今日のクラリス
独特な幸福感
那智さんの生活環境が変わった。
新しい環境になってはじめてお電話。
「どうですか〜、落ち着きましたか?」
「まあね」
…
遠くで『ちゅんちゅん』とクラリスの鳴き声。
ああ、どうしても自宅にいると気になってしまうライバル。
「環境変わってクラリス驚いてませんでした?」
「そうそう、最初あせってた!!(笑)」
クラリスのあせった様子を思い出してうれしそうに、『かなり』うれしそうに爆笑している。
ぎゃー、ダメーー、うれしそうにしちゃーー。
もぉ、那智さんにあせらされるのはわたしだけでいいのーーー。
環境が変わってあせってバタつくクラリス、ああ、那智さんはその様子を愛いヤツじゃと目を細めて眺めたことでしょう。
きっとクラリスのヤツはわかってやってる。
相好を崩す那智さんを見て、いつもより2割増しで羽根をバタつかせたはずだ(笑)
あー、また、まったくクラリスからしたらはた迷惑なやきもちだ。
ことクラリスに及ぶとまともな判断ができなくなってしまう^^;
まったく、わたしったら、それなら聞かなきゃいいのにね。
乙女心は複雑です。
そ、それなのに、よせばいいのに、更に聞いてしまう。
「クラリス、いまなにしています?」
「ん〜?俺の胸に乗ってる」
む、む、むね〜〜〜〜〜!?
むねだって?むね!!
文鳥は胸にも乗るものなのぉぉぉぉぉ?
ああ、はっきりと想像できる。
少し浅めに腰掛けて体を斜めに背もたれに預けた那智さんのなだらかな胸のライン。
その安定した安住の場所にちょこんと乗るクラリス。
だーーー。
ゆるせーーーーん。
そこでやめときゃあいいのに、また聞いちゃう。
「む、む、胸に乗って何してるんですか?」
「ボタンつっついてるよ」
ぼ た ん を つ つ く ?
ああああ、これを『いちゃつく』と言わずしてなんと言おう。
撃沈。
これでもかってほどの蜜月状態(別名ちゅんちゅんタイム)に意気消沈、戦意喪失、一時退散。
しばらく静かに悶絶^^;
話題はいつの間にか違うものになり、そろそろお出かけのお時間では?
「那智さん、そろそろ時間ですよね?」
「そうなんだよね。どうする?バイクで話す?」
那智さんは移動のバイクに乗っている間も可能な限り電話を繋いでいてくれる(ヘッドセットしてね)。
ただバイクの音や風の音でほとんど会話にならないんだ。
それでも繋がっていたいわたしなんだけど^^;
この日は、わたしも用事があって時間に制約があったの。
だからね、このまま自宅でぎりぎりまで話すか、それとも会話にならないバイクにしてわたしの時間によってはあわよくばお仕事場に到着してからも話せるかもしれないというほうを選ぶか、それを選ばせてくれたわけ。
ここでギリギリまで話すというのが正解なんだろうけど。
いまのわたしはまともな判断ができない女。
相変わらずクラリスは胸の辺りにいる(いや、たしか『肩から腕に移動してる』なんて言ってた気がする。うう書きながら、悶絶)
小さく『ちゅんちゅん』聞こえる。
「那智さん、もうおうち出てください!!」
おう、クラリス、差し違えじゃ!!!
わたしはバイクで会話ができない。
だけど、クラリスを那智さんから引き離すのだ。
「お、めずらしく嫌がってる」
どうやらクラリスのヤツもわたしの攻撃を察知したらしいゲージに入るのを抵抗している。
おほほ、無駄な抵抗だわよ。
「ああ、入った、入った。久しぶりにクラリスの体『ぎゅう』って握ったよ(笑)」
ぎゅ、ぎゅうって握る〜〜〜〜!?
と、一瞬いきり立ちそうになったけど、あまりにしつこいんで、自粛^^;
かくして、クラリスはゲージの中、わたしは『ゴーゴー』とうるさーい風の音を聞くのだった。
まったく、差し違える結果になるなら最初からクラリスの話題を出さなきゃいいのに。
聞かずにはいられない。
乙女心は複雑だ。
ついでに、もうひとつ複雑なのは、毎度このエントリーを思い出しながら書いて悶絶しながら、毎度『あ、クラリス、オスだった』と思い出す。
で、『あ、ああ、そう、そうでしたよね、オスでしたよね^^;』とばつの悪い感じになっちゃうんだ。
オスってだけで微妙に戦意喪失していく。
ああ、複雑。
いや、これはもう健忘症ということかもしれない^^;
とにかく、恋心はまともな判断を奪っていくのだった。
<関連エントリー>
これからもクラリスとの戦いは続いていきます。
タイトルに『クラリス』がついているものは、ずーっとこんな調子のトホホ話ですので、ご注意くださいませ^^
『ライバルはクラリス』
『続ライバルはクラリス』
那智さんの生活環境が変わった。
新しい環境になってはじめてお電話。
「どうですか〜、落ち着きましたか?」
「まあね」
…
遠くで『ちゅんちゅん』とクラリスの鳴き声。
ああ、どうしても自宅にいると気になってしまうライバル。
「環境変わってクラリス驚いてませんでした?」
「そうそう、最初あせってた!!(笑)」
クラリスのあせった様子を思い出してうれしそうに、『かなり』うれしそうに爆笑している。
ぎゃー、ダメーー、うれしそうにしちゃーー。
もぉ、那智さんにあせらされるのはわたしだけでいいのーーー。
環境が変わってあせってバタつくクラリス、ああ、那智さんはその様子を愛いヤツじゃと目を細めて眺めたことでしょう。
きっとクラリスのヤツはわかってやってる。
相好を崩す那智さんを見て、いつもより2割増しで羽根をバタつかせたはずだ(笑)
あー、また、まったくクラリスからしたらはた迷惑なやきもちだ。
ことクラリスに及ぶとまともな判断ができなくなってしまう^^;
まったく、わたしったら、それなら聞かなきゃいいのにね。
乙女心は複雑です。
そ、それなのに、よせばいいのに、更に聞いてしまう。
「クラリス、いまなにしています?」
「ん〜?俺の胸に乗ってる」
む、む、むね〜〜〜〜〜!?
むねだって?むね!!
文鳥は胸にも乗るものなのぉぉぉぉぉ?
ああ、はっきりと想像できる。
少し浅めに腰掛けて体を斜めに背もたれに預けた那智さんのなだらかな胸のライン。
その安定した安住の場所にちょこんと乗るクラリス。
だーーー。
ゆるせーーーーん。
そこでやめときゃあいいのに、また聞いちゃう。
「む、む、胸に乗って何してるんですか?」
「ボタンつっついてるよ」
ぼ た ん を つ つ く ?
ああああ、これを『いちゃつく』と言わずしてなんと言おう。
撃沈。
これでもかってほどの蜜月状態(別名ちゅんちゅんタイム)に意気消沈、戦意喪失、一時退散。
しばらく静かに悶絶^^;
話題はいつの間にか違うものになり、そろそろお出かけのお時間では?
「那智さん、そろそろ時間ですよね?」
「そうなんだよね。どうする?バイクで話す?」
那智さんは移動のバイクに乗っている間も可能な限り電話を繋いでいてくれる(ヘッドセットしてね)。
ただバイクの音や風の音でほとんど会話にならないんだ。
それでも繋がっていたいわたしなんだけど^^;
この日は、わたしも用事があって時間に制約があったの。
だからね、このまま自宅でぎりぎりまで話すか、それとも会話にならないバイクにしてわたしの時間によってはあわよくばお仕事場に到着してからも話せるかもしれないというほうを選ぶか、それを選ばせてくれたわけ。
ここでギリギリまで話すというのが正解なんだろうけど。
いまのわたしはまともな判断ができない女。
相変わらずクラリスは胸の辺りにいる(いや、たしか『肩から腕に移動してる』なんて言ってた気がする。うう書きながら、悶絶)
小さく『ちゅんちゅん』聞こえる。
「那智さん、もうおうち出てください!!」
おう、クラリス、差し違えじゃ!!!
わたしはバイクで会話ができない。
だけど、クラリスを那智さんから引き離すのだ。
「お、めずらしく嫌がってる」
どうやらクラリスのヤツもわたしの攻撃を察知したらしいゲージに入るのを抵抗している。
おほほ、無駄な抵抗だわよ。
「ああ、入った、入った。久しぶりにクラリスの体『ぎゅう』って握ったよ(笑)」
ぎゅ、ぎゅうって握る〜〜〜〜!?
と、一瞬いきり立ちそうになったけど、あまりにしつこいんで、自粛^^;
かくして、クラリスはゲージの中、わたしは『ゴーゴー』とうるさーい風の音を聞くのだった。
まったく、差し違える結果になるなら最初からクラリスの話題を出さなきゃいいのに。
聞かずにはいられない。
乙女心は複雑だ。
ついでに、もうひとつ複雑なのは、毎度このエントリーを思い出しながら書いて悶絶しながら、毎度『あ、クラリス、オスだった』と思い出す。
で、『あ、ああ、そう、そうでしたよね、オスでしたよね^^;』とばつの悪い感じになっちゃうんだ。
オスってだけで微妙に戦意喪失していく。
ああ、複雑。
いや、これはもう健忘症ということかもしれない^^;
とにかく、恋心はまともな判断を奪っていくのだった。
<関連エントリー>
これからもクラリスとの戦いは続いていきます。
タイトルに『クラリス』がついているものは、ずーっとこんな調子のトホホ話ですので、ご注意くださいませ^^
『ライバルはクラリス』
『続ライバルはクラリス』