コルセット
独特な幸福感
前の記事のレスで「下手に謙遜すると悲劇を招く」ことを学んだので、謙遜せずに嘘を書かず、高飛車にいきたいと思います(そこまでは、言ってない!?)
プロフィールにも書いてあるが、私は背が高い。
痩せているとまではいかないが、スタイルは悪くない(痩せている=スタイルが良いではないしね)。
顔も小さいから、洋服を着ると見栄えは良い(年の割に)。
胸だって、よせて上げれば「Dカップ」だ!!
モデルさんやグラビアアイドルではないから、一般レベルで照らし合わせても那智さんは比較的満足してくれている。
ただひとつ、難点を付けられるのが、ウエストのくびれがないことなのだ。
20代のころ、過激にダイエットしたことがあって、身長166cmで体重46kgに落としたことがあるが(生理は止まるし、肌はカサカサになるし、散々でした)、この時もガリガリに痩せてもくびれはできなかった。
あの曲線が私には存在しないらしい。
たいして運動も体操もしないから、これが改善されるかどうかは、わからない。
私は自分に手を加えることが、好きじゃない。
お化粧も普段はほとんどしないし、化粧水などの基礎化粧さえも、極力したくない。
これをしないと不安とか、これがなきゃダメみたいなことをできるだけ人生で増やしたくないのだ。(それでも、大丈夫な肌に生んでくれた両親に感謝)
だから、なるべく自分に付け加えずに生きていきたいと思っているのだ。
「独特な幸福感」の「ヒラヒラ計画 第1弾」で登場したコルセット。
那智さんがその類いのお洋服を私に着させようとするのに、那智さんの好みとプラスして、りん子のウエストをくびれさせたいという目論みもあるのだ。
そのあたりを知るたびに私は少し悲しくなる。
本当は「いまのりん子で十分」「いまのりん子から寸分違わずりん子がいい」と、全面肯定だけじゃなく、改善の余地がないほど「いまのりん子」でいたいのだ。
だけど、甘くない那智さんがそんなことでは、許すわけがない。
「いまのりん子が大好きだけど、○○になればもっといい。」と、私改善をやめてくれない。
(まあ、私のハツカネズミさんを飼いならすには、私に余裕を与えないことが得策なのもわかっている)
「ウエストがないりん子も好きだけど、ウエストがくびれたらもっといい」
それでも、コルセット購入にはハードルがあって、なかなか購入とはいきにくい。
コーディネートとか、お値段とか、「いいの!?」、とかで実現していない。
以前、興味本位で手に入れた「補正下着」のカタログを私は持っていた。
その下着は補正というより、脂肪や筋肉に働きかけて下着を外しても、胸の張りやウエストのくびれが自分のものとして残るらしい(かなり眉唾もの)。
何度もそのカタログを開いては閉じ、どうしようか思い悩む。
私は、自分に枷を増やしたくない。
なるべく手を加えず、自分のままで生きていたい。
よせて上げるブラジャーは下着として必要なものだから、枷とは思えずにいる。
生きる上で、また一般社会で生活する上で、必要なものはかまわない(全然そこまでストイックではないし)。
ただ、補正下着やサプリメントのように、本来ならなくても良いものが、なくてなならないものになってしまうのがいやなの。
だけど、これを着ければ那智さんの望む「くびれ」を手に入れることができるかもしれない。
でも、所詮外してしまえば、元に戻ってしまうものに価値があるとは思えない(これは、戻らないって言ってるけどね)
なんだか、自分の主義を曲げてしまうようで、結局カタログは本棚にしまう。
デートの別れ際、また「コルセット」の話になる。
「体として細くならないのなら、下着の力を借りるのも手だよね。」
「那智さんは、外したら元の私でも価値があると思うのですか?」
「そうだね、きっと洋服がもっと似合うよ。連れて歩くのに鼻が高い。」
この会話で私は決心した。
たかが下着、だけど、私にとってはひとつ足枷を増やすようで、とても勇気のいる下着。
でも、これで那智さんが喜んでくれるなら、私も嬉しいんだ。
私は、通販会社のフリーダイヤルをプッシュした。
あらら、こんな内容で、なんだか続きます。
前の記事のレスで「下手に謙遜すると悲劇を招く」ことを学んだので、謙遜せずに嘘を書かず、高飛車にいきたいと思います(そこまでは、言ってない!?)
プロフィールにも書いてあるが、私は背が高い。
痩せているとまではいかないが、スタイルは悪くない(痩せている=スタイルが良いではないしね)。
顔も小さいから、洋服を着ると見栄えは良い(年の割に)。
胸だって、よせて上げれば「Dカップ」だ!!
モデルさんやグラビアアイドルではないから、一般レベルで照らし合わせても那智さんは比較的満足してくれている。
ただひとつ、難点を付けられるのが、ウエストのくびれがないことなのだ。
20代のころ、過激にダイエットしたことがあって、身長166cmで体重46kgに落としたことがあるが(生理は止まるし、肌はカサカサになるし、散々でした)、この時もガリガリに痩せてもくびれはできなかった。
あの曲線が私には存在しないらしい。
たいして運動も体操もしないから、これが改善されるかどうかは、わからない。
私は自分に手を加えることが、好きじゃない。
お化粧も普段はほとんどしないし、化粧水などの基礎化粧さえも、極力したくない。
これをしないと不安とか、これがなきゃダメみたいなことをできるだけ人生で増やしたくないのだ。(それでも、大丈夫な肌に生んでくれた両親に感謝)
だから、なるべく自分に付け加えずに生きていきたいと思っているのだ。
「独特な幸福感」の「ヒラヒラ計画 第1弾」で登場したコルセット。
那智さんがその類いのお洋服を私に着させようとするのに、那智さんの好みとプラスして、りん子のウエストをくびれさせたいという目論みもあるのだ。
そのあたりを知るたびに私は少し悲しくなる。
本当は「いまのりん子で十分」「いまのりん子から寸分違わずりん子がいい」と、全面肯定だけじゃなく、改善の余地がないほど「いまのりん子」でいたいのだ。
だけど、甘くない那智さんがそんなことでは、許すわけがない。
「いまのりん子が大好きだけど、○○になればもっといい。」と、私改善をやめてくれない。
(まあ、私のハツカネズミさんを飼いならすには、私に余裕を与えないことが得策なのもわかっている)
「ウエストがないりん子も好きだけど、ウエストがくびれたらもっといい」
それでも、コルセット購入にはハードルがあって、なかなか購入とはいきにくい。
コーディネートとか、お値段とか、「いいの!?」、とかで実現していない。
以前、興味本位で手に入れた「補正下着」のカタログを私は持っていた。
その下着は補正というより、脂肪や筋肉に働きかけて下着を外しても、胸の張りやウエストのくびれが自分のものとして残るらしい(かなり眉唾もの)。
何度もそのカタログを開いては閉じ、どうしようか思い悩む。
私は、自分に枷を増やしたくない。
なるべく手を加えず、自分のままで生きていたい。
よせて上げるブラジャーは下着として必要なものだから、枷とは思えずにいる。
生きる上で、また一般社会で生活する上で、必要なものはかまわない(全然そこまでストイックではないし)。
ただ、補正下着やサプリメントのように、本来ならなくても良いものが、なくてなならないものになってしまうのがいやなの。
だけど、これを着ければ那智さんの望む「くびれ」を手に入れることができるかもしれない。
でも、所詮外してしまえば、元に戻ってしまうものに価値があるとは思えない(これは、戻らないって言ってるけどね)
なんだか、自分の主義を曲げてしまうようで、結局カタログは本棚にしまう。
デートの別れ際、また「コルセット」の話になる。
「体として細くならないのなら、下着の力を借りるのも手だよね。」
「那智さんは、外したら元の私でも価値があると思うのですか?」
「そうだね、きっと洋服がもっと似合うよ。連れて歩くのに鼻が高い。」
この会話で私は決心した。
たかが下着、だけど、私にとってはひとつ足枷を増やすようで、とても勇気のいる下着。
でも、これで那智さんが喜んでくれるなら、私も嬉しいんだ。
私は、通販会社のフリーダイヤルをプッシュした。
あらら、こんな内容で、なんだか続きます。