羞恥心って?
独特な幸福感
浮気をしたら別れる。
「この人に抱かれたい」と思っただけで、浮気。
なんて理不尽な決まり事。
もうひとつ「別れる」に値する事柄を提示されている。
それは「羞恥心をなくす」だ。
出会った頃、折に触れてこの話題が出た。(最近は、たまにですけど)
那智さんは、女の人に恥じらいがなくなることをとても嫌がっている。
大げさだけど、恐れているといってもいいくらい、切実な願いのようだ。
「恥じらい」が減る、なくなっていく、のを感じると、もう女として魅力を感じなくなるそうだ。
どうしても、人間「慣れ」というものは存在してしまうから、「恥じらいがなくなる」→「飽きてきてしまう」に発展するようだ。
だから、絶対に羞恥心はなくさないでと、言われている。
これに関しては、即刻別れるというよりかは、それくらい重要で、それくらいの覚悟でいるということのようだ。
それでも、付き合って数年した今でも、那智さんは私に飽きていない。
いままでの経験からは、信じられないそうだ。
ということは、私の羞恥心は減っていないのだろう(飽きない理由はそれだけじゃないでしょうけど)。
だけど、何を持ってして「羞恥心」かは、教えてくれない。
なくさないでと言いながら、自然発生する「羞恥心」でなければ意味がないと教えてくれないのだ。
無理難題を言う人だ。
では、私の羞恥心とは何で、那智さんのいう「恥じらい」とはどんなことなのか、考えてみました。
ホテルに入って、荷物を置いたり上着を掛けたり、一通り落ち着いて、那智さんがお洋服を脱ぎはじめても、私はじっとしている。
自分の意志で、自分の洋服を脱ぐのが恥ずかしいのだ。
「したい」って、表しているようで、動けずにもじもじしている。
すぐに「脱いで」と言われるときもあるし、那智さんだけ裸でベッドに横になりリラックスしているときもある。
すぐに言われないときは「私も脱ぎますか?」とか「私はどうしましょうか?」とか、聞くのだ。
そうすると、だいたい「脱いで」と指示される、そこではじめて裸になるのだ。
これは、わかりやすい羞恥心、そして、那智さんのお気に入りの羞恥心らしい(多分)。
これは、数年間変わらないので、このままでいられると思う。
だから、私はこの先何十年も洋服を脱ぐタイミングの指示を請い、那智さんは、何十年もその都度決定を下すのだ。
その、面倒臭い作業と引き替えにしても、それは捨てがたいものらしい。
じゃあ、抱かれている間中、顔を隠して、声も出さずにしているかというとそうではないわけで、そこに至らせてからは、落差を楽しむのだろう。
だから、恥じらい=性的な時ということではない。
那智さんの、最近のお遊びで、道行く人を眺めて「あの人は何歳くらいか、そして、りん子があの年になったときに抱きたいと思うか」と想像を巡らすらしい。
それまでは「さすがに、おばあちゃんになったら、抱きたいとは思わないだろう」と思っていたが、そのお遊びをしているうちに、おばあちゃんでも大丈夫かもと思いはじめたそうだ。
恐らく、那智さんが「抱きたい」と思う大きな要因の「恥じらい」は、実は性的な場面では、重要視されず、もっと日常レベルの「所作」にあると思うのだ。
所作の美しいおばあちゃんはセクシーで、私が那智さんの好みの所作でいれば、私がおばあちゃんになっても抱けるだろうということだ。
それは、私も受け入れられる意見だ。
別に、私はお嬢様でもなんでもない。
お酒大好きだし、食べるの大好きだから、ぐびぐび飲むしバクバク食べる。
お化粧は嫌いだからほどんどしないし、お花もお茶もできないし。
でも、「礼儀」とか「立ち振る舞い」とでも言おうか、ご飯を食べるときは正座して、湯飲みには手を添える。
更に、狭い道で前から人が来たら、よけて道を譲る、年配の方には席を譲る。
そのような「親切心」も、私の中では「恥じらい」に通じているのではないかと思えてならない。
キーワードは「人の目」だ。
所作に気を配ることは、やはり他者の目を意識することが発端だろう。
人目を意識していつづけることが、那智さんの望む「恥じらい」なのだろう。
もうひとつ「親切心」、私にはこれも「恥じらい」に通じるように感じられて、自分の心を覗いてみると。
私は人に親切だ、もちろん「親切心」で行動している、でも、そこで人の目をまったく意識していないかと言えば、NOなのだ。
小賢しいのだが、親切なりん子が人目に映る様子を意識していることは否めない。
だから、通じて感じていたのだ。
お行儀良くも親切な行いも、自意識過剰なナルシストのなせる技だったのだ(笑)。
別に、那智さんと付き合うのは私だから、このシステムは私にだけ通用するのかもしれないけど、「羞恥心をなくさない」でいたいと思う方がいらしたら、「人に優しくする(ふり?)」は近道かもしれない。
浮気をしたら別れる。
「この人に抱かれたい」と思っただけで、浮気。
なんて理不尽な決まり事。
もうひとつ「別れる」に値する事柄を提示されている。
それは「羞恥心をなくす」だ。
出会った頃、折に触れてこの話題が出た。(最近は、たまにですけど)
那智さんは、女の人に恥じらいがなくなることをとても嫌がっている。
大げさだけど、恐れているといってもいいくらい、切実な願いのようだ。
「恥じらい」が減る、なくなっていく、のを感じると、もう女として魅力を感じなくなるそうだ。
どうしても、人間「慣れ」というものは存在してしまうから、「恥じらいがなくなる」→「飽きてきてしまう」に発展するようだ。
だから、絶対に羞恥心はなくさないでと、言われている。
これに関しては、即刻別れるというよりかは、それくらい重要で、それくらいの覚悟でいるということのようだ。
それでも、付き合って数年した今でも、那智さんは私に飽きていない。
いままでの経験からは、信じられないそうだ。
ということは、私の羞恥心は減っていないのだろう(飽きない理由はそれだけじゃないでしょうけど)。
だけど、何を持ってして「羞恥心」かは、教えてくれない。
なくさないでと言いながら、自然発生する「羞恥心」でなければ意味がないと教えてくれないのだ。
無理難題を言う人だ。
では、私の羞恥心とは何で、那智さんのいう「恥じらい」とはどんなことなのか、考えてみました。
ホテルに入って、荷物を置いたり上着を掛けたり、一通り落ち着いて、那智さんがお洋服を脱ぎはじめても、私はじっとしている。
自分の意志で、自分の洋服を脱ぐのが恥ずかしいのだ。
「したい」って、表しているようで、動けずにもじもじしている。
すぐに「脱いで」と言われるときもあるし、那智さんだけ裸でベッドに横になりリラックスしているときもある。
すぐに言われないときは「私も脱ぎますか?」とか「私はどうしましょうか?」とか、聞くのだ。
そうすると、だいたい「脱いで」と指示される、そこではじめて裸になるのだ。
これは、わかりやすい羞恥心、そして、那智さんのお気に入りの羞恥心らしい(多分)。
これは、数年間変わらないので、このままでいられると思う。
だから、私はこの先何十年も洋服を脱ぐタイミングの指示を請い、那智さんは、何十年もその都度決定を下すのだ。
その、面倒臭い作業と引き替えにしても、それは捨てがたいものらしい。
じゃあ、抱かれている間中、顔を隠して、声も出さずにしているかというとそうではないわけで、そこに至らせてからは、落差を楽しむのだろう。
だから、恥じらい=性的な時ということではない。
那智さんの、最近のお遊びで、道行く人を眺めて「あの人は何歳くらいか、そして、りん子があの年になったときに抱きたいと思うか」と想像を巡らすらしい。
それまでは「さすがに、おばあちゃんになったら、抱きたいとは思わないだろう」と思っていたが、そのお遊びをしているうちに、おばあちゃんでも大丈夫かもと思いはじめたそうだ。
恐らく、那智さんが「抱きたい」と思う大きな要因の「恥じらい」は、実は性的な場面では、重要視されず、もっと日常レベルの「所作」にあると思うのだ。
所作の美しいおばあちゃんはセクシーで、私が那智さんの好みの所作でいれば、私がおばあちゃんになっても抱けるだろうということだ。
それは、私も受け入れられる意見だ。
別に、私はお嬢様でもなんでもない。
お酒大好きだし、食べるの大好きだから、ぐびぐび飲むしバクバク食べる。
お化粧は嫌いだからほどんどしないし、お花もお茶もできないし。
でも、「礼儀」とか「立ち振る舞い」とでも言おうか、ご飯を食べるときは正座して、湯飲みには手を添える。
更に、狭い道で前から人が来たら、よけて道を譲る、年配の方には席を譲る。
そのような「親切心」も、私の中では「恥じらい」に通じているのではないかと思えてならない。
キーワードは「人の目」だ。
所作に気を配ることは、やはり他者の目を意識することが発端だろう。
人目を意識していつづけることが、那智さんの望む「恥じらい」なのだろう。
もうひとつ「親切心」、私にはこれも「恥じらい」に通じるように感じられて、自分の心を覗いてみると。
私は人に親切だ、もちろん「親切心」で行動している、でも、そこで人の目をまったく意識していないかと言えば、NOなのだ。
小賢しいのだが、親切なりん子が人目に映る様子を意識していることは否めない。
だから、通じて感じていたのだ。
お行儀良くも親切な行いも、自意識過剰なナルシストのなせる技だったのだ(笑)。
別に、那智さんと付き合うのは私だから、このシステムは私にだけ通用するのかもしれないけど、「羞恥心をなくさない」でいたいと思う方がいらしたら、「人に優しくする(ふり?)」は近道かもしれない。
- 関連記事
-
- 怒らない私 2007/06/01
- 夢見る頃をすぎても2『下書き状態』 2010/12/22
- 那智回路2 2014/02/25