素直になる方法
非日常的な日常
なんだかずっと素直になれずにいた。
待ち合わせからホテルまでも穏やかに談笑はしているものの、那智さんのちょっとした意地悪に可愛く反応できない私がいた。
那智さんは、それに気がついているかしら。
多分うっすらとは気づいているはず。
だけど、私から言い出さないし、すくい上げるほど深刻そうではないから、放っておいているのでしょう。
私としても、あと一歩で浮上できそうな些細な「ぐずり」なので、なんとかお茶を濁していられそう。
どちらかというと、那智さんにはそれほど支障はない程度の「素直じゃない」状態、私自身が素直に反応できないことが苦しい。
だから、私がなんとかぎりぎり浮いていれば、大丈夫な気がする。
でも、それを抱えたままデートするのは、苦しいな〜という感じ。
ホテルに入って、まずお湯を沸かす。
那智さんが習慣にしていること。
那智さんは、座ってしまう前にいろいろ済ませてしまいたい人なので、さっさと動いてお茶の支度や何かをしてしまう。
私はコートを脱いだりしているから、お手伝いしようとしたらもう終わっているなんてことが続いた。
「まったく動かねーなー、なんて思っています?」
あるときこんな風に聞いてみた。
「思ってるよ、でも、俺が座る前に終わらせたいタイプだからね、しょうがない。」
「わかりました、私もそれを習慣にしますから、慣れるまで少し待っていてくださいね。」
「そうだね、無理に動いてほしいわけじゃない、自然にできれば嬉しい。」
そんな会話があってから、ホテルに入ったらまずお茶の支度が私の習慣になった。
別に強制されているわけでもないから、遅れて入ってきたりすれば、ごく普通に那智さんがするのだけど。
この日も、私は習慣になったお湯を湧かす作業をしてコートを掛けて、那智さんにもハンガーを渡す。
それだけして、畳にぺたんと座り込み素直になりたいな〜とぼんやりしている。
こうやってぼんやりしていたら、もしかしたら「どうした」って手を差し伸べてくれるかもしれないと、少し甘えているのかもしれない。
那智さんは、バスルームいる。
めずらしい、今日はホテルに入ってすぐにお風呂?
リラックスしたいのかな、私で遊んでくれないのかな。
でも、今日はちょっと素直じゃないから、かまってもらっても私自身が喜べないかもしれないから、ちょうど良いかも。
このホテルは、特別新しいわけじゃない(むしろ古い)から、お湯の調節に少し手間がかかる。
那智さんは、お湯を出して調整をしているみたい。
そのうちにお洋服を脱ぎ出した。
「お風呂じゃないのかな、シャワーだけ?なんのため?」
心の中に僅かに疑問が湧いた。
それでも、まだずっと全開のシャワーの音は続いている。
「おいで〜」
シャワーに私を呼ぶの?
お風呂ならわかるけど。
汗かいた後ならわかるけど♪
素直になりきれていないけど、勝手に那智さんの声のほうへ体は動く。
何事もないように私を呼んでくれる那智さんに、ちょっと感謝しながら、声のほうへ。
服を脱ぎ、髪が邪魔にならないようにクリップでまとめながら、バスルームへ。
バスルームのドアを開けて、事態を把握する。
シャワーノズルを床に置き、熱いお湯で床を温めている。
蒸気が立ち上ってバスルーム全体がぼやけて見える。
うんこだ。
塗り塗りするのか、お口に排泄するのか、それはわからないけど、とにかくうんこだ。
「寝て」
その言葉で、それは確実なものになる。
バスルームの椅子を枕代わりにして、仰向けに転がる。
「寝て」の一言の指示で、動く。
寝転ぶとシャワーが熱い。
「ちょっと熱いです。」
温度を調節してくれて、また転がる。
今日は、塗り塗りかな、お口かな。
お口だったら大変だな。
那智さんのうんこを手で受け止めて、そこに顔を近づけて舌ですくい取り少量を飲み込むことは慣れてきている。
誇らしく、幸せなことだ。
正直にいうと、時々ほしいなと思ってしまう。
だけど、お口に排泄をされるのは、あんまり慣れていない。
他の人のブログを見て、食べている描写を読んで、できるものなのかなと不思議に思う。
これは比べているわけじゃないけど、いまの私はできない。
実は、残念。
慣れれば大変じゃなくなるのかしら。
お口に排泄されて、食べるように言われたら私は食べられるだろうか。
それを那智さんが望むなら、そして、それで喜ぶ私を望むなら、私は喜んで食べたい。
だけど、体の反応として拒否してしまうことが予想できてしまって、悲しい。
粉薬でさえ「おえっ」ってなってしまう私は、そうなりやすいのかなとも思う。
だから、そうなりたいと思っても、そうなれないような気がして、寂しいの。
心頭滅却すれば火も涼しいの?
那智さんに心頭滅却してもらえたら、おえってならないかな。
そんなことを思いながら、バスルームに転がる。
いつも、那智さんはあまり言葉を発しない。
黙って私に跨がる。
顔の上だ、お口だ。
ずっとシャワーの音だけが聞こえる。
「舌で刺激して」
那智さんの声。
言われるままに、舌を動かす。
この積極的ではないけれど、消極的でもない微妙な動きや心情をいつも不思議に思う。
恐る恐る、でも、待っている、そんな感じ。
舌で刺激していたら、いきなり出てきたから慌ててお口を開ける。
少しずれてしまったから、舌を伸ばしてこぼれ落ちないように受け止める。
口を開けて舌を「べー」って出した格好だ。
柔らかいうんこ。
舌の上とお口の中にドロッと流れ出てきた。
柔らかいから、お口の中に広がっていく。
舌を出して口を開けたままだから、お口の中に唾液が溜まってくる。
唾液と混ざって、もっと奥のほうまで広がる。
いままでは、固い物だったから舌でとどめることができたけど、今日は無理みたい。
舌を出して口から排泄物をはみ出している姿は、どうなのだろう。
いま舌を口に収めれば確実に口の中で唾液と混ざったものを、ごくんと飲み込んでしまうだろう。
溜まった唾液は飲み込む、人間の条件反射みたいなものだ。
舌を口に入れてしまおうか、考えたけどできなかった。
やっぱり「おえっ」ってなってしまうのが、悲しいから。
「食べたかったら食べてもいいよ。」
いつの間にか私から降りていた那智さんが言う。
首を振る。
できない。
悲しい、できない。
吐き出してしまうことが想像できてしまって、できない。
さっきから少しずつ唾液と一緒に飲み込んでいることは事実だ。
でも、意識して「食べる」ことができない。
那智さんは舌ですくって飲み込むことも「食べる」と表現しているけど、どうしても私は「むしゃむしゃ」と食べることで、はじめて食べられたと言えると思ってしまっている。
だから、少量舐めても唾液と一緒に飲み込んでいても「食べて」はいない。
できない。
那智さんがバスルームから出て行った。
カメラを手に戻ってきた。
この姿を撮るのね。
蒸気で曇った中でぼんやりと惚けた私が写るのでしょう。
カメラを置いて、那智さんが私を触る。
濡れている。
もう最近では、これで濡れても驚かない。
那智さんは嬉しそうだ。
私を触って、私を気持ち良くしてくれる。
体が揺れて柔らかいうんこが垂れてしまう。
舌を出しているから、声にならない声で聞く。
「いってもいいですか?」
手を引かれて立ち上がりトイレに連れて行かれる。
お口の物を便器に捨てるために。
ずっと舌を出してうんこが流れてしまわないように、受け止めたままだ。
裸で少し顎を上げて急いでトイレに駆け込む姿は、みっともないな〜。
SMって、けっこう舞台裏はとほほな場面が多いもの。
吐き出す時にやっぱり「おえっ」ってなってしまった。
食べてもおえっならないのは、そういう体なのかな、それとも精神なのかな、愛とは思うのはやめにしとくけど(笑)
吐き出して、那智さんを舐めてきれいにして、抱きしめてキスしてくれる。
吐き出した後口をゆすいでいないけど、もう私にはそれはどうでもよいこと。
素直になれないなんて、ぐずることを忘れてしまうほど無我夢中にさせてくれて、いつの間にか私はいつのも私になれていた。
「食べてもいいよなんて聞いてごめんね。今度は食べなさいって命令してあげるね。」
最後にこんなふうに言われた。
「食べてもおえってならない」って、いっぱい暗示をかけてもらおう。
それか、おえってなっても悲しくないって。
いままでだって、那智さんが言ってくれたことを私はできて幸せになれたのだもの。
なんだかずっと素直になれずにいた。
待ち合わせからホテルまでも穏やかに談笑はしているものの、那智さんのちょっとした意地悪に可愛く反応できない私がいた。
那智さんは、それに気がついているかしら。
多分うっすらとは気づいているはず。
だけど、私から言い出さないし、すくい上げるほど深刻そうではないから、放っておいているのでしょう。
私としても、あと一歩で浮上できそうな些細な「ぐずり」なので、なんとかお茶を濁していられそう。
どちらかというと、那智さんにはそれほど支障はない程度の「素直じゃない」状態、私自身が素直に反応できないことが苦しい。
だから、私がなんとかぎりぎり浮いていれば、大丈夫な気がする。
でも、それを抱えたままデートするのは、苦しいな〜という感じ。
ホテルに入って、まずお湯を沸かす。
那智さんが習慣にしていること。
那智さんは、座ってしまう前にいろいろ済ませてしまいたい人なので、さっさと動いてお茶の支度や何かをしてしまう。
私はコートを脱いだりしているから、お手伝いしようとしたらもう終わっているなんてことが続いた。
「まったく動かねーなー、なんて思っています?」
あるときこんな風に聞いてみた。
「思ってるよ、でも、俺が座る前に終わらせたいタイプだからね、しょうがない。」
「わかりました、私もそれを習慣にしますから、慣れるまで少し待っていてくださいね。」
「そうだね、無理に動いてほしいわけじゃない、自然にできれば嬉しい。」
そんな会話があってから、ホテルに入ったらまずお茶の支度が私の習慣になった。
別に強制されているわけでもないから、遅れて入ってきたりすれば、ごく普通に那智さんがするのだけど。
この日も、私は習慣になったお湯を湧かす作業をしてコートを掛けて、那智さんにもハンガーを渡す。
それだけして、畳にぺたんと座り込み素直になりたいな〜とぼんやりしている。
こうやってぼんやりしていたら、もしかしたら「どうした」って手を差し伸べてくれるかもしれないと、少し甘えているのかもしれない。
那智さんは、バスルームいる。
めずらしい、今日はホテルに入ってすぐにお風呂?
リラックスしたいのかな、私で遊んでくれないのかな。
でも、今日はちょっと素直じゃないから、かまってもらっても私自身が喜べないかもしれないから、ちょうど良いかも。
このホテルは、特別新しいわけじゃない(むしろ古い)から、お湯の調節に少し手間がかかる。
那智さんは、お湯を出して調整をしているみたい。
そのうちにお洋服を脱ぎ出した。
「お風呂じゃないのかな、シャワーだけ?なんのため?」
心の中に僅かに疑問が湧いた。
それでも、まだずっと全開のシャワーの音は続いている。
「おいで〜」
シャワーに私を呼ぶの?
お風呂ならわかるけど。
汗かいた後ならわかるけど♪
素直になりきれていないけど、勝手に那智さんの声のほうへ体は動く。
何事もないように私を呼んでくれる那智さんに、ちょっと感謝しながら、声のほうへ。
服を脱ぎ、髪が邪魔にならないようにクリップでまとめながら、バスルームへ。
バスルームのドアを開けて、事態を把握する。
シャワーノズルを床に置き、熱いお湯で床を温めている。
蒸気が立ち上ってバスルーム全体がぼやけて見える。
うんこだ。
塗り塗りするのか、お口に排泄するのか、それはわからないけど、とにかくうんこだ。
「寝て」
その言葉で、それは確実なものになる。
バスルームの椅子を枕代わりにして、仰向けに転がる。
「寝て」の一言の指示で、動く。
寝転ぶとシャワーが熱い。
「ちょっと熱いです。」
温度を調節してくれて、また転がる。
今日は、塗り塗りかな、お口かな。
お口だったら大変だな。
那智さんのうんこを手で受け止めて、そこに顔を近づけて舌ですくい取り少量を飲み込むことは慣れてきている。
誇らしく、幸せなことだ。
正直にいうと、時々ほしいなと思ってしまう。
だけど、お口に排泄をされるのは、あんまり慣れていない。
他の人のブログを見て、食べている描写を読んで、できるものなのかなと不思議に思う。
これは比べているわけじゃないけど、いまの私はできない。
実は、残念。
慣れれば大変じゃなくなるのかしら。
お口に排泄されて、食べるように言われたら私は食べられるだろうか。
それを那智さんが望むなら、そして、それで喜ぶ私を望むなら、私は喜んで食べたい。
だけど、体の反応として拒否してしまうことが予想できてしまって、悲しい。
粉薬でさえ「おえっ」ってなってしまう私は、そうなりやすいのかなとも思う。
だから、そうなりたいと思っても、そうなれないような気がして、寂しいの。
心頭滅却すれば火も涼しいの?
那智さんに心頭滅却してもらえたら、おえってならないかな。
そんなことを思いながら、バスルームに転がる。
いつも、那智さんはあまり言葉を発しない。
黙って私に跨がる。
顔の上だ、お口だ。
ずっとシャワーの音だけが聞こえる。
「舌で刺激して」
那智さんの声。
言われるままに、舌を動かす。
この積極的ではないけれど、消極的でもない微妙な動きや心情をいつも不思議に思う。
恐る恐る、でも、待っている、そんな感じ。
舌で刺激していたら、いきなり出てきたから慌ててお口を開ける。
少しずれてしまったから、舌を伸ばしてこぼれ落ちないように受け止める。
口を開けて舌を「べー」って出した格好だ。
柔らかいうんこ。
舌の上とお口の中にドロッと流れ出てきた。
柔らかいから、お口の中に広がっていく。
舌を出して口を開けたままだから、お口の中に唾液が溜まってくる。
唾液と混ざって、もっと奥のほうまで広がる。
いままでは、固い物だったから舌でとどめることができたけど、今日は無理みたい。
舌を出して口から排泄物をはみ出している姿は、どうなのだろう。
いま舌を口に収めれば確実に口の中で唾液と混ざったものを、ごくんと飲み込んでしまうだろう。
溜まった唾液は飲み込む、人間の条件反射みたいなものだ。
舌を口に入れてしまおうか、考えたけどできなかった。
やっぱり「おえっ」ってなってしまうのが、悲しいから。
「食べたかったら食べてもいいよ。」
いつの間にか私から降りていた那智さんが言う。
首を振る。
できない。
悲しい、できない。
吐き出してしまうことが想像できてしまって、できない。
さっきから少しずつ唾液と一緒に飲み込んでいることは事実だ。
でも、意識して「食べる」ことができない。
那智さんは舌ですくって飲み込むことも「食べる」と表現しているけど、どうしても私は「むしゃむしゃ」と食べることで、はじめて食べられたと言えると思ってしまっている。
だから、少量舐めても唾液と一緒に飲み込んでいても「食べて」はいない。
できない。
那智さんがバスルームから出て行った。
カメラを手に戻ってきた。
この姿を撮るのね。
蒸気で曇った中でぼんやりと惚けた私が写るのでしょう。
カメラを置いて、那智さんが私を触る。
濡れている。
もう最近では、これで濡れても驚かない。
那智さんは嬉しそうだ。
私を触って、私を気持ち良くしてくれる。
体が揺れて柔らかいうんこが垂れてしまう。
舌を出しているから、声にならない声で聞く。
「いってもいいですか?」
手を引かれて立ち上がりトイレに連れて行かれる。
お口の物を便器に捨てるために。
ずっと舌を出してうんこが流れてしまわないように、受け止めたままだ。
裸で少し顎を上げて急いでトイレに駆け込む姿は、みっともないな〜。
SMって、けっこう舞台裏はとほほな場面が多いもの。
吐き出す時にやっぱり「おえっ」ってなってしまった。
食べてもおえっならないのは、そういう体なのかな、それとも精神なのかな、愛とは思うのはやめにしとくけど(笑)
吐き出して、那智さんを舐めてきれいにして、抱きしめてキスしてくれる。
吐き出した後口をゆすいでいないけど、もう私にはそれはどうでもよいこと。
素直になれないなんて、ぐずることを忘れてしまうほど無我夢中にさせてくれて、いつの間にか私はいつのも私になれていた。
「食べてもいいよなんて聞いてごめんね。今度は食べなさいって命令してあげるね。」
最後にこんなふうに言われた。
「食べてもおえってならない」って、いっぱい暗示をかけてもらおう。
それか、おえってなっても悲しくないって。
いままでだって、那智さんが言ってくれたことを私はできて幸せになれたのだもの。
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