この苦痛、ご存知ですか?
非日常的な日常
特大のこけしのようなマッサージ機。
肩こりの人には、心地よい刺激になるだろう。
でも、当てる場所を変えると、とんでもない刺激になる。
他の女性は知らないけれど、私はクリトリスの刺激で一回いくと、すぐに同じような力で触ることができない。
とてもそこが敏感になって、少しの刺激でも痛く感じてしまうからだ。
だから、1人でするオナニーは一回いったらおしまい。
あっさりしたもの。
那智さんは、その特大こけしの強烈な振動のマッサージ機を持っている。
そして、それを私のクリトリスに当てる。
その周辺に漠然と当てるだけでも、内臓まで揺さぶられるような、なんとも言えない感じになる。
それを、ちょんちょんなんてどころじゃなく、ピンポイントで狙って、継続して押し当てられた日には、身の蓋もないほどあっという間にいってしまう。
ピンクローターなんて、比じゃないほどの刺激だ。
そして、いっても尚そこから一瞬たりとも離してくれない。
同じ体質の女の人はわかってくださると思うけど、一回いった後の刺激って辛いですよね?
苦しい。
痛いだけではない。
苦しいんだ。
敏感になったクリトリスに強烈な振動は、辛い。
でも、私はそこから逃れられない。
なぜって、那智さんが、私にしてくれることは、辛いことでも結果的に私の幸せになるからだ。
なんとか、一番ましな体勢を探す。
上半身は起こして、両手を後ろにつき、両足は開いてピンと伸ばす。
那智さんは私の足の間に腰を下ろし、くわえ煙草で、私を押し広げる。
苦しい。
この苦しさは、刺激の強さからくるだけではなく、狂気の予感の苦しさだ。
もちろん、そんなに簡単に人は狂いはしないだろう。
でも、敏感な場所に当てられたマッサージ機の刺激は「狂気」を想像して余りある。
「うわあああああああああ」
絶叫して、なんとか耐える。
気が触れたような大声を出すことが、唯一正気をこの世にとどめておく術のように、絶叫する。
いやらしい喘ぎ声なんて、ほど遠い。
とにかく、私に残された道は叫び、耐えることだ。
辛い、苦しい、痛い。
裂けた皮膚をくるんと裏返しにして、内臓を露出させ、それを振るわせられるようだ。
とても、生々しい。
逃げれば、もっと酷くなる。
「許してください。」と言えば、時間が長くなるだけだ。
体中に汗をかき、絶叫して堪えていると、しばらくしてから、快感の波が押し寄せてくる。
いまは、それを知っているから待てば来るとわかっているが、はじめてのときは、怖かった。
この苦しさの先に何があるのか、何かあるのかわからないのだもの。
全身が痺れる。
この時も、快感が強烈すぎて叫んでいないと気が狂いそう。
気が狂いそうな快感は、同じくらいの苦痛と表裏一体だ。
足に力を入れて、手を握りしめ、全身に汗をかき、裏返って苦痛に変わらないように、踏みとどまる。
一回目の「いく」よりも、快感も苦痛も増した二回目のそれは、更なる長い苦しさへ続く入り口。
いつ終わりになるのだろう。
このあと、また、あの快感を得るまで、どれくらいの時間、肉体的な苦痛と、狂気の予感と闘わなければならないのだろう。
この長い苦痛と快感の嵐は、何度か繰り返される。
やっと解放された私は、ぐったりとしながらも、なんだか無垢な気持ちになっている。
気の狂うような時間を通して、何かを削ぎ落としたみたいに、澄んだ気分。
そう言えば、狂気の最中に那智さんが「りん子、幼い子みたい。」と言っていた。
この作業は那智さんでなければ、できない。
苦痛の先に待っているものがわかっていても、そこまで自分で自分に辛いことはできない。
自虐の性癖はない!
じゃあ、誰か、他の人は?
そんなの、無理。
同じ行為でも、那智さん以外の誰かにされたら「やめろ〜この野郎!!」って反撃してしまう(笑)
やはり、その先に、味わえるかもしれない快感の存在を知っていても、耐えられないし、耐えようと思わない。
あんな苦痛は、心から信頼している那智さんに与えられるから、耐えられるのだ。
そして、あんな私は那智さんにだけ見てもらいたいのだ。
特大のこけしのようなマッサージ機。
肩こりの人には、心地よい刺激になるだろう。
でも、当てる場所を変えると、とんでもない刺激になる。
他の女性は知らないけれど、私はクリトリスの刺激で一回いくと、すぐに同じような力で触ることができない。
とてもそこが敏感になって、少しの刺激でも痛く感じてしまうからだ。
だから、1人でするオナニーは一回いったらおしまい。
あっさりしたもの。
那智さんは、その特大こけしの強烈な振動のマッサージ機を持っている。
そして、それを私のクリトリスに当てる。
その周辺に漠然と当てるだけでも、内臓まで揺さぶられるような、なんとも言えない感じになる。
それを、ちょんちょんなんてどころじゃなく、ピンポイントで狙って、継続して押し当てられた日には、身の蓋もないほどあっという間にいってしまう。
ピンクローターなんて、比じゃないほどの刺激だ。
そして、いっても尚そこから一瞬たりとも離してくれない。
同じ体質の女の人はわかってくださると思うけど、一回いった後の刺激って辛いですよね?
苦しい。
痛いだけではない。
苦しいんだ。
敏感になったクリトリスに強烈な振動は、辛い。
でも、私はそこから逃れられない。
なぜって、那智さんが、私にしてくれることは、辛いことでも結果的に私の幸せになるからだ。
なんとか、一番ましな体勢を探す。
上半身は起こして、両手を後ろにつき、両足は開いてピンと伸ばす。
那智さんは私の足の間に腰を下ろし、くわえ煙草で、私を押し広げる。
苦しい。
この苦しさは、刺激の強さからくるだけではなく、狂気の予感の苦しさだ。
もちろん、そんなに簡単に人は狂いはしないだろう。
でも、敏感な場所に当てられたマッサージ機の刺激は「狂気」を想像して余りある。
「うわあああああああああ」
絶叫して、なんとか耐える。
気が触れたような大声を出すことが、唯一正気をこの世にとどめておく術のように、絶叫する。
いやらしい喘ぎ声なんて、ほど遠い。
とにかく、私に残された道は叫び、耐えることだ。
辛い、苦しい、痛い。
裂けた皮膚をくるんと裏返しにして、内臓を露出させ、それを振るわせられるようだ。
とても、生々しい。
逃げれば、もっと酷くなる。
「許してください。」と言えば、時間が長くなるだけだ。
体中に汗をかき、絶叫して堪えていると、しばらくしてから、快感の波が押し寄せてくる。
いまは、それを知っているから待てば来るとわかっているが、はじめてのときは、怖かった。
この苦しさの先に何があるのか、何かあるのかわからないのだもの。
全身が痺れる。
この時も、快感が強烈すぎて叫んでいないと気が狂いそう。
気が狂いそうな快感は、同じくらいの苦痛と表裏一体だ。
足に力を入れて、手を握りしめ、全身に汗をかき、裏返って苦痛に変わらないように、踏みとどまる。
一回目の「いく」よりも、快感も苦痛も増した二回目のそれは、更なる長い苦しさへ続く入り口。
いつ終わりになるのだろう。
このあと、また、あの快感を得るまで、どれくらいの時間、肉体的な苦痛と、狂気の予感と闘わなければならないのだろう。
この長い苦痛と快感の嵐は、何度か繰り返される。
やっと解放された私は、ぐったりとしながらも、なんだか無垢な気持ちになっている。
気の狂うような時間を通して、何かを削ぎ落としたみたいに、澄んだ気分。
そう言えば、狂気の最中に那智さんが「りん子、幼い子みたい。」と言っていた。
この作業は那智さんでなければ、できない。
苦痛の先に待っているものがわかっていても、そこまで自分で自分に辛いことはできない。
自虐の性癖はない!
じゃあ、誰か、他の人は?
そんなの、無理。
同じ行為でも、那智さん以外の誰かにされたら「やめろ〜この野郎!!」って反撃してしまう(笑)
やはり、その先に、味わえるかもしれない快感の存在を知っていても、耐えられないし、耐えようと思わない。
あんな苦痛は、心から信頼している那智さんに与えられるから、耐えられるのだ。
そして、あんな私は那智さんにだけ見てもらいたいのだ。