焼肉ショック1
独特な幸福感
細かいニュアンスの話なので、どれほど伝わるかわからないけど、まあ、『等式』はそんなことの連続なので、またまたお付き合いいただくことになりますが^^;
那智さんと会った日に焼肉を食べに行った。
前日、肉と一緒にビールをきゅーっとの誘惑に駆られながらも休肝日にしてくれたそうなので、その思いを果たしたいということだった。
休肝日もうれしいし焼肉もうれしいので、それはもうよろこんでお付き合いいたします。
焼肉はそれほど頻繁に食べないけど、基本、那智さんに焼いてもらう。
そうそう、バーベキューもそうだ。
牛肉の火の通す加減の好みが似ているというのもあるし、何よりわたしは那智さんのよいようでいることと『やってもらう』ことが大好きだから(娘的、犬的嗜好^^)
けして、楽したいわけではない(笑)
バーベキューのときはその他の準備はするし。
でも、ホントのことをいうと食べさせてもらいたいくらいなんだけど^^;
とにかく、焼いてもらう。
どの順番でどれだけの量とペースで、どんな焼き具合いか、すべてお任せ。
取り皿に載せてもらうところまで、すべてやってもらう。
わたしは、ホクホクと那智さんのよいように『やってもらう』ことを味わっている。
このときも当然、そのようにしていた。
お手頃なチェーン店の食べ飲み放題コースを選んだのでクオリティはそれなりではあるけれど、那智さん仕様の焼き過ぎない牛肉は柔らかくいただけるのでおいしい。
カルビ、タンと取り皿に載せてもらって堪能する。
しばらくして載せられたのは豚トロ。
昔は焼肉といえば牛だったけど、いつからか豚さんも定番になってきたよね。
脂身好きなわたしとしては厚みもある豚トロ系は歓迎だ。
2、3切れ、取り皿に重ねられた。
1枚、2枚といただきながら、もう少し脂を落したいなと思った。
わたし、牛肉はかなり生っぽいほうが好きなんだけど、豚肉の特に脂身は脂を落してカリッとさせたほうが好きなのだ。
カロリー的にも(焼き肉食べてる段階でいうか!?)
もう一周。
牛、タン、豚と回ってきたときに思い切っていってみた
那智さん、すみません、豚肉、もう少し焼いてもいいですか?
いいよ
と
網に載せ直し、脂を落す。
乗せてもらった数枚、同じようにした。
ひと通り最初のお皿がなくなって、「次、どうする?」と聞かれたので
わたしはだいぶお腹膨れてきたので、那智さんのお好きなので、それをいただきます
といいつつ
タンの梅タレみたいなものを頼んでみようかなと思った。
那智さん梅干しキライ(わたしは大好き^^;)だから、これはわたしが頼まない限りテーブルには乗らないだろうと思ったからだ。
那智さんのよいようにが好きだとはいえ、別に、頼んじゃいけないルールがあるわけでもないし、那智さんもそのときの気分で全部自分で決めたり、わたしに選ばせたりするので、こういうことも当然あります。
こうあるべきというものではなくて、『お互いそういうのが好きだから自然とそうなっている』ゆえにそうじゃないこともあり得る、ということですね^^
那智さんいらないでしょうけど、この梅タレ頼んでもいいですか?
と新しいものを頼むことにした。
そしたら、那智さんもレバーをチョイスして、そこから自分の頼んだものを自分で焼いて食べるというペースに変わっていった。
途中、梅タレをつけずに那智さんもタンを食べたり
りん子、1枚くらい食べるだろ?
と勧められてレバーをいただいたりしたけど、基本は自分で焼いていた。
ビールと〆のご飯でお腹いっぱい、大満足。
そろそろおしまいかなという辺りで、思いもよらぬことを那智さんが言い出した
りん子が豚トロ焼き直しただろ
だから、それからは焼くのやめたんだよ(笑)
え???
あ、たしかに、梅タレとレバーの流れで『自分で頼んだものを自分で焼く』ことになったのだと思っていたけど、その間はいままで焼いてもらっていたカルビとかも焼いてくれなくなっていた!!
そういうことだったの!!
うん(笑)
と笑いながら、職場の話をはじめる。
先日、一緒に働いているおばさまの機嫌が悪かったようで休憩時間に「休憩中は話しかけないで!」と言ってきたそうだ。
だから、それ以来、休憩中は那智さんからは一切話しかけていないらしい。
もちろん、仕事の話ならするし、話しかけてきたら返事くらいはするというギリギリの義理(ダジャレ!!)は果たしているのだけど。
と。
ああ、那智さんらしい。
『否定』は、それを口にする覚悟を持ってするということだ。
その感性のもと、豚トロを焼き直したわたしのお肉は、それ以降焼いてくれなくなったというわけ。
これには、相当ショックを受けた。
衝撃にクラクラしながら会話を続ける。
たしかに、わたしは焼き直しましたけど、それとおばさんの不機嫌と一緒ですか!?
どこかにちょっと意地悪な気持ちありません??(笑)
ないない(笑)
だって、那智さん、わたしがどれだけ那智さんに焼いてもらうことが好きか知っているでしょ!!
俺、焼き肉の焼き方には拘りあるんだよ
だから、焼き直すくらいなら、りん子の好きな加減で食べてほしいと思うわけよ
いや、でも、一度否定しただけで!!
那智さんに一度のはそれ以降の継続する拒否である
↓
わたしはどれほど焼いてもらいたいか!!
↓
俺は焼き方に拘りあるから、他者もそうだと理解して、むしろ遠慮した
ここから何周かこの内容を文言を変えてぐるぐる。
途中、『脂を落したい』というわたしの目的を聞き、『おいしく焼く』以外の目的であれば、那智さんが焼かなくなる筋合いはなくなるから、その限りではないかななんて落しどころを那智さんなりに見つけようとしてくれたけど、わたしの衝撃は治まらない(笑)
さて、これを『ショック』といってしまう時点で理解不能な方もいると思うけど、もうここにはいくつもの衝撃が存在しているのはおわかりいただけるだろうか(笑)
一度焼き直しただけで、それ以降焼いてくれなくなる那智さんの線引き
単純に焼いてくれなくなっちゃったショック
さらに、焼いてくれなくなっただけで、こんなにショックを受けている自分への驚き
ってことは、いままでいかに『ずっとやってもらい続けていたか』
ってことは、いままでいかにわたしが那智さんのすることを受け入れ続けていたか!!ってことになる
しかも、今回だって、勝手に焼き直したわけでも、「焼き方甘い〜」なんて文句つけたわけでもない!!
「すみません」と、それがわたしたちの間ではよくないこととわかってて断りをいれてさえいるのだ!!
わたし、すごくない!?っていう衝撃(笑)
と後半は自画自賛な衝撃になってきているけど^^;
拒否に対する那智さんの見切りの早さと潔さと、こんなにも那智さんに『してもらう』ことが大好きだった自分の性質の極端さと、逆にこれまでそういうケースがほとんどなかった(=ずっと肯定してきたという事実)ことと、極端な感じがわたしたちらしいけど、自分自身でも驚いていた。
たぶん、ここまで一度の拒否でやらなくなる人も、ここまで『やってもらいたがり』も、ここまで肯定女も、なかなかめずらしいのではないだろうか^^;
肯定し続けることがエラいってことを言っているのではないけれど、わたしたちにおいては大事なポイントではあります。
で、ある意味、わたしたちらしい感じの極端な具合いに衝撃を受けながらビールを飲み干しごちそうさまで駅までの道すがらも、あまりの衝撃にクラクラしながら「ショックだ、ショックだ」と訴え続けたのだった(笑)
まあ、これは裏を返せば、那智さん自身『否定の言葉を発する覚悟』を強く持っているからゆえのことだよね。
この那智さんの感性のお話と着地のおまけを次回に^^
あとひとつ、那智さんの焼き肉の焼き具合いに対する拘りの強さも、ちょっぴり衝撃でした(笑)
<関連エントリー>
肯定女
細かいニュアンスの話なので、どれほど伝わるかわからないけど、まあ、『等式』はそんなことの連続なので、またまたお付き合いいただくことになりますが^^;
那智さんと会った日に焼肉を食べに行った。
前日、肉と一緒にビールをきゅーっとの誘惑に駆られながらも休肝日にしてくれたそうなので、その思いを果たしたいということだった。
休肝日もうれしいし焼肉もうれしいので、それはもうよろこんでお付き合いいたします。
焼肉はそれほど頻繁に食べないけど、基本、那智さんに焼いてもらう。
そうそう、バーベキューもそうだ。
牛肉の火の通す加減の好みが似ているというのもあるし、何よりわたしは那智さんのよいようでいることと『やってもらう』ことが大好きだから(娘的、犬的嗜好^^)
けして、楽したいわけではない(笑)
バーベキューのときはその他の準備はするし。
でも、ホントのことをいうと食べさせてもらいたいくらいなんだけど^^;
とにかく、焼いてもらう。
どの順番でどれだけの量とペースで、どんな焼き具合いか、すべてお任せ。
取り皿に載せてもらうところまで、すべてやってもらう。
わたしは、ホクホクと那智さんのよいように『やってもらう』ことを味わっている。
このときも当然、そのようにしていた。
お手頃なチェーン店の食べ飲み放題コースを選んだのでクオリティはそれなりではあるけれど、那智さん仕様の焼き過ぎない牛肉は柔らかくいただけるのでおいしい。
カルビ、タンと取り皿に載せてもらって堪能する。
しばらくして載せられたのは豚トロ。
昔は焼肉といえば牛だったけど、いつからか豚さんも定番になってきたよね。
脂身好きなわたしとしては厚みもある豚トロ系は歓迎だ。
2、3切れ、取り皿に重ねられた。
1枚、2枚といただきながら、もう少し脂を落したいなと思った。
わたし、牛肉はかなり生っぽいほうが好きなんだけど、豚肉の特に脂身は脂を落してカリッとさせたほうが好きなのだ。
カロリー的にも(焼き肉食べてる段階でいうか!?)
もう一周。
牛、タン、豚と回ってきたときに思い切っていってみた
那智さん、すみません、豚肉、もう少し焼いてもいいですか?
いいよ
と
網に載せ直し、脂を落す。
乗せてもらった数枚、同じようにした。
ひと通り最初のお皿がなくなって、「次、どうする?」と聞かれたので
わたしはだいぶお腹膨れてきたので、那智さんのお好きなので、それをいただきます
といいつつ
タンの梅タレみたいなものを頼んでみようかなと思った。
那智さん梅干しキライ(わたしは大好き^^;)だから、これはわたしが頼まない限りテーブルには乗らないだろうと思ったからだ。
那智さんのよいようにが好きだとはいえ、別に、頼んじゃいけないルールがあるわけでもないし、那智さんもそのときの気分で全部自分で決めたり、わたしに選ばせたりするので、こういうことも当然あります。
こうあるべきというものではなくて、『お互いそういうのが好きだから自然とそうなっている』ゆえにそうじゃないこともあり得る、ということですね^^
那智さんいらないでしょうけど、この梅タレ頼んでもいいですか?
と新しいものを頼むことにした。
そしたら、那智さんもレバーをチョイスして、そこから自分の頼んだものを自分で焼いて食べるというペースに変わっていった。
途中、梅タレをつけずに那智さんもタンを食べたり
りん子、1枚くらい食べるだろ?
と勧められてレバーをいただいたりしたけど、基本は自分で焼いていた。
ビールと〆のご飯でお腹いっぱい、大満足。
そろそろおしまいかなという辺りで、思いもよらぬことを那智さんが言い出した
りん子が豚トロ焼き直しただろ
だから、それからは焼くのやめたんだよ(笑)
え???
あ、たしかに、梅タレとレバーの流れで『自分で頼んだものを自分で焼く』ことになったのだと思っていたけど、その間はいままで焼いてもらっていたカルビとかも焼いてくれなくなっていた!!
そういうことだったの!!
うん(笑)
と笑いながら、職場の話をはじめる。
先日、一緒に働いているおばさまの機嫌が悪かったようで休憩時間に「休憩中は話しかけないで!」と言ってきたそうだ。
だから、それ以来、休憩中は那智さんからは一切話しかけていないらしい。
もちろん、仕事の話ならするし、話しかけてきたら返事くらいはするというギリギリの義理(ダジャレ!!)は果たしているのだけど。
と。
ああ、那智さんらしい。
『否定』は、それを口にする覚悟を持ってするということだ。
その感性のもと、豚トロを焼き直したわたしのお肉は、それ以降焼いてくれなくなったというわけ。
これには、相当ショックを受けた。
衝撃にクラクラしながら会話を続ける。
たしかに、わたしは焼き直しましたけど、それとおばさんの不機嫌と一緒ですか!?
どこかにちょっと意地悪な気持ちありません??(笑)
ないない(笑)
だって、那智さん、わたしがどれだけ那智さんに焼いてもらうことが好きか知っているでしょ!!
俺、焼き肉の焼き方には拘りあるんだよ
だから、焼き直すくらいなら、りん子の好きな加減で食べてほしいと思うわけよ
いや、でも、一度否定しただけで!!
那智さんに一度のはそれ以降の継続する拒否である
↓
わたしはどれほど焼いてもらいたいか!!
↓
俺は焼き方に拘りあるから、他者もそうだと理解して、むしろ遠慮した
ここから何周かこの内容を文言を変えてぐるぐる。
途中、『脂を落したい』というわたしの目的を聞き、『おいしく焼く』以外の目的であれば、那智さんが焼かなくなる筋合いはなくなるから、その限りではないかななんて落しどころを那智さんなりに見つけようとしてくれたけど、わたしの衝撃は治まらない(笑)
さて、これを『ショック』といってしまう時点で理解不能な方もいると思うけど、もうここにはいくつもの衝撃が存在しているのはおわかりいただけるだろうか(笑)
一度焼き直しただけで、それ以降焼いてくれなくなる那智さんの線引き
単純に焼いてくれなくなっちゃったショック
さらに、焼いてくれなくなっただけで、こんなにショックを受けている自分への驚き
ってことは、いままでいかに『ずっとやってもらい続けていたか』
ってことは、いままでいかにわたしが那智さんのすることを受け入れ続けていたか!!ってことになる
しかも、今回だって、勝手に焼き直したわけでも、「焼き方甘い〜」なんて文句つけたわけでもない!!
「すみません」と、それがわたしたちの間ではよくないこととわかってて断りをいれてさえいるのだ!!
わたし、すごくない!?っていう衝撃(笑)
と後半は自画自賛な衝撃になってきているけど^^;
拒否に対する那智さんの見切りの早さと潔さと、こんなにも那智さんに『してもらう』ことが大好きだった自分の性質の極端さと、逆にこれまでそういうケースがほとんどなかった(=ずっと肯定してきたという事実)ことと、極端な感じがわたしたちらしいけど、自分自身でも驚いていた。
たぶん、ここまで一度の拒否でやらなくなる人も、ここまで『やってもらいたがり』も、ここまで肯定女も、なかなかめずらしいのではないだろうか^^;
肯定し続けることがエラいってことを言っているのではないけれど、わたしたちにおいては大事なポイントではあります。
で、ある意味、わたしたちらしい感じの極端な具合いに衝撃を受けながらビールを飲み干しごちそうさまで駅までの道すがらも、あまりの衝撃にクラクラしながら「ショックだ、ショックだ」と訴え続けたのだった(笑)
まあ、これは裏を返せば、那智さん自身『否定の言葉を発する覚悟』を強く持っているからゆえのことだよね。
この那智さんの感性のお話と着地のおまけを次回に^^
あとひとつ、那智さんの焼き肉の焼き具合いに対する拘りの強さも、ちょっぴり衝撃でした(笑)
<関連エントリー>
肯定女