コートの下5
非日常的な日常
駅のトイレでワンピースを脱ぎ、下着だけの体にコートを羽織る。
今日の下着は赤。
深い赤に金色を混ぜたような赤。
それに黒のガーターベルトとストッキング。
コートの下はそれだけ。
駅のホームで那智さんと合流する。
一見普通の姿の下が下着だけだなんて、まわりは想像できないでしょう。
でも、落ち着きのないわたしを見て、このふたりの間に流れる密度の濃い空気に那智さんはきっと満足なはず。
わたしは、その濃度に戸惑い、これから起こる何かを想像して落ち着けない。
すみません、この後電車に乗るのですが、この電車の中のことをくわしく書く気がいまはないのです。
思わせぶりな前振りしておいてドキドキを期待してくださったかた、ごめんなさい。
いつか別な形で書くことがあるかもしれませんが、いまは「電車の中でいっぱいいった」ということだけでおしまいにさせてください。
今日は降りてからを書きますね。
電車を降りて、いつものマ○○。
今日も、ある程度人がいる。
壁添いの真ん中辺りに腰掛ける。
パーテーションを挟んで左に男性と女性ひとりずつ、右側の壁添いに男性ひとり、向かいの壁に男性ひとり。
この前(コートの下1、2、3)はマ○○では何もなかった。
今日は、ここか、どこかで必ず何かあるだろう。
それが、どこで何になるのかは、那智さん次第。
「ボタン外して。」
ひとつ外す。
「もうひとつ。」
外す。
「下もひとつ外して。」
コートのボタン、上からふたつ下ひとつ、外す。
クッと広げれば赤い下着が見えてしまう。
右側の男性が席を立った、トイレに行くんだ。
わたしたちの前を横切る。
「オナニーして。」
ここで!?
いま!?
「うん」
向かいの男性からは、かなり丸見えです!!
小声で訴えると、そっと振り返って様子を伺う。
その男性は、テーブルの上でノートパソコンを広げているのだ。
だから、パソコンに視線を落としているうちは安全かもしれなけど、フロアに視線を移せば「異変」に気づきやすくなるだろう。
パソコンを見ている様子で判断して「いまなら平気だよ。いまのうち。」
観念して、コートの裾から手を入れる。
ボタンを外しているから、簡単にはらりと裾が広がる。
太腿とガーターストッキングがコートの隙間から露になる。
下着に指を入れるために、足を少し広げると、赤い下着も露出されてしまった。
明るい店内。
真っ白い床と真っ白い椅子。
黒と赤を纏ったわたしの肌が、その真っ白の中に浮かび上がる。
きれい…。
とてもきれいな色合い。
ああ、あれだ。
また感じる。
ナルシズムを刺激される、あれ。
「戻ってきても続けるんだよ。」
トイレに立った男性が戻ってくるときにわたしの前を横切ること、そして席に着き、わたしの視界に男性がもうひとり増えること。
そのときのわたしの行動を予想して、あらかじめ釘を刺す那智さん。
はい。
その指示が嬉しい。
従属、露出願望、そして自己愛。
この混ざったのが気持ち良い。
大げさにならない程度にうつむき、指で刺激する。
気持ちいいけど、お外はすぐには「ガーン」といけないのだ。
やっぱり怖い。
そんな簡単に快感に没頭できないの。
だから、気持ち良いけど、綱渡りのよう。
どちらにもいかれず、ヒヤヒヤしながら歩いてる。
男性が戻って来た。
でも、続ける。
視界の左端に男性が映り、それが動く。
ひとりでよろよろと綱渡りをしている世界が実はひとりじゃないんだと気づかされ、また恐怖と快感の両方に揺れる。
どちらにも落ちずに続けていると、ある瞬間に「ふっ」と快感側に体が傾くのだ。
そうなるとあとは、あっけなく、なす術無く落ちる。
そうなると、いま思い出すと恥ずかしいし恐ろしいのだけど、もう気持ち良くなるために無我夢中になってしまうのです(ああ、書いてて、ほんと驚愕します)
だけど、その綱渡りのあとの落下はお外だと落ちきれないの。
無我夢中になりながらも、最後の最後で綱を掴み、なんとか留まる。
落ちてしまいたいと思う。
那智さんと2人きりのお部屋の中で味わうような、落下の快感。
でも、どうしてもお外では、それにはなれない。
だから、留まるというよりは、勝手に留まってしまうというのが、正解かな。
いつまで経っても落ちきれず、でも、片手以外は「本能」にどっぷり浸かってしまって情けないほど動物のようだ。
きっと那智さんは、お外ではその片手を残した本能のわたしを楽しんでるのかな。
「那智さん、いってもいいですか…?」
男性が席に着いたのを視界の隅に見据えながら、いく。
いつか那智さんが、お外でもその片手を離すことを望んだとしたら、わたしはどうなってしまうのだろうと、書きながら思った。
とても、とても恐ろしい想像。
だけど、いまはそんな想像をする余裕のないマ○○。
このあとは、外に出て、あの坂に向かうのだ。
だから、いろんな意味で余裕ない^^;
あれれ、またまた続きになってしまいました。
この引っぱりに皆さん、もう慣れっこになってしまったでしょうか?
それなら、それでありがたい^^
今日は、延期したチャットデーです。
よろしければ、いらしてくださいね。
今日は、なんのお話しましょうか?
駅のトイレでワンピースを脱ぎ、下着だけの体にコートを羽織る。
今日の下着は赤。
深い赤に金色を混ぜたような赤。
それに黒のガーターベルトとストッキング。
コートの下はそれだけ。
駅のホームで那智さんと合流する。
一見普通の姿の下が下着だけだなんて、まわりは想像できないでしょう。
でも、落ち着きのないわたしを見て、このふたりの間に流れる密度の濃い空気に那智さんはきっと満足なはず。
わたしは、その濃度に戸惑い、これから起こる何かを想像して落ち着けない。
すみません、この後電車に乗るのですが、この電車の中のことをくわしく書く気がいまはないのです。
思わせぶりな前振りしておいてドキドキを期待してくださったかた、ごめんなさい。
いつか別な形で書くことがあるかもしれませんが、いまは「電車の中でいっぱいいった」ということだけでおしまいにさせてください。
今日は降りてからを書きますね。
電車を降りて、いつものマ○○。
今日も、ある程度人がいる。
壁添いの真ん中辺りに腰掛ける。
パーテーションを挟んで左に男性と女性ひとりずつ、右側の壁添いに男性ひとり、向かいの壁に男性ひとり。
この前(コートの下1、2、3)はマ○○では何もなかった。
今日は、ここか、どこかで必ず何かあるだろう。
それが、どこで何になるのかは、那智さん次第。
「ボタン外して。」
ひとつ外す。
「もうひとつ。」
外す。
「下もひとつ外して。」
コートのボタン、上からふたつ下ひとつ、外す。
クッと広げれば赤い下着が見えてしまう。
右側の男性が席を立った、トイレに行くんだ。
わたしたちの前を横切る。
「オナニーして。」
ここで!?
いま!?
「うん」
向かいの男性からは、かなり丸見えです!!
小声で訴えると、そっと振り返って様子を伺う。
その男性は、テーブルの上でノートパソコンを広げているのだ。
だから、パソコンに視線を落としているうちは安全かもしれなけど、フロアに視線を移せば「異変」に気づきやすくなるだろう。
パソコンを見ている様子で判断して「いまなら平気だよ。いまのうち。」
観念して、コートの裾から手を入れる。
ボタンを外しているから、簡単にはらりと裾が広がる。
太腿とガーターストッキングがコートの隙間から露になる。
下着に指を入れるために、足を少し広げると、赤い下着も露出されてしまった。
明るい店内。
真っ白い床と真っ白い椅子。
黒と赤を纏ったわたしの肌が、その真っ白の中に浮かび上がる。
きれい…。
とてもきれいな色合い。
ああ、あれだ。
また感じる。
ナルシズムを刺激される、あれ。
「戻ってきても続けるんだよ。」
トイレに立った男性が戻ってくるときにわたしの前を横切ること、そして席に着き、わたしの視界に男性がもうひとり増えること。
そのときのわたしの行動を予想して、あらかじめ釘を刺す那智さん。
はい。
その指示が嬉しい。
従属、露出願望、そして自己愛。
この混ざったのが気持ち良い。
大げさにならない程度にうつむき、指で刺激する。
気持ちいいけど、お外はすぐには「ガーン」といけないのだ。
やっぱり怖い。
そんな簡単に快感に没頭できないの。
だから、気持ち良いけど、綱渡りのよう。
どちらにもいかれず、ヒヤヒヤしながら歩いてる。
男性が戻って来た。
でも、続ける。
視界の左端に男性が映り、それが動く。
ひとりでよろよろと綱渡りをしている世界が実はひとりじゃないんだと気づかされ、また恐怖と快感の両方に揺れる。
どちらにも落ちずに続けていると、ある瞬間に「ふっ」と快感側に体が傾くのだ。
そうなるとあとは、あっけなく、なす術無く落ちる。
そうなると、いま思い出すと恥ずかしいし恐ろしいのだけど、もう気持ち良くなるために無我夢中になってしまうのです(ああ、書いてて、ほんと驚愕します)
だけど、その綱渡りのあとの落下はお外だと落ちきれないの。
無我夢中になりながらも、最後の最後で綱を掴み、なんとか留まる。
落ちてしまいたいと思う。
那智さんと2人きりのお部屋の中で味わうような、落下の快感。
でも、どうしてもお外では、それにはなれない。
だから、留まるというよりは、勝手に留まってしまうというのが、正解かな。
いつまで経っても落ちきれず、でも、片手以外は「本能」にどっぷり浸かってしまって情けないほど動物のようだ。
きっと那智さんは、お外ではその片手を残した本能のわたしを楽しんでるのかな。
「那智さん、いってもいいですか…?」
男性が席に着いたのを視界の隅に見据えながら、いく。
いつか那智さんが、お外でもその片手を離すことを望んだとしたら、わたしはどうなってしまうのだろうと、書きながら思った。
とても、とても恐ろしい想像。
だけど、いまはそんな想像をする余裕のないマ○○。
このあとは、外に出て、あの坂に向かうのだ。
だから、いろんな意味で余裕ない^^;
あれれ、またまた続きになってしまいました。
この引っぱりに皆さん、もう慣れっこになってしまったでしょうか?
それなら、それでありがたい^^
今日は、延期したチャットデーです。
よろしければ、いらしてくださいね。
今日は、なんのお話しましょうか?
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