成績表
りん子的独り言(エラそう)
わたしは勉強ができない(山田詠美さんの『ぼくは勉強ができない』好きです^^)
中学の数学のテストで3点を取ってしまったこともある。
それも、答えは間違ってるけど途中まで合ってるからとお情けの3点^^;
しかも、運動神経もよくない。
かけっこはいつも、ビリ。
逆上がりも二重飛びもできない。
歌を歌うのは好きだけど、音符は読めないし、特別うまいわけでもない。
唯一、得意と言えたのは絵を描くことだったけど、工作が下手だったから基本中くらい。
成績表はいつも真ん中。
ときどきちょい下になっちゃったり^^;
大人になってからは、ダメな恋愛を繰り返すは、離婚はするは、家族や友だちに心配をかけて、ごめんって思ってた。(『怒らない私』などなど)
いまは『アンテナ』のせいだって思えるようになっているけど、棘を感じて心が痛い自分に『なぜこんなに弱いんだろ』と自責して。
それを知ってる数少ない友人からは『もう少ししっかりしたら?』とため息をつかれる。
なんとなく、人騒がせな人間だった。
だから、ごめんって。
こんなとき、こんなふうに思っていた。
『優しさの成績表』があればいいのに、って。
学校のお勉強は数字で表せる。
かけっこだって、目に見えてわかる。
心配かけたり迷惑かけたり、そんなことも迷惑かけている人がいるから事実として残る。
だけど、優しさって、数字にならないし計れるものじゃないから、ひっそりと目立たないんだ。
だから『優しさの成績表』。
幼なじみの子は、私よりかけっこ早いし、器用だった。
運動会のリレーに選ばれ、家庭科の課題もささっとこなしちゃう。
りん子ちゃんはトロいって、いつも言われていた。
だけど、私は知っていた。
ゴミ収集車の横を通り抜けるとき、作業員のおじさんがいるすぐ横でわざと『くさーい』というその子の無神経さを。
人は目に見えるもので、どうしてこうも優劣をつけたがるんだろって思った。
それなら、わかりにくい優しさにも成績表があればいいのに。
誰もわかってくれないなんて愚痴をいうつもりもないけれど、わかりやすく成績表があればいいのに。
かけっこの順番を決めるみたいに。
そしたら、トロいって言われるばかりじゃなかったかもしれない。
だれか点数つけてくれないかな。
私、人の陰口言わないよ。
みんなが言っていても、言わない。
卵が押し潰されそうになったら、できるだけ側にいる。
言葉を選び、だれも傷つかないでいてほしいと努めている。
だれもそんなことに気づいていないだろうけど、私なりの優しさ。
お勉強ができないことは、褒められたことじゃないけど^^;
その目立たないことに点数をつけて私なりの優しさを評価してくれる成績表があればいいのに。
(私やっぱり正当な評価を望んでいるんだね。『あなたに合う鍵』)
そんなふうに思っていた、ずっと。
数年前のこと。
仕事先の無神経な言葉をスルーできず、泣く私。
那智さん、私、なんでこんなことで傷ついてしまうのでしょう。
なんでこんなに弱いんでしょう。
りん子は弱いんじゃない、優しいだけだ。
ある日、那智さんがくれた成績表。
(『子守唄』)
それはいまでも私のお守り。
優しさの成績表。
きっとあるよね、点数はつけられないしひっそりとしているけど。
誰かと比べるんじゃなくて、はなまるつけてもらえるような。
いまの私はあると信じている。
わたしは勉強ができない(山田詠美さんの『ぼくは勉強ができない』好きです^^)
中学の数学のテストで3点を取ってしまったこともある。
それも、答えは間違ってるけど途中まで合ってるからとお情けの3点^^;
しかも、運動神経もよくない。
かけっこはいつも、ビリ。
逆上がりも二重飛びもできない。
歌を歌うのは好きだけど、音符は読めないし、特別うまいわけでもない。
唯一、得意と言えたのは絵を描くことだったけど、工作が下手だったから基本中くらい。
成績表はいつも真ん中。
ときどきちょい下になっちゃったり^^;
大人になってからは、ダメな恋愛を繰り返すは、離婚はするは、家族や友だちに心配をかけて、ごめんって思ってた。(『怒らない私』などなど)
いまは『アンテナ』のせいだって思えるようになっているけど、棘を感じて心が痛い自分に『なぜこんなに弱いんだろ』と自責して。
それを知ってる数少ない友人からは『もう少ししっかりしたら?』とため息をつかれる。
なんとなく、人騒がせな人間だった。
だから、ごめんって。
こんなとき、こんなふうに思っていた。
『優しさの成績表』があればいいのに、って。
学校のお勉強は数字で表せる。
かけっこだって、目に見えてわかる。
心配かけたり迷惑かけたり、そんなことも迷惑かけている人がいるから事実として残る。
だけど、優しさって、数字にならないし計れるものじゃないから、ひっそりと目立たないんだ。
だから『優しさの成績表』。
幼なじみの子は、私よりかけっこ早いし、器用だった。
運動会のリレーに選ばれ、家庭科の課題もささっとこなしちゃう。
りん子ちゃんはトロいって、いつも言われていた。
だけど、私は知っていた。
ゴミ収集車の横を通り抜けるとき、作業員のおじさんがいるすぐ横でわざと『くさーい』というその子の無神経さを。
人は目に見えるもので、どうしてこうも優劣をつけたがるんだろって思った。
それなら、わかりにくい優しさにも成績表があればいいのに。
誰もわかってくれないなんて愚痴をいうつもりもないけれど、わかりやすく成績表があればいいのに。
かけっこの順番を決めるみたいに。
そしたら、トロいって言われるばかりじゃなかったかもしれない。
だれか点数つけてくれないかな。
私、人の陰口言わないよ。
みんなが言っていても、言わない。
卵が押し潰されそうになったら、できるだけ側にいる。
言葉を選び、だれも傷つかないでいてほしいと努めている。
だれもそんなことに気づいていないだろうけど、私なりの優しさ。
お勉強ができないことは、褒められたことじゃないけど^^;
その目立たないことに点数をつけて私なりの優しさを評価してくれる成績表があればいいのに。
(私やっぱり正当な評価を望んでいるんだね。『あなたに合う鍵』)
そんなふうに思っていた、ずっと。
数年前のこと。
仕事先の無神経な言葉をスルーできず、泣く私。
那智さん、私、なんでこんなことで傷ついてしまうのでしょう。
なんでこんなに弱いんでしょう。
りん子は弱いんじゃない、優しいだけだ。
ある日、那智さんがくれた成績表。
(『子守唄』)
それはいまでも私のお守り。
優しさの成績表。
きっとあるよね、点数はつけられないしひっそりとしているけど。
誰かと比べるんじゃなくて、はなまるつけてもらえるような。
いまの私はあると信じている。
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