ゲストを招く(りん子の心1)
独特な幸福感
この先に書かれていることは、ゲストを呼んで過ごした出来事の別ヴァージョンです。
でも、ここから先は、那智さんと私の物語になっていますので、私のフィルターを通して描かれています。
ですから、ここに登場する○さんに失礼な書き方をしてしまうかもしれません。
ゲストの立場を慮って、そういう書き方に不快感を持たれる方もいらっしゃるかもしれないので、その可能性があると思われる方はお読みにならないことをお進めします。
もし読まれて、不快な気持ちになってしまわれても、責任は負いかねますので、ご了承ください。
ここに登場する○さんは、実際にお会いした○さんとは別な人物と思って書いています。
決して○さんを批判するつもりもなく、あの日私たちに起こった出来事は、○さんでも他の誰かでも同じだったはずです。
むしろ、とても気遣いのできる方で、私も安心することができました。
失礼な書き方をするかもしれないことを、快く了承してくださった○さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
では、続けます。
第三者を交えることは、ずっと那智さんの希望だった。
心の中にある問いかけを、ずっと払拭することができなかったからだ。
「他の男が抱いたら、りん子はどうなるのか」
常日頃から、那智さん以外の人に何をされてもいかないと、私が言い切ってしまっているから、余計に問いかけは募る。
ハプニングバーなどで、お遊びでしても納得ができない。
まあ、そうかと言って年中そのことで頭が一杯ということでもないから、機会が巡って来たらと思って時間は過ぎていた。
いかなければ満足、いけば怒り「りん子をどうしてくれようか」とパワーになる、という那智さんの推測に、私はどうすれば良いか聞く。
体の反応なんだから、聞いても仕方ないけれど、聞く。
「自然にすればいい」
委ねる訓練だ。
他人に不快な思いをさせてしまうことを極力避けたいと、不必要なまでに気遣いをしてしまって、がんじがらめになる私に、自然に振る舞うことを指示している。
これは、もし逸脱したら、那智正するから、素直でいるようにと、訓練。
(人としての礼儀をわきまえた上で)感じても感じなくても、いやならいやと表明しても、すべて自然に振る舞えば良い、あとは那智さんが何とかしてくれる。
私のとって、いつもこの「委ねられるか」が踏み絵のようだ。
そう、私にとって「いくか、いかなか」は踏み絵でもなんでもない、いかないのだもの。
それよりも「那智さんに委ね、那智さんの意志が私の意志」その結果幸せになれるかの確認だ。
これも、その踏み絵。
それでも、お相手の○さんを不快にさせるのは、いやだなと思っていると、とてもラッキーな会話をメールで交わすことができた。
「いやなことをしたら、ダメって言ってくださいね」と○さんが気遣うメールをくれたから、この時とばかりコンセンサスを取り付ける。
「那智さんの「NG」がない限り、遠慮はなさらないでいいと思います。その辺りの線引きは、私にはないので。だから、私が嫌がっても、那智さんが止めない限りかまわないことだと思ってけっこうですよ。その代わり、私は嫌がるかもしれませんが、それもお許しくださいね(笑)。」
思いっきりいやがってもいい、判断は那智さん。
私は、那智さんの判断に委ねる状況を作り出していた。
浣腸をして、排泄をした後、今度は鞭を打とうということになった。
せっかくだから、その張り付け台を使って。
両手両足を固定して、私は動けなくなる。
ホテルに備え付けてあるペラペラのバラ鞭を○さんが手にして、パシっと太腿を打つ。
案の定全然痛くない。
よかった、これなら思い切り叩かれても大丈夫だわ。
痛いことは那智さんじゃなきゃ恐いもの。
たとえ那智さんが一番強く叩くとしても、那智さんじゃなきゃ恐い。
安心してるのも束の間、いつもの痛いバラ鞭を那智さんが○さんに渡している。
なぜ!?
正面を向いている私は一体どこを打たれるのかわからず恐怖に身をすくめる。
「お腹は避けてくださいね。」
那智さんはソファに腰掛けて、雑誌を開きながらレクチャーしている。
○さんが遠慮気味に太腿を打つ。
このバラ鞭は、重いゴムだから弱い力でも痛い。
先端が皮膚に刺さる。
何回か打たれ、徐々に力が増してくる。
恐くて体を捻り、お尻を向けるようにして、なるべく痛い太股に当たらないようにする。
「内股には、当たらないようにしてください。」
時折、雑誌から顔を上げて発せられる言葉が嬉しい。
それでも、目測を誤って、不意に内股やおまんこに鞭が飛んでくると、つい声を上げてしまう。
「痛い、痛い!!」
ここでも、私は痛いことを盛んに訴えて、この体勢を取り続けることから逃げようとしている。
地団駄を踏んで、大げさに痛がって、なんとか拘束を取ってもらった。(まったくわがまま^^;)
今度はソファに体を預け、お尻を差し出す。
那智さんが近くになった。
心の中で那智さんを呼ぶ。
○さんもお尻の方が安心してのか、さっきよりも力が強くなっている。
いつも那智さんが叩く力より、弱いはずなのに、恐くて痛く感じられて、私はとても弱虫になる。
「バシッ」
たまたまジャストミートする時があって、その重みは那智さんのそれに近いものになった。
それと同時に私は那智さんを見上げる。
まだ?大丈夫なの?続けさせるの?
私は、那智さんほど痛くされてもいないのに、どんどん恐くなってきている。
その音にきちんと反応して、パッと顔を上げ、次の一打を見守る。
次が、また落ち着いた音になると、目を伏せ雑誌を読み始める。
そんなことが、何度か繰り返す。
時々、「痛い」と言って、しゃがんでインターバルを置く。
その都度、○さんは私を元に戻して、また打つ。
私は、那智さんが「そろそろおしまいにして」と言ってくれるか、ずっと待っているのに、一向にその気配がないことに段々悲しくなってきてしまう。
私が、恐くて痛がってるのわかっているのに、なんで続けるの?
またしゃがんで、この苦痛に感じる時間をやり過ごす。
「鞭がいやなら、マッサージ機にするよ。どっちがいい?」
○さんが聞いてくる。
さっきマッサージ機はやっている。(書いてないけど)
あのいやが上にもいってしまう私は那智さんに見せたくない。
悲しくて、涙が出てきてしまった。
「鞭がいいです。」
終わりにしてくれない那智さんが、悲しくて、涙がポロポロ零れてしまう。
鞭の強度と打つ感覚が増してくる。
もう、いや、この状況から逃げたい。
またしゃがむ。(まったく厄介なMで、すみません)
顔を覆って、静かに涙を流す。
もうどうしていいか、わからない。
○さんが、また聞く「鞭とマッサージ機、どっちのする?」
わからない、自分の心がわからない。
どちらなら、耐えられるのだろう。
しくしくを泣きながら、決める。
那智さんに委ねると。
いつまで続けるのか、何を選ぶのか、私は那智さんに委ねればいいんだ。
それで、もし私が傷付いたら、那智さんがなんとかしてくれる。
私は、思惑を捨てた。
「どちらでもいいです。」
そう言って、またハラハラと涙を流す。
そこから先、○さんは両方を交互に使い出した。
マッサージ機を当て、空いた手で鞭を打つ。
もう、私は心を平らにして、涙を流しながら那智さんが終了を告げるのをただ待つだけ。
鞭の痛みもマッサージ機の刺激も、もう私の体を揺さぶりはしなかった。
この先に書かれていることは、ゲストを呼んで過ごした出来事の別ヴァージョンです。
でも、ここから先は、那智さんと私の物語になっていますので、私のフィルターを通して描かれています。
ですから、ここに登場する○さんに失礼な書き方をしてしまうかもしれません。
ゲストの立場を慮って、そういう書き方に不快感を持たれる方もいらっしゃるかもしれないので、その可能性があると思われる方はお読みにならないことをお進めします。
もし読まれて、不快な気持ちになってしまわれても、責任は負いかねますので、ご了承ください。
ここに登場する○さんは、実際にお会いした○さんとは別な人物と思って書いています。
決して○さんを批判するつもりもなく、あの日私たちに起こった出来事は、○さんでも他の誰かでも同じだったはずです。
むしろ、とても気遣いのできる方で、私も安心することができました。
失礼な書き方をするかもしれないことを、快く了承してくださった○さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
では、続けます。
第三者を交えることは、ずっと那智さんの希望だった。
心の中にある問いかけを、ずっと払拭することができなかったからだ。
「他の男が抱いたら、りん子はどうなるのか」
常日頃から、那智さん以外の人に何をされてもいかないと、私が言い切ってしまっているから、余計に問いかけは募る。
ハプニングバーなどで、お遊びでしても納得ができない。
まあ、そうかと言って年中そのことで頭が一杯ということでもないから、機会が巡って来たらと思って時間は過ぎていた。
いかなければ満足、いけば怒り「りん子をどうしてくれようか」とパワーになる、という那智さんの推測に、私はどうすれば良いか聞く。
体の反応なんだから、聞いても仕方ないけれど、聞く。
「自然にすればいい」
委ねる訓練だ。
他人に不快な思いをさせてしまうことを極力避けたいと、不必要なまでに気遣いをしてしまって、がんじがらめになる私に、自然に振る舞うことを指示している。
これは、もし逸脱したら、那智正するから、素直でいるようにと、訓練。
(人としての礼儀をわきまえた上で)感じても感じなくても、いやならいやと表明しても、すべて自然に振る舞えば良い、あとは那智さんが何とかしてくれる。
私のとって、いつもこの「委ねられるか」が踏み絵のようだ。
そう、私にとって「いくか、いかなか」は踏み絵でもなんでもない、いかないのだもの。
それよりも「那智さんに委ね、那智さんの意志が私の意志」その結果幸せになれるかの確認だ。
これも、その踏み絵。
それでも、お相手の○さんを不快にさせるのは、いやだなと思っていると、とてもラッキーな会話をメールで交わすことができた。
「いやなことをしたら、ダメって言ってくださいね」と○さんが気遣うメールをくれたから、この時とばかりコンセンサスを取り付ける。
「那智さんの「NG」がない限り、遠慮はなさらないでいいと思います。その辺りの線引きは、私にはないので。だから、私が嫌がっても、那智さんが止めない限りかまわないことだと思ってけっこうですよ。その代わり、私は嫌がるかもしれませんが、それもお許しくださいね(笑)。」
思いっきりいやがってもいい、判断は那智さん。
私は、那智さんの判断に委ねる状況を作り出していた。
浣腸をして、排泄をした後、今度は鞭を打とうということになった。
せっかくだから、その張り付け台を使って。
両手両足を固定して、私は動けなくなる。
ホテルに備え付けてあるペラペラのバラ鞭を○さんが手にして、パシっと太腿を打つ。
案の定全然痛くない。
よかった、これなら思い切り叩かれても大丈夫だわ。
痛いことは那智さんじゃなきゃ恐いもの。
たとえ那智さんが一番強く叩くとしても、那智さんじゃなきゃ恐い。
安心してるのも束の間、いつもの痛いバラ鞭を那智さんが○さんに渡している。
なぜ!?
正面を向いている私は一体どこを打たれるのかわからず恐怖に身をすくめる。
「お腹は避けてくださいね。」
那智さんはソファに腰掛けて、雑誌を開きながらレクチャーしている。
○さんが遠慮気味に太腿を打つ。
このバラ鞭は、重いゴムだから弱い力でも痛い。
先端が皮膚に刺さる。
何回か打たれ、徐々に力が増してくる。
恐くて体を捻り、お尻を向けるようにして、なるべく痛い太股に当たらないようにする。
「内股には、当たらないようにしてください。」
時折、雑誌から顔を上げて発せられる言葉が嬉しい。
それでも、目測を誤って、不意に内股やおまんこに鞭が飛んでくると、つい声を上げてしまう。
「痛い、痛い!!」
ここでも、私は痛いことを盛んに訴えて、この体勢を取り続けることから逃げようとしている。
地団駄を踏んで、大げさに痛がって、なんとか拘束を取ってもらった。(まったくわがまま^^;)
今度はソファに体を預け、お尻を差し出す。
那智さんが近くになった。
心の中で那智さんを呼ぶ。
○さんもお尻の方が安心してのか、さっきよりも力が強くなっている。
いつも那智さんが叩く力より、弱いはずなのに、恐くて痛く感じられて、私はとても弱虫になる。
「バシッ」
たまたまジャストミートする時があって、その重みは那智さんのそれに近いものになった。
それと同時に私は那智さんを見上げる。
まだ?大丈夫なの?続けさせるの?
私は、那智さんほど痛くされてもいないのに、どんどん恐くなってきている。
その音にきちんと反応して、パッと顔を上げ、次の一打を見守る。
次が、また落ち着いた音になると、目を伏せ雑誌を読み始める。
そんなことが、何度か繰り返す。
時々、「痛い」と言って、しゃがんでインターバルを置く。
その都度、○さんは私を元に戻して、また打つ。
私は、那智さんが「そろそろおしまいにして」と言ってくれるか、ずっと待っているのに、一向にその気配がないことに段々悲しくなってきてしまう。
私が、恐くて痛がってるのわかっているのに、なんで続けるの?
またしゃがんで、この苦痛に感じる時間をやり過ごす。
「鞭がいやなら、マッサージ機にするよ。どっちがいい?」
○さんが聞いてくる。
さっきマッサージ機はやっている。(書いてないけど)
あのいやが上にもいってしまう私は那智さんに見せたくない。
悲しくて、涙が出てきてしまった。
「鞭がいいです。」
終わりにしてくれない那智さんが、悲しくて、涙がポロポロ零れてしまう。
鞭の強度と打つ感覚が増してくる。
もう、いや、この状況から逃げたい。
またしゃがむ。(まったく厄介なMで、すみません)
顔を覆って、静かに涙を流す。
もうどうしていいか、わからない。
○さんが、また聞く「鞭とマッサージ機、どっちのする?」
わからない、自分の心がわからない。
どちらなら、耐えられるのだろう。
しくしくを泣きながら、決める。
那智さんに委ねると。
いつまで続けるのか、何を選ぶのか、私は那智さんに委ねればいいんだ。
それで、もし私が傷付いたら、那智さんがなんとかしてくれる。
私は、思惑を捨てた。
「どちらでもいいです。」
そう言って、またハラハラと涙を流す。
そこから先、○さんは両方を交互に使い出した。
マッサージ機を当て、空いた手で鞭を打つ。
もう、私は心を平らにして、涙を流しながら那智さんが終了を告げるのをただ待つだけ。
鞭の痛みもマッサージ機の刺激も、もう私の体を揺さぶりはしなかった。