ぐずりweek4
独特な幸福感
どうしてだろう、なぜそう思ってしまうのだろう。
私はこの私の判断基準の困ってしまう。
でも、自然な感情だからどうすることもできない。
そして、それを心に止めておくことは、那智さんは望まないし私もしたくはない。
「素直に伝える」、心に思っていることを100%公開するなんて、それは不可能なこと。
だけど、それを伝えないとお互いの心に「シミ」を残すような結果になることは、伝える。
だから、伝える。
このどうしようもなく、情けない私の感情を伝える。
「二人だけの濃厚な空気の中で跪くことで、あなたのものと思える」
前にも書いたけど、SMをしなくても、それは感じられることで、更に会話の中ででも得られるものだと。
私は充分に大切にされている。
愛されている。
那智さんは私の幸せを考えてくれている。
すべてが上手くいくように、心を砕いてくれている。
それだけで、充分じゃないか。
私も那智さんを愛している。
一方的に与えられているような私たちの関係だけど、私は「私」を充分に与えていることを知っている。
これは「一部」ではなく、愛情の部分でそう感じている。
相思相愛。
こんなに愛情を注がれて、それだけで「一部」と思えない。
贅沢なことだ。
でも、そう感じてしまうのだもの、しょうがない。
「私、那智さんのものって思えなくなってしまうかもしれない。」
「なぜ?」
質問には、答えない。
「とても愛している。それだけでいいじゃないですか。とても愛している、でも、あなたのものじゃない、でも、心から愛している。それじゃダメですか?」
「りん子は、そう思えないの?」
「思えなくなってしまうかもしれないのです。あなたのものって望むから苦しくなるのだから、それは考えないで、とても愛してるで充分じゃないですか。それじゃダメですか?」
しばらく黙っている、那智さん。
「いやだ。やっぱりそれはいやだな。」
今夜は、知人と約束していることを知っている。
その約束は、キャンセルしても、それほど差し支えないことも知っている。
だから、我が儘を言って、キャンセルしてもらった。
この手の我が儘はめずらしいかもしれない。
じゃあ、りん子はどうしたら俺の物と思えるんだ。もし、それがわかっているなら教えて。できるかできなかは俺自身が判断する。
「那智さんが、この前『俺の物と思える瞬間』について言ったことと…」
「俺、なんて言ったっけ?」
そこ!!
那智さんは、よく忘れる。
那智さんにとってはそれは重要なことではないのだろう。
でも、那智さんは、時々(私にとって)大事なことを忘れる。
「じゃあ、いままた考えてください。どういうときに、そう思える?」
「…りん子と次何をしようかなって、考えるときかな。」
んんんん?
前は「社会性」って言っていたよね!?
だから、お外デーとや親しい友人に私の話をしたりするときだって。
「那智さん、この前は社会性だって言ってましたよ。」
「そうだっけ?でも、それも社会性に繋がるよな(これは苦し紛れの見解か?)。次に会える時のことを考える、○○や××でデートとかね、それはお外デーとだから、社会性も満たされる。そこでいかにりん子を可愛がるか、それともそのあとで可愛がるか、それも含めて考える。俺には全部ひとつのこと。俺の物と思って考えるひとつのことなんだけどな。…りん子はどうしたら一部って思えるの?」
「私は、那智さんに『りん子をああしたい、こうしたい』と思ってもらえて、それを伝えてもらえたら、思えます。二人だけの濃厚な空気の中で跪くことで、あなたのものと思える」
「それなら、考えてるよ。○○に遊びに行こうとかね。」
う〜ん、当たらずも遠からじ?
私はデートプランが知りたいのではないような気がするけど、那智さんにとっては、どこに行こうが「りん子を可愛がる」ことはセットになっていて、それを全部まとめて、一部なのだと思う。
「なんだよ、単に欲求不満なだけじゃないの〜。じゃあ、いいこと教えてあげるよ。俺の考えることが知りたいんだろ?」
前回会った時には雨が降っていたからやめたけど、いつか確実にやろうと思ってること。
「わんこの尻尾を付けて、首輪にリードであの坂を四つん這いで歩く。ちょうどいいね、お外で社会性も持てて、跪けるだろ!?」
がーーーーーーーーん。
そんなこと考えていたのですか。
そして、前回のデートの前にはそんなこと一言も言っていなかったっていうことは、その場でいきなり指示のつもりだったのですか。
那智さんが私に施すことを考えてくれることは嬉しい。
そして、それを伝えてくれて、そこから派生するいろんな感情が「あなたのもの」と思える大きな要因になっている。
でも、私はひとつ忘れていた。
那智さんは「言ったら、する」人だったのだ。
いきなり、その場で告知されるのも困るけど、漠然とした青写真しか描けていないものを口にした途端に、実行するものになってしまうのだった。
しかも今回は、私は催促してしまったみたいで、それが「いつかやる」ではなくて「この次確実にやる」に昇格させてしまったのだ。
ああ、困った。
とても困って、回避方法や最小被害に止める対策を練る。
そして、2%くらいは、感じている。
この、感情のごちゃ混ぜにされていることが、あなたのものなのだと改めて思う。
その日はそれで「きゃーきゃー」して、満足でおしまい(情けない…)
私のぐずりは「お外で四つん這い」で、見事吹っ飛んでいつものご機嫌なりん子ちゃんに戻るのでした。
数日後、普段通りにしている私に「いま思えば、単に欲求不満なだけで俺の物って思えなくなるってことが、納得いかないんだよな。」と不満気味に言う。
「施す側は、頭の中に色々あっても、受ける方はそれを知る術がないのだから、知らないことは存在しないと思ってしまうのですよ。だから、不安になっちゃうの。」
と弁解して、その場を切り抜ける。
このぐずりの顛末は、なんだか情けないことでおしまいなんだけど(まあ、私個人としては、とても大切な出来事でしたけど)、これはいつかお話しする「お外で四つん這い」の長い序章ということで、なんとかお許しいただけたらな〜と思っています…。
ダメかな…^^;
ダメだよね…。
どうしてだろう、なぜそう思ってしまうのだろう。
私はこの私の判断基準の困ってしまう。
でも、自然な感情だからどうすることもできない。
そして、それを心に止めておくことは、那智さんは望まないし私もしたくはない。
「素直に伝える」、心に思っていることを100%公開するなんて、それは不可能なこと。
だけど、それを伝えないとお互いの心に「シミ」を残すような結果になることは、伝える。
だから、伝える。
このどうしようもなく、情けない私の感情を伝える。
「二人だけの濃厚な空気の中で跪くことで、あなたのものと思える」
前にも書いたけど、SMをしなくても、それは感じられることで、更に会話の中ででも得られるものだと。
私は充分に大切にされている。
愛されている。
那智さんは私の幸せを考えてくれている。
すべてが上手くいくように、心を砕いてくれている。
それだけで、充分じゃないか。
私も那智さんを愛している。
一方的に与えられているような私たちの関係だけど、私は「私」を充分に与えていることを知っている。
これは「一部」ではなく、愛情の部分でそう感じている。
相思相愛。
こんなに愛情を注がれて、それだけで「一部」と思えない。
贅沢なことだ。
でも、そう感じてしまうのだもの、しょうがない。
「私、那智さんのものって思えなくなってしまうかもしれない。」
「なぜ?」
質問には、答えない。
「とても愛している。それだけでいいじゃないですか。とても愛している、でも、あなたのものじゃない、でも、心から愛している。それじゃダメですか?」
「りん子は、そう思えないの?」
「思えなくなってしまうかもしれないのです。あなたのものって望むから苦しくなるのだから、それは考えないで、とても愛してるで充分じゃないですか。それじゃダメですか?」
しばらく黙っている、那智さん。
「いやだ。やっぱりそれはいやだな。」
今夜は、知人と約束していることを知っている。
その約束は、キャンセルしても、それほど差し支えないことも知っている。
だから、我が儘を言って、キャンセルしてもらった。
この手の我が儘はめずらしいかもしれない。
じゃあ、りん子はどうしたら俺の物と思えるんだ。もし、それがわかっているなら教えて。できるかできなかは俺自身が判断する。
「那智さんが、この前『俺の物と思える瞬間』について言ったことと…」
「俺、なんて言ったっけ?」
そこ!!
那智さんは、よく忘れる。
那智さんにとってはそれは重要なことではないのだろう。
でも、那智さんは、時々(私にとって)大事なことを忘れる。
「じゃあ、いままた考えてください。どういうときに、そう思える?」
「…りん子と次何をしようかなって、考えるときかな。」
んんんん?
前は「社会性」って言っていたよね!?
だから、お外デーとや親しい友人に私の話をしたりするときだって。
「那智さん、この前は社会性だって言ってましたよ。」
「そうだっけ?でも、それも社会性に繋がるよな(これは苦し紛れの見解か?)。次に会える時のことを考える、○○や××でデートとかね、それはお外デーとだから、社会性も満たされる。そこでいかにりん子を可愛がるか、それともそのあとで可愛がるか、それも含めて考える。俺には全部ひとつのこと。俺の物と思って考えるひとつのことなんだけどな。…りん子はどうしたら一部って思えるの?」
「私は、那智さんに『りん子をああしたい、こうしたい』と思ってもらえて、それを伝えてもらえたら、思えます。二人だけの濃厚な空気の中で跪くことで、あなたのものと思える」
「それなら、考えてるよ。○○に遊びに行こうとかね。」
う〜ん、当たらずも遠からじ?
私はデートプランが知りたいのではないような気がするけど、那智さんにとっては、どこに行こうが「りん子を可愛がる」ことはセットになっていて、それを全部まとめて、一部なのだと思う。
「なんだよ、単に欲求不満なだけじゃないの〜。じゃあ、いいこと教えてあげるよ。俺の考えることが知りたいんだろ?」
前回会った時には雨が降っていたからやめたけど、いつか確実にやろうと思ってること。
「わんこの尻尾を付けて、首輪にリードであの坂を四つん這いで歩く。ちょうどいいね、お外で社会性も持てて、跪けるだろ!?」
がーーーーーーーーん。
そんなこと考えていたのですか。
そして、前回のデートの前にはそんなこと一言も言っていなかったっていうことは、その場でいきなり指示のつもりだったのですか。
那智さんが私に施すことを考えてくれることは嬉しい。
そして、それを伝えてくれて、そこから派生するいろんな感情が「あなたのもの」と思える大きな要因になっている。
でも、私はひとつ忘れていた。
那智さんは「言ったら、する」人だったのだ。
いきなり、その場で告知されるのも困るけど、漠然とした青写真しか描けていないものを口にした途端に、実行するものになってしまうのだった。
しかも今回は、私は催促してしまったみたいで、それが「いつかやる」ではなくて「この次確実にやる」に昇格させてしまったのだ。
ああ、困った。
とても困って、回避方法や最小被害に止める対策を練る。
そして、2%くらいは、感じている。
この、感情のごちゃ混ぜにされていることが、あなたのものなのだと改めて思う。
その日はそれで「きゃーきゃー」して、満足でおしまい(情けない…)
私のぐずりは「お外で四つん這い」で、見事吹っ飛んでいつものご機嫌なりん子ちゃんに戻るのでした。
数日後、普段通りにしている私に「いま思えば、単に欲求不満なだけで俺の物って思えなくなるってことが、納得いかないんだよな。」と不満気味に言う。
「施す側は、頭の中に色々あっても、受ける方はそれを知る術がないのだから、知らないことは存在しないと思ってしまうのですよ。だから、不安になっちゃうの。」
と弁解して、その場を切り抜ける。
このぐずりの顛末は、なんだか情けないことでおしまいなんだけど(まあ、私個人としては、とても大切な出来事でしたけど)、これはいつかお話しする「お外で四つん這い」の長い序章ということで、なんとかお許しいただけたらな〜と思っています…。
ダメかな…^^;
ダメだよね…。
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