すみれさんに会う4
非日常的な日常
裸でベッドに横になりこちら側に足を向けてピンクローターを当てているすみれさん。
那智さんは下着姿で、そこに寄り添うように肘を付いて寝転んでいる。
私はポツンと離れた畳の上で座っている、サマーセーターに黒いフレアスカートを纏っているのが、仲間はずれな感じだ。
さっきからずっと那智さんを見てる。
すみれさんに「いく努力をする」と言い含めてる時も、緊張で寝転がるのさえギクシャクした動きのすみれさんの体を支えている時も。
そして、添い寝してる今も。
それなのに、那智さんはほとんど私を見ない。
一度だけ、チラッと目が合っただけ。
私は視界に入っていないみたいだ。
そこから感じられるのは、「見せつけて嫉妬させて面白がる」でも「わざと無視して焦らす」でも、ない。
とにかくすみれさんに集中している様子が伺えるだけだ。
昨夜、すみれさんを送って、2人で駅に向かう途中でふと聞いてみた。
「那智さん、私がいるとやりにくいですか?」
「……少しね。」
ほんの少し微笑みながらそう答える那智さんを見たとき、もしかしたら私がいない時間を作ったほうが那智さんとすみれさんのためにはいいのかもしれないと、一瞬思った。
なんでも譲歩してしまう悪い癖のある私はそう申し出ようとして、それではダメだとその悪い癖を押しとどめる。
見てなきゃ、そうしないとあとでつらくなる。
私は2人の仲介やサポートをしていたから、これまでもつらくなかったんだ。
だからたちの悪い気遣いをしてその役割りを放棄したら、それは後味の悪い嫉妬として私の心にシミを残すだろう。
そう思って私は、その場にいることを改めて決める。
「嫉妬で泣き狂いたい」
怒りの感情が湧きにくい私が、憧れている姿だ。
でも、昨夜から感じている嫉妬しないかもしれないということ、強烈な快感や、すみれさんの幸福や那智さんのお手伝いで感じる幸福が勝ってしまって、そう感じている。
大好きな人が他の女性を抱く、その事実で嫉妬をしないのは、おかしいのかもしれない。
何かを押し殺して無理して笑顔でいるとも考えられないか。
私は一晩、嫉妬を感じない(一瞬苦しくはなったけど、怒りじゃない)自分の心に、何度も問いかけた。
それでも、私の心に表れるのは、痺れるような快感の記憶と上手くいくようにと願う気持ちなのだ。
それなら、それでかまわない、無理に怒ることもないだろう。
私はその場にいてそれを見届けるべきだ。
遠慮して後味の悪い嫉妬を残すより、その場にいて直球の焦がれる気持ちに身を任せるべきだ。
だから、私はずっと見てる。
そして、必要ならば、那智さんの役に立とう。
少しだけやりにくいと微笑む那智さんに、やりやすいようにお手伝いをしよう。
もし、それで、あとから嫉妬に苦しんだとしたら、那智さんがなんとかしてくれるはずだ。
そう思って、私はそこから逃げずにずっと見ていることにした。
そして、見つめる私に視線を合わせずにいる那智さんからは、私を無下に扱う空気はなく、すみれさんとの約束を果たすために真摯に向き合う空気が漂い、やはり私はそれに一緒に応えたいと思うのだ。
だから、目が合わなくて焦れる、でも、その真摯な空気がまた魅力的で、やっぱり私の欲情の温度が増してく。
役に立とうなんて殊勝な決意をしたくせに、那智さんが目を合わせてくれないというだけでもう感じはじめてしまっている、なんて情けない私。
昨夜のくすぶる欲情と、与えられないことで得られる快感の記憶が、簡単に私をはしたなくさせてしまう。
緊張のあまり感じることができないすみれさんより、どこも触ることなく視線すら合わせてもらえない私がどんどん感じてしまう。
畳の上に足を投げ出したり、スカートを握ったり、体を前後に揺らしたり、欲情のやり場に困って、それさえも快感になって、ひとりでもじもじと落ち着かない。
すみれさんは、時折小さく喘ぐだけで、やはり気持ち良くなっていないようだ。
緊張と恥ずかしさと心細さで、まったく感じなくなってしまったのだ。
そばにいる那智さんは手助けもせず、じっと見てるだけだ。
それがより心細さを助長してしまったようで、すみれさんはあまりのつらさについには涙を流してしまった。
どれくらいの時間が過ぎているのだろう。
私はそのすみれさんの涙に気付くことなく、ずっとゆらゆらと揺れていた。
なかなかいかないすみれさんに、業を煮やした那智さんが手を差し伸べはじめた。
那智さんの手でピンクローターやバイブを使い、すみれさんを気持ち良くさせている。
すみれさんの中で「涙を流す」ことで吹っ切れ、そして、「那智さんがなんとかしてくれる」という委ねる気持ちを持ってくれたことで、感じることに集中できてきたようだ。
少しずつだけど、息が荒くなってきている。
私は、もうずっと快感の海を漂っている。
那智さんと那智さんの手をずっと見ている。
脳みそが気持ちいい、もっと、体も気持ち良くなりたい、触りたい。
でも、それは恥ずかしい行為だから、我慢する。
すみれさんのおまんこにバイブを出し入れする手。
感じ慣れたその動きに呼応するように、昨夜以上の欲情が溢れ出して止まらない。
恥ずかしいからテーブルに隠れるようにして腰を揺らし、我慢しきれない声が漏れる。
チラッと那智さんがこちらを見た。
ああ、那智さん、那智さん、とても焦がれてます、私もそうしてほしい、那智さんに見つめられながらおまんこを突いてほしい、お願いします、私をかまって、私を無視して。
眼差し、半開きの口、息づかい、腰を揺らし、体全体で那智さんに訴える。
私の訴えは無視され、受け入れられ、視線はすぐすみれさんに戻された。
見てくれない、それが気持ち良くて仕方がない、もう我慢できない。
小さな声で許可を得る。
「那智さん、自分で触ってもいいですか?」
恥ずかしい、なんてはしたない姿だろう。
大好きな那智さんがすみれさんを愛撫しているのを離れて見ながら、下着に手を入れ私は私を可愛がる。
触りたいのをずっと我慢していた、それは羞恥心から、そして、ぎりぎりまで我慢したあとの決壊のほうが気持ちいいのを知ってるから。
その我慢は、はしたない自分の免罪符。
ずいぶんと時間が経った。
すみれさんの小さな喘ぎ声が、徐々に熱を帯びてくる。
その声に私の快感もリンクする。
「いってもいいですか?」
「どうぞ。」
那智さんの助けはあったけど、すみれさんは、約束通り「オナニーでいく努力」をして、そして、那智さんの前でいくことができた。
緊張のあとの快感と脱力。
もうぐったりしているすみれさんの髪を優しく撫でキスをして抱きしめる。
そのまま、体を回転させてうつ伏せにさせる。
休み間もなくお尻を触る。
アナルだ、アナルセックスをするんだ。
これでもかってほど、那智さんに対する信頼を確かめるようだ、委ねさせる心地よさを味わわせるようだ。(那智さん的には、盛り沢山を楽しんでる?)
すみれさんは「アナルセックス」は考えられないというほど、恐がっていた。
その気持ちはよくわかるから、安心してもらおうと何度もメールで話した。
最後には「那智さんに任せる」と言ってくれたけど、実際にするとなったらはじめてのアナルセックスは恐怖以外の何ものでもないだろう。
その矢継ぎ早な那智さんのやり方に私も少し現実に引き戻された。
私はまたぼんやりと身を任せて、その様子を見ていた。
長いですね〜、読みにくいけど許してね。
まだ続きます^^
裸でベッドに横になりこちら側に足を向けてピンクローターを当てているすみれさん。
那智さんは下着姿で、そこに寄り添うように肘を付いて寝転んでいる。
私はポツンと離れた畳の上で座っている、サマーセーターに黒いフレアスカートを纏っているのが、仲間はずれな感じだ。
さっきからずっと那智さんを見てる。
すみれさんに「いく努力をする」と言い含めてる時も、緊張で寝転がるのさえギクシャクした動きのすみれさんの体を支えている時も。
そして、添い寝してる今も。
それなのに、那智さんはほとんど私を見ない。
一度だけ、チラッと目が合っただけ。
私は視界に入っていないみたいだ。
そこから感じられるのは、「見せつけて嫉妬させて面白がる」でも「わざと無視して焦らす」でも、ない。
とにかくすみれさんに集中している様子が伺えるだけだ。
昨夜、すみれさんを送って、2人で駅に向かう途中でふと聞いてみた。
「那智さん、私がいるとやりにくいですか?」
「……少しね。」
ほんの少し微笑みながらそう答える那智さんを見たとき、もしかしたら私がいない時間を作ったほうが那智さんとすみれさんのためにはいいのかもしれないと、一瞬思った。
なんでも譲歩してしまう悪い癖のある私はそう申し出ようとして、それではダメだとその悪い癖を押しとどめる。
見てなきゃ、そうしないとあとでつらくなる。
私は2人の仲介やサポートをしていたから、これまでもつらくなかったんだ。
だからたちの悪い気遣いをしてその役割りを放棄したら、それは後味の悪い嫉妬として私の心にシミを残すだろう。
そう思って私は、その場にいることを改めて決める。
「嫉妬で泣き狂いたい」
怒りの感情が湧きにくい私が、憧れている姿だ。
でも、昨夜から感じている嫉妬しないかもしれないということ、強烈な快感や、すみれさんの幸福や那智さんのお手伝いで感じる幸福が勝ってしまって、そう感じている。
大好きな人が他の女性を抱く、その事実で嫉妬をしないのは、おかしいのかもしれない。
何かを押し殺して無理して笑顔でいるとも考えられないか。
私は一晩、嫉妬を感じない(一瞬苦しくはなったけど、怒りじゃない)自分の心に、何度も問いかけた。
それでも、私の心に表れるのは、痺れるような快感の記憶と上手くいくようにと願う気持ちなのだ。
それなら、それでかまわない、無理に怒ることもないだろう。
私はその場にいてそれを見届けるべきだ。
遠慮して後味の悪い嫉妬を残すより、その場にいて直球の焦がれる気持ちに身を任せるべきだ。
だから、私はずっと見てる。
そして、必要ならば、那智さんの役に立とう。
少しだけやりにくいと微笑む那智さんに、やりやすいようにお手伝いをしよう。
もし、それで、あとから嫉妬に苦しんだとしたら、那智さんがなんとかしてくれるはずだ。
そう思って、私はそこから逃げずにずっと見ていることにした。
そして、見つめる私に視線を合わせずにいる那智さんからは、私を無下に扱う空気はなく、すみれさんとの約束を果たすために真摯に向き合う空気が漂い、やはり私はそれに一緒に応えたいと思うのだ。
だから、目が合わなくて焦れる、でも、その真摯な空気がまた魅力的で、やっぱり私の欲情の温度が増してく。
役に立とうなんて殊勝な決意をしたくせに、那智さんが目を合わせてくれないというだけでもう感じはじめてしまっている、なんて情けない私。
昨夜のくすぶる欲情と、与えられないことで得られる快感の記憶が、簡単に私をはしたなくさせてしまう。
緊張のあまり感じることができないすみれさんより、どこも触ることなく視線すら合わせてもらえない私がどんどん感じてしまう。
畳の上に足を投げ出したり、スカートを握ったり、体を前後に揺らしたり、欲情のやり場に困って、それさえも快感になって、ひとりでもじもじと落ち着かない。
すみれさんは、時折小さく喘ぐだけで、やはり気持ち良くなっていないようだ。
緊張と恥ずかしさと心細さで、まったく感じなくなってしまったのだ。
そばにいる那智さんは手助けもせず、じっと見てるだけだ。
それがより心細さを助長してしまったようで、すみれさんはあまりのつらさについには涙を流してしまった。
どれくらいの時間が過ぎているのだろう。
私はそのすみれさんの涙に気付くことなく、ずっとゆらゆらと揺れていた。
なかなかいかないすみれさんに、業を煮やした那智さんが手を差し伸べはじめた。
那智さんの手でピンクローターやバイブを使い、すみれさんを気持ち良くさせている。
すみれさんの中で「涙を流す」ことで吹っ切れ、そして、「那智さんがなんとかしてくれる」という委ねる気持ちを持ってくれたことで、感じることに集中できてきたようだ。
少しずつだけど、息が荒くなってきている。
私は、もうずっと快感の海を漂っている。
那智さんと那智さんの手をずっと見ている。
脳みそが気持ちいい、もっと、体も気持ち良くなりたい、触りたい。
でも、それは恥ずかしい行為だから、我慢する。
すみれさんのおまんこにバイブを出し入れする手。
感じ慣れたその動きに呼応するように、昨夜以上の欲情が溢れ出して止まらない。
恥ずかしいからテーブルに隠れるようにして腰を揺らし、我慢しきれない声が漏れる。
チラッと那智さんがこちらを見た。
ああ、那智さん、那智さん、とても焦がれてます、私もそうしてほしい、那智さんに見つめられながらおまんこを突いてほしい、お願いします、私をかまって、私を無視して。
眼差し、半開きの口、息づかい、腰を揺らし、体全体で那智さんに訴える。
私の訴えは無視され、受け入れられ、視線はすぐすみれさんに戻された。
見てくれない、それが気持ち良くて仕方がない、もう我慢できない。
小さな声で許可を得る。
「那智さん、自分で触ってもいいですか?」
恥ずかしい、なんてはしたない姿だろう。
大好きな那智さんがすみれさんを愛撫しているのを離れて見ながら、下着に手を入れ私は私を可愛がる。
触りたいのをずっと我慢していた、それは羞恥心から、そして、ぎりぎりまで我慢したあとの決壊のほうが気持ちいいのを知ってるから。
その我慢は、はしたない自分の免罪符。
ずいぶんと時間が経った。
すみれさんの小さな喘ぎ声が、徐々に熱を帯びてくる。
その声に私の快感もリンクする。
「いってもいいですか?」
「どうぞ。」
那智さんの助けはあったけど、すみれさんは、約束通り「オナニーでいく努力」をして、そして、那智さんの前でいくことができた。
緊張のあとの快感と脱力。
もうぐったりしているすみれさんの髪を優しく撫でキスをして抱きしめる。
そのまま、体を回転させてうつ伏せにさせる。
休み間もなくお尻を触る。
アナルだ、アナルセックスをするんだ。
これでもかってほど、那智さんに対する信頼を確かめるようだ、委ねさせる心地よさを味わわせるようだ。(那智さん的には、盛り沢山を楽しんでる?)
すみれさんは「アナルセックス」は考えられないというほど、恐がっていた。
その気持ちはよくわかるから、安心してもらおうと何度もメールで話した。
最後には「那智さんに任せる」と言ってくれたけど、実際にするとなったらはじめてのアナルセックスは恐怖以外の何ものでもないだろう。
その矢継ぎ早な那智さんのやり方に私も少し現実に引き戻された。
私はまたぼんやりと身を任せて、その様子を見ていた。
長いですね〜、読みにくいけど許してね。
まだ続きます^^
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