葛藤
独特な幸福感
那智さんと音声でつながっていることはしあわせ。
話が盛り上がることもあるし、カチカチお仕事している中で上の空の合相づちだけもあるけど、どれもしあわせ。
でも、まあ、お仕事中なので、適切なタイミングでおしまいになる。
たいがい「じゃ〜ね〜」といって那智さんが切るのだ。
もうこれはずっと、これ。
那智さんの手が空かずに「切って」といわれる以外は、わたしからは切らない。
上下の礼儀という美しいものもあるけど、わたしの手で『切る』ことがイヤなのだ。
那智さんからのなんでもかんでも受け取っていたいわたしにとって自ら『切る』なんてもったいなさすぎるってこと。
で、余談なんだけど(笑)
「じゃ〜ね〜」で「はい」と返事をすると「ん」って小さくうなずく声を出してくれるの。
これ、那智さん、無意識。
好きなんだ〜^^
ある日のこと。
「じゃ〜ね〜」でおしまいになってから、しばらくそのままだった。
来客がありなにか話している。
時々、わざと切らないでわたしに聞かせてくれることがあるから、このときも来客があるからお話しはおしまいの『じゃ〜ね〜』だったのかしらと、聞かせてくれる気持ちに甘えておこうと思って、つながっているしあわせを感じていた。
来客はすぐ帰った。
まだなにかゴソゴソしている。
しばらくして
なに、ストーカーしてるんだよ(笑)
と。
ああ、わざと切らなかったわけではないのですね。
切れてなかっただけだったということだった。
聞かせてくれていたのかと思ってました^^;
とストーカー状態を弁解するけど、こういうときは、かなり無下に『ぶち』っと切られるのだ(ひそかに萌え 笑)
べつに切れていなかったものを聞き続けていたとしてもお咎めがあるわけではない。
むしろ、きっと心の中では『ストーカーできてよかったね』くらいに思ってくれているはずだ。
でも、なんとなく人として正しくないことのような気がしてしまう。
那智さんの意思で切らないでいてくれるならかまわないのだけど、こっそり聞いていることは、やっぱりすこしためらう。
だから、このときもぜんぜん問題ない感じではあったけど、ストーカーしようと思っていたわけではないと、必死になってしまった。
別の日。
同じように朝のお電話タイムも終了に近づく。
今日は忙しい
と宣言されていた。
今日は一緒に仕事している人がお休みということだから、つながっていやすいのだけど、忙しいらしいので、始業時間を目処に終了ということだった。
大事なことをいくつか相談して、なんともない話題で盛り上がってきたころ、始業時間になった。
名残惜しい感じもするけど、お忙しいのであればしかたない。
あとは那智さんのタイミングで「じゃ〜ね〜」を待つばかり。
始業時間を数分すぎたころ。
じゃあ、おしまいだな
はい〜
今日は◯◯だったよな
はい
いくつか業務確認をして
じゃ〜ね〜
はーい
…
切れるの待つ。
…(カチカチカチ)
あ、パソコンはじめた。
あれ?スマホの『切る』をするための沈黙ではなかったの?
しばらく待つ。
…(カチカチカチ)
やっぱりお仕事はじめてる。
もしかして、切ったつもり!?
はうう。
切れるはずが、ラッキーのつながり放題!?
いかん、これではストーカーになってしまう。
那智さ〜ん
いちおう呼んでみる。
…(カチカチカチ)
聞こえてない。
ってことはイヤフォンマイク外している。
ってことは、完全に『切った』ことになっている。
那智さん〜、切れていませんよ〜
…(カチカチカチ)
気づかない。
はああああ。
このままでいたい!!
きっとスマホは胸のポケットかパソコン横だ(気づいていないのでポケットが有力)
今日の『カチカチカチ』は静か。
穏やかに打っているみたい。
ああ、この静かな『カチカチカチ』が那智さん擬人化(笑)
『カチカチカチ』に包まれながら、つながっていたい!!
でも、ダメ。
盗み聞きは正しくない。
那智さんは許してくれるとしても、正しくない。
文字で『切れてませんよ』と伝えようか。
でも、それだとせっかくお仕事はじめたのに手を止めさせてしまう。
切る?
切るよね、りん子。
ああ、でも、この静かな『カチカチカチ』を自ら断つなんて、できない!!
でも、人として〜〜〜。
スマホの丸い受話器アイコンに指を近づけ、悶絶。
行ったり来たりを二往復ほど。
ええええ〜い!!
断腸の思いで切った。
3分間くらいのストーカーで済ませた(笑)
がんばった、わたし、エラい!!
那智さんは知らない、わたしの葛藤(笑)
「等式」「葛藤」感想です。ストーカー構わないのですけれどね。トイレの中でどんな状況でもりん子と会話を止めない私としては。聞いているりん子が恥ずかしがっていますが。(笑)
那智さんと音声でつながっていることはしあわせ。
話が盛り上がることもあるし、カチカチお仕事している中で上の空の合相づちだけもあるけど、どれもしあわせ。
でも、まあ、お仕事中なので、適切なタイミングでおしまいになる。
たいがい「じゃ〜ね〜」といって那智さんが切るのだ。
もうこれはずっと、これ。
那智さんの手が空かずに「切って」といわれる以外は、わたしからは切らない。
上下の礼儀という美しいものもあるけど、わたしの手で『切る』ことがイヤなのだ。
那智さんからのなんでもかんでも受け取っていたいわたしにとって自ら『切る』なんてもったいなさすぎるってこと。
で、余談なんだけど(笑)
「じゃ〜ね〜」で「はい」と返事をすると「ん」って小さくうなずく声を出してくれるの。
これ、那智さん、無意識。
好きなんだ〜^^
ある日のこと。
「じゃ〜ね〜」でおしまいになってから、しばらくそのままだった。
来客がありなにか話している。
時々、わざと切らないでわたしに聞かせてくれることがあるから、このときも来客があるからお話しはおしまいの『じゃ〜ね〜』だったのかしらと、聞かせてくれる気持ちに甘えておこうと思って、つながっているしあわせを感じていた。
来客はすぐ帰った。
まだなにかゴソゴソしている。
しばらくして
なに、ストーカーしてるんだよ(笑)
と。
ああ、わざと切らなかったわけではないのですね。
切れてなかっただけだったということだった。
聞かせてくれていたのかと思ってました^^;
とストーカー状態を弁解するけど、こういうときは、かなり無下に『ぶち』っと切られるのだ(ひそかに萌え 笑)
べつに切れていなかったものを聞き続けていたとしてもお咎めがあるわけではない。
むしろ、きっと心の中では『ストーカーできてよかったね』くらいに思ってくれているはずだ。
でも、なんとなく人として正しくないことのような気がしてしまう。
那智さんの意思で切らないでいてくれるならかまわないのだけど、こっそり聞いていることは、やっぱりすこしためらう。
だから、このときもぜんぜん問題ない感じではあったけど、ストーカーしようと思っていたわけではないと、必死になってしまった。
別の日。
同じように朝のお電話タイムも終了に近づく。
今日は忙しい
と宣言されていた。
今日は一緒に仕事している人がお休みということだから、つながっていやすいのだけど、忙しいらしいので、始業時間を目処に終了ということだった。
大事なことをいくつか相談して、なんともない話題で盛り上がってきたころ、始業時間になった。
名残惜しい感じもするけど、お忙しいのであればしかたない。
あとは那智さんのタイミングで「じゃ〜ね〜」を待つばかり。
始業時間を数分すぎたころ。
じゃあ、おしまいだな
はい〜
今日は◯◯だったよな
はい
いくつか業務確認をして
じゃ〜ね〜
はーい
…
切れるの待つ。
…(カチカチカチ)
あ、パソコンはじめた。
あれ?スマホの『切る』をするための沈黙ではなかったの?
しばらく待つ。
…(カチカチカチ)
やっぱりお仕事はじめてる。
もしかして、切ったつもり!?
はうう。
切れるはずが、ラッキーのつながり放題!?
いかん、これではストーカーになってしまう。
那智さ〜ん
いちおう呼んでみる。
…(カチカチカチ)
聞こえてない。
ってことはイヤフォンマイク外している。
ってことは、完全に『切った』ことになっている。
那智さん〜、切れていませんよ〜
…(カチカチカチ)
気づかない。
はああああ。
このままでいたい!!
きっとスマホは胸のポケットかパソコン横だ(気づいていないのでポケットが有力)
今日の『カチカチカチ』は静か。
穏やかに打っているみたい。
ああ、この静かな『カチカチカチ』が那智さん擬人化(笑)
『カチカチカチ』に包まれながら、つながっていたい!!
でも、ダメ。
盗み聞きは正しくない。
那智さんは許してくれるとしても、正しくない。
文字で『切れてませんよ』と伝えようか。
でも、それだとせっかくお仕事はじめたのに手を止めさせてしまう。
切る?
切るよね、りん子。
ああ、でも、この静かな『カチカチカチ』を自ら断つなんて、できない!!
でも、人として〜〜〜。
スマホの丸い受話器アイコンに指を近づけ、悶絶。
行ったり来たりを二往復ほど。
ええええ〜い!!
断腸の思いで切った。
3分間くらいのストーカーで済ませた(笑)
がんばった、わたし、エラい!!
那智さんは知らない、わたしの葛藤(笑)
「等式」「葛藤」感想です。ストーカー構わないのですけれどね。トイレの中でどんな状況でもりん子と会話を止めない私としては。聞いているりん子が恥ずかしがっていますが。(笑)