人心掌握
独り言
数ヶ月前、一通のメールが届いた。
20代後半、結婚を考えている彼がいることと性的に漠然とした満たされない感覚を持っていること、そして、それを那智さんとわたしに助けてもらえないかという内容だった。
そこには、「以前エントリーにしていた那智さんの願望がまだ有効でしょうか」と『等式』をある程度読んでくれていることを伺わせることも添えてあった。
みなさんは『感謝記念のあと』というエントリーを読んだことはあるだろうか。
はじめまして、28才のOLです。
で、はじまるエントリーには那智さんの憧れのシチュエーションが描かれている。
それは28才、この秋結婚を控えた女性、彼とはうまくいっているのだけどSMの憧れを持っており、その気持ちを持ったまま嫁いでしまっては後悔してしまうそうだ。
だから、結婚前に一度経験したい。
20代後半、結婚を控えていること、そして一度SMを体験してみたいというのは那智さんの三位一体の妄想、それをエントリーにしたのだ^^
メールをくれた彼女もきっとこれを読んでくれていたのだろう。
もし、それに自分が当てはまるならと助けを求めてきたのだ。
すこし衝動に駆られるような切実なメールだった。
そこから、那智さんの那智さんらしい魅力を間近で感じられる滅多にない日がスタートした。
あまりにピンポイントで一瞬色めき立ったけれど、一段落してみたら、まだ具体的に結婚は決まっていないようだし、はっきりSMを体験したいというわけではないらしい、なにより、彼女自身、まだ自分の欲求や問題点を把握できていないようで、いろいろ進めるにはあまりにもふぞろいな感じだった。
そこで、とりあえず『体験してみませんか』と短絡的にいかないのが、那智さん。
体験というか、わたしたちと性的な行為をしたとしても、その先の彼女の方向性が那智さんなりに見えてこないと、単に『食っちゃう』わけにはいかないというのだ。
もちろん、その先まで責任を負えるものではないけれど、自分たちを選んで通過する人に少なくともその後『あっちに行ってみたら?』と提案するべきだと思っている。
手前味噌だけど、簡単に『一回経験してみませんか?』と言わない那智さんは素敵だ。
まず、彼女の本当に求めるものや、現在の問題点をあぶり出すためにいくつもの質問を送る。
ほとんど初期のメールでかなり不躾な内容でもあったので普段だったらもう少し控えたほうが良いのではと提言するところだけど、今回はまず那智さんへのヘルプ要請だったので、わたしは基本サポート役に回ろうと思い、そのまま送信した。
「1番から順番に答えて」という注釈をつけた質問は十数個あった。
かなりきわどい性的な内容もあって、いきなりこんなメールを送られてきて気分を害さないか心配になるほどだったけど、戸惑いながらもひとつひとつ丁寧に自分を振り返り何回かにわけて答えてくれた。
じつは、このメール単に性的にきわどいことを聞いて、彼女のことを知るだけじゃなくて1番から順番に答えるうちに心の部分と性的な部分の問題を彼女自身が振り返られるようになっていて、質問の終わりに近づくにつれて、よりわたしたちへの希望を具体的に想像できるようになっている。
「1番から順番に答えて」と注釈をつけていたのは、そういう理由からだったのだ。
その質問、ほとんど時間をかけずに作成したみたいだったけど、ちゃんとした意図に基づいているのだとわかると、那智さんの人心掌握に対する集中力と実力に身内ながら感心する。
そこから彼女と那智さんを中心としたやり取りがはじまった。
今回は彼女は主に那智さんに助けを求めた部分もあるし、那智さんの妄想ポイントも押さえているし、わたしは基本的にサポート、翻訳機だからね。
好きな男が他の女とやり取りをしている、もしかしたら、セックスへ発展するかもしれないという状況で、よく呑気なこと言っていられるよね?って思うかもしれないけど、もともと『焦がれたい』妄想があり那智さんが女性とやり取りする様子を見るのはうずく快感なのだ、もちろん、気持ちがマイナスに傾く場面もゼロではないけど、『最高のシナリオ』を体験したわたしだからこそ、感情の微調整を那智さんとできると思っている。
この時点で、まだどうなるかわからないしね。
メールのやり取りをするうちに、どうも彼女の求めるものはSMやマゾ的欲求ではないと思えてくる。
さらに、かつてのわたしのような『愛される価値がない』という無価値感でもないようだ。
この段階で、残念ながら彼女の求めるものを埋めるのに那智さん(プラスわたし)は必要ないと判断する。
『一回やる』のは簡単だ。
だけど、彼女の求めるものではなさそうだとわかった上で、ただ『やる』のは無責任。
でも、『等式』を通じて助けを求めてきた人には可能な範囲で手を貸したい。
(しかも、彼女は那智さんを名指ししてきたしね^^)
だから、わたしたちなりに彼女の抱える問題を見つけ、それを補う理想の形や、それに近づく方法のアドバイスを話し合う。
那智さんの洞察にわたしの感性、男と女、いろいろな角度から、ふたりして真剣勝負の話し合いだ。
まるで、大きなプレゼンを控えた上司と部下のよう^^
ひと通りわたしたちなりのプレゼンを完成。
いまひとつわからない部分もあったりするので、あとは実際会ってから詳細を詰めることにして、後日、彼女と会うことになったのだ。
お会いして、知らなかった情報も聞きながらプレゼンして、わたしたちのできることはひとまずやった。
そのアドバイスを彼女がどれだけ理解して、どの部分を採用してくれるかは彼女次第。
一生懸命メモまで取ってくれて、うれしいやら恐縮するやら。
一途な様子に感謝だった。
と、この辺りからお酒も入り、ずいぶんリラックスした雰囲気になってきた。
いちおう、現時点でわたしたちにできることはないとは言ったものの那智さん求められると与えたくなる人、
それでもSMを経験してみたいと思うなら『目次』くらいならしてあげるよ
と提案している。
目次ね〜、目次でどこまで満足できるのかなぁなんて思っていると、どんどん、那智さんなりの目次ストーリーを展開しはじめる。
恥ずかしいこと、痛いこと、おしっこやスカトロ、『等式』で描かれているようなことに色を加えて彼女に提案する。
いまはネットでいろいろな情報を手に入れることができるけど、若くてSM的には成熟していない彼女からしたら、もちろん『目次』をするならのタラレバだとはわかっていても、目の前の男性から様々な妄想を投げかけられることは新鮮で驚くと共にやっぱりドキドキわくわくするだろう。
俺のと自分のとどっちがいいか選ばせてあげるよ(笑)
スカトロのタラレバ話をしている。
(那智さん、この話題好き。那智さんが構想を練るためのリトマス試験紙なんだと思う)
ええ!?と答えに窮する彼女、なんだか、めずらしくわたしまで『する側』妄想がわいてきて
え、もうひとつ選択肢あるよ?
那智さんのか、自分のか、わたしの!?(笑)
と、那智さんの援護射撃のように詰める。
ふうん、サディストとは違うかもしれないけど、追いつめる側ってこういう感覚なのかなぁ、ちょっとおもしろい。
妄想歴が長く欲望のデパートなわたしなので、『自分がされるなら』って思考回路を変えれば、たしかに、いろいろ湧いてくるものなんだね。
(基本、わたしは常に『してほしい』女なので、この思考回路にはならないのだけど 笑)
めずらしい感覚を楽しみ、そろそろお開きをお店を出た。
外の喫煙スペースで那智さんがタバコに火をつけながら、『なんちゃって乗馬鞭』を取り出し
打ってみる?
と。
ああ、まだ続けますか?しかも、外で^^;
もう、ひたすら、戸惑う彼女。
怖さと恥ずかしさと、あと、たぶん若干のしてほしい気持ちがせめぎ合っているのかな。
「あー」とか「ええ?!」とか、とにかくもじもじ。
拒否がないとわかるとベンチに腰かけてタバコを吸っている那智さんが手を伸ばし、彼女のスカートの裾をめくる。
わたしは周囲をキョロキョロ、人の目監視。
スカートの隙間から露わになった太ももとお尻の間あたりに『パシッ』と一発。
あれよあれよという間の出来事。
さすがにわたし相手じゃないのでお尻全開にするわけにはいかなかったのだろう、中途半端な位置と力になってしまって、それほど痛くはなかったと感じる。
だめ!!(笑)
そんなんじゃ、『等式』でわたしが散々痛い痛い言っていることに信憑性がなくなります!!
なーんだ、この程度の痛さなんだ〜って思われるのは心外です!!(笑)
と、今度はわたしがムキになり
もう一回打ってもらおうとせっつく。
それにも拒否はせずもじもじする彼女に、また『してほしい』人間の『する側』発想(ややこしいけど、わかるよね^^)
じゃあね、今度は、ここに座って、自分でスカートの裾上げて太もも出して「打ってください」って言うの、そしたら打ってあげるっていうのはどうでしょう、那智さん!!
と、自らお願いして行動する被虐を提案する。
どうでしょう?Mの皆さん、これ、いいよね^^
「え〜、え〜」と戸惑う彼女。
ね、那智さん、そうしないと打ってあげないですよね!?
S的気分を楽しむわたし。
那智さんは相変わらずタバコをふかし、手にしているなんちゃって乗馬鞭をこれ見よがしにひゅんひゅん。
ほら、めくってみ?
で「打ってください」って(笑)
わたしの提案、彼女の戸惑い、これを数往復。
彼女の手がスカートに伸びたか、伸びないか、
はい、おしまい〜
行くよ〜
なんちゃって乗馬鞭をすっと引っこめ、立ち上がる。
ああああ、そこで引きますか〜〜〜〜。
にくい、にくすぎます。
そうだよね。
なんでもぐいぐい押せばいいってもんじゃないんだよ。
ぎりぎりのところまで追いつめられ、もうどうにでもなれって思う一歩手前ですっと引かれることの、たまらないおあずけ状態!!
さっきまで拒否寄りの事柄だったのに、気がつけば『おあずけ』な気持ちになっている。
これぞ、『する側』、求めさせたい那智さんの真骨頂!!
目の前の結果よりずっと先の結果を楽しむ、そのためには中途半端は大歓迎な那智さんのやり方を垣間みた瞬間だった。
彼女には中途半端な状態にさせてしまって申し訳ないけど、那智さんのこういう1面を当事者じゃない目線で見ることができるのは、『他者』を交えるメリット。
最初のメールからこの日の『引き際』まで、なかなか貴重な那智さんを見ることができてわたし的にはとてもラッキーだったのでした^^
<関連エントリー>
『感謝記念のあと』
『最高のシナリオ』
「等式」感想です。はい、ついにピンポイント願望が叶いました。(笑)なぜ、このシチュエーションが良いのかと考えると、結婚前は結婚相手に対して一番思いが強いのかと思います。その時間を私とする行為は強い背徳感と私自身への大きな肯定を得ることが出来ると考えました。
数ヶ月前、一通のメールが届いた。
20代後半、結婚を考えている彼がいることと性的に漠然とした満たされない感覚を持っていること、そして、それを那智さんとわたしに助けてもらえないかという内容だった。
そこには、「以前エントリーにしていた那智さんの願望がまだ有効でしょうか」と『等式』をある程度読んでくれていることを伺わせることも添えてあった。
みなさんは『感謝記念のあと』というエントリーを読んだことはあるだろうか。
はじめまして、28才のOLです。
で、はじまるエントリーには那智さんの憧れのシチュエーションが描かれている。
それは28才、この秋結婚を控えた女性、彼とはうまくいっているのだけどSMの憧れを持っており、その気持ちを持ったまま嫁いでしまっては後悔してしまうそうだ。
だから、結婚前に一度経験したい。
20代後半、結婚を控えていること、そして一度SMを体験してみたいというのは那智さんの三位一体の妄想、それをエントリーにしたのだ^^
メールをくれた彼女もきっとこれを読んでくれていたのだろう。
もし、それに自分が当てはまるならと助けを求めてきたのだ。
すこし衝動に駆られるような切実なメールだった。
そこから、那智さんの那智さんらしい魅力を間近で感じられる滅多にない日がスタートした。
あまりにピンポイントで一瞬色めき立ったけれど、一段落してみたら、まだ具体的に結婚は決まっていないようだし、はっきりSMを体験したいというわけではないらしい、なにより、彼女自身、まだ自分の欲求や問題点を把握できていないようで、いろいろ進めるにはあまりにもふぞろいな感じだった。
そこで、とりあえず『体験してみませんか』と短絡的にいかないのが、那智さん。
体験というか、わたしたちと性的な行為をしたとしても、その先の彼女の方向性が那智さんなりに見えてこないと、単に『食っちゃう』わけにはいかないというのだ。
もちろん、その先まで責任を負えるものではないけれど、自分たちを選んで通過する人に少なくともその後『あっちに行ってみたら?』と提案するべきだと思っている。
手前味噌だけど、簡単に『一回経験してみませんか?』と言わない那智さんは素敵だ。
まず、彼女の本当に求めるものや、現在の問題点をあぶり出すためにいくつもの質問を送る。
ほとんど初期のメールでかなり不躾な内容でもあったので普段だったらもう少し控えたほうが良いのではと提言するところだけど、今回はまず那智さんへのヘルプ要請だったので、わたしは基本サポート役に回ろうと思い、そのまま送信した。
「1番から順番に答えて」という注釈をつけた質問は十数個あった。
かなりきわどい性的な内容もあって、いきなりこんなメールを送られてきて気分を害さないか心配になるほどだったけど、戸惑いながらもひとつひとつ丁寧に自分を振り返り何回かにわけて答えてくれた。
じつは、このメール単に性的にきわどいことを聞いて、彼女のことを知るだけじゃなくて1番から順番に答えるうちに心の部分と性的な部分の問題を彼女自身が振り返られるようになっていて、質問の終わりに近づくにつれて、よりわたしたちへの希望を具体的に想像できるようになっている。
「1番から順番に答えて」と注釈をつけていたのは、そういう理由からだったのだ。
その質問、ほとんど時間をかけずに作成したみたいだったけど、ちゃんとした意図に基づいているのだとわかると、那智さんの人心掌握に対する集中力と実力に身内ながら感心する。
そこから彼女と那智さんを中心としたやり取りがはじまった。
今回は彼女は主に那智さんに助けを求めた部分もあるし、那智さんの妄想ポイントも押さえているし、わたしは基本的にサポート、翻訳機だからね。
好きな男が他の女とやり取りをしている、もしかしたら、セックスへ発展するかもしれないという状況で、よく呑気なこと言っていられるよね?って思うかもしれないけど、もともと『焦がれたい』妄想があり那智さんが女性とやり取りする様子を見るのはうずく快感なのだ、もちろん、気持ちがマイナスに傾く場面もゼロではないけど、『最高のシナリオ』を体験したわたしだからこそ、感情の微調整を那智さんとできると思っている。
この時点で、まだどうなるかわからないしね。
メールのやり取りをするうちに、どうも彼女の求めるものはSMやマゾ的欲求ではないと思えてくる。
さらに、かつてのわたしのような『愛される価値がない』という無価値感でもないようだ。
この段階で、残念ながら彼女の求めるものを埋めるのに那智さん(プラスわたし)は必要ないと判断する。
『一回やる』のは簡単だ。
だけど、彼女の求めるものではなさそうだとわかった上で、ただ『やる』のは無責任。
でも、『等式』を通じて助けを求めてきた人には可能な範囲で手を貸したい。
(しかも、彼女は那智さんを名指ししてきたしね^^)
だから、わたしたちなりに彼女の抱える問題を見つけ、それを補う理想の形や、それに近づく方法のアドバイスを話し合う。
那智さんの洞察にわたしの感性、男と女、いろいろな角度から、ふたりして真剣勝負の話し合いだ。
まるで、大きなプレゼンを控えた上司と部下のよう^^
ひと通りわたしたちなりのプレゼンを完成。
いまひとつわからない部分もあったりするので、あとは実際会ってから詳細を詰めることにして、後日、彼女と会うことになったのだ。
お会いして、知らなかった情報も聞きながらプレゼンして、わたしたちのできることはひとまずやった。
そのアドバイスを彼女がどれだけ理解して、どの部分を採用してくれるかは彼女次第。
一生懸命メモまで取ってくれて、うれしいやら恐縮するやら。
一途な様子に感謝だった。
と、この辺りからお酒も入り、ずいぶんリラックスした雰囲気になってきた。
いちおう、現時点でわたしたちにできることはないとは言ったものの那智さん求められると与えたくなる人、
それでもSMを経験してみたいと思うなら『目次』くらいならしてあげるよ
と提案している。
目次ね〜、目次でどこまで満足できるのかなぁなんて思っていると、どんどん、那智さんなりの目次ストーリーを展開しはじめる。
恥ずかしいこと、痛いこと、おしっこやスカトロ、『等式』で描かれているようなことに色を加えて彼女に提案する。
いまはネットでいろいろな情報を手に入れることができるけど、若くてSM的には成熟していない彼女からしたら、もちろん『目次』をするならのタラレバだとはわかっていても、目の前の男性から様々な妄想を投げかけられることは新鮮で驚くと共にやっぱりドキドキわくわくするだろう。
俺のと自分のとどっちがいいか選ばせてあげるよ(笑)
スカトロのタラレバ話をしている。
(那智さん、この話題好き。那智さんが構想を練るためのリトマス試験紙なんだと思う)
ええ!?と答えに窮する彼女、なんだか、めずらしくわたしまで『する側』妄想がわいてきて
え、もうひとつ選択肢あるよ?
那智さんのか、自分のか、わたしの!?(笑)
と、那智さんの援護射撃のように詰める。
ふうん、サディストとは違うかもしれないけど、追いつめる側ってこういう感覚なのかなぁ、ちょっとおもしろい。
妄想歴が長く欲望のデパートなわたしなので、『自分がされるなら』って思考回路を変えれば、たしかに、いろいろ湧いてくるものなんだね。
(基本、わたしは常に『してほしい』女なので、この思考回路にはならないのだけど 笑)
めずらしい感覚を楽しみ、そろそろお開きをお店を出た。
外の喫煙スペースで那智さんがタバコに火をつけながら、『なんちゃって乗馬鞭』を取り出し
打ってみる?
と。
ああ、まだ続けますか?しかも、外で^^;
もう、ひたすら、戸惑う彼女。
怖さと恥ずかしさと、あと、たぶん若干のしてほしい気持ちがせめぎ合っているのかな。
「あー」とか「ええ?!」とか、とにかくもじもじ。
拒否がないとわかるとベンチに腰かけてタバコを吸っている那智さんが手を伸ばし、彼女のスカートの裾をめくる。
わたしは周囲をキョロキョロ、人の目監視。
スカートの隙間から露わになった太ももとお尻の間あたりに『パシッ』と一発。
あれよあれよという間の出来事。
さすがにわたし相手じゃないのでお尻全開にするわけにはいかなかったのだろう、中途半端な位置と力になってしまって、それほど痛くはなかったと感じる。
だめ!!(笑)
そんなんじゃ、『等式』でわたしが散々痛い痛い言っていることに信憑性がなくなります!!
なーんだ、この程度の痛さなんだ〜って思われるのは心外です!!(笑)
と、今度はわたしがムキになり
もう一回打ってもらおうとせっつく。
それにも拒否はせずもじもじする彼女に、また『してほしい』人間の『する側』発想(ややこしいけど、わかるよね^^)
じゃあね、今度は、ここに座って、自分でスカートの裾上げて太もも出して「打ってください」って言うの、そしたら打ってあげるっていうのはどうでしょう、那智さん!!
と、自らお願いして行動する被虐を提案する。
どうでしょう?Mの皆さん、これ、いいよね^^
「え〜、え〜」と戸惑う彼女。
ね、那智さん、そうしないと打ってあげないですよね!?
S的気分を楽しむわたし。
那智さんは相変わらずタバコをふかし、手にしているなんちゃって乗馬鞭をこれ見よがしにひゅんひゅん。
ほら、めくってみ?
で「打ってください」って(笑)
わたしの提案、彼女の戸惑い、これを数往復。
彼女の手がスカートに伸びたか、伸びないか、
はい、おしまい〜
行くよ〜
なんちゃって乗馬鞭をすっと引っこめ、立ち上がる。
ああああ、そこで引きますか〜〜〜〜。
にくい、にくすぎます。
そうだよね。
なんでもぐいぐい押せばいいってもんじゃないんだよ。
ぎりぎりのところまで追いつめられ、もうどうにでもなれって思う一歩手前ですっと引かれることの、たまらないおあずけ状態!!
さっきまで拒否寄りの事柄だったのに、気がつけば『おあずけ』な気持ちになっている。
これぞ、『する側』、求めさせたい那智さんの真骨頂!!
目の前の結果よりずっと先の結果を楽しむ、そのためには中途半端は大歓迎な那智さんのやり方を垣間みた瞬間だった。
彼女には中途半端な状態にさせてしまって申し訳ないけど、那智さんのこういう1面を当事者じゃない目線で見ることができるのは、『他者』を交えるメリット。
最初のメールからこの日の『引き際』まで、なかなか貴重な那智さんを見ることができてわたし的にはとてもラッキーだったのでした^^
<関連エントリー>
『感謝記念のあと』
『最高のシナリオ』
「等式」感想です。はい、ついにピンポイント願望が叶いました。(笑)なぜ、このシチュエーションが良いのかと考えると、結婚前は結婚相手に対して一番思いが強いのかと思います。その時間を私とする行為は強い背徳感と私自身への大きな肯定を得ることが出来ると考えました。
COMMENT
那智サン サイコーでふ ///
お二人とも すごっ!
流石です!!!
流石です!!!
ゆう。さん
うふ〜、ありがとう〜♪
間近で見られてわたしはラッキーでした^^
うふ〜、ありがとう〜♪
間近で見られてわたしはラッキーでした^^
tomoさん
おお、二人とはわたしも流石に入れてくれるのですね!!
どこが流石だったんだろう!?
二人のプレゼンっぽい感じか、それともわたしのSもどきぶりか^^
どっちにしても、うれしいです^^
おお、二人とはわたしも流石に入れてくれるのですね!!
どこが流石だったんだろう!?
二人のプレゼンっぽい感じか、それともわたしのSもどきぶりか^^
どっちにしても、うれしいです^^
せっかくですので、等式の場でもお礼を。
那智さん、りん子さん、本当にありがとうございました。
真剣なプレゼンはもちろん、ドキドキアワアワしたことも合わせて、楽しくて大事な思い出になっています。
えー、みなさんお察しの通り、この日の後しばらく、初めて打たれたこと、あの時もっと思い切っていたら、と想像して悶々と致しましたことを、お伝えして失礼します!
那智さん、りん子さん、本当にありがとうございました。
真剣なプレゼンはもちろん、ドキドキアワアワしたことも合わせて、楽しくて大事な思い出になっています。
えー、みなさんお察しの通り、この日の後しばらく、初めて打たれたこと、あの時もっと思い切っていたら、と想像して悶々と致しましたことを、お伝えして失礼します!
さやかさん
わーー、コメントありがとうございます!!
ネタにさせていただいて恐縮です^^
こちらこそ、真剣なプレゼンと那智さんの人心掌握の様子を垣間見ることができて貴重な時間でした。
ね〜、あの引き際、なかなかにくかったよね!!
悶々とさせてしまって申し訳ないと思いつつ、ある意味貴重な経験だったと思っていただけると幸いです^^
わーー、コメントありがとうございます!!
ネタにさせていただいて恐縮です^^
こちらこそ、真剣なプレゼンと那智さんの人心掌握の様子を垣間見ることができて貴重な時間でした。
ね〜、あの引き際、なかなかにくかったよね!!
悶々とさせてしまって申し訳ないと思いつつ、ある意味貴重な経験だったと思っていただけると幸いです^^