NUDE3
独特な幸福感
スタジオ見学の日。
那智さんはお仕事だったし、まあ、見学くらいはわたしひとりでも行かれるのでひとりスタジオに。
街中の路地を入り住宅街の一角、一戸建てがまるまるスタジオ。
案内をしてくれた若い女性カメラマンはとても気さくに対応してくれた。
こちらのイメージを伝え、カメラマンとどのような感じで作っていくか、どこまでカメラマンに任せていいか、現場の様子を交えて話してくれた。
こちらの希望を伝えると、やはり男性カメラマンのほうがいいかもとススメられた。
おもしろいことに、サンプルとしてスタジオに写真集を残すことを了解するのは男性カメラマンが撮った女性ばかりなのだそうだ。
実際わたしが見させていただいたスタジオのサンプルの写真集も全部男性カメラマンの撮ったものだそうだ。
やっぱり多少セクシャルなイメージのものを撮るには男性のほうがいいのかな、ちょっと不思議でちょっと納得。
もうひとつ、カメラマンさんに教えてもらったことがある。
わたしの危惧している、写真写りの悪さは『良い表情ができない』こと、そう終止照れ笑いしちゃいそうなんだ。
いかに、その気になっていろいろな表情を作れるか、これが危惧されることだったので、そこはカメラマンさんにどっぷり任せることにすればいいかなと思っていたのだけど、話をしてみたらカメラマンができるのは1/3、残りの2/3はあなたが『楽しもう』と思ってのぞむこと、写真は心が表情になって表れる(とくにここのスタジオアは連写だから自然な表情の移り変わりが撮れるのだ)、その心は自分次第だということだった。
なんとなく、プロに任せていれば上手に乗せてくれるような気がしていたけど、たしかに、こちらが一歩踏み出さないことには何もはじまらないよね。
実際訪れてみて安心できたこと、わかったこと、わたしがやるべきこと、いろいろなことを知ることができて有意義な見学になった。
那智さんに報告して撮影日を予約して、そこからは準備に奮闘。
下着と小物を選んで那智さんと会う日に試着大会。
ホテルで下着を広げ、何度も着替えてファッションショー!!
黒はTバックがいいか普通のがいいか、ガーターベルトと太ももまでのストッキングとどちらがいいか、わたしがイメージしたものを次々試着して那智さんの意見を伺う。
那智さんは客観的な意見と主観の好みを織り交ぜつつ、どちらでも良い場合はわたしの任せてくれて、ある程度かたまった。
あらためて、わたしはこんなふうに那智さんに見てもらってOKをもらうことではじめて伸び伸びと楽しむことができるんだなって感じる。
試着大会はとっっても楽しい時間だった。
試着をしてイメージに合わせるために、あと何を購入すれば足りるかも見えてきた。
買い物やコーディネートの他にわたしは密かにあることを練習していた。
自分の顔を知ろうと思ったのだ。
写真写りが悪いことは自覚している。
プロにメイクしてもらって、ライトを当てて、カメラマンに撮ってもらったとしても表情は自分でしか作ることができない。
見学のときに聞いた『自分が楽しむ』ことが良い表情を作る秘訣だとするなら、まず、それを楽しむために自分を知っておく必要があると思った。
鏡の前で無意識にいい顔をしている自分じゃなくて、わたしのいう人間の顔の作り、長所と短所、バリエーションを知っておくことで、自分で自分を把握、コントロールできるんじゃないか、実際そんな器用なことはできなくても『そうするようにやってみた』という事実がリラックスすることに一役買ってくれると思ったから。
それから暇を見つけては携帯のカメラで顔写真を撮りまくった!!
素の状態で横顔、斜め、正面、上目、下目、いろいろな角度から撮る。
笑い顔、微笑む程度、真顔、目をぎゅっと瞑ってみる、口を尖らせる、恥ずかしいくらいの百面相!!
(でも、本番ではそんな百面相できなかった^^;)
わあ、わたし横から見るとこんな感じなんだ。
アゴ引き過ぎると首のシワが厳しい(笑)
顔の傾ける角度によっても印象が全然違う。
こんな表情はいいかも。
いろいろな発見。
自分の弱点もわかってくる。
弱点がわかれば対策も考えられるし、良い点はできるだけ伸ばすようにしたい。
ただ、己の弱点を知るのはなかなかのダメージ(笑)
隠しようのない加齢や良くない表情のクセなどを知ると、本番に向けての自信喪失になりかねない。(というか、この時点ですでにけっこう喪失していた 笑)
でも、現段階で考えられる『できること』が全部やっておこうと思った。
おそらく、いまのわたしを残す、これがワンチャンスだろう。
だから、悔いが残るようにはしたくなかったのだ。
この練習がどれだけ役に立つのかわからない。
でも、きっとやらないで後悔することは避けられると思う。
準備を進めながら、わくわくだけじゃない『一生懸命』を楽しんでいた。
「等式」感想です。この先を書けないので、横道です。衣装決めのファッションショーはおもしろかったです。色々なアイテムをタイツ関係とブラ・パンツ関係に分けての組み合わせを「あーでもない、こーでもない」と楽しい時間でした。素早く着替える時間の短さが楽しんでいることを象徴していました。
スタジオ見学の日。
那智さんはお仕事だったし、まあ、見学くらいはわたしひとりでも行かれるのでひとりスタジオに。
街中の路地を入り住宅街の一角、一戸建てがまるまるスタジオ。
案内をしてくれた若い女性カメラマンはとても気さくに対応してくれた。
こちらのイメージを伝え、カメラマンとどのような感じで作っていくか、どこまでカメラマンに任せていいか、現場の様子を交えて話してくれた。
こちらの希望を伝えると、やはり男性カメラマンのほうがいいかもとススメられた。
おもしろいことに、サンプルとしてスタジオに写真集を残すことを了解するのは男性カメラマンが撮った女性ばかりなのだそうだ。
実際わたしが見させていただいたスタジオのサンプルの写真集も全部男性カメラマンの撮ったものだそうだ。
やっぱり多少セクシャルなイメージのものを撮るには男性のほうがいいのかな、ちょっと不思議でちょっと納得。
もうひとつ、カメラマンさんに教えてもらったことがある。
わたしの危惧している、写真写りの悪さは『良い表情ができない』こと、そう終止照れ笑いしちゃいそうなんだ。
いかに、その気になっていろいろな表情を作れるか、これが危惧されることだったので、そこはカメラマンさんにどっぷり任せることにすればいいかなと思っていたのだけど、話をしてみたらカメラマンができるのは1/3、残りの2/3はあなたが『楽しもう』と思ってのぞむこと、写真は心が表情になって表れる(とくにここのスタジオアは連写だから自然な表情の移り変わりが撮れるのだ)、その心は自分次第だということだった。
なんとなく、プロに任せていれば上手に乗せてくれるような気がしていたけど、たしかに、こちらが一歩踏み出さないことには何もはじまらないよね。
実際訪れてみて安心できたこと、わかったこと、わたしがやるべきこと、いろいろなことを知ることができて有意義な見学になった。
那智さんに報告して撮影日を予約して、そこからは準備に奮闘。
下着と小物を選んで那智さんと会う日に試着大会。
ホテルで下着を広げ、何度も着替えてファッションショー!!
黒はTバックがいいか普通のがいいか、ガーターベルトと太ももまでのストッキングとどちらがいいか、わたしがイメージしたものを次々試着して那智さんの意見を伺う。
那智さんは客観的な意見と主観の好みを織り交ぜつつ、どちらでも良い場合はわたしの任せてくれて、ある程度かたまった。
あらためて、わたしはこんなふうに那智さんに見てもらってOKをもらうことではじめて伸び伸びと楽しむことができるんだなって感じる。
試着大会はとっっても楽しい時間だった。
試着をしてイメージに合わせるために、あと何を購入すれば足りるかも見えてきた。
買い物やコーディネートの他にわたしは密かにあることを練習していた。
自分の顔を知ろうと思ったのだ。
写真写りが悪いことは自覚している。
プロにメイクしてもらって、ライトを当てて、カメラマンに撮ってもらったとしても表情は自分でしか作ることができない。
見学のときに聞いた『自分が楽しむ』ことが良い表情を作る秘訣だとするなら、まず、それを楽しむために自分を知っておく必要があると思った。
鏡の前で無意識にいい顔をしている自分じゃなくて、わたしのいう人間の顔の作り、長所と短所、バリエーションを知っておくことで、自分で自分を把握、コントロールできるんじゃないか、実際そんな器用なことはできなくても『そうするようにやってみた』という事実がリラックスすることに一役買ってくれると思ったから。
それから暇を見つけては携帯のカメラで顔写真を撮りまくった!!
素の状態で横顔、斜め、正面、上目、下目、いろいろな角度から撮る。
笑い顔、微笑む程度、真顔、目をぎゅっと瞑ってみる、口を尖らせる、恥ずかしいくらいの百面相!!
(でも、本番ではそんな百面相できなかった^^;)
わあ、わたし横から見るとこんな感じなんだ。
アゴ引き過ぎると首のシワが厳しい(笑)
顔の傾ける角度によっても印象が全然違う。
こんな表情はいいかも。
いろいろな発見。
自分の弱点もわかってくる。
弱点がわかれば対策も考えられるし、良い点はできるだけ伸ばすようにしたい。
ただ、己の弱点を知るのはなかなかのダメージ(笑)
隠しようのない加齢や良くない表情のクセなどを知ると、本番に向けての自信喪失になりかねない。(というか、この時点ですでにけっこう喪失していた 笑)
でも、現段階で考えられる『できること』が全部やっておこうと思った。
おそらく、いまのわたしを残す、これがワンチャンスだろう。
だから、悔いが残るようにはしたくなかったのだ。
この練習がどれだけ役に立つのかわからない。
でも、きっとやらないで後悔することは避けられると思う。
準備を進めながら、わくわくだけじゃない『一生懸命』を楽しんでいた。
「等式」感想です。この先を書けないので、横道です。衣装決めのファッションショーはおもしろかったです。色々なアイテムをタイツ関係とブラ・パンツ関係に分けての組み合わせを「あーでもない、こーでもない」と楽しい時間でした。素早く着替える時間の短さが楽しんでいることを象徴していました。
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