プレゼント2
独特な幸福感
わたしたちのプレゼントは『心からよろこんで使いたい、使ってもらいたい』という共通認識を持っている。
これって当然のことのようだけど、以外とむずかしい。
じつは、『心からよろこんで使いたい、使ってもらいたい』を優先するとイベント性やサプライズもなく、自分のセンスを披露できるわけでもなく、案外地味(笑)
サプライズで驚かせたい、自分の好みの物を送りたい、そんなエゴはなくす。
自分のエゴより相手のよろこび、おお、これは滅私のよろこびだ^^
しかし、これも一朝一夕で収まりよくなったわけではない(笑)
数年前、那智さんがいまのポジションに就いた。
ちょうどそのときしていた時計のベルトがちょっと痛んでいた。
『長』がつくポジションに就いたのだから、お祝いも兼ねて新しい時計をプレゼントした。
といっても高級ブランドでもなく、そもそもなんのメーカーかも気にしないで、ただ『見た目がカッコよかった』という理由で選んだ時計は文字盤とベルトが深いクセに鮮やかな紺色をしていた。
サプライズのプレゼント。
サプライズももちろんだけど、何よりその時計をものすごく気に入ってくれて、那智さんにとって日々時計を見るとちょっぴりうれしさまでおまけについて来るようになったのだそうだ。
那智さんは日々使う物を好きな人からもらい『心からよろこんで使いたい』という認識をしっかり持つようになったのは、もしかしたら、この時計がきっかけだったかもしれない。
一方のわたしは『サプライズで買った物をとても気に入ってくれる』よろこびを知ってしまう。
とくに、なんの予備知識もなくお気に入りを見つけてしまえたことに、自分のセンスに対する若干の自信を持ってしまった!!
わたしったらプレゼントの達人?って^^;
那智さんはまったくブランド志向でもないし高額な物に価値を見いだす人ではないのだけど、ある種拘りがある人。
お財布はマネークリップがついた札入れが好きで、小銭はポケットとかだったり。
そんな那智さんの拘りを知っていたわたしが時計で『サプライズ+センスばっちり』の味をしめチャレンジした次の品物はカバンだった。
那智さん、縦型のビジネスバッグがほしいって言っていたから内緒で探してプレゼントしようって思ったんだ。
時計の成功の余韻を引きずって。
しかし、いろいろ探してみたけれど、なかなかない。
(数年前は本当に少なかった)
やっと何種類か見つけたのだけど、ほとんどはリュックと手持ちが併用できるようなカジュアルなタイプばかり、その中でもビジネス仕様になりそうで、まあまあおしゃれな物を第一候補に。
ひとつだけ革製のがあったけど、色が3種類あって、どれが那智さんの好みか決定的に決められない。
本当は聞いてしまったほうが確実なんだけど、時計同様『サプライズ+センスばっちり』を目論んでしまったので聞けない。
そこで迷うくらいなら、汎用性を考えてカジュアルタイプを選んだ。
買ったその足でランチに会いに行く。
いつものカラオケ屋さんでサプライズで渡した。
わくわく、時計の喜んでれた状態の再来か!!
「りん子、いいセンスしてる〜、俺こういうのほしかったんだよな〜」とよろこんでくれるだろうか!!
期待を胸にカラオケボックスの照明の下、『じゃじゃ〜ん』と大きめの袋を渡す。
ところが、まずね、那智さんってね、サプライズって時点ではあまりよろこんでくれないんだ(笑)
なぜなら、心からよろこびたいから。
品物を見て心からうれしいと思ってはじめてよろこんでくれる。
いまならわかるけど、数年前のときは包みを開けながらの慎重な面持ちに徐々に暗雲立ちこめる感。
いや、きっと袋を開けたら、ぱーっと顔色が明るくなるはずだ、これもある意味ギャップ萌え待ち状態なんだ。
自分を鼓舞し固唾を飲む。
しかし。
品物を見てもイマイチ、いやイマイチどころじゃない反応(笑)
きっと思い描く縦型カバン像があったのだろう。
ぜんぜん喜んでくれない;;
イマイチな反応にこちらが恐縮してしまいそうだ。
あまりにイマイチだったから言い訳みたいに「他にも革製のがあったけど…」と話題に出したりしてみたら
ごめん、りん子、俺、現物見てないけど、そっちのほうがいい
どうやらビジネスバッグで使うのは革製のほうがずっとお好みだったのだ。
あ〜、失敗した!!
迷ったんですよ、で、こっちにしちゃったの!!
そして、ああ、わたしったら、こういうとき申し出ちゃうの(笑)
…取り替えてきます?
うん、ごめんね、そうしてくれるとうれしい
ダメ出しが悲しいのではない(多少は悲しいけど)、交換に行くのが面倒なわけでもない(多少は面倒だけど 笑)、ただ、なかなか感情の上下を表さない那智さんに一発でよろこんでもらいたかったから、とても残念。
その残念な気持ちで落ち込みそうになるわたしに
りん子が前に時計くれただろ?
あれ、すごく気に入っていて、気に入った物を身につけているいいなって思ったんだよ
だから、これもりん子がプレゼントしてくれるなら気に入ったものを持ちたい
だから、交換してきて
すまなそうに、でも、一歩も引かない『きっぱり』。
はううう。
みなさんは信じられるだろうか!?
プレゼントしたものを、その場で交換を希望されるという事態を!!(笑)
できるだけ、本当の気持ちで付き合いたいと思う者同士の場合はこういう事態も起こりうるのだ!!(笑)
ふう、おっしゃることはわかります。
わたしだって、那智さんが心から喜んでくれるほうがうれしい。
毎日、お気に入りを持ってお仕事に出かけるほうが那智さんの気分だっていいだろう。
残念な気持ちで落ち込みそうになる。
いや、多少は落ち込んだ(笑)
なんだか、カバンごと自分を却下されたような錯覚を憶えてしまう。
でも、でも、那智さんはわたしがプレゼントしたものを心からよろこんで使いたいと思ってくれているのだ、わたしも目的は『心からよろこんで使ってもらう』ことだと気持ちを切り替える。
わたしだって那智さんにお気に入りを持っていてもらいたいもの。
若干の落ち込みで済んだ自分を褒めてあげたい(『若干』は当社比 笑)
ということで、翌日、交換しにいったのだ!!
もうそうなったら確実に気に入っていただきましょう。
持った感じのイメージがわかりやすいように店員さんに持ってもらい、写メで3色分の画像を送って選んでもらった。
これは最早、プレゼントというよりお金を払うお遣いごとといえなくもない(笑)
まあ、なにが目的かを理解していたらダメ出しもサプライズなしも特に問題ないわけですが…、プレゼントをダメ出しされ翌日交換して、またプレゼントし直すという滅多にない貴重な経験をした^^;
ちなみに、次のプレゼントも同じ轍を踏んでしまった。
懲りないのか、わたし。
それはお財布。
ランチのときに渡して、たしかカード入れのポケットの有無が意に沿わず、そのままとんぼ返りして返品交換、また那智さんのお仕事場に戻り夕方、改めてプレゼント。
なんと、1日に2度お財布をプレゼントするという、これもまたなかなかめずらしい経験だった(笑)
そんな苦行を経て『よろんで使ってもらう』という主眼が明確になっていったのですね(笑)
ウソをつきたくないという、那智さんらしいお付き合いの形^^;
でも、そのカバンはとても気に入ってくれて、ちゃんとメンテナンスをしたりして長く使ってくれている。
いま2代目かな。
そんなところも知っているから苦行も苦行じゃなくなるともいえるのかな^^
といいつつ。
とんぼ返りしてプレゼントし直すなんて、なかなかハードな調教ですよね、那智さん(笑)
「等式」感想です。こんな、付き合い方皆さんできる?と胸を張りたいような、理解されるのは無理なような。単に私がわがままなだけと自分に突っ込みを入れたいような。
「等式」感想です。ダメ出しは「はっきり、堂々と」今までないくらいに。そうしないと、失礼で悪いと考えた。
りん子(^-^)那智さん、酔っ払いさん。アルコールの効果でふたつも感想をもらえるというラッキー(笑)
わたしたちのプレゼントは『心からよろこんで使いたい、使ってもらいたい』という共通認識を持っている。
これって当然のことのようだけど、以外とむずかしい。
じつは、『心からよろこんで使いたい、使ってもらいたい』を優先するとイベント性やサプライズもなく、自分のセンスを披露できるわけでもなく、案外地味(笑)
サプライズで驚かせたい、自分の好みの物を送りたい、そんなエゴはなくす。
自分のエゴより相手のよろこび、おお、これは滅私のよろこびだ^^
しかし、これも一朝一夕で収まりよくなったわけではない(笑)
数年前、那智さんがいまのポジションに就いた。
ちょうどそのときしていた時計のベルトがちょっと痛んでいた。
『長』がつくポジションに就いたのだから、お祝いも兼ねて新しい時計をプレゼントした。
といっても高級ブランドでもなく、そもそもなんのメーカーかも気にしないで、ただ『見た目がカッコよかった』という理由で選んだ時計は文字盤とベルトが深いクセに鮮やかな紺色をしていた。
サプライズのプレゼント。
サプライズももちろんだけど、何よりその時計をものすごく気に入ってくれて、那智さんにとって日々時計を見るとちょっぴりうれしさまでおまけについて来るようになったのだそうだ。
那智さんは日々使う物を好きな人からもらい『心からよろこんで使いたい』という認識をしっかり持つようになったのは、もしかしたら、この時計がきっかけだったかもしれない。
一方のわたしは『サプライズで買った物をとても気に入ってくれる』よろこびを知ってしまう。
とくに、なんの予備知識もなくお気に入りを見つけてしまえたことに、自分のセンスに対する若干の自信を持ってしまった!!
わたしったらプレゼントの達人?って^^;
那智さんはまったくブランド志向でもないし高額な物に価値を見いだす人ではないのだけど、ある種拘りがある人。
お財布はマネークリップがついた札入れが好きで、小銭はポケットとかだったり。
そんな那智さんの拘りを知っていたわたしが時計で『サプライズ+センスばっちり』の味をしめチャレンジした次の品物はカバンだった。
那智さん、縦型のビジネスバッグがほしいって言っていたから内緒で探してプレゼントしようって思ったんだ。
時計の成功の余韻を引きずって。
しかし、いろいろ探してみたけれど、なかなかない。
(数年前は本当に少なかった)
やっと何種類か見つけたのだけど、ほとんどはリュックと手持ちが併用できるようなカジュアルなタイプばかり、その中でもビジネス仕様になりそうで、まあまあおしゃれな物を第一候補に。
ひとつだけ革製のがあったけど、色が3種類あって、どれが那智さんの好みか決定的に決められない。
本当は聞いてしまったほうが確実なんだけど、時計同様『サプライズ+センスばっちり』を目論んでしまったので聞けない。
そこで迷うくらいなら、汎用性を考えてカジュアルタイプを選んだ。
買ったその足でランチに会いに行く。
いつものカラオケ屋さんでサプライズで渡した。
わくわく、時計の喜んでれた状態の再来か!!
「りん子、いいセンスしてる〜、俺こういうのほしかったんだよな〜」とよろこんでくれるだろうか!!
期待を胸にカラオケボックスの照明の下、『じゃじゃ〜ん』と大きめの袋を渡す。
ところが、まずね、那智さんってね、サプライズって時点ではあまりよろこんでくれないんだ(笑)
なぜなら、心からよろこびたいから。
品物を見て心からうれしいと思ってはじめてよろこんでくれる。
いまならわかるけど、数年前のときは包みを開けながらの慎重な面持ちに徐々に暗雲立ちこめる感。
いや、きっと袋を開けたら、ぱーっと顔色が明るくなるはずだ、これもある意味ギャップ萌え待ち状態なんだ。
自分を鼓舞し固唾を飲む。
しかし。
品物を見てもイマイチ、いやイマイチどころじゃない反応(笑)
きっと思い描く縦型カバン像があったのだろう。
ぜんぜん喜んでくれない;;
イマイチな反応にこちらが恐縮してしまいそうだ。
あまりにイマイチだったから言い訳みたいに「他にも革製のがあったけど…」と話題に出したりしてみたら
ごめん、りん子、俺、現物見てないけど、そっちのほうがいい
どうやらビジネスバッグで使うのは革製のほうがずっとお好みだったのだ。
あ〜、失敗した!!
迷ったんですよ、で、こっちにしちゃったの!!
そして、ああ、わたしったら、こういうとき申し出ちゃうの(笑)
…取り替えてきます?
うん、ごめんね、そうしてくれるとうれしい
ダメ出しが悲しいのではない(多少は悲しいけど)、交換に行くのが面倒なわけでもない(多少は面倒だけど 笑)、ただ、なかなか感情の上下を表さない那智さんに一発でよろこんでもらいたかったから、とても残念。
その残念な気持ちで落ち込みそうになるわたしに
りん子が前に時計くれただろ?
あれ、すごく気に入っていて、気に入った物を身につけているいいなって思ったんだよ
だから、これもりん子がプレゼントしてくれるなら気に入ったものを持ちたい
だから、交換してきて
すまなそうに、でも、一歩も引かない『きっぱり』。
はううう。
みなさんは信じられるだろうか!?
プレゼントしたものを、その場で交換を希望されるという事態を!!(笑)
できるだけ、本当の気持ちで付き合いたいと思う者同士の場合はこういう事態も起こりうるのだ!!(笑)
ふう、おっしゃることはわかります。
わたしだって、那智さんが心から喜んでくれるほうがうれしい。
毎日、お気に入りを持ってお仕事に出かけるほうが那智さんの気分だっていいだろう。
残念な気持ちで落ち込みそうになる。
いや、多少は落ち込んだ(笑)
なんだか、カバンごと自分を却下されたような錯覚を憶えてしまう。
でも、でも、那智さんはわたしがプレゼントしたものを心からよろこんで使いたいと思ってくれているのだ、わたしも目的は『心からよろこんで使ってもらう』ことだと気持ちを切り替える。
わたしだって那智さんにお気に入りを持っていてもらいたいもの。
若干の落ち込みで済んだ自分を褒めてあげたい(『若干』は当社比 笑)
ということで、翌日、交換しにいったのだ!!
もうそうなったら確実に気に入っていただきましょう。
持った感じのイメージがわかりやすいように店員さんに持ってもらい、写メで3色分の画像を送って選んでもらった。
これは最早、プレゼントというよりお金を払うお遣いごとといえなくもない(笑)
まあ、なにが目的かを理解していたらダメ出しもサプライズなしも特に問題ないわけですが…、プレゼントをダメ出しされ翌日交換して、またプレゼントし直すという滅多にない貴重な経験をした^^;
ちなみに、次のプレゼントも同じ轍を踏んでしまった。
懲りないのか、わたし。
それはお財布。
ランチのときに渡して、たしかカード入れのポケットの有無が意に沿わず、そのままとんぼ返りして返品交換、また那智さんのお仕事場に戻り夕方、改めてプレゼント。
なんと、1日に2度お財布をプレゼントするという、これもまたなかなかめずらしい経験だった(笑)
そんな苦行を経て『よろんで使ってもらう』という主眼が明確になっていったのですね(笑)
ウソをつきたくないという、那智さんらしいお付き合いの形^^;
でも、そのカバンはとても気に入ってくれて、ちゃんとメンテナンスをしたりして長く使ってくれている。
いま2代目かな。
そんなところも知っているから苦行も苦行じゃなくなるともいえるのかな^^
といいつつ。
とんぼ返りしてプレゼントし直すなんて、なかなかハードな調教ですよね、那智さん(笑)
「等式」感想です。こんな、付き合い方皆さんできる?と胸を張りたいような、理解されるのは無理なような。単に私がわがままなだけと自分に突っ込みを入れたいような。
「等式」感想です。ダメ出しは「はっきり、堂々と」今までないくらいに。そうしないと、失礼で悪いと考えた。
りん子(^-^)那智さん、酔っ払いさん。アルコールの効果でふたつも感想をもらえるというラッキー(笑)
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- 頑張れって言うとき^^ 2011/05/01
- NUDE2 2012/10/30
- 悲劇妄想 2012/10/02
COMMENT
どちらの主張もわかりすぎて いやはやな件。
…どんなプレイなのさ(笑)。
…どんなプレイなのさ(笑)。
ゆう。さん
わかってもらえる心地よさ^^
ゆう。さんには『いやはやな気持ちにさせる責め』プレイ^^
わたしたちにとっては、うん、たしかに、大げさにいうと人生をかけて『那智さんの理想とする付き合いを構築する』プレイをものすごく真剣にやってます(笑)
わかってもらえる心地よさ^^
ゆう。さんには『いやはやな気持ちにさせる責め』プレイ^^
わたしたちにとっては、うん、たしかに、大げさにいうと人生をかけて『那智さんの理想とする付き合いを構築する』プレイをものすごく真剣にやってます(笑)
これはわかります
そんな行程を踏みながら
意図を汲めるようになっていく様子や
そうなって私が喜ぶ姿を
想像してるんだと思います
(なかなかなれないけど)
本心で付き合うって
時に傷付くように思われて
実はそうではないですね
傷付く箇所が違うことを
刷り込まれた気がしてます^ ^
そんな行程を踏みながら
意図を汲めるようになっていく様子や
そうなって私が喜ぶ姿を
想像してるんだと思います
(なかなかなれないけど)
本心で付き合うって
時に傷付くように思われて
実はそうではないですね
傷付く箇所が違うことを
刷り込まれた気がしてます^ ^
りんさん
りんさんのコメントを読みながら、一連のエントリーで一番重要なのは『よろこんで使いたい』という使う側の心がまえなんじゃないかって思いました。
よろこんで使ってほしいと思うのは、ある意味当然の感情で、よろこんで使うためにというスタンスはあまり考えたことなかったなって。
相手が好きなら、傷つけるようなことにはならないわけで、おっしゃるように傷つく箇所が違う。
もっというと傷と勘違いしているだけで、ホントは傷にもなっていないのかもしれませんね。
とにかく、本心で付き合うって大変だけど、代え難い信頼を得られますね^^
りんさんのコメントを読みながら、一連のエントリーで一番重要なのは『よろこんで使いたい』という使う側の心がまえなんじゃないかって思いました。
よろこんで使ってほしいと思うのは、ある意味当然の感情で、よろこんで使うためにというスタンスはあまり考えたことなかったなって。
相手が好きなら、傷つけるようなことにはならないわけで、おっしゃるように傷つく箇所が違う。
もっというと傷と勘違いしているだけで、ホントは傷にもなっていないのかもしれませんね。
とにかく、本心で付き合うって大変だけど、代え難い信頼を得られますね^^