想像力
りん子的独り言(生意気)
前エントリーに対するパイパン大好きさんのコメントとにこねこさんの『とげぬきブログ』の『Sの覚悟』を拝見して、また考えてみました。
いつものことですが。
わたしはどうしても客観的な意見が言えないと思います。
『依存故に不幸な関係から逃れられない女性』寄りの意見になってしまうことをお許しください。
その関係で幸福を感じている方を指しているものではありません。
>特に刺青については抵抗があります。
>若い張りのある綺麗な女性の肌であれば映えて綺麗だと思います。
>しかし 何時までも若いわけではないし、そのうちに体(肌)は衰えることは避けられないし・・・、
パイパン大好きさんがコメントの中でおっしゃっていました。
パイパン大好きさんは、後々のことを想像されていますよね。
わたしがこれが大切だと思うことのです。
想像力です。
これをしたら相手の女性の今後の人生にどれほどの支障をきたすことになるのかという、とても単純な想像。
また、その時点では『一生飼う』と思っているかもしれないけど、『一生』とか『絶対』なんてそうそう口にできるものじゃない、人生は何が起こるかわからないという普通の想像力。
想像力の欠如。
単純に想像したら、責任重大で自分以外の女性の生活に支障をきたすような痕を簡単には残せないんじゃないかと思うのです。
だから、できてしまうのは想像力が欠けているのだろうと思うのです。
そう思っていたら、にこねこさんがとても興味深い見解を示されていて、目から鱗でした。
にこねこさんは。
別れても、捨てても、する側自身は忘れてしまうかもしれないけど、その消えない痕によっていやが上にも後々まで影響していたい。
そういう嗜好があるんじゃないかとおっしゃっていました。
その客観的なご意見に、目から鱗だったのです。
もしそれが嗜好としてあるなら、痕を残すことになんのためらいもないでしょう。
これは、ある意味立派な想像力ですよね。
後々の影響力まで想像していることになる。
ただ、その想像は、わたしが思う想像とベクトルが違う。
このベクトルには驚きました。
ということは、される側はこの人は、どういう想像をしているのか、どの程度想像しているのかを見極めないといけないと思って、にこねこさんの記事にコメントを残しました。
で、ここからは、『わたしのような女性』をえこひいきしたお話です。
わたしのような女性って、定義があるわけじゃないけど。
自己肯定感が持てず、なにかに依存していないと不安な女性。
依存先を失う不安から理不尽な関係を断ち切れない女性。
依存体質とでもいいましょうか。
そんな女性にえこひいき(笑)
『SM』と『ご主人様と奴隷』は違うと思っています。
SM=加虐嗜好と被虐嗜好。
ご主人様と奴隷は、架空の上下関係かな。
で、奴隷願望も、奴隷嗜好と依存願望と区別できると思ってます。
誰かに従いたいと思う気持ちの根っこが。
理不尽な関係がいいと思う奴隷嗜好と、『わたしのような女』の依存願望故の従いたいという気持ち。
まあ、これらは、複雑に絡まりあったり、どれかが強かったり、単独で存在したりといろいろで、どれ!!とはっきり分けられるものではないでしょけど。
ということは、する側も分けられる。
Sは加虐嗜好。(だから、上下関係ないよね)
ご主人様にも、理不尽な要求をしたい主と、依存先になって掌に乗せていたいような嗜好(ああ、那智さんこれタイプなので、ちょっと美化した表現になっちゃう^^;)。
わたしが『薬指に刺青』で取り上げたのは。
厳密にいうと『S』に対してじゃなくて、『ご主人様』にあたる人への疑問だったのだ。
わたしは、ずっと被虐嗜好と奴隷願望(依存願望)があった。
それを一括りにして『M』だと思っていた。
嗜好と願望を叶えたくて、S男性を探した。
はじめてSMをしたとき。
拘束された手が痺れて、どんどん感覚が麻痺していき、怖くてしかたなかったけど(その後一週間痺れていた)、どうしても『やめて』と言えなかった。
奴隷は拒否してはいけないというあり得ない上下関係が存在しているようで、依存願望と混同していた奴隷願望が『やめて』と言わせてくれなかったのです。
加えて、自己肯定できないわたしには、その人を拒否することはわたしも受け入れてもらえないのではないかと恐れていたのですね。
そして、こういう女性は、望まれるのが嬉しいのですよね。
だから、手が麻痺してきても、なにも言えなかった。
漫然とした『拒否しちゃいけない』という空気が、依存が故に拒否できない状況に拍車をかけていたと思う。
でも、拒否しないといけないときもある。
本当のことを言えば、わたしは刺青に淡い憧れを抱いている。
それは、従属願望と被虐嗜好から来るものだろうと想像している。
だから、強い吸引力で依存先が望めば、消えない痕を入れてしまいそうな危うさも感じている。
だからこそ、冷静でいたい。
自分には、『奴隷』?『依存』?『従属』?どんな願望があるのか理解して、そして、できるだけそれに蓋をして、フラットな目で判断するのだ。
それを判断する基準は『わたしを大事にできているか』だと、わたしは思う。
そして、その目をする側にも向けるの。
後の人生に支障をきたすようななにかをしようとしたとき(刺青やピアスや拡張など?)。
その人が。
単に想像力が欠如した人だとしたら、こちらから願い下げ。
別れた後まで影響していたいという嗜好の持ち主なのか。
そういう嗜好の人に、痕を残されてもかまわないのか。
わたしなら、いやだ。
それとも、『わたしを大事にしたい』という基本に立って考えてくれている人なのか。
わたし自身も想像力をフル回転させて、依存先を失うことを恐れずに、これからの自分を思い描きたい。
にこねこさんが記事内で『ナインハーフ』のセリフを使って影響力について書かれていた。(すみません、引用させてください)
『私の大好きな「ナインハーフ(原作)」の最後で、女が「自分の(快楽の)サーモスタットは沸点を越えて壊れてしまい、もう(他の相手とのセックスでは) ぬるま湯以上の温度を感じられない」というような独白をしているのだけど、そういう「影響力」をSは楽しむんじゃないかと。
女は別に「彼」のところに戻りたいと思っているわけではないのに、体が「彼」から逃れられてはいない。私がS男だったら、別れた女がそんな風に感じてしまってるのってすごく楽しいだろうと思うなぁ。』
こういう感覚を、痕を残す行為で感じようとする側は思うのかもしれないと、おっしゃっていました。
同じ後々まで影響力を楽しむなら。
目に見えない『快感』という痕を残してほしいと思う。
目に見えないものでいつまでも影響力を保たせるには、相当な手間と力量が必要だから、そして、快感には心の交流が必要なのは大前提だから。
そちらのほうが、ずっとかっこいい。
その手間と力のある人なら、そこではじめて目に見えるものへの憧れを抱いてもいいのかなとも思う。
わたしは、刺青に淡い憧れをいだいている。
那智さんもそれを知っている。
だけど、薬指に入れた以降は、ゆっくりと歩んでいる感じだ。
わたしのような女には、そのほうがありがたいと思うのです。
怖がりのわたしも、淡い憧れからなかなか発展しないしね^^;
結局いつもの理解が難しい『りん子的独り言』になっちゃった!!
まとまった文章が書ける人がうらやましい。
ほんと考えたことを文章にするのって、難しいです;;
学生時代よりもずっと脳みそを使っている気がします。
次回はくだらないので息抜きします(笑)
タイトルは『ライバルはクラリス(仮名)』♪
前エントリーに対するパイパン大好きさんのコメントとにこねこさんの『とげぬきブログ』の『Sの覚悟』を拝見して、また考えてみました。
いつものことですが。
わたしはどうしても客観的な意見が言えないと思います。
『依存故に不幸な関係から逃れられない女性』寄りの意見になってしまうことをお許しください。
その関係で幸福を感じている方を指しているものではありません。
>特に刺青については抵抗があります。
>若い張りのある綺麗な女性の肌であれば映えて綺麗だと思います。
>しかし 何時までも若いわけではないし、そのうちに体(肌)は衰えることは避けられないし・・・、
パイパン大好きさんがコメントの中でおっしゃっていました。
パイパン大好きさんは、後々のことを想像されていますよね。
わたしがこれが大切だと思うことのです。
想像力です。
これをしたら相手の女性の今後の人生にどれほどの支障をきたすことになるのかという、とても単純な想像。
また、その時点では『一生飼う』と思っているかもしれないけど、『一生』とか『絶対』なんてそうそう口にできるものじゃない、人生は何が起こるかわからないという普通の想像力。
想像力の欠如。
単純に想像したら、責任重大で自分以外の女性の生活に支障をきたすような痕を簡単には残せないんじゃないかと思うのです。
だから、できてしまうのは想像力が欠けているのだろうと思うのです。
そう思っていたら、にこねこさんがとても興味深い見解を示されていて、目から鱗でした。
にこねこさんは。
別れても、捨てても、する側自身は忘れてしまうかもしれないけど、その消えない痕によっていやが上にも後々まで影響していたい。
そういう嗜好があるんじゃないかとおっしゃっていました。
その客観的なご意見に、目から鱗だったのです。
もしそれが嗜好としてあるなら、痕を残すことになんのためらいもないでしょう。
これは、ある意味立派な想像力ですよね。
後々の影響力まで想像していることになる。
ただ、その想像は、わたしが思う想像とベクトルが違う。
このベクトルには驚きました。
ということは、される側はこの人は、どういう想像をしているのか、どの程度想像しているのかを見極めないといけないと思って、にこねこさんの記事にコメントを残しました。
で、ここからは、『わたしのような女性』をえこひいきしたお話です。
わたしのような女性って、定義があるわけじゃないけど。
自己肯定感が持てず、なにかに依存していないと不安な女性。
依存先を失う不安から理不尽な関係を断ち切れない女性。
依存体質とでもいいましょうか。
そんな女性にえこひいき(笑)
『SM』と『ご主人様と奴隷』は違うと思っています。
SM=加虐嗜好と被虐嗜好。
ご主人様と奴隷は、架空の上下関係かな。
で、奴隷願望も、奴隷嗜好と依存願望と区別できると思ってます。
誰かに従いたいと思う気持ちの根っこが。
理不尽な関係がいいと思う奴隷嗜好と、『わたしのような女』の依存願望故の従いたいという気持ち。
まあ、これらは、複雑に絡まりあったり、どれかが強かったり、単独で存在したりといろいろで、どれ!!とはっきり分けられるものではないでしょけど。
ということは、する側も分けられる。
Sは加虐嗜好。(だから、上下関係ないよね)
ご主人様にも、理不尽な要求をしたい主と、依存先になって掌に乗せていたいような嗜好(ああ、那智さんこれタイプなので、ちょっと美化した表現になっちゃう^^;)。
わたしが『薬指に刺青』で取り上げたのは。
厳密にいうと『S』に対してじゃなくて、『ご主人様』にあたる人への疑問だったのだ。
わたしは、ずっと被虐嗜好と奴隷願望(依存願望)があった。
それを一括りにして『M』だと思っていた。
嗜好と願望を叶えたくて、S男性を探した。
はじめてSMをしたとき。
拘束された手が痺れて、どんどん感覚が麻痺していき、怖くてしかたなかったけど(その後一週間痺れていた)、どうしても『やめて』と言えなかった。
奴隷は拒否してはいけないというあり得ない上下関係が存在しているようで、依存願望と混同していた奴隷願望が『やめて』と言わせてくれなかったのです。
加えて、自己肯定できないわたしには、その人を拒否することはわたしも受け入れてもらえないのではないかと恐れていたのですね。
そして、こういう女性は、望まれるのが嬉しいのですよね。
だから、手が麻痺してきても、なにも言えなかった。
漫然とした『拒否しちゃいけない』という空気が、依存が故に拒否できない状況に拍車をかけていたと思う。
でも、拒否しないといけないときもある。
本当のことを言えば、わたしは刺青に淡い憧れを抱いている。
それは、従属願望と被虐嗜好から来るものだろうと想像している。
だから、強い吸引力で依存先が望めば、消えない痕を入れてしまいそうな危うさも感じている。
だからこそ、冷静でいたい。
自分には、『奴隷』?『依存』?『従属』?どんな願望があるのか理解して、そして、できるだけそれに蓋をして、フラットな目で判断するのだ。
それを判断する基準は『わたしを大事にできているか』だと、わたしは思う。
そして、その目をする側にも向けるの。
後の人生に支障をきたすようななにかをしようとしたとき(刺青やピアスや拡張など?)。
その人が。
単に想像力が欠如した人だとしたら、こちらから願い下げ。
別れた後まで影響していたいという嗜好の持ち主なのか。
そういう嗜好の人に、痕を残されてもかまわないのか。
わたしなら、いやだ。
それとも、『わたしを大事にしたい』という基本に立って考えてくれている人なのか。
わたし自身も想像力をフル回転させて、依存先を失うことを恐れずに、これからの自分を思い描きたい。
にこねこさんが記事内で『ナインハーフ』のセリフを使って影響力について書かれていた。(すみません、引用させてください)
『私の大好きな「ナインハーフ(原作)」の最後で、女が「自分の(快楽の)サーモスタットは沸点を越えて壊れてしまい、もう(他の相手とのセックスでは) ぬるま湯以上の温度を感じられない」というような独白をしているのだけど、そういう「影響力」をSは楽しむんじゃないかと。
女は別に「彼」のところに戻りたいと思っているわけではないのに、体が「彼」から逃れられてはいない。私がS男だったら、別れた女がそんな風に感じてしまってるのってすごく楽しいだろうと思うなぁ。』
こういう感覚を、痕を残す行為で感じようとする側は思うのかもしれないと、おっしゃっていました。
同じ後々まで影響力を楽しむなら。
目に見えない『快感』という痕を残してほしいと思う。
目に見えないものでいつまでも影響力を保たせるには、相当な手間と力量が必要だから、そして、快感には心の交流が必要なのは大前提だから。
そちらのほうが、ずっとかっこいい。
その手間と力のある人なら、そこではじめて目に見えるものへの憧れを抱いてもいいのかなとも思う。
わたしは、刺青に淡い憧れをいだいている。
那智さんもそれを知っている。
だけど、薬指に入れた以降は、ゆっくりと歩んでいる感じだ。
わたしのような女には、そのほうがありがたいと思うのです。
怖がりのわたしも、淡い憧れからなかなか発展しないしね^^;
結局いつもの理解が難しい『りん子的独り言』になっちゃった!!
まとまった文章が書ける人がうらやましい。
ほんと考えたことを文章にするのって、難しいです;;
学生時代よりもずっと脳みそを使っている気がします。
次回はくだらないので息抜きします(笑)
タイトルは『ライバルはクラリス(仮名)』♪
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