お泊まり外伝2
独特な幸福感
予約していたのはビジネスホテル。
那智さんのお仕事場のお近くで、ときどき利用するホテル。
だから、バスルームはユニットバスの狭いもの。
チェックインして(深夜の不摂生の後ね)、まずシャワーね。
「どうしよっかな〜。りん子が先か、俺が先か…、一緒に入るか!?」
はいはいはーい!!一緒に入りまーす!!!
先に洗う那智さんの邪魔にならないように、狭いバスタブの隅っこに体育座りで座って、那智さんを見上げてる。
バシャバシャと泡まじりのお湯の雨が降ってくる。
見上げるの難しい(笑)
うずくまって雨をよける。
全然那智さん見えない、触れることもない。
それでも、片時も離れていたくないから、バスタブの隅っこでうずくまってて、それが幸せ。
那智さんが体を流している間、わたしは洗髪。
こういうときの那智さんって、情緒なんて無縁な人なんだよね。
さっさと済ませて、さっさと上がってしまうのです。
シャワーカーテンの隙間から、鏡の前でヒゲを剃ってる姿が見える。
髪がくしゃくしゃで、ヒゲを剃ってる那智さんが新鮮でつい見てしまった^^;
バスタオルを体に巻いてビールで乾杯。
あっ、でも、髪は乾かしておかないとね。
ドレッサーに置いてあったドライヤーを持ってバスルームに行こうとしたら「ここでやりなよ。」と待ったがかかる。
はい^^
ドレッサーに座ってドライヤーをセットしてたら、那智さんがタオルでわたしの髪を拭き出したの。
後ろに立って、力強く、でも、丁寧に髪を拭いてくれてる。
いやぁ、なんだか嬉しい!!
ドライヤーを置いて、体の力を抜いて、されるがままにする。
もう、なんにもしない^^
ドライヤーのスイッチを入れて乾かしはじめてくれた。
遠慮なく頭をガシガシされるのを、この上ない幸せ気分で鏡越しに見つめる。
ああ、もう、わたしったら、那智さんに世話を焼いてもらうことが、大好き。
娘になってる瞬間。
やってもらってるという感覚がどんどん薄れて、世話を焼かれることが普通の立場になるのだ。
だって、小さな娘だもの(笑)お父さんに乾かしてもらうの。(キャー、恥ずかしい陶酔!!!)
愛情を臆することなく、額面通りに受け取れることが嬉しい。
無邪気な子供になる。
「那智さん、いままでこういうのしたことあります?」
嬉しくて、この言葉^^
しばらく考えて…。
「あるな、それもけっこうたくさん!!」
ええ!?
そうっかぁ、ちょっと残念。
「誰にだかわかる?(笑)」
ん?この質問でわかった。
「わかりました!!お子さん!?」
「そう、当たり。」
なーんだ、そういうことだったのね。
他の女の人じゃなくてよかった^^
いや、待て…、ある意味「お子さん」が一番の好敵手かもしれない(笑)
太刀打ちできないものね。
笑いながら、また娘気分に浸るのでした。
翌朝、テーブルになったりなんてこともして…。
チェックアウト。
那智さんのお仕事場の近くだからと、ホテルのモーニングはわたしひとりで。
那智さんはコンビニで何かを買ってお仕事場で朝食、すみません^^;。
ゆっくりとコーヒーを飲んで、ホテルを後にする。
すぐ目と鼻の先に那智さんがいる。
電話を鳴らして下にいることを伝えると、ベランダに出て姿を見せてくれた。
恥ずかしいのだけど、ランチで会いに行ったとき、たまにこれをするの。(わたしたちの間では「ストーカー」と呼ばれてる)
ビルの入り口で別れて、いつも一服しにベランダに出る那智さんを下から見上げる。
電話を鳴らして声だけ近くに。
ロミオとジュリエットか!?
単なる身内ストーカー状態か!?
やりながら、やってる自分に照れてるんだけど^^;
那智さんが一服終わって「じゃあね」と電話を切って中に入るまで、ストーカー(笑)
お泊まりの朝も、ホテルを出てからこれをした。
じーっと見上げてるのは怪しすぎるから、いつもチラチラッと見るだけなんだけど。
そばに猫がいた。
馴れてるみたい、わたしが近寄っても身構えない。
「その猫、この辺りのアイドル。」
受話器から聞こえる。
「そうなんですか〜。かわいい。」
ごろごろ喉を鳴らす猫を撫でる。
「そろそろ行きな。今日は見送ってやるよ。」
「はい。」
立ち上がり、上を見上げ、軽く手を振る。
いつもベランダから姿が消えるのを見届けて帰るから、見送ってくれるなんて、めずらしい。
そして、「見送る」という行為が、昨夜からの濃く充実した時間を優しい毛布になって包み、わたしを寂しくさせないようにしてくれるのが伝わる。
もっと一緒にいたい。
切ない。
だけど、駅に向かう足取りは不思議と軽やかだ。
それは、那智さんがわたしにしてくれることすべてが、「暖かく包もう」として生まれていると伝わるからだ。
人前に晒すことも、テーブルにすることも、世話を焼いてくれることも、全部。(きれい過ぎかな!?)
わたしは、それを理解できる心と体と感性でよかったと思う。
だから、寂しくない。
こんなにも包んでくれるのだもの、わたしは幸せな満面の笑みを那智さんに返すのだ。
ああ、それにしても眠い。
だって、夜中に3回も髪を掴まれ布団に押し込み、無理矢理フェラチオさせられ、抱かれたんだもの、眠くてしかたないです。
帰りの電車はセンチメンタルなんてどこへやら、暴睡して帰路に着くのでした。
えっ!?ノロケじゃなくて、そこを詳しく書けって?
そうですよね、すみません^^;
予約していたのはビジネスホテル。
那智さんのお仕事場のお近くで、ときどき利用するホテル。
だから、バスルームはユニットバスの狭いもの。
チェックインして(深夜の不摂生の後ね)、まずシャワーね。
「どうしよっかな〜。りん子が先か、俺が先か…、一緒に入るか!?」
はいはいはーい!!一緒に入りまーす!!!
先に洗う那智さんの邪魔にならないように、狭いバスタブの隅っこに体育座りで座って、那智さんを見上げてる。
バシャバシャと泡まじりのお湯の雨が降ってくる。
見上げるの難しい(笑)
うずくまって雨をよける。
全然那智さん見えない、触れることもない。
それでも、片時も離れていたくないから、バスタブの隅っこでうずくまってて、それが幸せ。
那智さんが体を流している間、わたしは洗髪。
こういうときの那智さんって、情緒なんて無縁な人なんだよね。
さっさと済ませて、さっさと上がってしまうのです。
シャワーカーテンの隙間から、鏡の前でヒゲを剃ってる姿が見える。
髪がくしゃくしゃで、ヒゲを剃ってる那智さんが新鮮でつい見てしまった^^;
バスタオルを体に巻いてビールで乾杯。
あっ、でも、髪は乾かしておかないとね。
ドレッサーに置いてあったドライヤーを持ってバスルームに行こうとしたら「ここでやりなよ。」と待ったがかかる。
はい^^
ドレッサーに座ってドライヤーをセットしてたら、那智さんがタオルでわたしの髪を拭き出したの。
後ろに立って、力強く、でも、丁寧に髪を拭いてくれてる。
いやぁ、なんだか嬉しい!!
ドライヤーを置いて、体の力を抜いて、されるがままにする。
もう、なんにもしない^^
ドライヤーのスイッチを入れて乾かしはじめてくれた。
遠慮なく頭をガシガシされるのを、この上ない幸せ気分で鏡越しに見つめる。
ああ、もう、わたしったら、那智さんに世話を焼いてもらうことが、大好き。
娘になってる瞬間。
やってもらってるという感覚がどんどん薄れて、世話を焼かれることが普通の立場になるのだ。
だって、小さな娘だもの(笑)お父さんに乾かしてもらうの。(キャー、恥ずかしい陶酔!!!)
愛情を臆することなく、額面通りに受け取れることが嬉しい。
無邪気な子供になる。
「那智さん、いままでこういうのしたことあります?」
嬉しくて、この言葉^^
しばらく考えて…。
「あるな、それもけっこうたくさん!!」
ええ!?
そうっかぁ、ちょっと残念。
「誰にだかわかる?(笑)」
ん?この質問でわかった。
「わかりました!!お子さん!?」
「そう、当たり。」
なーんだ、そういうことだったのね。
他の女の人じゃなくてよかった^^
いや、待て…、ある意味「お子さん」が一番の好敵手かもしれない(笑)
太刀打ちできないものね。
笑いながら、また娘気分に浸るのでした。
翌朝、テーブルになったりなんてこともして…。
チェックアウト。
那智さんのお仕事場の近くだからと、ホテルのモーニングはわたしひとりで。
那智さんはコンビニで何かを買ってお仕事場で朝食、すみません^^;。
ゆっくりとコーヒーを飲んで、ホテルを後にする。
すぐ目と鼻の先に那智さんがいる。
電話を鳴らして下にいることを伝えると、ベランダに出て姿を見せてくれた。
恥ずかしいのだけど、ランチで会いに行ったとき、たまにこれをするの。(わたしたちの間では「ストーカー」と呼ばれてる)
ビルの入り口で別れて、いつも一服しにベランダに出る那智さんを下から見上げる。
電話を鳴らして声だけ近くに。
ロミオとジュリエットか!?
単なる身内ストーカー状態か!?
やりながら、やってる自分に照れてるんだけど^^;
那智さんが一服終わって「じゃあね」と電話を切って中に入るまで、ストーカー(笑)
お泊まりの朝も、ホテルを出てからこれをした。
じーっと見上げてるのは怪しすぎるから、いつもチラチラッと見るだけなんだけど。
そばに猫がいた。
馴れてるみたい、わたしが近寄っても身構えない。
「その猫、この辺りのアイドル。」
受話器から聞こえる。
「そうなんですか〜。かわいい。」
ごろごろ喉を鳴らす猫を撫でる。
「そろそろ行きな。今日は見送ってやるよ。」
「はい。」
立ち上がり、上を見上げ、軽く手を振る。
いつもベランダから姿が消えるのを見届けて帰るから、見送ってくれるなんて、めずらしい。
そして、「見送る」という行為が、昨夜からの濃く充実した時間を優しい毛布になって包み、わたしを寂しくさせないようにしてくれるのが伝わる。
もっと一緒にいたい。
切ない。
だけど、駅に向かう足取りは不思議と軽やかだ。
それは、那智さんがわたしにしてくれることすべてが、「暖かく包もう」として生まれていると伝わるからだ。
人前に晒すことも、テーブルにすることも、世話を焼いてくれることも、全部。(きれい過ぎかな!?)
わたしは、それを理解できる心と体と感性でよかったと思う。
だから、寂しくない。
こんなにも包んでくれるのだもの、わたしは幸せな満面の笑みを那智さんに返すのだ。
ああ、それにしても眠い。
だって、夜中に3回も髪を掴まれ布団に押し込み、無理矢理フェラチオさせられ、抱かれたんだもの、眠くてしかたないです。
帰りの電車はセンチメンタルなんてどこへやら、暴睡して帰路に着くのでした。
えっ!?ノロケじゃなくて、そこを詳しく書けって?
そうですよね、すみません^^;
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