恋におちて?
独り言
わあ、どうしよう、わたし恋しちゃった!!
(衝撃的な書き出しですが、これはつい大げさに書いてしまう悪いクセ、結局いつもと変わらないので、最初に謝っておきます^^)
披露宴というのは、その会場ごとにキャプテンというのがいて、そのキャプテンがすべてを仕切っている。
料理をサービスするタイミング、進行のキュー出し、会場のセッティング。
披露宴の進行などは、一見司会者が全権を握っているようだけど、タイミングや時間配分など全部そのキャプテンの指示で進行しているのだ。
もちろん、暗黙の了解はあって、ここからここまでは一気にいくとか、ちょっと動きが遅れてるからしゃべって繋ぐとか、そのあたりは司会者の裁量に任されてるのだけど。
ホテルや式場によって、雰囲気や仕事に対する姿勢は様々。
大きな会場でも味気ない空気もあるし、いわゆる三流とされてる会場でもスタッフがいきいきと仕事してるところもある。
いきいきとした会場で、若いのにサービスに誇りを持っている人や、蝶ネクタイが板について身のこなしがスマートなベテランのスタッフと一緒に仕事ができると、ちょっと得した気分になる。
そのキャプテンという人たちもいろんな人がいる。
愛想のない人、丁寧な人、よく動く人、人を使うのが上手な人。
皆さん、お客様や披露宴に対しては、もちろん手を抜くことはないのだけど、下請けで単身で乗り込んでくる司会者には、こちらに対する「思い」がはっきりと伝わってくるように思う。
外部から来た人は、例え下請けでも「外=お客様」に通ずると捉えて、きちんと対応してくれる人もいるし、明らかに下に見てつっけんどんにする人もいる。
何度か、一緒にお仕事をしていくと、最初の態度とは違ってきたりすると、単に人見知りだったのかなと思うこともあるけど、仕事の場で「人見知りだから、つっけんどん」っていうのも大人げないよね^^;
で、わたしがいまメインにお仕事をもらってる大きなホテルの一番大きな会場のキャプテンに恋をしてしまったのだ!!
この人、最初の印象は最悪だった。(Kさんとします)
挨拶しても、ニコリともしてくれない。
目の奥に冷たい光が感じられて、なんだかとっても怖かった。
いまでこそずいぶんその会場は慣れてきたけど、最初は大会場で200人弱を前にしてマイクを握るのはそれだけで緊張して、上手にタイミングを計ったり、 キャプテンの動きに注意を払ったりするのがうまくいかずに、迷惑を掛けていたかもしれないから、余計こちらも冷たいと感じてしまったのかも。
何度か一緒にお仕事をして、ずいぶんそのキャプテンの動きにも慣れてきても、まだ必要最低限のやり取り。
介添えさんや音響さんとしゃべってる様子を遠くで見つけて、あああの人も笑顔があるんだな〜なんて思ったり。(もちろん接客してるときは笑顔なのよ、目の奥笑ってないけど)
とにかく一生懸命仕事するしかない。
どの会場、どのお客様でも同じだけど、いつも単身で乗り込んでいく勇気は「一生懸命祝福している」という経験と自負だ。
素っ気ないキャプテンだったとしても、わたしはわたしのできる一生懸命をしていれば、その素っ気なさは「わたしの出来の悪さ」からきているのだと、自分を責めずにいられるもの。
司会者はキャプテンを見つめる。
そろそろ次の動きに進むなというタイミングのとき、いつどこからキューが来るかわからないから、必死でキャプテンを目で追う。
タイミングがずれて、目で追い損のときとか、「すみません、見てませんでした」なんてこともあるけど。
わたしはKさんを見つめる、滞りなく進行するように。
滞って新郎新婦を不安にさせないように。
ある日、お開きになって、新郎新婦が送賓をしている最中にKさんに挨拶にいった。
この日、一生懸命拍手するあまり、キャプテンのキューを一度見逃してしまったのだ。
「Kさん、今日はすみませんでした。」
「おっ、天然○○(わたしの名字)。」
わわわ、そう思われていたんだ!!
でも、その表現は悪いことじゃないと好意的に取れるような言い方だったから、なんとなく肩の荷が降りた感じがした。
それからは、その会場では、Kさんに対しては「天然○○ですが、頑張ります」というスタンスでいられて逆にやりやすくなっている。
で、そのKさん、見ていると仕事が早くて、動きに無駄がない。
他のキャプテンは、けっこう慌てたり、焦ったりしてるんだけど、Kさんが急いでいても慌ててる様子を見たことがない。
先日も、お客様の勘違いで進行通りに進められない事態になった。
急遽、進行を変えると判断して、わたしに「そのままいくから、準備の間繋いで」と指示だけ出して、余興の準備を進める。
その仕事の早さ、冷静な動きに「きゃー、すてきー!!」となってしまったの!!!
その後も、アイコンタクトで仕事は進み、この空間と時間を「幸せなもの」にするという無形の作品を作り出したという達成感をわたしは感じていた。
よくいうでしょ?困難な場面に遭遇している男女は恋に落ちやすいって(笑)
わたしのこれは、まさしくその心理!!
そんなこと百も承知で、Kさんを目で追い(仕事だからね)、テキパキとした動きやタキシード姿に「きゅん」となるのでした。
この感じひさしぶり。
バカな恋愛を繰り返してきたころによく感じていた感覚。
なんの根拠もなくすぐ好きになって、あっという間に冷める、繰り返し。
ひさしぶりだわ。
那智さんに出会ってからはじめて。(一度耳鼻科の先生にはなったけど、あれはその瞬間だけだからちょっと違うかな)
懐かしいな〜。
根拠なく、勝手に恋に落ちて、勝手に盛り上がって、勝手に転げ落ちるようなバカな消耗^^;けっこう苦しいし疲れるのよね。
いまは、もうわかってるから、そうならないですんでいて、苦しくない。
那智さんの心地よさを知ってるから、この「勝手な盛り上がり」はまやかしだってわかる。
バカな消耗をしないでいられる。
それでも、不安定でバカなことって、けっこう甘い蜜なんだよね。
そのころの「ひりひり」した感覚、ちょっと懐かしかったな。
戻りたいとは思わないけど。
だってね、絶対タキシード脱いだら、「なーんだ」ってなるんだもの。
そういうのあるよね、スキー場の恋(笑)根拠ない恋の結末は見えてるのだ。
それでも、そのKさんがサービスの女の子に「膝かっくん」(後ろからそっと近寄って、膝をかくっとあせるのね)してるの見ると、「いいな〜、わたしにもしてほしい〜」と密かに思う。(実際されたら引くけど^^;)
「膝かっくん」されていいな〜とは思うけど「抱かれたい」とは思わないので浮気の定義からは外れてますよね!?那智さん^^
そんなこと言ってるけど……ちゃんとお仕事してます(笑)
わあ、どうしよう、わたし恋しちゃった!!
(衝撃的な書き出しですが、これはつい大げさに書いてしまう悪いクセ、結局いつもと変わらないので、最初に謝っておきます^^)
披露宴というのは、その会場ごとにキャプテンというのがいて、そのキャプテンがすべてを仕切っている。
料理をサービスするタイミング、進行のキュー出し、会場のセッティング。
披露宴の進行などは、一見司会者が全権を握っているようだけど、タイミングや時間配分など全部そのキャプテンの指示で進行しているのだ。
もちろん、暗黙の了解はあって、ここからここまでは一気にいくとか、ちょっと動きが遅れてるからしゃべって繋ぐとか、そのあたりは司会者の裁量に任されてるのだけど。
ホテルや式場によって、雰囲気や仕事に対する姿勢は様々。
大きな会場でも味気ない空気もあるし、いわゆる三流とされてる会場でもスタッフがいきいきと仕事してるところもある。
いきいきとした会場で、若いのにサービスに誇りを持っている人や、蝶ネクタイが板について身のこなしがスマートなベテランのスタッフと一緒に仕事ができると、ちょっと得した気分になる。
そのキャプテンという人たちもいろんな人がいる。
愛想のない人、丁寧な人、よく動く人、人を使うのが上手な人。
皆さん、お客様や披露宴に対しては、もちろん手を抜くことはないのだけど、下請けで単身で乗り込んでくる司会者には、こちらに対する「思い」がはっきりと伝わってくるように思う。
外部から来た人は、例え下請けでも「外=お客様」に通ずると捉えて、きちんと対応してくれる人もいるし、明らかに下に見てつっけんどんにする人もいる。
何度か、一緒にお仕事をしていくと、最初の態度とは違ってきたりすると、単に人見知りだったのかなと思うこともあるけど、仕事の場で「人見知りだから、つっけんどん」っていうのも大人げないよね^^;
で、わたしがいまメインにお仕事をもらってる大きなホテルの一番大きな会場のキャプテンに恋をしてしまったのだ!!
この人、最初の印象は最悪だった。(Kさんとします)
挨拶しても、ニコリともしてくれない。
目の奥に冷たい光が感じられて、なんだかとっても怖かった。
いまでこそずいぶんその会場は慣れてきたけど、最初は大会場で200人弱を前にしてマイクを握るのはそれだけで緊張して、上手にタイミングを計ったり、 キャプテンの動きに注意を払ったりするのがうまくいかずに、迷惑を掛けていたかもしれないから、余計こちらも冷たいと感じてしまったのかも。
何度か一緒にお仕事をして、ずいぶんそのキャプテンの動きにも慣れてきても、まだ必要最低限のやり取り。
介添えさんや音響さんとしゃべってる様子を遠くで見つけて、あああの人も笑顔があるんだな〜なんて思ったり。(もちろん接客してるときは笑顔なのよ、目の奥笑ってないけど)
とにかく一生懸命仕事するしかない。
どの会場、どのお客様でも同じだけど、いつも単身で乗り込んでいく勇気は「一生懸命祝福している」という経験と自負だ。
素っ気ないキャプテンだったとしても、わたしはわたしのできる一生懸命をしていれば、その素っ気なさは「わたしの出来の悪さ」からきているのだと、自分を責めずにいられるもの。
司会者はキャプテンを見つめる。
そろそろ次の動きに進むなというタイミングのとき、いつどこからキューが来るかわからないから、必死でキャプテンを目で追う。
タイミングがずれて、目で追い損のときとか、「すみません、見てませんでした」なんてこともあるけど。
わたしはKさんを見つめる、滞りなく進行するように。
滞って新郎新婦を不安にさせないように。
ある日、お開きになって、新郎新婦が送賓をしている最中にKさんに挨拶にいった。
この日、一生懸命拍手するあまり、キャプテンのキューを一度見逃してしまったのだ。
「Kさん、今日はすみませんでした。」
「おっ、天然○○(わたしの名字)。」
わわわ、そう思われていたんだ!!
でも、その表現は悪いことじゃないと好意的に取れるような言い方だったから、なんとなく肩の荷が降りた感じがした。
それからは、その会場では、Kさんに対しては「天然○○ですが、頑張ります」というスタンスでいられて逆にやりやすくなっている。
で、そのKさん、見ていると仕事が早くて、動きに無駄がない。
他のキャプテンは、けっこう慌てたり、焦ったりしてるんだけど、Kさんが急いでいても慌ててる様子を見たことがない。
先日も、お客様の勘違いで進行通りに進められない事態になった。
急遽、進行を変えると判断して、わたしに「そのままいくから、準備の間繋いで」と指示だけ出して、余興の準備を進める。
その仕事の早さ、冷静な動きに「きゃー、すてきー!!」となってしまったの!!!
その後も、アイコンタクトで仕事は進み、この空間と時間を「幸せなもの」にするという無形の作品を作り出したという達成感をわたしは感じていた。
よくいうでしょ?困難な場面に遭遇している男女は恋に落ちやすいって(笑)
わたしのこれは、まさしくその心理!!
そんなこと百も承知で、Kさんを目で追い(仕事だからね)、テキパキとした動きやタキシード姿に「きゅん」となるのでした。
この感じひさしぶり。
バカな恋愛を繰り返してきたころによく感じていた感覚。
なんの根拠もなくすぐ好きになって、あっという間に冷める、繰り返し。
ひさしぶりだわ。
那智さんに出会ってからはじめて。(一度耳鼻科の先生にはなったけど、あれはその瞬間だけだからちょっと違うかな)
懐かしいな〜。
根拠なく、勝手に恋に落ちて、勝手に盛り上がって、勝手に転げ落ちるようなバカな消耗^^;けっこう苦しいし疲れるのよね。
いまは、もうわかってるから、そうならないですんでいて、苦しくない。
那智さんの心地よさを知ってるから、この「勝手な盛り上がり」はまやかしだってわかる。
バカな消耗をしないでいられる。
それでも、不安定でバカなことって、けっこう甘い蜜なんだよね。
そのころの「ひりひり」した感覚、ちょっと懐かしかったな。
戻りたいとは思わないけど。
だってね、絶対タキシード脱いだら、「なーんだ」ってなるんだもの。
そういうのあるよね、スキー場の恋(笑)根拠ない恋の結末は見えてるのだ。
それでも、そのKさんがサービスの女の子に「膝かっくん」(後ろからそっと近寄って、膝をかくっとあせるのね)してるの見ると、「いいな〜、わたしにもしてほしい〜」と密かに思う。(実際されたら引くけど^^;)
「膝かっくん」されていいな〜とは思うけど「抱かれたい」とは思わないので浮気の定義からは外れてますよね!?那智さん^^
そんなこと言ってるけど……ちゃんとお仕事してます(笑)
- 関連記事
-
- 寄る年波 2017/11/07
- ランデブー 2015/06/13
- モカじゃなくておまけ^^ 2010/03/01