那智さんも感じたのだろう。
これは、ふたりにとって、なにか新しい関係のはじまりになるのだろうか。
理不尽な関係にならないために、一生懸命警戒していたハードルを下げることは、一種の心地良い開放感をくれる。
でも、まだ、ちょっと怖い。
歪んだ関係にならないように、ハードルは下げたけど、まだ、なくすまでにはなれないな。
ああ、でも、歪んだ関係も、那智さんとならいいかもしれないと思ってしまうわたしもいて、わたし自身にも警戒しなくちゃ。
と、結果的にさんざんかわいがってもらって大喜びしたくせに、何食わぬ顔でハードル直してます。