采配
独特な幸福感
年明け、夕方一杯ではあったけど、ホテルを含めた時間は今日がはじめて。
とはいえ、毎年恒例の大きなイベントを控えてなので丸一日お休みを取ることは叶わず、ちょっとだけ早め退社をして待ち合わせることになった。
いつもの曜日に午後退社にするか、極楽の火曜日にフライング退社にするか、結局、極楽の火曜日に。
いつもより遅めに帰れるから、定時退社を少しフライングして合うのでも、大丈夫だったから。
とはいえ、約3時間のデート。
那智さんの腕の見せどころ。
采配が光る数時間になった。
日中、ひとりで迎賓館の見学をした。
その前にお昼休みの那智さんと合流してホテルのメンバーズカードを預かり、迎賓館へ。
美しい建物や装飾にうっとり。
見学コースではない廊下の先に自分が住んでいる妄想全開(笑)
満足して、常宿へ。
一足先にチェックインして、お風呂に入る。
ひとりラブホも(いまだに恥ずかしいけど)だいぶ慣れたもの。
お風呂から上がったら「出たよ」と那智さんからお知らせが来ていた。
予定していたフライングよりさらに30分ほど早い。
やった〜、3時間半になった!!
那智さん、那智さん。
ひとりラブホのときって、なんだか那智さん待ちモードだからか、やたらと恋しい。
いつもわたしが後から来るときはドアの鍵を開けるのに四苦八苦するから(フロントに「きました」って連絡するのが恥ずかしくてやりたくないから、那智さんに部屋から連絡してもらったりする)、この場合はどうするんだろうとソワソワしていたら、ドアの鍵が『カチ』と自動で解除されて、那智さんが入ってきた。
ああ、フロントで声かけたのですね!!
当然
那智さんの「当然」、好き♪
きゃあきゃあと恋しいモード。
「那智さん、那智さん」と指の爪がわずかにあたる力でシャッシャッシャッとワイシャツをひっかく。
お風呂に入る那智さんの後についてドアから覗く。
気持ちは完全にわんこ(笑)
お風呂から上がり、耳掃除はできるだけすぐにしたい。
だけど、ちょっとくらいは『いい子いい子』もしてほしい。
はいはい
と抱き寄せベッドにもたれかかる那智さんの胸に顔を埋める。
簡易の『いい子いい子』。
いやよ、『いい子いい子』は寝転がって腕枕に包んでもらわないと!!とちょっと抵抗する。
さらに、髪を撫でていた手が腰に伸びるから
違います、那智さん、『いい子いい子』に性的なニュアンスは入れたらダメです
と、正式な『いい子いい子』を要求する。
ジタバタするけど、那智さんの腕の中は想像を絶する威力(笑)
途端に力が抜け、すーっと眠りに落ちてしまいそうなくらいにとろんとしてしまう。
と、時間もないのでマッサージ。
いつもは35分くらいかけるのだけど、今日は時間が短いから20分〜25分とお達しがあったので、そのようにする。
マッサージの後は、もう一度『いい子いい子』。
時間がないなりに今度は本格的にしてもらえるからうれしい。
腕枕して体勢を作るけど、お布団をかけてくれない。
すでに部屋着を脱がされているから、むき出しの体が落ち着かない。
那智さん、お布団かけてください
『いい子いい子』はお布団、かけるのー
と、わたしなりの正式な『いい子いい子』の形をとりたいのだけど、「今日はなし〜(笑)」と取り合ってくれない。
しばらく抵抗するけど、あまり引きずるのはよくないので、那智さんの意図に乗っかることにする。
『いい子いい子』に性的なニュアンスは求めていない。
性的なものを排除した父性を求めているからだ。
だけど、不思議なことに、性的なものを求めていない『いい子いい子』が満たされると欲情してくる、もしくは欲情しやすくなる。
なんでかな、無垢な気持ちが欲も素直にできるのかな。
裸でお布団なしで気恥ずかしい中だけど、那智さんの采配に任せて『いい子いい子』を堪能。
次第に性的なことに対するハードルが下がる。
キスしてキスしてとねだり。
胸に触れるだけで大きな声を上げてしまう。
すぐにおまんこも触って欲しくなって、自動運転みたいに腰が揺れる。
触らずにイッてしまえるようで足に力が入る。
ああ、もう気持ちよくて恥ずかしくてもどかしい。
散々胸だけでどうしようもないほど気持ちいい。
オナ二ーする?
と聞かれるけど、那智さんに触って欲しくて首を振り、「那智さん、触って」とお願いする。
すると。
手をあてがわれた。
おまんこを包み込むように優しく、でも、しっかりと。
那智さんの温かさともどかしさと、恥ずかしさで、想像以上に快感が走る。
ああ、でも、もどかしい。
那智さんの手のひらの骨のところに、押しあてたい。
快感と快感をより強めるところを探すように貪る。
指先が穴の入口に触れる。
ほんのちょっと入っているかもしれない。
もっと入れて、もっと入れて。
那智さんの手の甲に自分の手を置き促している。
恥ずかしい自分が幸せだ。
那智さんの手がバイブのよう。
もどかしさの中でもどかしいエクスタシーを迎える。
指をしっかり入れてくれてからは、もうどうなっているかわからないくらいの気持ちよさ。
中とクリトリスとお尻にも触れていると思いのだけど、もうどこで行っているかわからないくらい。
電マでイクみたいに連続して大きな波に何度も何度も飲み込まれていた。
とにかく、恥ずかしくて、でも、すごかったの!!
(ああ、書いていても恥ずかしい!!!!)
セックスを終え、時計を見たらまだ少し余裕があった。
この後軽く一杯のつもりなんだけど、美味しいものを食べたくなってしまって、あれこれ検索。
結局、一度行ったことがある台湾料理屋に行くことにした。
時間目いっぱい、食べて飲んで、大満足。
この出来事は3時間半。
「どうしようかと思って、今日は『恥ずかしい』にしようと思ったんだ」と今日の組み立てを話してくれる。
時間があるとき、ないとき。
お天気や体調。
いつも那智さんの采配に乗っかる。
そして、いつもその采配で満足。
いつも満足だけど。
この日の、時間の短さや急に決まったことを考えると、ものすごく完璧な采配でした。
やっぱり那智さんのよいようには幸福です。
「等式」感想です。デートの時、お互いに楽しもうとする気持ち。飽きない為の所業は付き合い始めた頃からのテーマです。乗っかってくれるから展開する、ハズレるときも時にはあります。良くても「たまたま」良くなくても「たまたま」。(笑)
年明け、夕方一杯ではあったけど、ホテルを含めた時間は今日がはじめて。
とはいえ、毎年恒例の大きなイベントを控えてなので丸一日お休みを取ることは叶わず、ちょっとだけ早め退社をして待ち合わせることになった。
いつもの曜日に午後退社にするか、極楽の火曜日にフライング退社にするか、結局、極楽の火曜日に。
いつもより遅めに帰れるから、定時退社を少しフライングして合うのでも、大丈夫だったから。
とはいえ、約3時間のデート。
那智さんの腕の見せどころ。
采配が光る数時間になった。
日中、ひとりで迎賓館の見学をした。
その前にお昼休みの那智さんと合流してホテルのメンバーズカードを預かり、迎賓館へ。
美しい建物や装飾にうっとり。
見学コースではない廊下の先に自分が住んでいる妄想全開(笑)
満足して、常宿へ。
一足先にチェックインして、お風呂に入る。
ひとりラブホも(いまだに恥ずかしいけど)だいぶ慣れたもの。
お風呂から上がったら「出たよ」と那智さんからお知らせが来ていた。
予定していたフライングよりさらに30分ほど早い。
やった〜、3時間半になった!!
那智さん、那智さん。
ひとりラブホのときって、なんだか那智さん待ちモードだからか、やたらと恋しい。
いつもわたしが後から来るときはドアの鍵を開けるのに四苦八苦するから(フロントに「きました」って連絡するのが恥ずかしくてやりたくないから、那智さんに部屋から連絡してもらったりする)、この場合はどうするんだろうとソワソワしていたら、ドアの鍵が『カチ』と自動で解除されて、那智さんが入ってきた。
ああ、フロントで声かけたのですね!!
当然
那智さんの「当然」、好き♪
きゃあきゃあと恋しいモード。
「那智さん、那智さん」と指の爪がわずかにあたる力でシャッシャッシャッとワイシャツをひっかく。
お風呂に入る那智さんの後についてドアから覗く。
気持ちは完全にわんこ(笑)
お風呂から上がり、耳掃除はできるだけすぐにしたい。
だけど、ちょっとくらいは『いい子いい子』もしてほしい。
はいはい
と抱き寄せベッドにもたれかかる那智さんの胸に顔を埋める。
簡易の『いい子いい子』。
いやよ、『いい子いい子』は寝転がって腕枕に包んでもらわないと!!とちょっと抵抗する。
さらに、髪を撫でていた手が腰に伸びるから
違います、那智さん、『いい子いい子』に性的なニュアンスは入れたらダメです
と、正式な『いい子いい子』を要求する。
ジタバタするけど、那智さんの腕の中は想像を絶する威力(笑)
途端に力が抜け、すーっと眠りに落ちてしまいそうなくらいにとろんとしてしまう。
と、時間もないのでマッサージ。
いつもは35分くらいかけるのだけど、今日は時間が短いから20分〜25分とお達しがあったので、そのようにする。
マッサージの後は、もう一度『いい子いい子』。
時間がないなりに今度は本格的にしてもらえるからうれしい。
腕枕して体勢を作るけど、お布団をかけてくれない。
すでに部屋着を脱がされているから、むき出しの体が落ち着かない。
那智さん、お布団かけてください
『いい子いい子』はお布団、かけるのー
と、わたしなりの正式な『いい子いい子』の形をとりたいのだけど、「今日はなし〜(笑)」と取り合ってくれない。
しばらく抵抗するけど、あまり引きずるのはよくないので、那智さんの意図に乗っかることにする。
『いい子いい子』に性的なニュアンスは求めていない。
性的なものを排除した父性を求めているからだ。
だけど、不思議なことに、性的なものを求めていない『いい子いい子』が満たされると欲情してくる、もしくは欲情しやすくなる。
なんでかな、無垢な気持ちが欲も素直にできるのかな。
裸でお布団なしで気恥ずかしい中だけど、那智さんの采配に任せて『いい子いい子』を堪能。
次第に性的なことに対するハードルが下がる。
キスしてキスしてとねだり。
胸に触れるだけで大きな声を上げてしまう。
すぐにおまんこも触って欲しくなって、自動運転みたいに腰が揺れる。
触らずにイッてしまえるようで足に力が入る。
ああ、もう気持ちよくて恥ずかしくてもどかしい。
散々胸だけでどうしようもないほど気持ちいい。
オナ二ーする?
と聞かれるけど、那智さんに触って欲しくて首を振り、「那智さん、触って」とお願いする。
すると。
手をあてがわれた。
おまんこを包み込むように優しく、でも、しっかりと。
那智さんの温かさともどかしさと、恥ずかしさで、想像以上に快感が走る。
ああ、でも、もどかしい。
那智さんの手のひらの骨のところに、押しあてたい。
快感と快感をより強めるところを探すように貪る。
指先が穴の入口に触れる。
ほんのちょっと入っているかもしれない。
もっと入れて、もっと入れて。
那智さんの手の甲に自分の手を置き促している。
恥ずかしい自分が幸せだ。
那智さんの手がバイブのよう。
もどかしさの中でもどかしいエクスタシーを迎える。
指をしっかり入れてくれてからは、もうどうなっているかわからないくらいの気持ちよさ。
中とクリトリスとお尻にも触れていると思いのだけど、もうどこで行っているかわからないくらい。
電マでイクみたいに連続して大きな波に何度も何度も飲み込まれていた。
とにかく、恥ずかしくて、でも、すごかったの!!
(ああ、書いていても恥ずかしい!!!!)
セックスを終え、時計を見たらまだ少し余裕があった。
この後軽く一杯のつもりなんだけど、美味しいものを食べたくなってしまって、あれこれ検索。
結局、一度行ったことがある台湾料理屋に行くことにした。
時間目いっぱい、食べて飲んで、大満足。
この出来事は3時間半。
「どうしようかと思って、今日は『恥ずかしい』にしようと思ったんだ」と今日の組み立てを話してくれる。
時間があるとき、ないとき。
お天気や体調。
いつも那智さんの采配に乗っかる。
そして、いつもその采配で満足。
いつも満足だけど。
この日の、時間の短さや急に決まったことを考えると、ものすごく完璧な采配でした。
やっぱり那智さんのよいようには幸福です。
「等式」感想です。デートの時、お互いに楽しもうとする気持ち。飽きない為の所業は付き合い始めた頃からのテーマです。乗っかってくれるから展開する、ハズレるときも時にはあります。良くても「たまたま」良くなくても「たまたま」。(笑)