心の基礎体力
りん子的独り言(生意気)
ここに時々登場する可穂さんに、やっとお会いすることができました。
彼女は新幹線に乗らないと会えない距離にいるのですが、ミニオフ企画を機に会いに来てくれたのです。
事情があって、お迎えは那智さんだけ。
わたしは少しだけ遅れて合流となりました。
ランチに予定していたビルに向かってふたりに追いつくように走る。
目的地に近づいたので那智さんの携帯に電話して『もうすぐですよ〜』と伝えると、どうやら、同じタイミングで到着できそうだった(ちょっと観光案内がてらゆっくり移動してくれていたらしい)
「いま、どこ?」
「○○を通りすぎたところです。」
「ああ、見えた見えた。じゃ、切るね。」
電話を切って、視線を泳がせると。
那智さんの姿よりも先に、事前に聞いていた可穂さんのブルーグレーのマフラーが目に入った。
ああ、あの人だ。
大きな道路を挟んで、そこだけに焦点が定まる。
照れ臭いような、なんだか懐かしいような感じだった。
可穂さんとはメールでだけやり取りをしている。
SMも主従も未知の世界だった彼女に『奴隷』を求める彼。
わたしから見れば、身も心も彼女から搾取するだけにしか見えない恋愛(それが奴隷と言われてしまえばそれまでですが^^;)。
そこに酔えず疑問が湧き、納得させてほしいと思う自分の気持ちは間違っていないんじゃないかという思考のヒントに『薬指の刺青』を使ってくれたのです。
その身を擦り減らすような恋愛を受け入れようとした様子とメールの文面の印象から、『NO』が言えないおとなしい女性を想像していたのですが。
華やかな顔立ちとしゃんと伸びた背筋、臆することなくまっすぐ目を見て話す姿に、人は見かけによらないな〜と思う。
実生活でもきちんと意見すべきところでは意見できるらしいのだけど、おそらくわたしと似ていて、特に恋愛の場面で幸せになりにくい性質のようなのだ。
たぶん、父性愛不足からくる『愛される価値がない』という自己評価の低さが、わたしと似ているだろうな。
そんな可穂さんと話しは尽きない。
ランチを食べて、那智さんは一旦お仕事に、夕方また合流するまで二人でおしゃべりしながら『薬指の刺青ツアー』^^
ここが、すったもんだしたモニュメント。
で、これがよくお世話になったマ○○。
この正面玄関で四つん這いになって、この脇でも四つん這い、ここをお散歩が那智さんの計画なの。
ごく普通の日常の景色の中で行われる不自然な行為。
そこから『ごく日常の景色』だけを切り取ってみてみると、行為の異常さがより際立って感じる。
うわあ、わたし、こんなところであんなことしていたの!?
客観視って、こわい(笑)
ひとつひとつに驚く可穂さんに。
「普段は朝一だからもう少し人が少ないの。」
「あの日は雨だったから、もう少し人いなかった…と思う。」
弁解のオンパレード。
このコンビニ、この手すりにリードを縛って「大丈夫?」って声かけられたの。
ここが『くぼみ』で、この坂で四つん這い。
制服でおもらしはここで、お水をかけられたのはここ。
「このあたり濃い〜ね〜。」
わたしのブログを楽しんで読んでくれている可穂さんは、実際に見てまた違った楽しみを味わってくれたみたい。
夕方那智さんと合流して、いつもの台湾料理屋さんへ。
わたしはここが大好きなのだ^^;
ビールと紹興酒、クセのある香草や調味料。
それらはスパイスとなって、楽しい時間をさらに幸福なものにしてくれた。
あっという間の数時間。
新幹線のホームでまた会おうねとハグと握手。
再会を誓って、新しい出会いに感謝した夜だった。
少し話しは逸れるけど。
この前、那智さんとランチ場所を探していて、いままでなかった看板を見つけた。
ベトナム料理のお店だった。
できたてではなさそうだけど、比較的新しいく小綺麗な店内。
調味料を入れる小物や店員さんの服装もおしゃれだ。
きっと女性客をターゲットにしているのだろう。
出てきた料理もとてもおいしい。
出汁のきいたスープに生春巻きも付いている。
満足のランチだった。
お店を出て、おいしかったとふたりで言い合うも、那智さんがひと言。
「だけど、なんでかな、また来たいとすごく思わないな。」
うん、わたしもそう感じていた。
とてもおいしい。
でも、日本人と女性客を意識したからか、すべてが平均的なまともな印象なのだ。
おいしいと思うことと、また来たいと思うことは必ずしも一致しないみたい。
じゃあ、なにが『また来たい』なのか。
わたしは、大好きな台湾料理屋を思い出す。
あの独特の『クセ』。
万人受けしない(かもしれない)特徴のある味が、猥雑な喧噪が、あの『クセ』が病み付きになるんだ。
だから、また味わいたいと、事あるごとに足を運んでしまう。
可穂さんとお付き合いをしていた彼。
人を寄せ付けない空気を持っているらしく、心の中を誰にも見せない人らしい。
その人が可穂さんにだけ、チラッと心を許したり『願望』を話したりする。
だけど、寄せ付けないということは裏を返せば、人と向き合うことができない人かもしれない。
だから、話を聞いていると、どうも自己中心的で子供っぽい感じがする。
わたしのような『無価値感』を持っている女性はそういう人に振り回される恋愛に陥りやすい。
この人を理解できるのはわたしだけだと、そこに価値を見いだしたいから(これはDVと似ている)。
で、そういう人に無理矢理振り回される恋愛は、ジェットコースターのようで『クセ』がある。
確かに、可穂さんの口から聞かせてもらう彼の台詞は(『お前は俺から離れられない』とか『お前は俺が全部管理する』とか)、無価値感を持っている女性には麻薬をような効力があるだろう。
わたしもグラッと来ていたかもしれない。
『クセ』のあるものは病み付きになる。
だけど、人間関係構築に於いては、大切なのは『病み付き』になることじゃないよね。
向かい合い尊重し合い、真摯に積み上げていくものだ。
だから、その『病み付き』は幸福には繋がらないように思う。
一番大事なのは人間関係構築。
それができて、はじめてその人と生み出す『行為』に病み付きになれれば、これは人生を豊かにしてくれるように思う。
たまの外食が良いように、『クセ』のあるものはときどきだから幸福な『またしたい』になるのではないかしら。
可穂さんは、彼と別れて。
後悔は感じていないようだけど、いま、怒りや虚無感を感じているようだ。
『クセ』のある彼は魅力的だったかもしれない。
これから先もしかしたら、その魅力に揺らぐときがあるかもしれない。
でも、それは可穂さんの幸福に繋がらないと客観視できることを祈ってる。
たかがブログ。
そこで出会って一度だけあったくらいで、何もわからないかもしれないけど。
台湾料理屋さんで流れていた搾取されないあの穏やかな時間は、幸福に繋がるサンプルになるといいなと思ってる。
日々のご飯で得られるような基礎体力を真摯な人間関係で作り。
そして、たまの贅沢でクセのある行為に病み付きになる。
きっと、このほうが心豊かな暮らしになるよね。
可穂さん、遠くからありがとうございました。
また、いつかお会いできることを楽しみにしています。
わたしの心にも栄養をいただけて、心の基礎体力がまた少しついたように感じられる夜でした。
ミニオフに手を挙げてくださった皆様。
何年かかってでも、絶対お会いしましょうね^^
ところで、那智さん。
わたしのほうの諸事情もあったので、言えた義理じゃないのですが。
最近外食してなーい。
わたしにまた、あの病み付きになる味を味わわせてくださいな^^
ここに時々登場する可穂さんに、やっとお会いすることができました。
彼女は新幹線に乗らないと会えない距離にいるのですが、ミニオフ企画を機に会いに来てくれたのです。
事情があって、お迎えは那智さんだけ。
わたしは少しだけ遅れて合流となりました。
ランチに予定していたビルに向かってふたりに追いつくように走る。
目的地に近づいたので那智さんの携帯に電話して『もうすぐですよ〜』と伝えると、どうやら、同じタイミングで到着できそうだった(ちょっと観光案内がてらゆっくり移動してくれていたらしい)
「いま、どこ?」
「○○を通りすぎたところです。」
「ああ、見えた見えた。じゃ、切るね。」
電話を切って、視線を泳がせると。
那智さんの姿よりも先に、事前に聞いていた可穂さんのブルーグレーのマフラーが目に入った。
ああ、あの人だ。
大きな道路を挟んで、そこだけに焦点が定まる。
照れ臭いような、なんだか懐かしいような感じだった。
可穂さんとはメールでだけやり取りをしている。
SMも主従も未知の世界だった彼女に『奴隷』を求める彼。
わたしから見れば、身も心も彼女から搾取するだけにしか見えない恋愛(それが奴隷と言われてしまえばそれまでですが^^;)。
そこに酔えず疑問が湧き、納得させてほしいと思う自分の気持ちは間違っていないんじゃないかという思考のヒントに『薬指の刺青』を使ってくれたのです。
その身を擦り減らすような恋愛を受け入れようとした様子とメールの文面の印象から、『NO』が言えないおとなしい女性を想像していたのですが。
華やかな顔立ちとしゃんと伸びた背筋、臆することなくまっすぐ目を見て話す姿に、人は見かけによらないな〜と思う。
実生活でもきちんと意見すべきところでは意見できるらしいのだけど、おそらくわたしと似ていて、特に恋愛の場面で幸せになりにくい性質のようなのだ。
たぶん、父性愛不足からくる『愛される価値がない』という自己評価の低さが、わたしと似ているだろうな。
そんな可穂さんと話しは尽きない。
ランチを食べて、那智さんは一旦お仕事に、夕方また合流するまで二人でおしゃべりしながら『薬指の刺青ツアー』^^
ここが、すったもんだしたモニュメント。
で、これがよくお世話になったマ○○。
この正面玄関で四つん這いになって、この脇でも四つん這い、ここをお散歩が那智さんの計画なの。
ごく普通の日常の景色の中で行われる不自然な行為。
そこから『ごく日常の景色』だけを切り取ってみてみると、行為の異常さがより際立って感じる。
うわあ、わたし、こんなところであんなことしていたの!?
客観視って、こわい(笑)
ひとつひとつに驚く可穂さんに。
「普段は朝一だからもう少し人が少ないの。」
「あの日は雨だったから、もう少し人いなかった…と思う。」
弁解のオンパレード。
このコンビニ、この手すりにリードを縛って「大丈夫?」って声かけられたの。
ここが『くぼみ』で、この坂で四つん這い。
制服でおもらしはここで、お水をかけられたのはここ。
「このあたり濃い〜ね〜。」
わたしのブログを楽しんで読んでくれている可穂さんは、実際に見てまた違った楽しみを味わってくれたみたい。
夕方那智さんと合流して、いつもの台湾料理屋さんへ。
わたしはここが大好きなのだ^^;
ビールと紹興酒、クセのある香草や調味料。
それらはスパイスとなって、楽しい時間をさらに幸福なものにしてくれた。
あっという間の数時間。
新幹線のホームでまた会おうねとハグと握手。
再会を誓って、新しい出会いに感謝した夜だった。
少し話しは逸れるけど。
この前、那智さんとランチ場所を探していて、いままでなかった看板を見つけた。
ベトナム料理のお店だった。
できたてではなさそうだけど、比較的新しいく小綺麗な店内。
調味料を入れる小物や店員さんの服装もおしゃれだ。
きっと女性客をターゲットにしているのだろう。
出てきた料理もとてもおいしい。
出汁のきいたスープに生春巻きも付いている。
満足のランチだった。
お店を出て、おいしかったとふたりで言い合うも、那智さんがひと言。
「だけど、なんでかな、また来たいとすごく思わないな。」
うん、わたしもそう感じていた。
とてもおいしい。
でも、日本人と女性客を意識したからか、すべてが平均的なまともな印象なのだ。
おいしいと思うことと、また来たいと思うことは必ずしも一致しないみたい。
じゃあ、なにが『また来たい』なのか。
わたしは、大好きな台湾料理屋を思い出す。
あの独特の『クセ』。
万人受けしない(かもしれない)特徴のある味が、猥雑な喧噪が、あの『クセ』が病み付きになるんだ。
だから、また味わいたいと、事あるごとに足を運んでしまう。
可穂さんとお付き合いをしていた彼。
人を寄せ付けない空気を持っているらしく、心の中を誰にも見せない人らしい。
その人が可穂さんにだけ、チラッと心を許したり『願望』を話したりする。
だけど、寄せ付けないということは裏を返せば、人と向き合うことができない人かもしれない。
だから、話を聞いていると、どうも自己中心的で子供っぽい感じがする。
わたしのような『無価値感』を持っている女性はそういう人に振り回される恋愛に陥りやすい。
この人を理解できるのはわたしだけだと、そこに価値を見いだしたいから(これはDVと似ている)。
で、そういう人に無理矢理振り回される恋愛は、ジェットコースターのようで『クセ』がある。
確かに、可穂さんの口から聞かせてもらう彼の台詞は(『お前は俺から離れられない』とか『お前は俺が全部管理する』とか)、無価値感を持っている女性には麻薬をような効力があるだろう。
わたしもグラッと来ていたかもしれない。
『クセ』のあるものは病み付きになる。
だけど、人間関係構築に於いては、大切なのは『病み付き』になることじゃないよね。
向かい合い尊重し合い、真摯に積み上げていくものだ。
だから、その『病み付き』は幸福には繋がらないように思う。
一番大事なのは人間関係構築。
それができて、はじめてその人と生み出す『行為』に病み付きになれれば、これは人生を豊かにしてくれるように思う。
たまの外食が良いように、『クセ』のあるものはときどきだから幸福な『またしたい』になるのではないかしら。
可穂さんは、彼と別れて。
後悔は感じていないようだけど、いま、怒りや虚無感を感じているようだ。
『クセ』のある彼は魅力的だったかもしれない。
これから先もしかしたら、その魅力に揺らぐときがあるかもしれない。
でも、それは可穂さんの幸福に繋がらないと客観視できることを祈ってる。
たかがブログ。
そこで出会って一度だけあったくらいで、何もわからないかもしれないけど。
台湾料理屋さんで流れていた搾取されないあの穏やかな時間は、幸福に繋がるサンプルになるといいなと思ってる。
日々のご飯で得られるような基礎体力を真摯な人間関係で作り。
そして、たまの贅沢でクセのある行為に病み付きになる。
きっと、このほうが心豊かな暮らしになるよね。
可穂さん、遠くからありがとうございました。
また、いつかお会いできることを楽しみにしています。
わたしの心にも栄養をいただけて、心の基礎体力がまた少しついたように感じられる夜でした。
ミニオフに手を挙げてくださった皆様。
何年かかってでも、絶対お会いしましょうね^^
ところで、那智さん。
わたしのほうの諸事情もあったので、言えた義理じゃないのですが。
最近外食してなーい。
わたしにまた、あの病み付きになる味を味わわせてくださいな^^