岬めぐり2
独特な幸福感
さてチェックアウトの時間。
次に向かうのは岬の先端の公営公園。
そこに向かうバスは限られているので、余裕を持ってフロントに行く。
すると、会計の金額が布団込みの金額になっていた。
そういうことを懸念して、お部屋入ってすったもんだしてお布団なしに決定した後那智さんが『やっぱり布団なし』の連絡を入れていたにもかかわらず。
どうやら伝達ミスらしい。
お部屋からお布団なしの連絡を入れたことを再度伝え金額の訂正をしてもらう。
ところが、なんだかすんなりことが進まない。
チェックアウトを担当した若いスタッフは何度も伝票を見たりパソコンに座ったりして、いっこうに支払いができる状態にならない。
もしかしたら、訂正の仕方がわからないスタッフなのだろうか。
那智さん、時計を見る。
ちょっとそわそわする、と同時に、またわたしの悪いクセの『ヒヤヒヤ』もしてしまう。
わたしのせいではないのに、なんだかわたしが悪いような気持ちになって、那智さんが怒ったりしたらどうしようとヒヤヒヤする。
那智さんはわたしに当たらないことはわかっているけど、わたしの悪いクセだ。
横の那智さんの空気を感じ取る。
怒ってない、でも、きっと多少はイライラしているはず、だけど、その空気は発していない。
すみません、○分のバスに乗りたいんで、早めにしてもらえますか?
その声も怒っていない。
少しずつ、『ヒヤヒヤ』がしぼんでいく、純粋に『間に合うか』ってそわそわだけになっていく。
申し訳ありません…
まごついているうちに手が空いた他のスタッフが代わった。
○分に乗りたいんで間に合わせるか、ダメならバス停まで送っていただけませんか
代わりのスタッフに依頼してくれた。
まったく怖くない雰囲気のまま。
これって、すごいことだと思うのです。
これ、みんな普通のことだと思うかもしれないけど、完璧にできる人、意外とそんなに多くないんだよ!
特にね、カップルの場合。
男性の中には、こういうとき怒りを表して人を動かそうとしたり、怒りを表したほうがカッコイイって勘違いしちゃう人いるんだよね。
別のスタッフに代わってもらってスムーズに会計が済んだときには、バスの時間はまだだけど相当ダッシュして奇跡が起きるかくらいのギリギリの時間になっていた。
会計後、奥から上司的なスタッフが出てきて当然のように車を出してくれた。
こちらが穏やかに要求を通したことでホテル側もフレンドリーに現地の案内などしてくれながら、当初要求していたバス停ではなく、目的地の公園まで送ってくれた。
とても気持ちがいい。
イヤな雰囲気にまったくならず、スタッフと談笑しながらの短いドライブもとても気持ちがいい時間になった。
那智さん、イライラもまったくせず、それでもちゃんと要求を伝えて希望通りにする、さらにより気持ちのいい結果になる。
もう何百回目かわからないけど、かまわない(笑)
那智さんはやっぱりすごい。
公園はとても広く、芝生や木々もちゃんと手入れされていて爽快だった。
岸壁から大きな海を眺める、絶景。
下を覗くとゴツゴツした岩肌に波が打ち付け吸い込まれそう。
急な階段を降りて、岩場まで行ってみる。
足場が悪くて少し不安だけど、那智さんについていく。
隆起している岩に登り、海に向かって、また下る。
海水が水たまりになっている箇所を点々と飛び越え一番最後の岩に登る。
その先はもう危険。
那智さんが先に登り手を貸してくれる。
スニーカーじゃなかったから少し怖かった。
怖いことばかり考えて、怖さを助長する自家製怖がりのわたしは『岩場から落ちて海に吸い込まれたら』とか『スマホを落としてしまったら』とか考えて怖がっていたけど、那智さんと同じ景色が見たいという一心で最後の岩に登った。
そこで見た景色は圧倒的なパノラマ。
わたしたちしかいない、視界には岩と海しかない。
地形の先端にいることを実感するような迫力の景色だった。
公園から今度はバスに乗り漁港の市場に向かう。
バス停まで歩く道のりも楽しい。
なんだろ、わたし那智さんと自然の中を歩くことが大好きになってるね。
結局レジャーチケットは市場の割引券にしたので、それぞれ購入する。
魚市場の他にマルシェもあり、そこでめずらしい野菜を買ったりご当地サイダーを飲んだりして、早めの夕食は漁港近くのお寿司屋さん。
これが、またアタリで美味しかった^^
那智さんとお出かけはいろいろすったもんだあるけれど、どれも本当に楽しい。
それは那智さんが安定しているから安心して楽しめるのだ。
そして、今回気づいたけど、那智さんの安定が他者との良好なやり取りを生み、楽しい気分が倍増するんだ。
昔、パスタ屋さんでスタッフに親切にしてもらったときに聞いた名セリフ(笑)
俺たちふたりでいると周りが優しいだろ?
俺たちがいい人だからだよ^^
は、あながち間違いではなかったみたいだ。
と、この歯の浮くセリフを那智さんへの羞恥プレイにして夏の思い出エントリーを終わります(笑)
<関連エントリー>
名セリフ
娘デート4
親切にしてくれる
夏の旅行2
「等式」「岬めぐり2」感想です。その羞恥プレイは勘弁してほしかった。年を経るに従いより老獪になっているだけでは?(笑)
さてチェックアウトの時間。
次に向かうのは岬の先端の公営公園。
そこに向かうバスは限られているので、余裕を持ってフロントに行く。
すると、会計の金額が布団込みの金額になっていた。
そういうことを懸念して、お部屋入ってすったもんだしてお布団なしに決定した後那智さんが『やっぱり布団なし』の連絡を入れていたにもかかわらず。
どうやら伝達ミスらしい。
お部屋からお布団なしの連絡を入れたことを再度伝え金額の訂正をしてもらう。
ところが、なんだかすんなりことが進まない。
チェックアウトを担当した若いスタッフは何度も伝票を見たりパソコンに座ったりして、いっこうに支払いができる状態にならない。
もしかしたら、訂正の仕方がわからないスタッフなのだろうか。
那智さん、時計を見る。
ちょっとそわそわする、と同時に、またわたしの悪いクセの『ヒヤヒヤ』もしてしまう。
わたしのせいではないのに、なんだかわたしが悪いような気持ちになって、那智さんが怒ったりしたらどうしようとヒヤヒヤする。
那智さんはわたしに当たらないことはわかっているけど、わたしの悪いクセだ。
横の那智さんの空気を感じ取る。
怒ってない、でも、きっと多少はイライラしているはず、だけど、その空気は発していない。
すみません、○分のバスに乗りたいんで、早めにしてもらえますか?
その声も怒っていない。
少しずつ、『ヒヤヒヤ』がしぼんでいく、純粋に『間に合うか』ってそわそわだけになっていく。
申し訳ありません…
まごついているうちに手が空いた他のスタッフが代わった。
○分に乗りたいんで間に合わせるか、ダメならバス停まで送っていただけませんか
代わりのスタッフに依頼してくれた。
まったく怖くない雰囲気のまま。
これって、すごいことだと思うのです。
これ、みんな普通のことだと思うかもしれないけど、完璧にできる人、意外とそんなに多くないんだよ!
特にね、カップルの場合。
男性の中には、こういうとき怒りを表して人を動かそうとしたり、怒りを表したほうがカッコイイって勘違いしちゃう人いるんだよね。
別のスタッフに代わってもらってスムーズに会計が済んだときには、バスの時間はまだだけど相当ダッシュして奇跡が起きるかくらいのギリギリの時間になっていた。
会計後、奥から上司的なスタッフが出てきて当然のように車を出してくれた。
こちらが穏やかに要求を通したことでホテル側もフレンドリーに現地の案内などしてくれながら、当初要求していたバス停ではなく、目的地の公園まで送ってくれた。
とても気持ちがいい。
イヤな雰囲気にまったくならず、スタッフと談笑しながらの短いドライブもとても気持ちがいい時間になった。
那智さん、イライラもまったくせず、それでもちゃんと要求を伝えて希望通りにする、さらにより気持ちのいい結果になる。
もう何百回目かわからないけど、かまわない(笑)
那智さんはやっぱりすごい。
公園はとても広く、芝生や木々もちゃんと手入れされていて爽快だった。
岸壁から大きな海を眺める、絶景。
下を覗くとゴツゴツした岩肌に波が打ち付け吸い込まれそう。
急な階段を降りて、岩場まで行ってみる。
足場が悪くて少し不安だけど、那智さんについていく。
隆起している岩に登り、海に向かって、また下る。
海水が水たまりになっている箇所を点々と飛び越え一番最後の岩に登る。
その先はもう危険。
那智さんが先に登り手を貸してくれる。
スニーカーじゃなかったから少し怖かった。
怖いことばかり考えて、怖さを助長する自家製怖がりのわたしは『岩場から落ちて海に吸い込まれたら』とか『スマホを落としてしまったら』とか考えて怖がっていたけど、那智さんと同じ景色が見たいという一心で最後の岩に登った。
そこで見た景色は圧倒的なパノラマ。
わたしたちしかいない、視界には岩と海しかない。
地形の先端にいることを実感するような迫力の景色だった。
公園から今度はバスに乗り漁港の市場に向かう。
バス停まで歩く道のりも楽しい。
なんだろ、わたし那智さんと自然の中を歩くことが大好きになってるね。
結局レジャーチケットは市場の割引券にしたので、それぞれ購入する。
魚市場の他にマルシェもあり、そこでめずらしい野菜を買ったりご当地サイダーを飲んだりして、早めの夕食は漁港近くのお寿司屋さん。
これが、またアタリで美味しかった^^
那智さんとお出かけはいろいろすったもんだあるけれど、どれも本当に楽しい。
それは那智さんが安定しているから安心して楽しめるのだ。
そして、今回気づいたけど、那智さんの安定が他者との良好なやり取りを生み、楽しい気分が倍増するんだ。
昔、パスタ屋さんでスタッフに親切にしてもらったときに聞いた名セリフ(笑)
俺たちふたりでいると周りが優しいだろ?
俺たちがいい人だからだよ^^
は、あながち間違いではなかったみたいだ。
と、この歯の浮くセリフを那智さんへの羞恥プレイにして夏の思い出エントリーを終わります(笑)
<関連エントリー>
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娘デート4
親切にしてくれる
夏の旅行2
「等式」「岬めぐり2」感想です。その羞恥プレイは勘弁してほしかった。年を経るに従いより老獪になっているだけでは?(笑)
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