またわんこです^^;2
非日常的な日常
駅の近くの路上で尻尾を入れられることを、とりあえず回避してマ○○に向かう。
今日もわんこになれるんだ。
わんこになる喜びは回を重ねるごとに増していき、「わんこになる」ということ自体には少しずつ慣れていく。
でも、それと比例して、恐さも回を追うごとに増えていくみたい。
経験や予告でサンプルが増え、わんこになる直前まで、その自分の置かれている状況や姿を生々しく思い描けてしまうからだ。
「何をするの?どれをするの?絶対無理!!」とリアルな想像に体がすくんでしまう。
いつかこうしようね〜という予告に出て来たことをするのかしら(いろいろ予告があるのです。)、もうビクビクしている。
でも、道ばたで尻尾を入れるのは避けられた。
とりあえず一安心。
マ○○はまた3階に行くのかしら、この間みたいに誰もいないといいな。
3階にトイレあったかな?なかったら2階のトイレで入れるのよね、2階から3階に戻る時にみんなに尻尾見られちゃうな、困ったな。
でも、道ばたより、いいよね。(マ○○の3階でわんこや2階のトイレで尻尾入れは『非日常的な日常』の『お外で四つん這い』と『お店でわんこ』に書いてあります。マ○○さんいつもお世話になってます。)
そんなようなことを、ぐるぐると考えながらお店に到着。
コーヒーを載せたトレーを持って階段を上がる那智さんの後に付いて行く。
この日私は黒いピンヒールを履いていたから、ゆっくりと上がる。
那智さんとの距離が空く。
2階、うん、いつも通りに半分くらい席が埋まってる。
この人たちの間を縫って尻尾を入れにトイレに行くのね。(すみません、という気持ちになる)
3階への階段を上りはじめて上を見上げた時、上りきってフロアを見渡す那智さんの表情が見えた。
微かに、口元を緩めたその表情を見て、3階が無人でないことを悟る。
「ああ、人がいるんだ…。」
人がいるからって、何もしないですましてくれる那智さんじゃない。
どれくらいの人がいて、どんなことをするのか。
引き返したい気持ちとは裏腹に、足は勝手に階段を上がる。
フロアを見て大きなため息をつく、準備をしながら。
3階のテーブルの配置はこうなってる。(もうイラストで説明したい!!わかりにくいけどお付き合いくださいね)
フロアは変則的な台形。
階段を上って踊り場にゴミ箱があり、上った正面に事務所らしき扉。
体を90度右に回転させてフロアを見渡せる。
左手の正面奥に伸びるの壁は台形の一番長い辺になっていて、そこには壁沿いにベンチシート、それに合わせてテーブルが5つ、それぞれ向かい合わせに椅子が5脚。
手前から3つめと4つめの席の間に、腰までの高さの仕切りがある。(前回はこの仕切りの奥の席でわんこになりました)
その手前のベンチシートに若い女性の2人組、仕切りの奥に中年男性が一人。
若い女性は向かい合わせには座らず、テーブルを2つ使って横に並んでいる。
フロアの中央にもテーブル分の仕切りがあり、その仕切りの両側に2つずつ席がある。
その仕切りの向こう側にも、女性2人組。
ベンチシートのある長い壁と接して右手に伸びている壁には、入り口のすぐ横にゴミ箱、その奥にまた仕切り、仕切りの先には椅子とテーブル2つ。
そのうちのひとつに、フロアに背を向けるようにして、すでに那智さんが腰掛けていた。
5人の人がいる。
大きなため息。
前回無人だったことが、めずらしいことだったのかもしれない。
私が席に着いた時に、もう一人若い女性が入ってきて、2人並んで座っているベンチシートの隣に座った。
私の視界には、正面に那智さん、那智さんの肩越しに2人の女性、(一人はこちらに背を向けていてもうひとりはその人が壁になって様子がわからない)、左手の壁沿いには4人の人がこちら側を向いて座っているのが見える。
マ○○、朝から盛況だわ(泣)
「人がいて良かったね〜。はい。」
首輪を渡された。
ここで付けるの?
アクセサリーを付けるくらいに軽い気持ちになれればいいのだけど、過剰な自意識がそうはさせてくれない。
もうその行為がすでに「おかしい」ことに思えてしまって、恥ずかしくてしょうがない。
僅かに震える手で首輪を付ける。
首輪の次はリードだ。
首輪まではアクセサリーで誤摩化せるかもしれないけど、リードは不自然でしょう。
でも、那智さんが付けてくれる「カチャリ」という音に、目眩を起こす。
ああ、恥ずかしい。
体を前屈みにして、手で隠すと「普通にしてないと、余計に目立つよ。」とからかわれる。
必死に普通を装って背筋を伸ばす。
「はい、じゃあ入れて。」
なんのためらいもなく、鞄から出した尻尾をテーブルに載せて私に言う。
マ○○には相応しくない品物、急いで引き寄せ膝に載せて隠す。
「え?ここで?」
「そう。」
無理!!!
人がいるところで、どうやってお尻の穴にパールを押し込めっていうの!?
「トイレじゃダメですか?」
「うん。」
「どうしても?」
「そうだね。」
「何か代わりにするって言っても?」
「そのすることによるね。」
別な酷いことを考えて、それをするから、ここで尻尾を入れることを取り下げてもらうという提案をしてみるけど、その代替え案が思い浮かばない。
逡巡している間に、もっと酷いことを課せられそうで、結局その提案は諦める。
「ここで俺が入れるのと、どっちがいい?選ばせてあげるよ。」
それも無理だ。
那智さんに入れてもらうということは、フロアに向けてお尻を出さなければいけないのよ。そんなの無理です。
「自分でします…。」
どうしよう。
幸い、仕切りがあるから、私の胸から下くらいは隠れてる。
左手の女性3人からは、行為自体は見えないだろう。
那智さんの肩越しの背を向けた女性の影で見えない女性と、左斜め奥の中年男性には「何か」は見えてしまうかもしれない、見えないかもしれない。
もし何も見えなくても、明らかに動揺している女性は、それだけで異変を物語ってしまっているはずだ。
もう、できない、どうしたらよいかわからない。
パールをお尻に押し込むのは、一瞬ではできないの。
時間が掛かるの。
そんな長い時間(数分?)、そんな異変を醸し出しているなんて、胸が潰れてしまいそうだ。
ためらって動けずにいる私に「隣に誰か来る前に、終わらせた方がいいんじゃない?」と、優しく意地悪なアドバイスをくれる。
そうですね、誰か来たからってやめてくれないですもんね。
その一言が私を動かした。
お尻を少し上げ、スカートそっとめくり、下着をずらす。
パールの先端を持ち、お尻に持って行こうとしたら、「ちょっと貸して」と那智さんが言う。
尻尾を手渡すと、唾液を手に取りパールに付けてくれている、潤滑油にしてくれたのだ。
もう一度、それをお尻に持って行き、ひとつひとつ押し込む。
誰も隣に来ないで、本当に来ないで。
固く閉じた中にパールをねじ込んでいく作業は簡単じゃない。
緊張と恐怖で、尚更進まない。
でも、なるべく平然としていないといけない。
うつむき加減に平静を装う努力をしている仕切りの影では、非常識な作業が行われていたのだ。
急いで、早く、誰か来たらいけない。
焦って、ふたついっぱんに押し込もうとしては、失敗して慌てる、そんなことの繰り返し。
早く、とにかく、早く。
焦っていることが那智さんに伝わるのだろう、「傷付かないように気をつけるんだよ。」と落ち着いた口調で諭すように言われる。
酷いことをさせている人の落ち着いた気遣いの言葉は、私の一重のバリアになる。
守られていると感じられて、ほんの少し安堵する。(酷いことさせてる張本人は那智さんなんですけどね^^;)
その安堵が、私に新しい感情をくれたようで、緊張しながらだけど、私のお尻が少しずつ気持ちいいと言い出している。
恐い、でも、ほんの少し、気持ちいい。
やっとの思いで全部入れることができて、私は尻尾付き女になった。
スカートの中にさっと隠して、太腿に尻尾の存在を感じる、嬉しい。
尻尾が生えて、嬉しい。
心がウキウキしている。
嬉しくて、浮かれてしまうことが照れ臭くて、もじもじしながらはじめてコーヒーに口を付ける。
「次は何をするか、わかる?」
目の前の課題をクリアして、尻尾の喜びに浸っているのも束の間、また無理難題の予感。
次は、どうなるのでしょう!?
いつも引っ張っちゃいますが、もう少しお付き合いくださいね。
駅の近くの路上で尻尾を入れられることを、とりあえず回避してマ○○に向かう。
今日もわんこになれるんだ。
わんこになる喜びは回を重ねるごとに増していき、「わんこになる」ということ自体には少しずつ慣れていく。
でも、それと比例して、恐さも回を追うごとに増えていくみたい。
経験や予告でサンプルが増え、わんこになる直前まで、その自分の置かれている状況や姿を生々しく思い描けてしまうからだ。
「何をするの?どれをするの?絶対無理!!」とリアルな想像に体がすくんでしまう。
いつかこうしようね〜という予告に出て来たことをするのかしら(いろいろ予告があるのです。)、もうビクビクしている。
でも、道ばたで尻尾を入れるのは避けられた。
とりあえず一安心。
マ○○はまた3階に行くのかしら、この間みたいに誰もいないといいな。
3階にトイレあったかな?なかったら2階のトイレで入れるのよね、2階から3階に戻る時にみんなに尻尾見られちゃうな、困ったな。
でも、道ばたより、いいよね。(マ○○の3階でわんこや2階のトイレで尻尾入れは『非日常的な日常』の『お外で四つん這い』と『お店でわんこ』に書いてあります。マ○○さんいつもお世話になってます。)
そんなようなことを、ぐるぐると考えながらお店に到着。
コーヒーを載せたトレーを持って階段を上がる那智さんの後に付いて行く。
この日私は黒いピンヒールを履いていたから、ゆっくりと上がる。
那智さんとの距離が空く。
2階、うん、いつも通りに半分くらい席が埋まってる。
この人たちの間を縫って尻尾を入れにトイレに行くのね。(すみません、という気持ちになる)
3階への階段を上りはじめて上を見上げた時、上りきってフロアを見渡す那智さんの表情が見えた。
微かに、口元を緩めたその表情を見て、3階が無人でないことを悟る。
「ああ、人がいるんだ…。」
人がいるからって、何もしないですましてくれる那智さんじゃない。
どれくらいの人がいて、どんなことをするのか。
引き返したい気持ちとは裏腹に、足は勝手に階段を上がる。
フロアを見て大きなため息をつく、準備をしながら。
3階のテーブルの配置はこうなってる。(もうイラストで説明したい!!わかりにくいけどお付き合いくださいね)
フロアは変則的な台形。
階段を上って踊り場にゴミ箱があり、上った正面に事務所らしき扉。
体を90度右に回転させてフロアを見渡せる。
左手の正面奥に伸びるの壁は台形の一番長い辺になっていて、そこには壁沿いにベンチシート、それに合わせてテーブルが5つ、それぞれ向かい合わせに椅子が5脚。
手前から3つめと4つめの席の間に、腰までの高さの仕切りがある。(前回はこの仕切りの奥の席でわんこになりました)
その手前のベンチシートに若い女性の2人組、仕切りの奥に中年男性が一人。
若い女性は向かい合わせには座らず、テーブルを2つ使って横に並んでいる。
フロアの中央にもテーブル分の仕切りがあり、その仕切りの両側に2つずつ席がある。
その仕切りの向こう側にも、女性2人組。
ベンチシートのある長い壁と接して右手に伸びている壁には、入り口のすぐ横にゴミ箱、その奥にまた仕切り、仕切りの先には椅子とテーブル2つ。
そのうちのひとつに、フロアに背を向けるようにして、すでに那智さんが腰掛けていた。
5人の人がいる。
大きなため息。
前回無人だったことが、めずらしいことだったのかもしれない。
私が席に着いた時に、もう一人若い女性が入ってきて、2人並んで座っているベンチシートの隣に座った。
私の視界には、正面に那智さん、那智さんの肩越しに2人の女性、(一人はこちらに背を向けていてもうひとりはその人が壁になって様子がわからない)、左手の壁沿いには4人の人がこちら側を向いて座っているのが見える。
マ○○、朝から盛況だわ(泣)
「人がいて良かったね〜。はい。」
首輪を渡された。
ここで付けるの?
アクセサリーを付けるくらいに軽い気持ちになれればいいのだけど、過剰な自意識がそうはさせてくれない。
もうその行為がすでに「おかしい」ことに思えてしまって、恥ずかしくてしょうがない。
僅かに震える手で首輪を付ける。
首輪の次はリードだ。
首輪まではアクセサリーで誤摩化せるかもしれないけど、リードは不自然でしょう。
でも、那智さんが付けてくれる「カチャリ」という音に、目眩を起こす。
ああ、恥ずかしい。
体を前屈みにして、手で隠すと「普通にしてないと、余計に目立つよ。」とからかわれる。
必死に普通を装って背筋を伸ばす。
「はい、じゃあ入れて。」
なんのためらいもなく、鞄から出した尻尾をテーブルに載せて私に言う。
マ○○には相応しくない品物、急いで引き寄せ膝に載せて隠す。
「え?ここで?」
「そう。」
無理!!!
人がいるところで、どうやってお尻の穴にパールを押し込めっていうの!?
「トイレじゃダメですか?」
「うん。」
「どうしても?」
「そうだね。」
「何か代わりにするって言っても?」
「そのすることによるね。」
別な酷いことを考えて、それをするから、ここで尻尾を入れることを取り下げてもらうという提案をしてみるけど、その代替え案が思い浮かばない。
逡巡している間に、もっと酷いことを課せられそうで、結局その提案は諦める。
「ここで俺が入れるのと、どっちがいい?選ばせてあげるよ。」
それも無理だ。
那智さんに入れてもらうということは、フロアに向けてお尻を出さなければいけないのよ。そんなの無理です。
「自分でします…。」
どうしよう。
幸い、仕切りがあるから、私の胸から下くらいは隠れてる。
左手の女性3人からは、行為自体は見えないだろう。
那智さんの肩越しの背を向けた女性の影で見えない女性と、左斜め奥の中年男性には「何か」は見えてしまうかもしれない、見えないかもしれない。
もし何も見えなくても、明らかに動揺している女性は、それだけで異変を物語ってしまっているはずだ。
もう、できない、どうしたらよいかわからない。
パールをお尻に押し込むのは、一瞬ではできないの。
時間が掛かるの。
そんな長い時間(数分?)、そんな異変を醸し出しているなんて、胸が潰れてしまいそうだ。
ためらって動けずにいる私に「隣に誰か来る前に、終わらせた方がいいんじゃない?」と、優しく意地悪なアドバイスをくれる。
そうですね、誰か来たからってやめてくれないですもんね。
その一言が私を動かした。
お尻を少し上げ、スカートそっとめくり、下着をずらす。
パールの先端を持ち、お尻に持って行こうとしたら、「ちょっと貸して」と那智さんが言う。
尻尾を手渡すと、唾液を手に取りパールに付けてくれている、潤滑油にしてくれたのだ。
もう一度、それをお尻に持って行き、ひとつひとつ押し込む。
誰も隣に来ないで、本当に来ないで。
固く閉じた中にパールをねじ込んでいく作業は簡単じゃない。
緊張と恐怖で、尚更進まない。
でも、なるべく平然としていないといけない。
うつむき加減に平静を装う努力をしている仕切りの影では、非常識な作業が行われていたのだ。
急いで、早く、誰か来たらいけない。
焦って、ふたついっぱんに押し込もうとしては、失敗して慌てる、そんなことの繰り返し。
早く、とにかく、早く。
焦っていることが那智さんに伝わるのだろう、「傷付かないように気をつけるんだよ。」と落ち着いた口調で諭すように言われる。
酷いことをさせている人の落ち着いた気遣いの言葉は、私の一重のバリアになる。
守られていると感じられて、ほんの少し安堵する。(酷いことさせてる張本人は那智さんなんですけどね^^;)
その安堵が、私に新しい感情をくれたようで、緊張しながらだけど、私のお尻が少しずつ気持ちいいと言い出している。
恐い、でも、ほんの少し、気持ちいい。
やっとの思いで全部入れることができて、私は尻尾付き女になった。
スカートの中にさっと隠して、太腿に尻尾の存在を感じる、嬉しい。
尻尾が生えて、嬉しい。
心がウキウキしている。
嬉しくて、浮かれてしまうことが照れ臭くて、もじもじしながらはじめてコーヒーに口を付ける。
「次は何をするか、わかる?」
目の前の課題をクリアして、尻尾の喜びに浸っているのも束の間、また無理難題の予感。
次は、どうなるのでしょう!?
いつも引っ張っちゃいますが、もう少しお付き合いくださいね。
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