スイッチ
独特な幸福感
私と出会う以前、SMをしていたときには「Sモードスイッチ」なるものを入れていた那智さん。
もちろん、いきなり豹変!!というわけではないでしょうけれど、相手も含めて、その気になるには「モード切り替え」が必要だったのでしょう。
私に対しても2回か3回くらいは、そんな空気を発していたと思う。
はじめてホテルに行って抱かれているときに「これがないと生きていかれないだろう?」と聞かれて、その台詞は芝居がかった言葉だな〜と、でも、一緒に芝居がかれないな〜と思って、意外と冷静に「そうとは言えません」とかなんとか答えていたはず。(那智さん、恥ずかしい?)
でも、あるとき「りん子とは自然にSMができる」と言い出して、それからはほとんど普段と変わらない空気でSMをするようになった。
それは、那智さんにとっては、とても居心地のよい状態のようで、私も嬉しい。
そうは言っても、鞭を振るうときの冷静に輝く眼差しは、あの瞬間しか見ることのできない特別なことですけどね、それがスイッチ入れる意識がなくできることが、いいのでしょうね。
だから、いまの那智さんには「Sモードスイッチ」はないの。
一方の私は。
もともと「それっぽい」ものが苦手だったので、自分の中には「スイッチ」はないと思っていた。
何人かの人とSMをしたけれど、どうもそのスイッチがないらしく、「ご挨拶」とか言われても、どうも冷めた気持ちになってしまう。
そんなときに、スイッチがあって、それを入れてしまえば、ある意味楽だったのではないかな〜と思う。
でも、いまの私にはスイッチがある。
それは、「入れる」のではなくて「入っちゃう」、スイッチなんだけど、ある。
電車の中で太腿をつねられたり、ジーンズのベルトに鎖を付けられたり、スイッチオンを考えなくても、自然に入ってしまうのだ。
それは、数年の付き合いの中で、いつの間にかできあがったスイッチで、那智さんの「ほーら」っていう声だけでも入るときもあるくらい無意識だ。
ただ、例外もあって、例えば「ここで声を出したら、とてもとても恥ずかしい場所」で可愛がられて、必死に自分の手で口を塞いでいるときに、那智さんがその手を掴んで引きはがしてしまったりするとき。
そんなときは、入っちゃってるけど、更に「入れる」って感じだ。
もともとスイッチオンだったけど、もう知らない、ダメなら那智さんがまた塞いでくれるはず!!とトップスピードに加速するように、ほんの少し意識してアクセルを踏むみスイッチを入れる。
そうしないと、それ以上の我慢はつらい。
そうすると、この上なく、気持ちいい。
そして、どう転んでも、そうなるまで続けられるのだ。
それなのに、そうなると毎回ほんの少し嫌われる。(この矛盾はつらいのよ)
入っちゃうのは許せても、入れてしまうのは許せない!?これは微妙で面倒な那智さん心。
入り方は、いろいろだけど、いまの私にはスイッチがあるな〜。
ないとやってられない的なところもあるけどね。
私と出会う以前、SMをしていたときには「Sモードスイッチ」なるものを入れていた那智さん。
もちろん、いきなり豹変!!というわけではないでしょうけれど、相手も含めて、その気になるには「モード切り替え」が必要だったのでしょう。
私に対しても2回か3回くらいは、そんな空気を発していたと思う。
はじめてホテルに行って抱かれているときに「これがないと生きていかれないだろう?」と聞かれて、その台詞は芝居がかった言葉だな〜と、でも、一緒に芝居がかれないな〜と思って、意外と冷静に「そうとは言えません」とかなんとか答えていたはず。(那智さん、恥ずかしい?)
でも、あるとき「りん子とは自然にSMができる」と言い出して、それからはほとんど普段と変わらない空気でSMをするようになった。
それは、那智さんにとっては、とても居心地のよい状態のようで、私も嬉しい。
そうは言っても、鞭を振るうときの冷静に輝く眼差しは、あの瞬間しか見ることのできない特別なことですけどね、それがスイッチ入れる意識がなくできることが、いいのでしょうね。
だから、いまの那智さんには「Sモードスイッチ」はないの。
一方の私は。
もともと「それっぽい」ものが苦手だったので、自分の中には「スイッチ」はないと思っていた。
何人かの人とSMをしたけれど、どうもそのスイッチがないらしく、「ご挨拶」とか言われても、どうも冷めた気持ちになってしまう。
そんなときに、スイッチがあって、それを入れてしまえば、ある意味楽だったのではないかな〜と思う。
でも、いまの私にはスイッチがある。
それは、「入れる」のではなくて「入っちゃう」、スイッチなんだけど、ある。
電車の中で太腿をつねられたり、ジーンズのベルトに鎖を付けられたり、スイッチオンを考えなくても、自然に入ってしまうのだ。
それは、数年の付き合いの中で、いつの間にかできあがったスイッチで、那智さんの「ほーら」っていう声だけでも入るときもあるくらい無意識だ。
ただ、例外もあって、例えば「ここで声を出したら、とてもとても恥ずかしい場所」で可愛がられて、必死に自分の手で口を塞いでいるときに、那智さんがその手を掴んで引きはがしてしまったりするとき。
そんなときは、入っちゃってるけど、更に「入れる」って感じだ。
もともとスイッチオンだったけど、もう知らない、ダメなら那智さんがまた塞いでくれるはず!!とトップスピードに加速するように、ほんの少し意識してアクセルを踏むみスイッチを入れる。
そうしないと、それ以上の我慢はつらい。
そうすると、この上なく、気持ちいい。
そして、どう転んでも、そうなるまで続けられるのだ。
それなのに、そうなると毎回ほんの少し嫌われる。(この矛盾はつらいのよ)
入っちゃうのは許せても、入れてしまうのは許せない!?これは微妙で面倒な那智さん心。
入り方は、いろいろだけど、いまの私にはスイッチがあるな〜。
ないとやってられない的なところもあるけどね。