6歳がいい
独り言
『否応なくマゾ』で自分はマゾだと意識せずにいようと思う書きました。
どこかにカテゴライズすることなく自由な立場で書いていこうって。
(皆さんは、それぞれの名称を使うことにためらいを感じないでくださいね^^私だって自分を『M女』と書くことだってあるでしょうし。それこそ、自由に使いましょう^^)
大げさだけど、ちょっと原点に立ち返るというか、そんな気分。
さて、じゃあ原点ってなんだろう!?
『書きたいことを書く』だ。
じゃあ、わたし、はじめは何が書きたかったの?
タイトルの下に書いてあるよね。
これはタイトルよりも先に決まった謳い文句だ。
『ちょっと特殊な愛しかたをしている記録』を書きたかったんだよね。
那智さんに全部書けと言われ、生い立ちや傷も書くようになって怒濤のごとく溢れ出した怒りや再生、せめてヒントになればと主張することも増えてきたけど、原点は『ちょっと特殊な愛しかたをしている記録』。
要するに『ノロケ』(笑)
ブログをはじめた日のカウンターはたしか『24』だった。
いまは、その10倍、20倍の人が見に来てくれている。
件数が増えると、ついそれを維持しておきたい気持ちが芽生えるもの。
SM的なことを書いた方が?
毒を吐いても平気?
あんまり『幸せ〜』ばかりだと反感買うかな…。
いつもアップするときは、ちょっとドキドキする。
でも、それを気にしていたら、書きたいことが書けない。
ということで、『ノロケ』という原点に立ち返るのだ^^
読みたい人は読んでちょーだい。
精一杯ノロケますから。
いや、何をいまさら?充分いつもノロケてる?
そうなんだけど、これもまた『マゾを意識しない』というのと同じような、気持ちの問題なのだ^^
え〜っと、次回から、恐らくノロケだらけの小旅行のお話。(そんな遠出してないけど、気分は旅行だったので^^;)
タイトルは『娘デート(仮)』
エッチ描写ほぼなしの予定!!
私はよく『6歳児』と書いていますが、ただ闇雲に6歳なんじゃないのです。
以前那智さんに
「ほんとは何もかも世話してもらう赤ちゃんになりたいんじゃない?」
と言われたことがあります。
たしかに、栄養も移動も排泄も何もかも那智さんに依存している赤ちゃんというものに憧れはあるので、否定はできなかったけど。
私の好みは6歳なのだ。
赤ちゃんよりもずっといろいろできるけど、でも、不完全。
ちょっと知恵も働きだして、できるけどやらない甘えやわがままなどの稚拙な思惑が芽生える。
その幼い狡さもわかった上で、許容してもらったり時には正してもらったり。
そして、異性を意識して父親が最初の恋人になる。
庇護してくれる人に憧れや恋心をを抱くようになるのも、これくらいかなと思うの。
『私、お父さんのお嫁さんになる〜』とか『お母さんと私、どっちがすき?』とか言っても許されちゃうような年齢ね。
庇護し、庇護される上下関係の精神的なやり取りができる。
そこに異性に対するエロスを加味するのが、6歳児くらいかと思うのです。
無防備な赤ちゃんでもなくて、3歳だとちょっと稚拙すぎて、10歳だと意識的な部分が増えそうで成熟しすぎ。
だから、6歳児^^
『私、お父さんのお嫁さんになる〜』
これ憧れなんですよね〜、わたし^^;
6歳児、けっこういいと思うのですが、いかがでしょ〜。
イメージは↓こーんな感じ〜^^
伊藤比呂美さん『コドモより親が大事』より
これはエッセイに登場する親子のイラスト。
娘推定6歳^^
お父さんの膝に乗り『ねーねー、おとうたんねー』とちゅってしてる。
父親は『ほら、早くパジャマきなさい』とか言いながら^^
ね、ね、これいいでしょ!?って、わたしだけ?^^;
注:実物の私はもっと縦長で、実物の那智さんはもっと幅広です(笑)
ということで『娘デート』に取りかかろ〜^^
週末は6歳児いろいろ文中リンクしておきますから、お楽しみくださいませ♪
『これはお仕置き!?』
『ヒラヒラ計画、第二弾??』
『女の子』
『バカップルの攻防』
『否応なくマゾ』で自分はマゾだと意識せずにいようと思う書きました。
どこかにカテゴライズすることなく自由な立場で書いていこうって。
(皆さんは、それぞれの名称を使うことにためらいを感じないでくださいね^^私だって自分を『M女』と書くことだってあるでしょうし。それこそ、自由に使いましょう^^)
大げさだけど、ちょっと原点に立ち返るというか、そんな気分。
さて、じゃあ原点ってなんだろう!?
『書きたいことを書く』だ。
じゃあ、わたし、はじめは何が書きたかったの?
タイトルの下に書いてあるよね。
これはタイトルよりも先に決まった謳い文句だ。
『ちょっと特殊な愛しかたをしている記録』を書きたかったんだよね。
那智さんに全部書けと言われ、生い立ちや傷も書くようになって怒濤のごとく溢れ出した怒りや再生、せめてヒントになればと主張することも増えてきたけど、原点は『ちょっと特殊な愛しかたをしている記録』。
要するに『ノロケ』(笑)
ブログをはじめた日のカウンターはたしか『24』だった。
いまは、その10倍、20倍の人が見に来てくれている。
件数が増えると、ついそれを維持しておきたい気持ちが芽生えるもの。
SM的なことを書いた方が?
毒を吐いても平気?
あんまり『幸せ〜』ばかりだと反感買うかな…。
いつもアップするときは、ちょっとドキドキする。
でも、それを気にしていたら、書きたいことが書けない。
ということで、『ノロケ』という原点に立ち返るのだ^^
読みたい人は読んでちょーだい。
精一杯ノロケますから。
いや、何をいまさら?充分いつもノロケてる?
そうなんだけど、これもまた『マゾを意識しない』というのと同じような、気持ちの問題なのだ^^
え〜っと、次回から、恐らくノロケだらけの小旅行のお話。(そんな遠出してないけど、気分は旅行だったので^^;)
タイトルは『娘デート(仮)』
エッチ描写ほぼなしの予定!!
私はよく『6歳児』と書いていますが、ただ闇雲に6歳なんじゃないのです。
以前那智さんに
「ほんとは何もかも世話してもらう赤ちゃんになりたいんじゃない?」
と言われたことがあります。
たしかに、栄養も移動も排泄も何もかも那智さんに依存している赤ちゃんというものに憧れはあるので、否定はできなかったけど。
私の好みは6歳なのだ。
赤ちゃんよりもずっといろいろできるけど、でも、不完全。
ちょっと知恵も働きだして、できるけどやらない甘えやわがままなどの稚拙な思惑が芽生える。
その幼い狡さもわかった上で、許容してもらったり時には正してもらったり。
そして、異性を意識して父親が最初の恋人になる。
庇護してくれる人に憧れや恋心をを抱くようになるのも、これくらいかなと思うの。
『私、お父さんのお嫁さんになる〜』とか『お母さんと私、どっちがすき?』とか言っても許されちゃうような年齢ね。
庇護し、庇護される上下関係の精神的なやり取りができる。
そこに異性に対するエロスを加味するのが、6歳児くらいかと思うのです。
無防備な赤ちゃんでもなくて、3歳だとちょっと稚拙すぎて、10歳だと意識的な部分が増えそうで成熟しすぎ。
だから、6歳児^^
『私、お父さんのお嫁さんになる〜』
これ憧れなんですよね〜、わたし^^;
6歳児、けっこういいと思うのですが、いかがでしょ〜。
イメージは↓こーんな感じ〜^^
伊藤比呂美さん『コドモより親が大事』より
これはエッセイに登場する親子のイラスト。
娘推定6歳^^
お父さんの膝に乗り『ねーねー、おとうたんねー』とちゅってしてる。
父親は『ほら、早くパジャマきなさい』とか言いながら^^
ね、ね、これいいでしょ!?って、わたしだけ?^^;
注:実物の私はもっと縦長で、実物の那智さんはもっと幅広です(笑)
ということで『娘デート』に取りかかろ〜^^
週末は6歳児いろいろ文中リンクしておきますから、お楽しみくださいませ♪
『これはお仕置き!?』
『ヒラヒラ計画、第二弾??』
『女の子』
『バカップルの攻防』
娘デート1
独特な幸福感
しばらくホテルデートが続いていたから、ちょっと違うことをしようと都会を離れることにした。
秋の海だ。
お互い海に出るには何パターンかルートがあるのだけど、前日に詳しく打ち合せができていなくて待ち合わせ時間や場所が不確定なままだった。
海に一番近い駅の現地集合になるか。
途中の乗り換え駅で待ち合わせるか。
ルートによっては、那智さんが乗っている特急電車に合わせて乗って合流することもできる。
もしくは、私がちょっと遠回りして那智さんの都合の良いルートに合流という手もある。
こういうとき私は少しでも長く一緒にいたいから、遠回りしてでも那智さんのルートに合わせて合流したいなと思うのだけど、その辺りの打ち合せができなかった。
朝いち、メールが届く。
『○時9分××着の快速○○に乗りました。』
あ、那智さん、私寄りのルートを選んでくれた!!
これなら私は遠回りすることなく、早く会える。
そのルートを選んでくれた那智さんに感謝^^
でも、××駅に○時9分は、かなりぎりぎりな時間。
急いで逆算して支度の時間配分を決めて『多分、ご一緒できます』とお返事する。
そこからは猛ダッシュ!!
那智さんの乗る快速○○には××駅までいって乗り換えだ。
乗り換え時間は5分あるから多分大丈夫。
でも、快速○○に乗ることがほとんどないから、何番線に向かってダッシュすればいいか、ちょっと不安だった。
とにかく、時計とにらめっこして××駅に着いたら走るのだ。
まあ、目的地は決まってるわけだし、もし間に合わなくても10分違いくらいで到着できるのだから、そんなに必死になることもないとは思うけど。
そこは、恋する乙女^^
できる限り早く会いたいし、電車に揺られる時間も楽しいので、やっぱり必死なのだ。
なんとか、予定の電車に乗れた。
『多分、間に合いまーす!!』とメールを入れると、那智さんから『8号車に乗車』とお返事。
嬉しい心遣い^^
よし^^目指すは○時9分発快速○○の8号車〜!!
私の乗る在来線が一つ前の駅を出発したのが○時1分。
3分ほどで××駅に到着するはず、うん、なんとか大丈夫だろう。
××駅のターミナルが見えてきた、もうすぐホームに滑り込む。
ちょっと安心して窓の外を眺めていると。
平行して走っている線路を勢いよく『快速○○』が、在来線を追い越していく。
ええええ????
まだ時間あるよね?
時計を見ると○時3分。
でも、そんなにコマメに快速○○が走っているとは思えない。
まさか、まさか、早めに到着!?
いや、もし早めに到着していたとしても時間調整するはずだから9分までは停車しているはずだ。
でも、駅員さんだって人の子。
時間調整で数分止まっていたら、気持ち早く出発したくなってしまうのではないだろうか!!
いつもなら9分30秒くらいで発車ベルを鳴らすけど、今日はもういっぱい止まってるからいいか〜って8分30秒くらいからアナウンスして、9分より少し前に発車〜とか!?
そうなると、何番線か定かではない中での乗り換え時間、数十秒の差は大きい。
いやーー、乗れないかもーーーー。
駅員さん、時間厳守でお願いします〜!!!
と、2秒間ほどでここまで考えて、いや、とりあえず那智さんに確認メールが先だと気づく^^;
『いま、××駅に到着しました?』
送信したと同時に電車はホームに。
並ぶホームのいくつか先にはさっきの快速○○。
止まってる、それを目指して階段を降りる。
その最中に返信。
『違います。』
ああ、よかった〜^^
そんなにコマメにあるのは解せないけど、ひと安心。
それでも急ぎ足でホームを目指す。
構内の電光掲示板を頼りに何番線に行けばいいか、きょろきょろしながら。
多分、私の記憶が正しければ5番線なんだ。
えっと、5番線、5番線。
『○時10分 スーパー○○ ○○行き』
は?
なに?なんなの!?
9分でもないし、快速○○でもない。
時間も名前も違うじゃない!!
その次は『15分 普通 ○×行き』だ。
どう考えても10分発スーパー○○しかない。
とりあえずホームへの階段を上りながら『○○行きですか?』と再度メール。
すぐに『はい』とお返事。
多分、同じだよね。
しかもホームでは『○時○分の普通が遅れたため、先に○分が到着します』とかなんとか、ダイヤの乱れのアナウンス。
も〜〜〜、なによ〜、聞き取れないし、この障害だらけ〜〜〜〜!!
いったい那智さんは、何分着の何に乗ってるの;;
急いで駅員さんを見つけて、確認。
っていうか、これが一番確実な方法だよね。
「△駅から来る快速○○は、いまから来るのですか?」
「そうですよ。」
「9分着じゃないんですか?」
「はあ…」
なんか曖昧^^;まあ、多分、いいのでしょう。
「ありがとうございます、それで、8号車はどの辺ですか?」
「はい、ちょうど、この辺りです。ホームに番号が書いてあるでしょ、あれです。」
「ああ、ありがとうございます。」
8号車の前に立つと同じくらいに『さっきまで快速○○いまスーパー○○』がホームに入ってきた。
『乗ります!!』と、また送信して、電車に乗り8号車の中を歩く。
いない。
いない。
あれ?
こっちの座席にもいない。
全然込んでいない車内、すぐに人の確認はできる。
でも、那智さんがいない。
いやな予感。
もしかして、やっぱりこれじゃない?
もうひとつ、わざと隠れてる?(これは那智さんならではな予感です^^)
発車ベルが鳴り、携帯がなる。
わわわ、那智さん、どこ!?
ドアが閉まる。
あ〜ん、閉まっちゃったよ〜。
『那智さん、どこですか?乗ってます!?』
『うん、りん子、どこ?』
ああ、乗っててくれた、これでよかったんだ。
でも、おかしい、もう9号車の連結部分近くまで来てるのに。
『8号車ですよ』
『あれ?いる?』
『はい』
と、その瞬間9号車の連結部分から携帯片手に那智さん。
ああ、よかった〜!!
もう、やっと会えてホッとして嬉しくて、尻尾ブンブンな気分。
「那智さん8号車って言ってましたよ〜」
「うん、そうなんだけどさ、9号車行き止まりだったから、いちおうそっちに行ってたの」
以前同じような合流のしかたをして、何号車か確認していなかったせいで行き止まり車両にぶち当たり次の駅まで会えないという『ロミオとジュリエット状態』で半泣きになったことがあったから、それを心配してくれたらしい。
「もう、この手の待ち合わせは、私ダメですね^^;慌てちゃって。」
「なんで?」
席に座って、安心して、今朝の私を説明する。
時間じゃないけど快速○○が見えてね、それで慌てちゃってメールしたり。
「それは、慌てる必要ないな、だって時間言ってあるんだもん」
そうですけど〜。
それにね、書いてあった時間とね、名前が違ってたんですよ〜。
「ああ、それは慌てるね」
で、ホームに上がったら、ダイヤが乱れてるってアナウンスしてるし〜。
「ふ〜ん、それも困るね」
だから駅員さんに聞きました。ついでにね、8号車の位置も聞きました!!
(当たり前のことなんだけど若干『どうだ〜!!』な気分で^^;)
「うん」
このへんから私の娘モード開始(笑)
那智さんはごく普通に対応してる。
この、聞いて聞いての『娘モード』放流を、何も変わることなく受け入れてくれることは、とてもとても心地良い。
安心して、上機嫌で『いいこ』でいられるのだ。
ウキウキした勢いで話題は別の方向へ。
いつも話題提供係の私だから、誠に勝手ながら話題はどんどん変えさせていただく^^(あまりに唐突に変えるときは、いちおう『変えていいですか?』と聞きますよ^^;)
どうも、私は機械に弱くて、というか機械になめられてるとしか思えないのだけど。
最近変えた携帯を使いこなすことができない^^;
このときも画像処理がうまくいかず、いろいろ試行錯誤していたのだ。
そのことを那智さんに話す。
「これを小さく表示することができないんです。昨日はできたんだけど。」
「なんで?」
「わからないんです、いまやってみても、ほら、できないでしょ?」
「やり方が間違ってるんじゃない?」
「うう〜ん、同じようにやってるんですよ〜、どうしてだろう、昨日はできたのに;;」
「だから、何か手順が違ってるんだろ?」
「同じにしてるつもりです〜。」
「それなのに?昨日はできて、今日はダメなの?」
「はい。」
「そーか〜。じゃあ、今日は携帯の機嫌が悪いんだね^^」
だーーーーー。
那智さん、なんですか!?その子供扱いな言動!!!!
机の角に頭をぶつけて泣く娘に『いけない机だね』と慰めるような。
普通大人なら、そんな理由で納得しないだろうってことで慰める感じ。
わたし、わたし、立派な大人なんですけど!!!
って、嬉しいじゃありませんか〜〜〜〜〜〜*^^*
問題解決はしてないけど、なんででしょうこの子供扱いが嬉しくってたまらない私(後日、いちおう自力で解決しましたよ〜)
思わず那智さんの顔を覗き込む。
*
「那智さん、いま、私のこと、子供扱いしませんでした!?」
「そう?」
「しました、しました、なんでですか!?」
「さあなぁ。」
*
なんだかはぐらかされる。
わざとそうしたのか、それとも自然に出た言葉なのか。
真意がわからないまま。
でも、それがどうしても嬉しくて。
以後、電車を降りるまでの数十分間『*〜*』の会話を要所要所でリピートして、子供扱いの喜びを反芻する私だった。
那智さんと少しでも早く会いたいという気持ちは健気ではあるけれど。
でも、あんなふうにいっぱいいっぱいになってしまうのは、外的要因はあれど、多分私の特性だ。
誰に迷惑をかけているわけではないからかまわないけど、ちょっとトホホだし、ちょっと疲れる^^;
だけど、その慌てたことが『娘モード』放流の引き金になっているなら、一生懸命でいるのも悪くないかなと思う。
とりあえず、私たちにとっては、ね。
ということで、那智さんは『*〜*』を繰り返されるという楽しい(苦行?)電車の時間を味わって、電車は海に到着。
娘デートのはじまりなのでした〜^^
まだまだ続きます〜^^
しばらくホテルデートが続いていたから、ちょっと違うことをしようと都会を離れることにした。
秋の海だ。
お互い海に出るには何パターンかルートがあるのだけど、前日に詳しく打ち合せができていなくて待ち合わせ時間や場所が不確定なままだった。
海に一番近い駅の現地集合になるか。
途中の乗り換え駅で待ち合わせるか。
ルートによっては、那智さんが乗っている特急電車に合わせて乗って合流することもできる。
もしくは、私がちょっと遠回りして那智さんの都合の良いルートに合流という手もある。
こういうとき私は少しでも長く一緒にいたいから、遠回りしてでも那智さんのルートに合わせて合流したいなと思うのだけど、その辺りの打ち合せができなかった。
朝いち、メールが届く。
『○時9分××着の快速○○に乗りました。』
あ、那智さん、私寄りのルートを選んでくれた!!
これなら私は遠回りすることなく、早く会える。
そのルートを選んでくれた那智さんに感謝^^
でも、××駅に○時9分は、かなりぎりぎりな時間。
急いで逆算して支度の時間配分を決めて『多分、ご一緒できます』とお返事する。
そこからは猛ダッシュ!!
那智さんの乗る快速○○には××駅までいって乗り換えだ。
乗り換え時間は5分あるから多分大丈夫。
でも、快速○○に乗ることがほとんどないから、何番線に向かってダッシュすればいいか、ちょっと不安だった。
とにかく、時計とにらめっこして××駅に着いたら走るのだ。
まあ、目的地は決まってるわけだし、もし間に合わなくても10分違いくらいで到着できるのだから、そんなに必死になることもないとは思うけど。
そこは、恋する乙女^^
できる限り早く会いたいし、電車に揺られる時間も楽しいので、やっぱり必死なのだ。
なんとか、予定の電車に乗れた。
『多分、間に合いまーす!!』とメールを入れると、那智さんから『8号車に乗車』とお返事。
嬉しい心遣い^^
よし^^目指すは○時9分発快速○○の8号車〜!!
私の乗る在来線が一つ前の駅を出発したのが○時1分。
3分ほどで××駅に到着するはず、うん、なんとか大丈夫だろう。
××駅のターミナルが見えてきた、もうすぐホームに滑り込む。
ちょっと安心して窓の外を眺めていると。
平行して走っている線路を勢いよく『快速○○』が、在来線を追い越していく。
ええええ????
まだ時間あるよね?
時計を見ると○時3分。
でも、そんなにコマメに快速○○が走っているとは思えない。
まさか、まさか、早めに到着!?
いや、もし早めに到着していたとしても時間調整するはずだから9分までは停車しているはずだ。
でも、駅員さんだって人の子。
時間調整で数分止まっていたら、気持ち早く出発したくなってしまうのではないだろうか!!
いつもなら9分30秒くらいで発車ベルを鳴らすけど、今日はもういっぱい止まってるからいいか〜って8分30秒くらいからアナウンスして、9分より少し前に発車〜とか!?
そうなると、何番線か定かではない中での乗り換え時間、数十秒の差は大きい。
いやーー、乗れないかもーーーー。
駅員さん、時間厳守でお願いします〜!!!
と、2秒間ほどでここまで考えて、いや、とりあえず那智さんに確認メールが先だと気づく^^;
『いま、××駅に到着しました?』
送信したと同時に電車はホームに。
並ぶホームのいくつか先にはさっきの快速○○。
止まってる、それを目指して階段を降りる。
その最中に返信。
『違います。』
ああ、よかった〜^^
そんなにコマメにあるのは解せないけど、ひと安心。
それでも急ぎ足でホームを目指す。
構内の電光掲示板を頼りに何番線に行けばいいか、きょろきょろしながら。
多分、私の記憶が正しければ5番線なんだ。
えっと、5番線、5番線。
『○時10分 スーパー○○ ○○行き』
は?
なに?なんなの!?
9分でもないし、快速○○でもない。
時間も名前も違うじゃない!!
その次は『15分 普通 ○×行き』だ。
どう考えても10分発スーパー○○しかない。
とりあえずホームへの階段を上りながら『○○行きですか?』と再度メール。
すぐに『はい』とお返事。
多分、同じだよね。
しかもホームでは『○時○分の普通が遅れたため、先に○分が到着します』とかなんとか、ダイヤの乱れのアナウンス。
も〜〜〜、なによ〜、聞き取れないし、この障害だらけ〜〜〜〜!!
いったい那智さんは、何分着の何に乗ってるの;;
急いで駅員さんを見つけて、確認。
っていうか、これが一番確実な方法だよね。
「△駅から来る快速○○は、いまから来るのですか?」
「そうですよ。」
「9分着じゃないんですか?」
「はあ…」
なんか曖昧^^;まあ、多分、いいのでしょう。
「ありがとうございます、それで、8号車はどの辺ですか?」
「はい、ちょうど、この辺りです。ホームに番号が書いてあるでしょ、あれです。」
「ああ、ありがとうございます。」
8号車の前に立つと同じくらいに『さっきまで快速○○いまスーパー○○』がホームに入ってきた。
『乗ります!!』と、また送信して、電車に乗り8号車の中を歩く。
いない。
いない。
あれ?
こっちの座席にもいない。
全然込んでいない車内、すぐに人の確認はできる。
でも、那智さんがいない。
いやな予感。
もしかして、やっぱりこれじゃない?
もうひとつ、わざと隠れてる?(これは那智さんならではな予感です^^)
発車ベルが鳴り、携帯がなる。
わわわ、那智さん、どこ!?
ドアが閉まる。
あ〜ん、閉まっちゃったよ〜。
『那智さん、どこですか?乗ってます!?』
『うん、りん子、どこ?』
ああ、乗っててくれた、これでよかったんだ。
でも、おかしい、もう9号車の連結部分近くまで来てるのに。
『8号車ですよ』
『あれ?いる?』
『はい』
と、その瞬間9号車の連結部分から携帯片手に那智さん。
ああ、よかった〜!!
もう、やっと会えてホッとして嬉しくて、尻尾ブンブンな気分。
「那智さん8号車って言ってましたよ〜」
「うん、そうなんだけどさ、9号車行き止まりだったから、いちおうそっちに行ってたの」
以前同じような合流のしかたをして、何号車か確認していなかったせいで行き止まり車両にぶち当たり次の駅まで会えないという『ロミオとジュリエット状態』で半泣きになったことがあったから、それを心配してくれたらしい。
「もう、この手の待ち合わせは、私ダメですね^^;慌てちゃって。」
「なんで?」
席に座って、安心して、今朝の私を説明する。
時間じゃないけど快速○○が見えてね、それで慌てちゃってメールしたり。
「それは、慌てる必要ないな、だって時間言ってあるんだもん」
そうですけど〜。
それにね、書いてあった時間とね、名前が違ってたんですよ〜。
「ああ、それは慌てるね」
で、ホームに上がったら、ダイヤが乱れてるってアナウンスしてるし〜。
「ふ〜ん、それも困るね」
だから駅員さんに聞きました。ついでにね、8号車の位置も聞きました!!
(当たり前のことなんだけど若干『どうだ〜!!』な気分で^^;)
「うん」
このへんから私の娘モード開始(笑)
那智さんはごく普通に対応してる。
この、聞いて聞いての『娘モード』放流を、何も変わることなく受け入れてくれることは、とてもとても心地良い。
安心して、上機嫌で『いいこ』でいられるのだ。
ウキウキした勢いで話題は別の方向へ。
いつも話題提供係の私だから、誠に勝手ながら話題はどんどん変えさせていただく^^(あまりに唐突に変えるときは、いちおう『変えていいですか?』と聞きますよ^^;)
どうも、私は機械に弱くて、というか機械になめられてるとしか思えないのだけど。
最近変えた携帯を使いこなすことができない^^;
このときも画像処理がうまくいかず、いろいろ試行錯誤していたのだ。
そのことを那智さんに話す。
「これを小さく表示することができないんです。昨日はできたんだけど。」
「なんで?」
「わからないんです、いまやってみても、ほら、できないでしょ?」
「やり方が間違ってるんじゃない?」
「うう〜ん、同じようにやってるんですよ〜、どうしてだろう、昨日はできたのに;;」
「だから、何か手順が違ってるんだろ?」
「同じにしてるつもりです〜。」
「それなのに?昨日はできて、今日はダメなの?」
「はい。」
「そーか〜。じゃあ、今日は携帯の機嫌が悪いんだね^^」
だーーーーー。
那智さん、なんですか!?その子供扱いな言動!!!!
机の角に頭をぶつけて泣く娘に『いけない机だね』と慰めるような。
普通大人なら、そんな理由で納得しないだろうってことで慰める感じ。
わたし、わたし、立派な大人なんですけど!!!
って、嬉しいじゃありませんか〜〜〜〜〜〜*^^*
問題解決はしてないけど、なんででしょうこの子供扱いが嬉しくってたまらない私(後日、いちおう自力で解決しましたよ〜)
思わず那智さんの顔を覗き込む。
*
「那智さん、いま、私のこと、子供扱いしませんでした!?」
「そう?」
「しました、しました、なんでですか!?」
「さあなぁ。」
*
なんだかはぐらかされる。
わざとそうしたのか、それとも自然に出た言葉なのか。
真意がわからないまま。
でも、それがどうしても嬉しくて。
以後、電車を降りるまでの数十分間『*〜*』の会話を要所要所でリピートして、子供扱いの喜びを反芻する私だった。
那智さんと少しでも早く会いたいという気持ちは健気ではあるけれど。
でも、あんなふうにいっぱいいっぱいになってしまうのは、外的要因はあれど、多分私の特性だ。
誰に迷惑をかけているわけではないからかまわないけど、ちょっとトホホだし、ちょっと疲れる^^;
だけど、その慌てたことが『娘モード』放流の引き金になっているなら、一生懸命でいるのも悪くないかなと思う。
とりあえず、私たちにとっては、ね。
ということで、那智さんは『*〜*』を繰り返されるという楽しい(苦行?)電車の時間を味わって、電車は海に到着。
娘デートのはじまりなのでした〜^^
まだまだ続きます〜^^
娘デート2
独特な幸福感
「那智さん、私のこと子供扱いしましたよね〜」
海の駅に着いてもまだやめない。
はっきりしたお返事ももらえないし、そろそろやめようかな〜。(どうやらはぐらかすことで反芻を楽しませてくれていたみたいです)
「那智さん、私、子供扱い好きみたいです^^」
と、最後に告白してひとまず終了する。(って、告白でもなんでもないけど)
ここは観光地になっていて、展望台があったり神社があったりしているらしい。
らしいって、私全部見たことないんだ、入り口をちょこっと散策したていど。
ひと山越えれば岩場があって、洞窟も見学できるらしい。
那智さんは、過去に何度か女の子とデートしたことがあるのだ。
若干、張り合う気持ち。
私もそこまで行く〜。
おみやげ屋を眺めながら山の向こうを目指す。
徐々に坂がきつくなり、途中には急な石段まで。
ひゃー、日頃の運動不足が祟ってしまって、あっという間に息があがる^^;
「きついなら、この辺で引き返す?」
あまりにぜいぜい言う私を気遣って、そんな提案をしてくれたけど。
「いいえ、行きます。」と鼻息まで荒くする。
「もしかして、張り合ってんの?」
「はい!!!!」
我ながらアホくさいのわかってるけど、那智さんの見たことのある景色をできれば私も見たい。
他の女性が一緒に見たことがあるなら尚更だ。
石段を上り、途中踊り場のように広くなっている段まで来た。
ふいに右手の視界が広がって岸壁の間から海が見えた。
わあ、海だ〜。
切り立つ岸壁。
見下ろすとその先に大海原。
この日は雲っていたのだけど、それでも海が見えると急に明るく感じる。
清々しい開放感と岸壁の高さにちょっと怯えるような不思議な気持ちになった。
手すりにつかまって海を眺めていると、後ろからどんっと背中を押される。
どき〜〜〜ん!!
「うわぁぁ!!!!」
周りが振り向くような大声を出してしまった。
ああ、驚いた。
ああ、恥ずかしい。
もう、那智さんの意地悪!!
この辺りから那智さん『小学3年生』状態。
下りの石段でも背中を『どん』。
意外と平気でいると。
また『どん』。
「わあぁ!!」
今度はビクッとしてしまう。
「あんまりやると可哀想だから一回目はタイミングずらしてあげたけど、面白くないからもう一回やった」
ですって。
わかります?
両足が石段に着いている状態で一回目。
あまり動揺しないまらって、今度は片足を上げたタイミングを見計らって『どん』。
体勢が不安定だから、驚いてしまうのだ。
そこまでする?普通。
「もう、那智さん、やめてください〜」
神社にお参りする時のお清めの水はかけられては『きゃあああ』。
岸壁の頂上でガシッと肩を掴まれて『ぅわぁ!!!』。
「もー、落ちて死んだらどうするんですか〜^^」
もうおっかなびっくり。
にこにこひやひや楽しんでいた。
上り下りを繰り返して、また目の前に海が広がり、あとは下りだけになった。
山を越え反対側に出たんだ。
高く低く、ゴツゴツとした岩場に波が打ち寄せている。
少し高い位置が歩道になっているから見下ろしながら眺める波に吸い込まれそうだ。
しばらくすると入り組んだ岩山を繋ぐ展望橋。
これを渡って洞窟のほうに行かれるらしい。
数十mある橋。
左手には岸壁がそそり立ち、右手は海。
どちらからともなく手すりにつかまり、海からの風を受ける。
風が気持ちいい。
遠く水平線を見る。
「あ、蟹だ!!」
真下を覗いた那智さんが言った。
え♪蟹!?
わあ、どこどこ♪
「どこですか!?」
大きく体を乗り出して那智さんの指すほうを見る。
「ほら、そこ。」
「え?どこですか?」
「ほら、いっぱいいるよ」
んん?見えないよ〜。
那智さんの見てるもの一緒にみたいよ〜。
「那智さん、どこですか?どの辺!?何色の蟹?」
「いっぱい」と言っていたからなんとなく漠然と黒くて小さい蟹がうじゃうじゃしている様子を思い描いて、目を凝らして岩場を見る。
必死に真下を覗き込む。
「…ウソぴょ〜んって、言えなくなっちゃった…」
「へ?」
「いや、あんまり真剣でさ、冗談だって言えなくなっちゃったよ^^;」
「ウソなのですか!?蟹いないの?」
「…ごめん(笑)」
ええええ、ウソだったのですか〜!?
びっくり。
一点の曇りもなく100%信じて、私は心から真剣に蟹の姿を追ってしまっていた^^
清々しいほど、信じていたのだ。
さすがに、ここまで信じられると申し訳なくなってしまったらしい。
小学3年生とはいえちゃんとした大人、謝ってもらっちゃった^^
「あはは、那智さんのいうこと何でも信じる女でよかったですね〜^^」
我ながら、あまりの単純さにちょっと苦笑ではあるけれど。
那智さんが、繰り出すこと施すこと、言動や行動、それらを疑うことなく受け取り、素直に反応することができた事実が嬉しくて、なんだかホクホクした気分。
なんか『やりきった感』さえ感じる^^
まさしく上下の下の私の役割『疑うことなく身を任せ、素直に反応する』。
ふたりの間で『素直でいる』ことがすべてを凌駕した瞬間だった(笑)
いや、もともと単細胞で割となんでも信じちゃうんだけど^^;
これは『素直でいる』ことが上手い具合にいった一例^^
次回『娘デート3』は、同じ『素直でいる』ことのちょっと面倒な一例と、そこからただいま訓練中のお話です〜。
だいぶお馴染み^^
『疑うことなく身を任せ、素直に反応するということ』
『対等で上下』
「那智さん、私のこと子供扱いしましたよね〜」
海の駅に着いてもまだやめない。
はっきりしたお返事ももらえないし、そろそろやめようかな〜。(どうやらはぐらかすことで反芻を楽しませてくれていたみたいです)
「那智さん、私、子供扱い好きみたいです^^」
と、最後に告白してひとまず終了する。(って、告白でもなんでもないけど)
ここは観光地になっていて、展望台があったり神社があったりしているらしい。
らしいって、私全部見たことないんだ、入り口をちょこっと散策したていど。
ひと山越えれば岩場があって、洞窟も見学できるらしい。
那智さんは、過去に何度か女の子とデートしたことがあるのだ。
若干、張り合う気持ち。
私もそこまで行く〜。
おみやげ屋を眺めながら山の向こうを目指す。
徐々に坂がきつくなり、途中には急な石段まで。
ひゃー、日頃の運動不足が祟ってしまって、あっという間に息があがる^^;
「きついなら、この辺で引き返す?」
あまりにぜいぜい言う私を気遣って、そんな提案をしてくれたけど。
「いいえ、行きます。」と鼻息まで荒くする。
「もしかして、張り合ってんの?」
「はい!!!!」
我ながらアホくさいのわかってるけど、那智さんの見たことのある景色をできれば私も見たい。
他の女性が一緒に見たことがあるなら尚更だ。
石段を上り、途中踊り場のように広くなっている段まで来た。
ふいに右手の視界が広がって岸壁の間から海が見えた。
わあ、海だ〜。
切り立つ岸壁。
見下ろすとその先に大海原。
この日は雲っていたのだけど、それでも海が見えると急に明るく感じる。
清々しい開放感と岸壁の高さにちょっと怯えるような不思議な気持ちになった。
手すりにつかまって海を眺めていると、後ろからどんっと背中を押される。
どき〜〜〜ん!!
「うわぁぁ!!!!」
周りが振り向くような大声を出してしまった。
ああ、驚いた。
ああ、恥ずかしい。
もう、那智さんの意地悪!!
この辺りから那智さん『小学3年生』状態。
下りの石段でも背中を『どん』。
意外と平気でいると。
また『どん』。
「わあぁ!!」
今度はビクッとしてしまう。
「あんまりやると可哀想だから一回目はタイミングずらしてあげたけど、面白くないからもう一回やった」
ですって。
わかります?
両足が石段に着いている状態で一回目。
あまり動揺しないまらって、今度は片足を上げたタイミングを見計らって『どん』。
体勢が不安定だから、驚いてしまうのだ。
そこまでする?普通。
「もう、那智さん、やめてください〜」
神社にお参りする時のお清めの水はかけられては『きゃあああ』。
岸壁の頂上でガシッと肩を掴まれて『ぅわぁ!!!』。
「もー、落ちて死んだらどうするんですか〜^^」
もうおっかなびっくり。
にこにこひやひや楽しんでいた。
上り下りを繰り返して、また目の前に海が広がり、あとは下りだけになった。
山を越え反対側に出たんだ。
高く低く、ゴツゴツとした岩場に波が打ち寄せている。
少し高い位置が歩道になっているから見下ろしながら眺める波に吸い込まれそうだ。
しばらくすると入り組んだ岩山を繋ぐ展望橋。
これを渡って洞窟のほうに行かれるらしい。
数十mある橋。
左手には岸壁がそそり立ち、右手は海。
どちらからともなく手すりにつかまり、海からの風を受ける。
風が気持ちいい。
遠く水平線を見る。
「あ、蟹だ!!」
真下を覗いた那智さんが言った。
え♪蟹!?
わあ、どこどこ♪
「どこですか!?」
大きく体を乗り出して那智さんの指すほうを見る。
「ほら、そこ。」
「え?どこですか?」
「ほら、いっぱいいるよ」
んん?見えないよ〜。
那智さんの見てるもの一緒にみたいよ〜。
「那智さん、どこですか?どの辺!?何色の蟹?」
「いっぱい」と言っていたからなんとなく漠然と黒くて小さい蟹がうじゃうじゃしている様子を思い描いて、目を凝らして岩場を見る。
必死に真下を覗き込む。
「…ウソぴょ〜んって、言えなくなっちゃった…」
「へ?」
「いや、あんまり真剣でさ、冗談だって言えなくなっちゃったよ^^;」
「ウソなのですか!?蟹いないの?」
「…ごめん(笑)」
ええええ、ウソだったのですか〜!?
びっくり。
一点の曇りもなく100%信じて、私は心から真剣に蟹の姿を追ってしまっていた^^
清々しいほど、信じていたのだ。
さすがに、ここまで信じられると申し訳なくなってしまったらしい。
小学3年生とはいえちゃんとした大人、謝ってもらっちゃった^^
「あはは、那智さんのいうこと何でも信じる女でよかったですね〜^^」
我ながら、あまりの単純さにちょっと苦笑ではあるけれど。
那智さんが、繰り出すこと施すこと、言動や行動、それらを疑うことなく受け取り、素直に反応することができた事実が嬉しくて、なんだかホクホクした気分。
なんか『やりきった感』さえ感じる^^
まさしく上下の下の私の役割『疑うことなく身を任せ、素直に反応する』。
ふたりの間で『素直でいる』ことがすべてを凌駕した瞬間だった(笑)
いや、もともと単細胞で割となんでも信じちゃうんだけど^^;
これは『素直でいる』ことが上手い具合にいった一例^^
次回『娘デート3』は、同じ『素直でいる』ことのちょっと面倒な一例と、そこからただいま訓練中のお話です〜。
だいぶお馴染み^^
『疑うことなく身を任せ、素直に反応するということ』
『対等で上下』
娘デート3
独特な幸福感
『疑うことなく身を任せ、素直に反応する』ことはふたりの関係の『核』といってもいいくらいとてもとても重要なこと。
正の感情はもちろん。
悲しいや傷ついたなどの負の感情も心に蓋をすることなく伝える。
(その時大事なのは『傷ついたから、嫌みを言ってやろう』とか『悲しいから不機嫌でいて困らせてやろう』という二次的な感情を表さないこと)
じゃあ、なぜ那智さんは、私に『素直でいること』を課しているのでしょう。
負の感情にニコニコ蓋をして心にシミを残してばかりだった私が生きやすくなるための訓練ということもあるけれど。
やはり、ふたりの関係作りにとても重要なことだったからなのです。
那智さんは、りん子の心を深読みして言いたいことしたいことを制限することなく付き合いたい。
りん子には、いままでのように負の感情に蓋をして心にシミを残してほしくない。
那智さんはしたいことをする。
私は心に蓋をしない。
そこで起きた問題は我慢せず、その都度解決するには私が『素直でいる』こと。
これは、ふたりが我慢せずリラックスして、長く深く付き合うにはとても必要なことなのでした。
素直でいるのだから、当然負の感情だって表す。
しかも那智さんは、私が本気で恥ずかしがったり怖がったり、心から喜んだりすることが大好きなので、時にはかなりギリギリのことをするのです^^;
それらに思うように振れる私のアンテナもお好きのようなので、もうほんとアンテナ振り切っちゃうくらいなときもある。
で、その場合も当然『生まれた感情を素直』に表すのだけど、いま訓練しているのはそこから立ち直ることなの。
人って、一度落ち込んでしまうと、切り替えのタイミングが難しくていつまでも不機嫌だったり、逆に意地悪言ったりしてしまうこともありますよね。
ちゃんと話し合いをして誤解が解けたら、そこから先の落ち込みは、要は『甘え』なわけです。
甘えちゃいけないわけじゃないけど、どこまでが『落ち込み』で、どこからが『甘え』なのかを自覚して、その切り替えのタイミング。
これを訓練中。
つまずくのはかまわない。
だけど、ずっとつまずきっぱなしではなくて、早く切り替えられるように。
数ヶ月前に、こう提示された。
その訓練の成果が、ちょっと出てきたかな〜という出来事が『蟹、どこ!?』の後でやってきたのでした。
えっと、これからその出来事を書こうと思うのだけど。
実は、とっても恥ずかしい話なんだ〜。
私も恥ずかしいし、那智さんだって『そこまでする!?』みたいな評判を落としかねないことなの^^;
でも、ちゃんと書かずに伝える力がないから書くの。
どうか、これは『お互いだから』と思って読んでくださいね。
私は那智さん以外にはこんなふうに落ち込んだりぐずったりしないし、那智さんも他の人に対してここまで『ズカズカ』踏む込むことはしないので(って、超フォロー^^)
ということで、長い前振りして。
あ〜、恥ずかしいよぉ。
『蟹、どこーーー』のあと。
入場料を支払って、洞窟見学。
高いってほどでもなけど安いこともない金額で、那智さん曰く『わざわざ払う人も多くないだろうから、遊べる^^』とスカートに手を入れられながら言われた(笑)
照明を落とした洞窟。
最初はパネルが展示してあったりして普通の見学コース。
しばらくすると、それまでは天井も広くてあまり洞窟を意識することなかったのに、ちょっと様子が変わってきた。
係員がろうそくを灯した簡易提灯のようなものを渡してくれて、その先に進んでいくのだ。
なに?なに?
もうそれだけで、ドキドキ。
しばらく広い道をいくと徐々に道幅も狭まって、天井も低くなってきた。
係員の姿は見えない、那智さんとふたりだけだ。
道がふた手に別れていたから、先に左に。
天井がぐっと低くなって腰を屈めないと危ないくらい。
那智さんの腕に掴まって、どんどん狭く薄暗くなっていく先を目指す。
私ね、すごく恐がりなのだ^^;
暗いというだけでもう充分怖い。
湿気臭く湿った空気。
両側に寄贈された石像はずらっと並ぶ。
お化けというより、なんだか人がいてはいけない空間に来てしまっているような怖さを感じていまって、もうビクビクしながら進んだ。
「那智さん、なんだか怖いです〜」
「そ〜お?昔ここは島流れにあった人がね…」
「やー、やめてください〜」
「あ、石像が!!」
「うっわぁ、脅かさないで〜」
もう何を聞いても、体が『びく〜〜〜っ』。
つい立てがあって、それ以上は立ち入り禁止になっていた。
そこから先は照明はなく、行き止まりのようにも見えるし、ずーっと奥まで続いているようにも感じる。
その不明確な感じが、もうだめ!!見ちゃいけないものなんだよ〜、きっと;;;;
「那智さん、もう戻りましょ…」
「こ〜の〜さ〜き〜に〜(笑)」
那智さんの言ってることは全然怖くない(笑)
むしろ、わざとそうして、私を楽しませようとしてくれているのもわかる。
引き返し、次は右の道へ。
同じように石像と通行禁止。
かなりぐったりしてしまった^^;
右側の道から戻り、元来た道に出て、ホッとした瞬間那智さんが下着に手を入れてきた。
おまんこを触り、濡れた指をアナルにぐいっと突っ込んできたんだ。
あっという間のことでわけわからずあわあわしていたら。
「あ、くっさーい(笑)」
指を鼻に持っていっている様子。
ああ、ダメ、いまの。
恥ずかしさと屈辱感で立ってられず、その場にしゃがみ込む。
追い打ちをかけるように、その指を私の鼻に押し付けてきた。
(こういうとき、引かないのよね、那智さん、敢えてもっとする;;)
ザクザクと心を引っ掻かれているみたいだ。
「ほら〜、臭い嗅いでみ〜(笑)」
普段なら、「ひどーい」と照れ笑いするとか「私のそこはストロベリーの香りです!!」なんて切り返せるのだけど、この日はできなかった。
多分、怖さで気持ちがへこたれてたのと。
じつは、那智さんと合流して海の駅へ向かう乗り換えのときに、私お腹の調子が良くなくてトイレに行っているのだ。
ウォシュレットできなかったし、乗り換え時間が迫っていたから、きっと『最高にキレイ』だという自信がなかったのだよね。
だから、笑って流すことができなかった。
「那智さん、それいやです。」
立ち上がりうつむいて歩き出す。
「どうして?穴に深く突っ込んだんだよ、臭いに決まってるじゃん」
お尻が『最高にキレイじゃない』理由を話し、だから、冗談に取れなかったことを伝える。
それに普通それいやがるよ、女なら。
那智さん、私悲しいです。
那智さんは。
りん子を傷つけたいなんてこれっぽっちも思ってない。
遊んで可愛がっているだけ。
という。
私が本気で反応することが好きな那智さんはこういう方法で可愛がろうとするのだ。
もしかしたら、私のほうの事情がなければいつもの可愛がりになるはずだったかもしれないと思うと、これも『傷つけよう』としてやったのではないと思える。
いじめて遊ぶと傷つけるの違いを、私はずっと冷静に感じ取ろうとしている。
一生懸命見極める。
だけど、りん子が悲しくなってしまったのなら、ごめんね。
悪いことをしたとは言いたくない(可愛がってるつもりだからね)から、ごめんね俺の判断が間違ってた、だな。
こう話してくれる。
私は私の気持ちを素直に伝えた。
那智さんの気持ちを聞いて、見極めて、私を可愛がる範疇だったと感じられた。
『蟹、どこー!?』の展望橋まで戻ってきた。
頭では理解できているけど。
悲しい気持ちが収まらない。
橋の欄干に寄りかかり腕に顎を載せる。
繰り返しているのはわかっているけど、悲しい気持ちを話す。
少し涙が出てきてしまう。
ああ、いまは『甘え』ているな〜。
「那智さん、私那智さんに可愛いと思ってほしいのですよ。あんなこと言われたら悲しい」
那智さんの顔を一切見ず、海だけを見ている。
ぶすっとした顔で涙を拭く。
「落ち込んでもいいけど、ここから動いたら立ち直ること、いいね^^」
あ、訓練だ。
たしかに、もうふたりの気持ちは伝え合ったから、いまは『甘え』だね。
「ここって、ここですか?」
足をトントンと二度踏みならす。
「そう」
ふふ、いいきっかけを作ってくれたな。
ここからちょっとでも動いたら、戻るのね。
そのきっかけをくれたことが嬉しかった。
「さ、あの警備員に写真撮ってもらお」
話題を変えてくれた。
でも、もうちょっとだな。
「那智さん、もうちょっと、ここにいていいですか?」
「いいよ〜、タバコ吸ってくる」
潮風にあたって、気持ちを切り替える時間を少しもらう。
気持ちを素直に伝えられた。
那智さんの気持ちも教えてもらった。
甘えさせてもらえたし、きっかけを作ってくれた。
うん、もう充分。
もう一度、トントンと位置確認して。
ここから動こう。
「那智さん、お待たせしました^^」
にっこり、微笑んで灰皿の側まで行く。
悲しくなっても怒ってもいい。
甘えてもいいとね。
だけど、話し合いをしてくれたら、あとは『甘え』から切り替える力をつけたい。
那智さんは、自分が我慢せずに付き合うために、私に『素直でいる』ことを求める。
そこで生まれた感情や問題を引き受けることで『素直』でいさせる責任を果たしてくれているのだ。
だから、私は思いっきり甘えさせてもらっている責任を、上手に切り替えることで果たそうと訓練している。
すこし、訓練もうまくいっているかなと思える出来事なのでした。
このきっかけをくれる辺りが、やっぱり『娘』^^;
痛いの、痛いの飛んでけ〜
に通じる気がするのは、私だけでしょうか。
やっぱり『娘デート』な日^^
ふう、長いですね〜^^
まだ続きもあるのだけど、どうしようかな〜。
思案中です^^
『疑うことなく身を任せ、素直に反応する』ことはふたりの関係の『核』といってもいいくらいとてもとても重要なこと。
正の感情はもちろん。
悲しいや傷ついたなどの負の感情も心に蓋をすることなく伝える。
(その時大事なのは『傷ついたから、嫌みを言ってやろう』とか『悲しいから不機嫌でいて困らせてやろう』という二次的な感情を表さないこと)
じゃあ、なぜ那智さんは、私に『素直でいること』を課しているのでしょう。
負の感情にニコニコ蓋をして心にシミを残してばかりだった私が生きやすくなるための訓練ということもあるけれど。
やはり、ふたりの関係作りにとても重要なことだったからなのです。
那智さんは、りん子の心を深読みして言いたいことしたいことを制限することなく付き合いたい。
りん子には、いままでのように負の感情に蓋をして心にシミを残してほしくない。
那智さんはしたいことをする。
私は心に蓋をしない。
そこで起きた問題は我慢せず、その都度解決するには私が『素直でいる』こと。
これは、ふたりが我慢せずリラックスして、長く深く付き合うにはとても必要なことなのでした。
素直でいるのだから、当然負の感情だって表す。
しかも那智さんは、私が本気で恥ずかしがったり怖がったり、心から喜んだりすることが大好きなので、時にはかなりギリギリのことをするのです^^;
それらに思うように振れる私のアンテナもお好きのようなので、もうほんとアンテナ振り切っちゃうくらいなときもある。
で、その場合も当然『生まれた感情を素直』に表すのだけど、いま訓練しているのはそこから立ち直ることなの。
人って、一度落ち込んでしまうと、切り替えのタイミングが難しくていつまでも不機嫌だったり、逆に意地悪言ったりしてしまうこともありますよね。
ちゃんと話し合いをして誤解が解けたら、そこから先の落ち込みは、要は『甘え』なわけです。
甘えちゃいけないわけじゃないけど、どこまでが『落ち込み』で、どこからが『甘え』なのかを自覚して、その切り替えのタイミング。
これを訓練中。
つまずくのはかまわない。
だけど、ずっとつまずきっぱなしではなくて、早く切り替えられるように。
数ヶ月前に、こう提示された。
その訓練の成果が、ちょっと出てきたかな〜という出来事が『蟹、どこ!?』の後でやってきたのでした。
えっと、これからその出来事を書こうと思うのだけど。
実は、とっても恥ずかしい話なんだ〜。
私も恥ずかしいし、那智さんだって『そこまでする!?』みたいな評判を落としかねないことなの^^;
でも、ちゃんと書かずに伝える力がないから書くの。
どうか、これは『お互いだから』と思って読んでくださいね。
私は那智さん以外にはこんなふうに落ち込んだりぐずったりしないし、那智さんも他の人に対してここまで『ズカズカ』踏む込むことはしないので(って、超フォロー^^)
ということで、長い前振りして。
あ〜、恥ずかしいよぉ。
『蟹、どこーーー』のあと。
入場料を支払って、洞窟見学。
高いってほどでもなけど安いこともない金額で、那智さん曰く『わざわざ払う人も多くないだろうから、遊べる^^』とスカートに手を入れられながら言われた(笑)
照明を落とした洞窟。
最初はパネルが展示してあったりして普通の見学コース。
しばらくすると、それまでは天井も広くてあまり洞窟を意識することなかったのに、ちょっと様子が変わってきた。
係員がろうそくを灯した簡易提灯のようなものを渡してくれて、その先に進んでいくのだ。
なに?なに?
もうそれだけで、ドキドキ。
しばらく広い道をいくと徐々に道幅も狭まって、天井も低くなってきた。
係員の姿は見えない、那智さんとふたりだけだ。
道がふた手に別れていたから、先に左に。
天井がぐっと低くなって腰を屈めないと危ないくらい。
那智さんの腕に掴まって、どんどん狭く薄暗くなっていく先を目指す。
私ね、すごく恐がりなのだ^^;
暗いというだけでもう充分怖い。
湿気臭く湿った空気。
両側に寄贈された石像はずらっと並ぶ。
お化けというより、なんだか人がいてはいけない空間に来てしまっているような怖さを感じていまって、もうビクビクしながら進んだ。
「那智さん、なんだか怖いです〜」
「そ〜お?昔ここは島流れにあった人がね…」
「やー、やめてください〜」
「あ、石像が!!」
「うっわぁ、脅かさないで〜」
もう何を聞いても、体が『びく〜〜〜っ』。
つい立てがあって、それ以上は立ち入り禁止になっていた。
そこから先は照明はなく、行き止まりのようにも見えるし、ずーっと奥まで続いているようにも感じる。
その不明確な感じが、もうだめ!!見ちゃいけないものなんだよ〜、きっと;;;;
「那智さん、もう戻りましょ…」
「こ〜の〜さ〜き〜に〜(笑)」
那智さんの言ってることは全然怖くない(笑)
むしろ、わざとそうして、私を楽しませようとしてくれているのもわかる。
引き返し、次は右の道へ。
同じように石像と通行禁止。
かなりぐったりしてしまった^^;
右側の道から戻り、元来た道に出て、ホッとした瞬間那智さんが下着に手を入れてきた。
おまんこを触り、濡れた指をアナルにぐいっと突っ込んできたんだ。
あっという間のことでわけわからずあわあわしていたら。
「あ、くっさーい(笑)」
指を鼻に持っていっている様子。
ああ、ダメ、いまの。
恥ずかしさと屈辱感で立ってられず、その場にしゃがみ込む。
追い打ちをかけるように、その指を私の鼻に押し付けてきた。
(こういうとき、引かないのよね、那智さん、敢えてもっとする;;)
ザクザクと心を引っ掻かれているみたいだ。
「ほら〜、臭い嗅いでみ〜(笑)」
普段なら、「ひどーい」と照れ笑いするとか「私のそこはストロベリーの香りです!!」なんて切り返せるのだけど、この日はできなかった。
多分、怖さで気持ちがへこたれてたのと。
じつは、那智さんと合流して海の駅へ向かう乗り換えのときに、私お腹の調子が良くなくてトイレに行っているのだ。
ウォシュレットできなかったし、乗り換え時間が迫っていたから、きっと『最高にキレイ』だという自信がなかったのだよね。
だから、笑って流すことができなかった。
「那智さん、それいやです。」
立ち上がりうつむいて歩き出す。
「どうして?穴に深く突っ込んだんだよ、臭いに決まってるじゃん」
お尻が『最高にキレイじゃない』理由を話し、だから、冗談に取れなかったことを伝える。
それに普通それいやがるよ、女なら。
那智さん、私悲しいです。
那智さんは。
りん子を傷つけたいなんてこれっぽっちも思ってない。
遊んで可愛がっているだけ。
という。
私が本気で反応することが好きな那智さんはこういう方法で可愛がろうとするのだ。
もしかしたら、私のほうの事情がなければいつもの可愛がりになるはずだったかもしれないと思うと、これも『傷つけよう』としてやったのではないと思える。
いじめて遊ぶと傷つけるの違いを、私はずっと冷静に感じ取ろうとしている。
一生懸命見極める。
だけど、りん子が悲しくなってしまったのなら、ごめんね。
悪いことをしたとは言いたくない(可愛がってるつもりだからね)から、ごめんね俺の判断が間違ってた、だな。
こう話してくれる。
私は私の気持ちを素直に伝えた。
那智さんの気持ちを聞いて、見極めて、私を可愛がる範疇だったと感じられた。
『蟹、どこー!?』の展望橋まで戻ってきた。
頭では理解できているけど。
悲しい気持ちが収まらない。
橋の欄干に寄りかかり腕に顎を載せる。
繰り返しているのはわかっているけど、悲しい気持ちを話す。
少し涙が出てきてしまう。
ああ、いまは『甘え』ているな〜。
「那智さん、私那智さんに可愛いと思ってほしいのですよ。あんなこと言われたら悲しい」
那智さんの顔を一切見ず、海だけを見ている。
ぶすっとした顔で涙を拭く。
「落ち込んでもいいけど、ここから動いたら立ち直ること、いいね^^」
あ、訓練だ。
たしかに、もうふたりの気持ちは伝え合ったから、いまは『甘え』だね。
「ここって、ここですか?」
足をトントンと二度踏みならす。
「そう」
ふふ、いいきっかけを作ってくれたな。
ここからちょっとでも動いたら、戻るのね。
そのきっかけをくれたことが嬉しかった。
「さ、あの警備員に写真撮ってもらお」
話題を変えてくれた。
でも、もうちょっとだな。
「那智さん、もうちょっと、ここにいていいですか?」
「いいよ〜、タバコ吸ってくる」
潮風にあたって、気持ちを切り替える時間を少しもらう。
気持ちを素直に伝えられた。
那智さんの気持ちも教えてもらった。
甘えさせてもらえたし、きっかけを作ってくれた。
うん、もう充分。
もう一度、トントンと位置確認して。
ここから動こう。
「那智さん、お待たせしました^^」
にっこり、微笑んで灰皿の側まで行く。
悲しくなっても怒ってもいい。
甘えてもいいとね。
だけど、話し合いをしてくれたら、あとは『甘え』から切り替える力をつけたい。
那智さんは、自分が我慢せずに付き合うために、私に『素直でいる』ことを求める。
そこで生まれた感情や問題を引き受けることで『素直』でいさせる責任を果たしてくれているのだ。
だから、私は思いっきり甘えさせてもらっている責任を、上手に切り替えることで果たそうと訓練している。
すこし、訓練もうまくいっているかなと思える出来事なのでした。
このきっかけをくれる辺りが、やっぱり『娘』^^;
痛いの、痛いの飛んでけ〜
に通じる気がするのは、私だけでしょうか。
やっぱり『娘デート』な日^^
ふう、長いですね〜^^
まだ続きもあるのだけど、どうしようかな〜。
思案中です^^
娘デート4
独特な幸福感
いいきっかけをくれたから切り替えることができた。
このほうが那智さんもいいし、私自身も気持ちがいい。
きっと警備員に撮ってもらった写真の私は良い笑顔なはず。
もと来た道を戻り、そろそろお昼の時間。
お土産屋が並ぶ通りにお食事処もたくさんあるけど、どれもピンと来ないな。
テレビで紹介されたことがあるようなところは行列までできている。
ふたりとも並んでまでして食べる派ではないので、スルー。
結局街沿いにあるチェーン店に入ってしまった。
店内に通されたけど、なんだか隣り同士ちょっと窮屈に感じたら、那智さんも同じように思ったのかな誰もいないテラス席でもいいかと聞いてくれた。
街道沿いだから決して良い眺めではないけれど、外の開放感は充分に感じられる。
誰もいないことを躊躇せずに申し出てくれたことに感謝。
サラダやフォカッチャ、ドリンクがついたランチパスタ。
でも、きっとふたつは多そうだから、大盛りを頼んで分けようということになる。
ランチをふたつ頼まないのは、ちょっとお店に申し訳ないな〜と思いながら。
(そういうところ、ちょっと気になる)
オーダーを取りにきた店員さんにいちおうパスタの量を聞いて、やっぱり大盛りに。
ついでにフォカッチャも大盛りに。
ビールはグラスとピッチャーしかないくて。
その真ん中くらいがほしいよね^^;
「真ん中くらいの作ってくださいよ〜^^」と那智さんの突っ込みに店員さんも笑う。
「分けたいので取り皿をいただけますか?」丁寧にお願いする。
笑って、丁寧に話して、店員さんはどう感じたかわからないけど、こんなやり取りも心地よい。
グラスビールをハーフボトルの赤ワイン。
これがあるからランチパスタ一人前で充分なのだ^^
食べて飲んで笑って。
ランチ一人分しか注文していないから食後のコーヒーも一杯のはずなのに、さっきの店員さんが「サービスです」ってふたり分くれた。
例えばオフィス街とかで『また来てね』とサービスするならわかるけど、観光地でもう二度と来ないかもしれない客に最後の最後でサービスしてくれた。
しかも、いちおうチェーン店なのだ、その辺の臨機応変なこともしづらいんじゃないかなとも思えるよね。
たかがコーヒー一杯なんだけど、その気持ちがすごーく嬉しい。
こういう気持ちに触れると、とても贅沢させてもらった気分になるね。
それから、ホテルに入った。
最近、おまんこの毛を那智さんに剃ってもらっている。
1、2週間に一度会えることに感謝なのだけど、ここ数回その都度剃ってもらっているのだ。
だからツルツルのおまんこでバイバイして、チクチク状態でまた会う^^;
この日も剃ってもらったのだけど、アフターシェービングローションを忘れてしまったみたいで、アメニティの化粧水か保湿液かなにかで代用したみたい。
私は寝転がり大きく足を広げてされるがまま。
恥ずかしよ〜。
きゃーー、那智さんぴりぴりする〜〜〜〜;;
と、ここでもただただ素直にしていればいいのだ。
乳首を弄んだり。
電マを使ったり。
腕枕をしたり、おっぱいを吸ったり。
(那智さんのおっぱいを吸う〜『実験結果』なんかもお読みくださーい)
なんだか涙が溢れてきたしまった。
あんまり楽しくて、幸せで。
いろんなことがあっていろんな気持ちになったけど、どれも幸せなことばかりだった。
このリラックスした居場所が、あまりにも心地よくて、わんわん泣いてしまった。
「さっきのランチもそうだけど、俺たちふたりでいると周りが優しいだろ?」
「はい;;」
「俺たちがいい人だからだよ^^」
不思議なことをいう。
そうなのかな。
ふと夏の旅行のときに親切にしてもらったことを思い出した。
(『夏の旅行2』)
いい人だからかどうかはわからないけど、笑い合うカップルは、もしかしたら人も親切にしたいと思ってくれるのかもしれないな、なんて思った。
最後に娘の極めつけ^^
わんわん泣いた後お風呂に入った。
いつもお風呂に入るとき。
那智さんの足の間に入って向かい合うことがほとんどなんだ。
私が覆いかぶさるようにくっつくことも稀にあるけれど、基本的には向かいあってる。
(ホテルのバスタブって幅広いでしょ?だから、足元にいるって感じ)
ここのバスタブはちょっと狭かったんだな。
だから、はじめて胡座をかく那智さんの膝の上に座ってしまった。
ずいぶん昔も、こういうふうに座ればと促されたことがあったのだけど、お湯の中だから重いことはないでしょうけど、なんだか遠慮してしまって断ったことがあるの。
あのどうしてもできなかったこと。
たくさん娘気分にさせてもらって、最後にたくさん泣いて、あの時の私はかなり『本気の娘気分』になっていたように思う。
もちろん、性的な感情もあるのだからあくまでも『気分』の話だけど。
遠慮することなく当然のように那智さんの胡座に収まっていることは、嬉しくて安心して、私を照れ笑いさせた。
女の子でいられることに幸せを感じながら。
とても個人的なデート話にお付き合いくださってありがとうございました^^
対等で上下といっている私たちの関係。
なんだか矛盾した言葉。
上下がある時点で、対等でもなんでもないよ。
ほんとに対等な人間同士なら『娘扱い』を喜ばないかもしれない。
そうかもしれないね。
だけど、これはふたりにとってとても心地よい、大好きなポジションなのだ。
那智さんは優れているから上なのではなく、好きなポジションだから『上』。
私も劣っているのではなく、幸せな位置だから『下』でいるだけ。
私たちは上下はあるけれど、優劣はない。
そこが『対等』だと言えるのだと思う。
この優劣のない関係は、とてもとても心地よい。
最後にもう一回^^
お風呂の中、こんな感じだったの〜*^^*
ちょっと思案中なんて甘えちゃったけど、みなさん楽しんでくださって嬉しかったです^^
これは思案しながら下書きしたものをアップしています。
思案中だったから、ちょっと駆け足になってしまったと思いますが、最後までお付き合いくださってありがとうございました。
楽しんでいただけているなら、もっと引っ張ってもよかった?
なーんていうのは、冗談です^^
連休中はレスが遅れるかもしれませんが、よろしくお願いします〜。
いいきっかけをくれたから切り替えることができた。
このほうが那智さんもいいし、私自身も気持ちがいい。
きっと警備員に撮ってもらった写真の私は良い笑顔なはず。
もと来た道を戻り、そろそろお昼の時間。
お土産屋が並ぶ通りにお食事処もたくさんあるけど、どれもピンと来ないな。
テレビで紹介されたことがあるようなところは行列までできている。
ふたりとも並んでまでして食べる派ではないので、スルー。
結局街沿いにあるチェーン店に入ってしまった。
店内に通されたけど、なんだか隣り同士ちょっと窮屈に感じたら、那智さんも同じように思ったのかな誰もいないテラス席でもいいかと聞いてくれた。
街道沿いだから決して良い眺めではないけれど、外の開放感は充分に感じられる。
誰もいないことを躊躇せずに申し出てくれたことに感謝。
サラダやフォカッチャ、ドリンクがついたランチパスタ。
でも、きっとふたつは多そうだから、大盛りを頼んで分けようということになる。
ランチをふたつ頼まないのは、ちょっとお店に申し訳ないな〜と思いながら。
(そういうところ、ちょっと気になる)
オーダーを取りにきた店員さんにいちおうパスタの量を聞いて、やっぱり大盛りに。
ついでにフォカッチャも大盛りに。
ビールはグラスとピッチャーしかないくて。
その真ん中くらいがほしいよね^^;
「真ん中くらいの作ってくださいよ〜^^」と那智さんの突っ込みに店員さんも笑う。
「分けたいので取り皿をいただけますか?」丁寧にお願いする。
笑って、丁寧に話して、店員さんはどう感じたかわからないけど、こんなやり取りも心地よい。
グラスビールをハーフボトルの赤ワイン。
これがあるからランチパスタ一人前で充分なのだ^^
食べて飲んで笑って。
ランチ一人分しか注文していないから食後のコーヒーも一杯のはずなのに、さっきの店員さんが「サービスです」ってふたり分くれた。
例えばオフィス街とかで『また来てね』とサービスするならわかるけど、観光地でもう二度と来ないかもしれない客に最後の最後でサービスしてくれた。
しかも、いちおうチェーン店なのだ、その辺の臨機応変なこともしづらいんじゃないかなとも思えるよね。
たかがコーヒー一杯なんだけど、その気持ちがすごーく嬉しい。
こういう気持ちに触れると、とても贅沢させてもらった気分になるね。
それから、ホテルに入った。
最近、おまんこの毛を那智さんに剃ってもらっている。
1、2週間に一度会えることに感謝なのだけど、ここ数回その都度剃ってもらっているのだ。
だからツルツルのおまんこでバイバイして、チクチク状態でまた会う^^;
この日も剃ってもらったのだけど、アフターシェービングローションを忘れてしまったみたいで、アメニティの化粧水か保湿液かなにかで代用したみたい。
私は寝転がり大きく足を広げてされるがまま。
恥ずかしよ〜。
きゃーー、那智さんぴりぴりする〜〜〜〜;;
と、ここでもただただ素直にしていればいいのだ。
乳首を弄んだり。
電マを使ったり。
腕枕をしたり、おっぱいを吸ったり。
(那智さんのおっぱいを吸う〜『実験結果』なんかもお読みくださーい)
なんだか涙が溢れてきたしまった。
あんまり楽しくて、幸せで。
いろんなことがあっていろんな気持ちになったけど、どれも幸せなことばかりだった。
このリラックスした居場所が、あまりにも心地よくて、わんわん泣いてしまった。
「さっきのランチもそうだけど、俺たちふたりでいると周りが優しいだろ?」
「はい;;」
「俺たちがいい人だからだよ^^」
不思議なことをいう。
そうなのかな。
ふと夏の旅行のときに親切にしてもらったことを思い出した。
(『夏の旅行2』)
いい人だからかどうかはわからないけど、笑い合うカップルは、もしかしたら人も親切にしたいと思ってくれるのかもしれないな、なんて思った。
最後に娘の極めつけ^^
わんわん泣いた後お風呂に入った。
いつもお風呂に入るとき。
那智さんの足の間に入って向かい合うことがほとんどなんだ。
私が覆いかぶさるようにくっつくことも稀にあるけれど、基本的には向かいあってる。
(ホテルのバスタブって幅広いでしょ?だから、足元にいるって感じ)
ここのバスタブはちょっと狭かったんだな。
だから、はじめて胡座をかく那智さんの膝の上に座ってしまった。
ずいぶん昔も、こういうふうに座ればと促されたことがあったのだけど、お湯の中だから重いことはないでしょうけど、なんだか遠慮してしまって断ったことがあるの。
あのどうしてもできなかったこと。
たくさん娘気分にさせてもらって、最後にたくさん泣いて、あの時の私はかなり『本気の娘気分』になっていたように思う。
もちろん、性的な感情もあるのだからあくまでも『気分』の話だけど。
遠慮することなく当然のように那智さんの胡座に収まっていることは、嬉しくて安心して、私を照れ笑いさせた。
女の子でいられることに幸せを感じながら。
とても個人的なデート話にお付き合いくださってありがとうございました^^
対等で上下といっている私たちの関係。
なんだか矛盾した言葉。
上下がある時点で、対等でもなんでもないよ。
ほんとに対等な人間同士なら『娘扱い』を喜ばないかもしれない。
そうかもしれないね。
だけど、これはふたりにとってとても心地よい、大好きなポジションなのだ。
那智さんは優れているから上なのではなく、好きなポジションだから『上』。
私も劣っているのではなく、幸せな位置だから『下』でいるだけ。
私たちは上下はあるけれど、優劣はない。
そこが『対等』だと言えるのだと思う。
この優劣のない関係は、とてもとても心地よい。
最後にもう一回^^
お風呂の中、こんな感じだったの〜*^^*
ちょっと思案中なんて甘えちゃったけど、みなさん楽しんでくださって嬉しかったです^^
これは思案しながら下書きしたものをアップしています。
思案中だったから、ちょっと駆け足になってしまったと思いますが、最後までお付き合いくださってありがとうございました。
楽しんでいただけているなら、もっと引っ張ってもよかった?
なーんていうのは、冗談です^^
連休中はレスが遅れるかもしれませんが、よろしくお願いします〜。