私じゃない何か
非日常的な日常
珍しく大きな荷物を抱えて登場した那智さん。
それは業務用の大きなラップだ。
幅が5、60cmはあるであろうラップを直に抱えている。
何に使うの?
それとも、この後お仕事で使うから、持ってきたの?
きょとんとする私を無視してさっさと歩く。
裸になって、手を前に持っていきちょうど下腹部で合わさるように立たされる。
そして、持ってきたラップを取り出して、それで私を包みはじめたのだ。
肩からはじまって、ぐるぐると巻きながら下がっていく。
強く巻くからどんどん体を締め付けてくる。
腰を巻き、手は前で固定されて動かせない。
やがて、ラップは足首まで包み、私はじっと立っていることしかできないものになってしまった。
芋虫。
ラップに締め付けられた全身が心地よい。
自分じゃない何かになってしまっているようで、不安だけど気持ちがよい。
那智さんが、ちょんと私を押す。
あっけなくよろけてしまう。
そのよろけた私を那智さんが抱え込んでくれて、そのまま床に丁寧に寝かせる。
とても不自由だ。
だけど、自分の体を支えることさえままならない私を、那智さんに委ねているこの状態はとても嬉しい。
もう私は、那智さんがいないとまったく不自由だ。
バッグからバラ鞭を出してきた。
仰向けに寝た私に鞭を振り下ろす。
この状態では、それほど強くは打てないみたいだ。
我慢ができる程度。
それでも、鞭が目の前に下ろされるのを見るのは、怖い。
顔に当たらないか、ビクビクしてしまう。
那智さんも打ちにくいと思ったのか、ごろんと私は裏返しにされた。
動けない芋虫のような私に、思い切り鞭を打つ。
痛い。
でも、地肌よりは耐えられる。
それも那智さんは見破ったのか、次はもっと強く打つ。
ラップ越しにどすんと重たい衝撃がくる。
身を捩りたいけど、ラップにくるまれた私はその僅かな隙間だけしか、体を動かすことができない。
痛みを耐えることさえ不自由。
体から出る汗で内側が濡れてきている。
うつ伏せになって鞭に耐え、それでもこの異様な状態に喜びを感じている。
手がちょうどおまんこの辺りにあって、微かに当たり気持ちが良くなってしまう。
さすがに、固定された状態でしかも自分の意志で触ることはできないから、この偶発的な出来事を密かに甘受して味わう。
ひとしきり、打ち、満足したのかラップを外す。
やはり内側は汗で濡れている。
だけど、それだけじゃない水分も内側を濡らしてしまっている。
この日の私の喜びは、那智さんにかまってもらうこと、鞭に打たれること、拘束される喜び、締め付けられている気持ち良さ、拘束されている気持ち良さ。
そして、芋虫のような私。
珍しく大きな荷物を抱えて登場した那智さん。
それは業務用の大きなラップだ。
幅が5、60cmはあるであろうラップを直に抱えている。
何に使うの?
それとも、この後お仕事で使うから、持ってきたの?
きょとんとする私を無視してさっさと歩く。
裸になって、手を前に持っていきちょうど下腹部で合わさるように立たされる。
そして、持ってきたラップを取り出して、それで私を包みはじめたのだ。
肩からはじまって、ぐるぐると巻きながら下がっていく。
強く巻くからどんどん体を締め付けてくる。
腰を巻き、手は前で固定されて動かせない。
やがて、ラップは足首まで包み、私はじっと立っていることしかできないものになってしまった。
芋虫。
ラップに締め付けられた全身が心地よい。
自分じゃない何かになってしまっているようで、不安だけど気持ちがよい。
那智さんが、ちょんと私を押す。
あっけなくよろけてしまう。
そのよろけた私を那智さんが抱え込んでくれて、そのまま床に丁寧に寝かせる。
とても不自由だ。
だけど、自分の体を支えることさえままならない私を、那智さんに委ねているこの状態はとても嬉しい。
もう私は、那智さんがいないとまったく不自由だ。
バッグからバラ鞭を出してきた。
仰向けに寝た私に鞭を振り下ろす。
この状態では、それほど強くは打てないみたいだ。
我慢ができる程度。
それでも、鞭が目の前に下ろされるのを見るのは、怖い。
顔に当たらないか、ビクビクしてしまう。
那智さんも打ちにくいと思ったのか、ごろんと私は裏返しにされた。
動けない芋虫のような私に、思い切り鞭を打つ。
痛い。
でも、地肌よりは耐えられる。
それも那智さんは見破ったのか、次はもっと強く打つ。
ラップ越しにどすんと重たい衝撃がくる。
身を捩りたいけど、ラップにくるまれた私はその僅かな隙間だけしか、体を動かすことができない。
痛みを耐えることさえ不自由。
体から出る汗で内側が濡れてきている。
うつ伏せになって鞭に耐え、それでもこの異様な状態に喜びを感じている。
手がちょうどおまんこの辺りにあって、微かに当たり気持ちが良くなってしまう。
さすがに、固定された状態でしかも自分の意志で触ることはできないから、この偶発的な出来事を密かに甘受して味わう。
ひとしきり、打ち、満足したのかラップを外す。
やはり内側は汗で濡れている。
だけど、それだけじゃない水分も内側を濡らしてしまっている。
この日の私の喜びは、那智さんにかまってもらうこと、鞭に打たれること、拘束される喜び、締め付けられている気持ち良さ、拘束されている気持ち良さ。
そして、芋虫のような私。