推して知るべし
独特な幸福感
那智さんは時々手作り料理をくれる。
魚をおろして干物にしたり焼豚やハムを作ったり、燻製したり、そのおこぼれをいただいている。
皮むきは苦手だからとそういう料理は避けるようなところもあるので、すごい料理人!!というわけではないけれど、自分の食べたいものを作ることには厭わないし、むしろ好きみたい。
で、容器に入れてくれるのだけど、そこに那智さんお好みのマナーがある。
いただきものが入っていた容器を返すときには何かお返しものを入れて返す
というもの。
子どもの頃、親御さんがそう教えられたらしい。
たしかに、ちょっと気の利いた返し方だよね。
わたしもそのことは知っていたけど、なんとなく『マナー』とかと距離を置きたい気持ちもあって、気が向いたらするくらいにしていた。
先日も那智さんにおすそ分けをいただいた。
牛スジ肉の土手煮。
美味しくいただき容器を返す段になって、ちょうどスルメイカがあったのでイカ飯を作ることにした。
那智さん、イカ飯好きそうだし。
でも、わたし、イカ飯ははじめて作るんだ。
ちょっと不安。
いろいろ作りかたを検索して、いざ作ってみたのだけど。。。。これが見事に失敗した(笑)
失敗したからお返しにしなければいいのだけど、せっかく那智さんが好きそうと思って作ったし、那智さんの美意識に合わせたかったから、ためらいながらも容器に入れた。
夕方会うときに渡す。
『イカ飯』だということを告げる。
『イカ飯』と聞いた那智さんの『おお!!』という表情に心が傷む。
すぐさま
失敗してます(笑)
食べてみてダメだったら、捨てていいです
と期待を打ち消す。
さらに
おいしかったら、そう言ってください
そうじゃなかったら何も言わないでください
と妙なお願いをする。
でも、何も言わなかったら、(推して知るべし)だよね?
それもわかってます^^;
マイナス感想聞いたら悲しくなりそうだし、那智さんだってマイナス評価口にするのイヤだろうし。
それに那智さん、絶対正直な感想を言うんだもん。
(ご飯かたかったけど)味は良かったよ
とか
(味はダメだったけど、お返しを入れて返す気持ちが)良かったよ
とか
いいところだけ切り取って行ってくれないんだもん。
いや、まあ、ここまで極端な切り取りは求めないけど。
でも、ちゃんと合格点じゃなきゃ、合格くれないし(当たり前か)。
那智さんの合格点はほぼ『100点』なんだよう、たとえ95点でも95点分は褒めてくれるけど、5点減点分も伝えてくれちゃう。
まったく正直であることはステキだし、おべっか使わないところが那智さんらしいけど、失敗と自覚してるのだから、もうそれ以上はなくていいの(笑)
じつは、わたし、あんまり那智さんに手作り料理を振る舞ってない。
那智さんは『俺の好みを知ってほしい』と言っているし、嘘をつきたくないという気持ちもわかるけど、那智さんは自分の食べたいものは自分で作るから、わたしが作らなくていいの(笑)
わたしは那智さんが作ってくれたものを美味しく美味しくいただいているほうがいいのだ。
那智さん、わたしは褒めて伸びるタイプです^^
で、翌日になってもイカ飯の話題は出なかったから、推して知るべし(笑)
「等式」「推して知るべし」感想です。うーん、「いかめし」を食べさせてくれた気持ちが嬉しいかな。私にとって料理は自己満足と共有、味や食事は好みだから美味しくても、そうでなくても共有出来ると嬉しい。
那智さんは時々手作り料理をくれる。
魚をおろして干物にしたり焼豚やハムを作ったり、燻製したり、そのおこぼれをいただいている。
皮むきは苦手だからとそういう料理は避けるようなところもあるので、すごい料理人!!というわけではないけれど、自分の食べたいものを作ることには厭わないし、むしろ好きみたい。
で、容器に入れてくれるのだけど、そこに那智さんお好みのマナーがある。
いただきものが入っていた容器を返すときには何かお返しものを入れて返す
というもの。
子どもの頃、親御さんがそう教えられたらしい。
たしかに、ちょっと気の利いた返し方だよね。
わたしもそのことは知っていたけど、なんとなく『マナー』とかと距離を置きたい気持ちもあって、気が向いたらするくらいにしていた。
先日も那智さんにおすそ分けをいただいた。
牛スジ肉の土手煮。
美味しくいただき容器を返す段になって、ちょうどスルメイカがあったのでイカ飯を作ることにした。
那智さん、イカ飯好きそうだし。
でも、わたし、イカ飯ははじめて作るんだ。
ちょっと不安。
いろいろ作りかたを検索して、いざ作ってみたのだけど。。。。これが見事に失敗した(笑)
失敗したからお返しにしなければいいのだけど、せっかく那智さんが好きそうと思って作ったし、那智さんの美意識に合わせたかったから、ためらいながらも容器に入れた。
夕方会うときに渡す。
『イカ飯』だということを告げる。
『イカ飯』と聞いた那智さんの『おお!!』という表情に心が傷む。
すぐさま
失敗してます(笑)
食べてみてダメだったら、捨てていいです
と期待を打ち消す。
さらに
おいしかったら、そう言ってください
そうじゃなかったら何も言わないでください
と妙なお願いをする。
でも、何も言わなかったら、(推して知るべし)だよね?
それもわかってます^^;
マイナス感想聞いたら悲しくなりそうだし、那智さんだってマイナス評価口にするのイヤだろうし。
それに那智さん、絶対正直な感想を言うんだもん。
(ご飯かたかったけど)味は良かったよ
とか
(味はダメだったけど、お返しを入れて返す気持ちが)良かったよ
とか
いいところだけ切り取って行ってくれないんだもん。
いや、まあ、ここまで極端な切り取りは求めないけど。
でも、ちゃんと合格点じゃなきゃ、合格くれないし(当たり前か)。
那智さんの合格点はほぼ『100点』なんだよう、たとえ95点でも95点分は褒めてくれるけど、5点減点分も伝えてくれちゃう。
まったく正直であることはステキだし、おべっか使わないところが那智さんらしいけど、失敗と自覚してるのだから、もうそれ以上はなくていいの(笑)
じつは、わたし、あんまり那智さんに手作り料理を振る舞ってない。
那智さんは『俺の好みを知ってほしい』と言っているし、嘘をつきたくないという気持ちもわかるけど、那智さんは自分の食べたいものは自分で作るから、わたしが作らなくていいの(笑)
わたしは那智さんが作ってくれたものを美味しく美味しくいただいているほうがいいのだ。
那智さん、わたしは褒めて伸びるタイプです^^
で、翌日になってもイカ飯の話題は出なかったから、推して知るべし(笑)
「等式」「推して知るべし」感想です。うーん、「いかめし」を食べさせてくれた気持ちが嬉しいかな。私にとって料理は自己満足と共有、味や食事は好みだから美味しくても、そうでなくても共有出来ると嬉しい。