テレクラの夜1
非日常的な日常
先日の記事「変な願望かな…」で私がお願いしたことが実行に移す夜がきた。
那智さんがテレクラに電話するのを聞くのだ。
本当に変な願望。
それをされても不快感が湧かないと想像できてしまう自分を、プライドを持てと自戒を込めて「怒らない私」で掘り下げてみた。
そして、昨日の記事の「暗闇の安息」になった。
育った環境も生まれ持った資質もあるでしょうけど、多分私は「人より優位に立とう」という気持ちが少ないみたい。
だから、「尊重されていないか」アンテナを張り巡らせるのが難しいし、苦しい。
それなら、私は低くしてます、だから、あなたが私を大切にしてと言えてしまう那智さんとの関係が、とても落ち着くのだ。
そういう考えに至ったら、この記事をアップする気持ちになりました。
これなら、そんなことしても「怒らない」でいる私に、私自身が納得できたので。
ということで、長い前振りをしてから(笑)
那智さんがテレクラに電話をするのを盗み聞きする悪趣味話!
女性に限らず、私は那智さんが他の人と話してるのを盗み聞きするのが好き。
私と電話中に事務所に電話がかかってくると、私との携帯はそのままで、お仕事のお話しはじめたりするのを、じっと聞いてる。
私以外の他者に発する那智さんの声をうっとりしながら聞くのだ(例え相手が仕事先のおじさんだったとしても^^;)
私に向ける時の声との、違いや共通点をぼんやりと聞き分けたりして、幸せに過ごす。
それが、女性で口説くなんて状態なのだ、うっとりの倍増。
事務所の電話でテレクラにかける。
私とは携帯電話で繋がってる。
これは那智さんと私が知り合ったSM専用の電話。
繋がるまでは私と会話してる。
「どんな設定にするのですか?」
「え?別に嘘付かないよ、パートナーがいて遊べる人探してるっていう。りん子を電話に出させようかな!?」
そういって事務所の受話器と携帯をくっつけて、私に音声の確認をさせたりしてる。
そ、そんなこと、無理に決まってますよ!!!
慌ててるとオンフックにしてるスピーカーが繋がったことを知らせる。
携帯を握る手に力が入る。
わああ、とうとうこの時が来たわ!!
那智さんが丁寧に挨拶から会話を始める。
わわわ、すごいドキドキ、なんだか掌に汗かいちゃう。
自己紹介をして相手の名前を聞いてる。
その名前に「さん」を付けるかまで聞いてる。
呼び捨てをリクエストされたんだ。
私以外の女性を呼び捨てにしている、なんだか作り物っぽいインチキな感じ。
ほとんど、他に話していない段階で「自分にはパートナーがいて、遊べる人を捜してる」と言い出してる。
ええ、やっぱり嘘付かないの?そんなこと言っていいのですか!?那智さん。
そんなんじゃあ、引っ掛かりませんよ!
聞いてるこっちは、もうハラハラ。
あれ?私は「聞きたい」だけじゃなかったの?
なぜ「失敗」を回避しようとしてるの?
「お話しのお相手が変わります。」と事務所の電話から、かすかにアナウンスが漏れる。
ほら、やっぱりいきなりパートナーいるじゃ、びっくりしちゃうよ〜。
次の相手を告げるアナウンスが続けて聞こえてくる。
きゃあ、また、繋がった!!
もう私盗み聞きの悪趣味状態で、大興奮。
「こんばんは。……ごめんね、男の子はだめなんだ。」
わあ、男性!?
そういうこともあるのね…。
なんだか驚きの連発。
次、また繋がった。
「こんばんは。私は那智と申しますが、何と呼んだらいいですか?」
「…えりさん。私は4○才ですが、えりさんはおいくつですか?…28才。」
多分相手の女性のいうことを繰り返しているのは、私に伝わるようにだ。
でも、ちょっと口調に手を抜いている感じがする。
少しやり取りをして、またこう切り出した。
「実は、パートナーがいまして、彼女と3人で遊べる人を探しているんです。」
正直な那智さん。
でも、、そのあと飛び上がってしまうようなことを言い出した。
「いま彼女に代わりますから、話しをしてくれませんか?聞きたいことがあれば聞いてください。ただ、いまのえりさんの声だと彼女には聞こえないと思うから、もう少し大きな声でね。」
ええええ???本当に私が話すの?
さっき試したように、事務所の電話と携帯をくっつけてるんだ。
「もしもし、はじめまして。」
慌てて会話を始めた。
何を話したらいいの!?
「……」
何か言っているかもわからない、遠くて全然聞き取れない。
どうしよう、でも、とにかく必死に話す。
「ごめんなさい、実は私はいま電話越しに話してまして、あなたの声がこちらには全然聞こえないので、もしよかったらもう少し大きな声を出していただけますか?それが精一杯なら、それでかまいません。」
「……」
やっぱり聞こえない。
「ごめんなさい、聞こえないから、あなたの言葉にちゃんとお返事ができないけど許してくださいね。」
「……」
しかたがない、一方的に話すしかないわ。
「聞き取れないから、私たちのこと話しますね、もし興味があったら後で彼に代わるからそのまま待っててくださいね。…私は○○才で、彼と付き合って○年です。…。」
何を話したかあんまり覚えてないけど、とにかく私はその場を繋げようと必死に独り言を言い続けた。
「ピ、お話しのお相手が代わります。次のお相手が見つかるまでしばらくお待ちください。」
はっきりとした音声でアナウンスが流れた。
切れちゃった。
残念やら腹立たしいやら。
無言の相手に向かって一方的に話し続けて切られてしまうという状況に惨めな思いだ。
それをさせた那智さんに腹立たしさを覚える。
そして、ここが私の厄介なところで、失敗した自分を責めてしまうのだ。
「私のせい」と思ってしまう悪い癖。
「なんで、私に話しをさせるの、那智さん。全然聞こえないし、心構えも言われてないし、私困ってしまいます!!!」
「りん子は、自分を責めないこと。俺が判断して、したくてしてるんだから、もし上手くいかなくてもりん子の責任じゃない。そろそろと思えば俺が代わるから、話しが進まなくてもりん子は好きなようにしてればいい。でも、いまの子は、ちょっと声が遠過ぎたね、ごめんね。でも、次も話しをさせるよ。」
複雑な、でも、なんとも言えない高揚感。
それでも、待機の音楽がオンフックした電話からずっと聞こえたまま。
なかなか次のM女性がいないみたい。
昔テレクラにはまっていたころ、ひっきりなしにS男性と繋がったことを思い出して、M女性は人手不足なのかな?なんて呑気に思う自分がちょっとおかしかった。
さあ、次はどんな人に繋がって、那智さんはどんな素敵な声を聞かせてくれるのかしら。
そして、私の複雑な高揚感はこれからどうなっていくのかしら。
テレクラの夜は、まだ続くのでした。
先日の記事「変な願望かな…」で私がお願いしたことが実行に移す夜がきた。
那智さんがテレクラに電話するのを聞くのだ。
本当に変な願望。
それをされても不快感が湧かないと想像できてしまう自分を、プライドを持てと自戒を込めて「怒らない私」で掘り下げてみた。
そして、昨日の記事の「暗闇の安息」になった。
育った環境も生まれ持った資質もあるでしょうけど、多分私は「人より優位に立とう」という気持ちが少ないみたい。
だから、「尊重されていないか」アンテナを張り巡らせるのが難しいし、苦しい。
それなら、私は低くしてます、だから、あなたが私を大切にしてと言えてしまう那智さんとの関係が、とても落ち着くのだ。
そういう考えに至ったら、この記事をアップする気持ちになりました。
これなら、そんなことしても「怒らない」でいる私に、私自身が納得できたので。
ということで、長い前振りをしてから(笑)
那智さんがテレクラに電話をするのを盗み聞きする悪趣味話!
女性に限らず、私は那智さんが他の人と話してるのを盗み聞きするのが好き。
私と電話中に事務所に電話がかかってくると、私との携帯はそのままで、お仕事のお話しはじめたりするのを、じっと聞いてる。
私以外の他者に発する那智さんの声をうっとりしながら聞くのだ(例え相手が仕事先のおじさんだったとしても^^;)
私に向ける時の声との、違いや共通点をぼんやりと聞き分けたりして、幸せに過ごす。
それが、女性で口説くなんて状態なのだ、うっとりの倍増。
事務所の電話でテレクラにかける。
私とは携帯電話で繋がってる。
これは那智さんと私が知り合ったSM専用の電話。
繋がるまでは私と会話してる。
「どんな設定にするのですか?」
「え?別に嘘付かないよ、パートナーがいて遊べる人探してるっていう。りん子を電話に出させようかな!?」
そういって事務所の受話器と携帯をくっつけて、私に音声の確認をさせたりしてる。
そ、そんなこと、無理に決まってますよ!!!
慌ててるとオンフックにしてるスピーカーが繋がったことを知らせる。
携帯を握る手に力が入る。
わああ、とうとうこの時が来たわ!!
那智さんが丁寧に挨拶から会話を始める。
わわわ、すごいドキドキ、なんだか掌に汗かいちゃう。
自己紹介をして相手の名前を聞いてる。
その名前に「さん」を付けるかまで聞いてる。
呼び捨てをリクエストされたんだ。
私以外の女性を呼び捨てにしている、なんだか作り物っぽいインチキな感じ。
ほとんど、他に話していない段階で「自分にはパートナーがいて、遊べる人を捜してる」と言い出してる。
ええ、やっぱり嘘付かないの?そんなこと言っていいのですか!?那智さん。
そんなんじゃあ、引っ掛かりませんよ!
聞いてるこっちは、もうハラハラ。
あれ?私は「聞きたい」だけじゃなかったの?
なぜ「失敗」を回避しようとしてるの?
「お話しのお相手が変わります。」と事務所の電話から、かすかにアナウンスが漏れる。
ほら、やっぱりいきなりパートナーいるじゃ、びっくりしちゃうよ〜。
次の相手を告げるアナウンスが続けて聞こえてくる。
きゃあ、また、繋がった!!
もう私盗み聞きの悪趣味状態で、大興奮。
「こんばんは。……ごめんね、男の子はだめなんだ。」
わあ、男性!?
そういうこともあるのね…。
なんだか驚きの連発。
次、また繋がった。
「こんばんは。私は那智と申しますが、何と呼んだらいいですか?」
「…えりさん。私は4○才ですが、えりさんはおいくつですか?…28才。」
多分相手の女性のいうことを繰り返しているのは、私に伝わるようにだ。
でも、ちょっと口調に手を抜いている感じがする。
少しやり取りをして、またこう切り出した。
「実は、パートナーがいまして、彼女と3人で遊べる人を探しているんです。」
正直な那智さん。
でも、、そのあと飛び上がってしまうようなことを言い出した。
「いま彼女に代わりますから、話しをしてくれませんか?聞きたいことがあれば聞いてください。ただ、いまのえりさんの声だと彼女には聞こえないと思うから、もう少し大きな声でね。」
ええええ???本当に私が話すの?
さっき試したように、事務所の電話と携帯をくっつけてるんだ。
「もしもし、はじめまして。」
慌てて会話を始めた。
何を話したらいいの!?
「……」
何か言っているかもわからない、遠くて全然聞き取れない。
どうしよう、でも、とにかく必死に話す。
「ごめんなさい、実は私はいま電話越しに話してまして、あなたの声がこちらには全然聞こえないので、もしよかったらもう少し大きな声を出していただけますか?それが精一杯なら、それでかまいません。」
「……」
やっぱり聞こえない。
「ごめんなさい、聞こえないから、あなたの言葉にちゃんとお返事ができないけど許してくださいね。」
「……」
しかたがない、一方的に話すしかないわ。
「聞き取れないから、私たちのこと話しますね、もし興味があったら後で彼に代わるからそのまま待っててくださいね。…私は○○才で、彼と付き合って○年です。…。」
何を話したかあんまり覚えてないけど、とにかく私はその場を繋げようと必死に独り言を言い続けた。
「ピ、お話しのお相手が代わります。次のお相手が見つかるまでしばらくお待ちください。」
はっきりとした音声でアナウンスが流れた。
切れちゃった。
残念やら腹立たしいやら。
無言の相手に向かって一方的に話し続けて切られてしまうという状況に惨めな思いだ。
それをさせた那智さんに腹立たしさを覚える。
そして、ここが私の厄介なところで、失敗した自分を責めてしまうのだ。
「私のせい」と思ってしまう悪い癖。
「なんで、私に話しをさせるの、那智さん。全然聞こえないし、心構えも言われてないし、私困ってしまいます!!!」
「りん子は、自分を責めないこと。俺が判断して、したくてしてるんだから、もし上手くいかなくてもりん子の責任じゃない。そろそろと思えば俺が代わるから、話しが進まなくてもりん子は好きなようにしてればいい。でも、いまの子は、ちょっと声が遠過ぎたね、ごめんね。でも、次も話しをさせるよ。」
複雑な、でも、なんとも言えない高揚感。
それでも、待機の音楽がオンフックした電話からずっと聞こえたまま。
なかなか次のM女性がいないみたい。
昔テレクラにはまっていたころ、ひっきりなしにS男性と繋がったことを思い出して、M女性は人手不足なのかな?なんて呑気に思う自分がちょっとおかしかった。
さあ、次はどんな人に繋がって、那智さんはどんな素敵な声を聞かせてくれるのかしら。
そして、私の複雑な高揚感はこれからどうなっていくのかしら。
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COMMENT
このころ、リアルタイムで読んでいたのかも。
それともやっぱり過去記事として?
とにかくこの記事を読んだときに、自分にあった出来事を思い出していたのですー。
あるとき彼が、エッチの最中にテレクラへ電話をしたことがあって。
しかも、わたしに電話をかわるの。
最中だから、電話に集中出来なくて、相手の女の人に『気持ちいいですか?』とか聞かれて『気持ちいいです』と、答えた記憶が。
この彼の遊びは、会うたび何回か続いて、なんと一人の女の人が遊びにくることに。
その後、何回か彼女とさんにんをしたのだけどそれっきり。
でも数ヶ月後に、あるお店でバッタリ会って
『あのあと、ハプバーで知り合った人と付き合いはじめたから』と話してくれました。
ああ、読み返すとそのときの自分も思い出すのですね。
それともやっぱり過去記事として?
とにかくこの記事を読んだときに、自分にあった出来事を思い出していたのですー。
あるとき彼が、エッチの最中にテレクラへ電話をしたことがあって。
しかも、わたしに電話をかわるの。
最中だから、電話に集中出来なくて、相手の女の人に『気持ちいいですか?』とか聞かれて『気持ちいいです』と、答えた記憶が。
この彼の遊びは、会うたび何回か続いて、なんと一人の女の人が遊びにくることに。
その後、何回か彼女とさんにんをしたのだけどそれっきり。
でも数ヶ月後に、あるお店でバッタリ会って
『あのあと、ハプバーで知り合った人と付き合いはじめたから』と話してくれました。
ああ、読み返すとそのときの自分も思い出すのですね。
あこさん
エントリーを読んだ時期や、エントリーの内容に近いこと、いろいろな回路で思い出とつながるものなのですね。
思い出の一端を担えていて光栄だよ!
わたしたちも昔ほど過激な?ことはしていないけど、そのとき、その年齢に合った満たされ方を模索していかれるといいよねー(^-^)
エントリーを読んだ時期や、エントリーの内容に近いこと、いろいろな回路で思い出とつながるものなのですね。
思い出の一端を担えていて光栄だよ!
わたしたちも昔ほど過激な?ことはしていないけど、そのとき、その年齢に合った満たされ方を模索していかれるといいよねー(^-^)