荷物を預ける
非日常的な日常
お仕事が忙しい時期に差し掛かって、一日お休みを取ってということが難しいとき。
ちゃんとしたお道具もなくホテルに入る。
まあ、お道具を持っていても全然使わないときもあるし、髪を掴まれて踏まれるだけでも喜んじゃうんだし、お道具がなきゃ成り立たないなんてこともないので、まったく問題ないのだけど^^;
でも、わたしを叩いて可愛がりたかったのかな、叩かれて喜ぶわたしを見たかったのかな。
ホテルに備え付けてある靴べらを使った。
何も持ってきていなかったから、今日は痛いことをしないと漠然と思っていたので、ちょっとだけ緊張する。
痛いことは、いつまで経っても、最初は怖いんだ。
靴べらは鞭に比べたら破壊力は弱いけど、その分思い切り振れるし、わざと痛い場所を選んで打てたりするので(鞭の場合は、多分場所も考えながら打っているはず)、鞭とは違った緊張感。
剥き出しのお尻に、まず一発。
うん、痛い。
でも、様子を見ている打ち方なので『うん、痛い』という程度かな^^
続けて、数発。
一度靴べらが当たったとろこに間髪入れずに、続けて痛みが来ると、その痛みはどんどん膨らんでくるもの。
数発のうち何回か、靴べらの痕が重なって、そんなときは。
『くぅぅぅぅ、痛ーい』
という感じでやり過ごす。
体に力を入れ、痛い場所に手を置き、痛みをやり過ごしながら、ふーっと体が軽くなるような錯覚を覚える。
またお尻に数発。
体が軽くなった感覚は微量に残りながら、今度はお尻が痛いと感じるのの後を追うように、おまんこがぐゎんと痺れるように感じ出す。
痛い。
気持ちいい。
痛い。
気持ちいい。
わあ、まだ10発くらいしか叩いていないのに、もう気持ちいいよ、わたし。
それに、ものすごく痛くされているわけでもないのに。
なんだか、痛い=気持ちいいになりやすくなっているみたい。
そんなことをぼんやりと思っていたら。
体を仰向けにされて、股を開いて内股に一発。
柔らかい無抵抗なそこは、きーーーんって皮膚に響く。
ビリビリと痛い。
そこ!?
ああ、そうきますか〜!!
お尻じゃなくて、そこ打つの?那智さん。
不意の、いままでとは違った衝撃に、心の中で思わずツッコミたくなる。
そんなふうに、『ああ、やられちゃった』みたいな感じと、そのビリビリする痛みで、心のハードルが一気に下がる。
ふふふ。
笑みがこぼれてしまう。
しっかりと握っていた風船が手から放れて空に吸い込めれていくのを、なす術無く見上げているみたい。
あ〜あ、やっちゃった。
と、残念なような切ないような、ちょっと怖くて、それでもなんだか愉快な気持ち。
わたしは、『知ーらないと』飛んで行き、そして微笑みながら見送る、両方。
荷物を那智さんに預けるのだ。
そこからは、もう幸せなだけ。
打たれて、くすくす笑って。
痛くて身を捩り、気持ち良くて腰を振る。
那智さんにくっつきたくてしょうがなくて。
くっつかせてもらえなくて泣いて。
くっつきたいと駄々捏ねて。
そうやって駄々捏ねる自分がおかしくて、またくすくす笑う。
打つ力と場所と回数が、多分、どんどん痛いほうにシフトしているのだと思う。
このあたりになると、頭真っ白とまではいかないけれど、かなり記憶は曖昧だ。
ただ枕を抱えて、痛がったり泣いたり笑ったりとひとりでジェットコースター状態。
多分、どの状態でも口はだらしなく開いたままなのでしょう、そのうち、口から唾液が垂れてくる。
ああ、もう、気持ちいい。
唾液垂らして喜ぶ自分が、快感。
またひとつ荷物を下ろしたみたい。
涎を垂らしながら、ムクッと体を起こす。
那智さんが目で『どうした?』と聞いている。
あのね、那智さん、フェラチオしたいの。
那智さんのおちんちんをお口に入れたいの。
突然湧いた欲求を叶えたくて体が動いたのだ。
普段、そうしうことを口にすることは、けっこう勇気がいる。
だけど、もう荷物いっぱい預けてしまったから、そのときのわたしは『こう言ったら、どう思われるか』というハードルがほとんどなくなってしまっている。
だけど、さっきまで涎を滴らせていた口は、上手におしゃべりしてくれない。
呂律が回らない唇がもどかしい。
「どうした?」
今度は、そう聞かれた(と思う)。
ペタンと座り込み、しゃべることを諦めて指を口に当てて体を揺らす。
言葉をしゃべれない幼児が要求を伝えようとしているみたいだ。
普段なら絶対やらないような仕草。
そんなことをしてしまえる自分が嬉しい。
どんどん風船が遠くに飛んでいってしまってる。
それを見上げるわたしもいて、両方で気持ちいい感じだった。
フェラチオをしながら背中を打たれ、何をされても気持ちいいだけ。
もう風船が見えなくなってしまった。
よかったね、りん子。
風船を見送るほうのわたしは、お役ごめんといった感じで意識の下に潜るよう。
ふわふわと飛んで行く風船のほうのわたしは、いろんなことを手放して心地良く飛んでいる。
常識も美意識も取っ払って那智さんに任せることができる。
この那智さんに荷物を預ける状態を数年かけて手に入れたように思う。
これは、わたしにとっては、とても気持ち良くて、とても必要なこと。
時々、これをいただけないと不機嫌になっちゃうくらい。
日常の何気ない瞬間に、あのビリビリした痛さや手放してしまう心地良さをふと思い出し、胸がぎゅっと掴まれてようになる。
ああ、またしてほしいと湧き上がる衝動をぐっと堪えるのだ。
で、不機嫌になる!?
那智さんにはいい迷惑かもしれませんが、わたし自身も、ちょっと困っているのです。
お仕事が忙しい時期に差し掛かって、一日お休みを取ってということが難しいとき。
ちゃんとしたお道具もなくホテルに入る。
まあ、お道具を持っていても全然使わないときもあるし、髪を掴まれて踏まれるだけでも喜んじゃうんだし、お道具がなきゃ成り立たないなんてこともないので、まったく問題ないのだけど^^;
でも、わたしを叩いて可愛がりたかったのかな、叩かれて喜ぶわたしを見たかったのかな。
ホテルに備え付けてある靴べらを使った。
何も持ってきていなかったから、今日は痛いことをしないと漠然と思っていたので、ちょっとだけ緊張する。
痛いことは、いつまで経っても、最初は怖いんだ。
靴べらは鞭に比べたら破壊力は弱いけど、その分思い切り振れるし、わざと痛い場所を選んで打てたりするので(鞭の場合は、多分場所も考えながら打っているはず)、鞭とは違った緊張感。
剥き出しのお尻に、まず一発。
うん、痛い。
でも、様子を見ている打ち方なので『うん、痛い』という程度かな^^
続けて、数発。
一度靴べらが当たったとろこに間髪入れずに、続けて痛みが来ると、その痛みはどんどん膨らんでくるもの。
数発のうち何回か、靴べらの痕が重なって、そんなときは。
『くぅぅぅぅ、痛ーい』
という感じでやり過ごす。
体に力を入れ、痛い場所に手を置き、痛みをやり過ごしながら、ふーっと体が軽くなるような錯覚を覚える。
またお尻に数発。
体が軽くなった感覚は微量に残りながら、今度はお尻が痛いと感じるのの後を追うように、おまんこがぐゎんと痺れるように感じ出す。
痛い。
気持ちいい。
痛い。
気持ちいい。
わあ、まだ10発くらいしか叩いていないのに、もう気持ちいいよ、わたし。
それに、ものすごく痛くされているわけでもないのに。
なんだか、痛い=気持ちいいになりやすくなっているみたい。
そんなことをぼんやりと思っていたら。
体を仰向けにされて、股を開いて内股に一発。
柔らかい無抵抗なそこは、きーーーんって皮膚に響く。
ビリビリと痛い。
そこ!?
ああ、そうきますか〜!!
お尻じゃなくて、そこ打つの?那智さん。
不意の、いままでとは違った衝撃に、心の中で思わずツッコミたくなる。
そんなふうに、『ああ、やられちゃった』みたいな感じと、そのビリビリする痛みで、心のハードルが一気に下がる。
ふふふ。
笑みがこぼれてしまう。
しっかりと握っていた風船が手から放れて空に吸い込めれていくのを、なす術無く見上げているみたい。
あ〜あ、やっちゃった。
と、残念なような切ないような、ちょっと怖くて、それでもなんだか愉快な気持ち。
わたしは、『知ーらないと』飛んで行き、そして微笑みながら見送る、両方。
荷物を那智さんに預けるのだ。
そこからは、もう幸せなだけ。
打たれて、くすくす笑って。
痛くて身を捩り、気持ち良くて腰を振る。
那智さんにくっつきたくてしょうがなくて。
くっつかせてもらえなくて泣いて。
くっつきたいと駄々捏ねて。
そうやって駄々捏ねる自分がおかしくて、またくすくす笑う。
打つ力と場所と回数が、多分、どんどん痛いほうにシフトしているのだと思う。
このあたりになると、頭真っ白とまではいかないけれど、かなり記憶は曖昧だ。
ただ枕を抱えて、痛がったり泣いたり笑ったりとひとりでジェットコースター状態。
多分、どの状態でも口はだらしなく開いたままなのでしょう、そのうち、口から唾液が垂れてくる。
ああ、もう、気持ちいい。
唾液垂らして喜ぶ自分が、快感。
またひとつ荷物を下ろしたみたい。
涎を垂らしながら、ムクッと体を起こす。
那智さんが目で『どうした?』と聞いている。
あのね、那智さん、フェラチオしたいの。
那智さんのおちんちんをお口に入れたいの。
突然湧いた欲求を叶えたくて体が動いたのだ。
普段、そうしうことを口にすることは、けっこう勇気がいる。
だけど、もう荷物いっぱい預けてしまったから、そのときのわたしは『こう言ったら、どう思われるか』というハードルがほとんどなくなってしまっている。
だけど、さっきまで涎を滴らせていた口は、上手におしゃべりしてくれない。
呂律が回らない唇がもどかしい。
「どうした?」
今度は、そう聞かれた(と思う)。
ペタンと座り込み、しゃべることを諦めて指を口に当てて体を揺らす。
言葉をしゃべれない幼児が要求を伝えようとしているみたいだ。
普段なら絶対やらないような仕草。
そんなことをしてしまえる自分が嬉しい。
どんどん風船が遠くに飛んでいってしまってる。
それを見上げるわたしもいて、両方で気持ちいい感じだった。
フェラチオをしながら背中を打たれ、何をされても気持ちいいだけ。
もう風船が見えなくなってしまった。
よかったね、りん子。
風船を見送るほうのわたしは、お役ごめんといった感じで意識の下に潜るよう。
ふわふわと飛んで行く風船のほうのわたしは、いろんなことを手放して心地良く飛んでいる。
常識も美意識も取っ払って那智さんに任せることができる。
この那智さんに荷物を預ける状態を数年かけて手に入れたように思う。
これは、わたしにとっては、とても気持ち良くて、とても必要なこと。
時々、これをいただけないと不機嫌になっちゃうくらい。
日常の何気ない瞬間に、あのビリビリした痛さや手放してしまう心地良さをふと思い出し、胸がぎゅっと掴まれてようになる。
ああ、またしてほしいと湧き上がる衝動をぐっと堪えるのだ。
で、不機嫌になる!?
那智さんにはいい迷惑かもしれませんが、わたし自身も、ちょっと困っているのです。