コートの下4(前振りです)
非日常的な日常
「なあ、りん子、最近りん子、気持ち良いだろ。」
いきなりそんなこと言われた。
「へ!?なんでですか?」
そりゃ、たしかに気持ち良いですけど…、突然の言葉にきょとんとしてしまう。
「だって、最近濃いもんな。」
そうですね、那智さんも自覚されていたのですね。
最近のわたしたちは、より濃くなってる。
それもここ数ヶ月。
する内容とそれに掛ける時間が濃度を増していると那智さん自身が感じたの。
だから、「りん子、気持ち良いだろう」という結論に至ったのね。
鞭の打ち方を変えてわたしが「違う場所」に行くことができるようになったあたりからだと思う。
それを追うように、お外も拍車が掛かっている。
那智さんが濃くなるのは、わたしの反応によるらしい。
鞭で違う場所にいっているを那智さんは楽しんでるんだ。
そうすると、もっともっとかまいたくなる。
同じ方法だけじゃなくて、違う方法ででもかまいたくなる。
違う方法は、自分の好きなことだ。
それが、お外。
那智さんがかまってくれればくれるほど、わたしの反応はよくなる(しかもわたしは露出願望がある)。
それを見ると、那智さんももっとと思う。
そんなふうにして濃くなっているみたい。
那智さんが「いつまでする?」「どれくらいする?」と問いかけたのも、この濃さからの反動なんじゃないかなって思ってる。
那智さん自身が、飽きることなくむしろ濃度を増していく自分に、驚き感心し、永遠にそれが続くはずないと疑問に感じたのでしょう。
わたしは、わたしに対して「期限」を付けられたようで、ちょっと傷付きましたけど、「りん子ちゃんとのそれが、よくてよくてたまらないから、なくなっちゃうのいや」と思って、そういう疑問を持ったのだと都合良く解釈することにしましたけど(笑)
話が逸れちゃった。
何が言いたかったのかというと、わたしの反応、那智さんのしたいこと、それらが折り重なってどんどんと濃くなっていくのだなって思ったのです。
那智さんの「したいこと」をする情熱は、こちらが圧倒され感動してしまうほど。(大げさ!?)
いま、那智さんの「したいこと」は、お外で下着だ。
(ああ、那智さんは、そんな気合い入ってないかな〜、楽しみのひとつくらいな感じかな。ってことは、わたしが気合い入ってるの!?いや、そりゃ、いろんな意味で気合い入りますよ!!!!)
コートの前を開けて歩いたその次のデートの朝の電話。(コートの下1、2、3)
那智さんはいつも一旦お仕事場に寄ってから待ち合わせの○○駅に向かうの。
だから、いつもこの朝の電話はお仕事場から。
でも、その日、携帯から聞こえてきたのは、外の雑踏だった。
「いま○○。これからそっちに向かうから、××駅まで行くよ、一緒に○○へ行こう。」
いつもデートをする○○駅は、那智さんとわたしの住んでるところの中間にある。
那智さんは、○○を通り越してわたしの最寄りまで迎えにきてくれるというのだ。
それは優しさからじゃないの、なぜならそのあとこう付け加えられたから。
「××駅のトイレで下着になるんだ。それで一緒に電車に乗る、いいね。」
電車の中で何が起こるかは、推して知るべし。
いつものことだけど、わたしの予想を超えた「すごいこと」を宣告されると、慌てる心と急激に静かになる心があるの。
恐怖とか覚悟とか諦めとか、喜びとか、あわあわしながらも、それらの胸を押しつぶされたように大きなため息をついて目を閉じるような静かな心。
その計画を聞いたときも、その両極端な心で頭はぐわんぐわん。
急いで、それでも大丈夫なような支度に取りかかる。
那智さんは、どんどんわたしのそばに近付いてきてくれてる。
その情熱に大きな不安を感じて、でもちょっと感動と感謝でガーターストッキングに足を通す。
「なあ、りん子、最近りん子、気持ち良いだろ。」
いきなりそんなこと言われた。
「へ!?なんでですか?」
そりゃ、たしかに気持ち良いですけど…、突然の言葉にきょとんとしてしまう。
「だって、最近濃いもんな。」
そうですね、那智さんも自覚されていたのですね。
最近のわたしたちは、より濃くなってる。
それもここ数ヶ月。
する内容とそれに掛ける時間が濃度を増していると那智さん自身が感じたの。
だから、「りん子、気持ち良いだろう」という結論に至ったのね。
鞭の打ち方を変えてわたしが「違う場所」に行くことができるようになったあたりからだと思う。
それを追うように、お外も拍車が掛かっている。
那智さんが濃くなるのは、わたしの反応によるらしい。
鞭で違う場所にいっているを那智さんは楽しんでるんだ。
そうすると、もっともっとかまいたくなる。
同じ方法だけじゃなくて、違う方法ででもかまいたくなる。
違う方法は、自分の好きなことだ。
それが、お外。
那智さんがかまってくれればくれるほど、わたしの反応はよくなる(しかもわたしは露出願望がある)。
それを見ると、那智さんももっとと思う。
そんなふうにして濃くなっているみたい。
那智さんが「いつまでする?」「どれくらいする?」と問いかけたのも、この濃さからの反動なんじゃないかなって思ってる。
那智さん自身が、飽きることなくむしろ濃度を増していく自分に、驚き感心し、永遠にそれが続くはずないと疑問に感じたのでしょう。
わたしは、わたしに対して「期限」を付けられたようで、ちょっと傷付きましたけど、「りん子ちゃんとのそれが、よくてよくてたまらないから、なくなっちゃうのいや」と思って、そういう疑問を持ったのだと都合良く解釈することにしましたけど(笑)
話が逸れちゃった。
何が言いたかったのかというと、わたしの反応、那智さんのしたいこと、それらが折り重なってどんどんと濃くなっていくのだなって思ったのです。
那智さんの「したいこと」をする情熱は、こちらが圧倒され感動してしまうほど。(大げさ!?)
いま、那智さんの「したいこと」は、お外で下着だ。
(ああ、那智さんは、そんな気合い入ってないかな〜、楽しみのひとつくらいな感じかな。ってことは、わたしが気合い入ってるの!?いや、そりゃ、いろんな意味で気合い入りますよ!!!!)
コートの前を開けて歩いたその次のデートの朝の電話。(コートの下1、2、3)
那智さんはいつも一旦お仕事場に寄ってから待ち合わせの○○駅に向かうの。
だから、いつもこの朝の電話はお仕事場から。
でも、その日、携帯から聞こえてきたのは、外の雑踏だった。
「いま○○。これからそっちに向かうから、××駅まで行くよ、一緒に○○へ行こう。」
いつもデートをする○○駅は、那智さんとわたしの住んでるところの中間にある。
那智さんは、○○を通り越してわたしの最寄りまで迎えにきてくれるというのだ。
それは優しさからじゃないの、なぜならそのあとこう付け加えられたから。
「××駅のトイレで下着になるんだ。それで一緒に電車に乗る、いいね。」
電車の中で何が起こるかは、推して知るべし。
いつものことだけど、わたしの予想を超えた「すごいこと」を宣告されると、慌てる心と急激に静かになる心があるの。
恐怖とか覚悟とか諦めとか、喜びとか、あわあわしながらも、それらの胸を押しつぶされたように大きなため息をついて目を閉じるような静かな心。
その計画を聞いたときも、その両極端な心で頭はぐわんぐわん。
急いで、それでも大丈夫なような支度に取りかかる。
那智さんは、どんどんわたしのそばに近付いてきてくれてる。
その情熱に大きな不安を感じて、でもちょっと感動と感謝でガーターストッキングに足を通す。