プリティ・ウーマン(笑)4
非日常的な日常
さて、気分はジュリア・ロバーツなわたしでしたが、移動して向かう先は『レンタルルーム』、これまた人生初の場所。
時間や場所を考慮しての選択だったけど、そんなことでもない限り行くことはないところなので、那智さんと一緒ならそれもまた一興かと思うところもあった。
検索すると何箇所かあって、狭いながらもそこそこ小洒落た感じで、イマドキは何事もそこそこになっているよねと妙に感心していた。
選んだところは一番小綺麗そうだったし何とかパックでお得だった。
雑居ビルの狭い階段を上がると受付。
いまよりラブホが充実していなかった頃、お金のない学生カップルが利用したなんてことは聞いたことあるけど、いまはどちらかというと男性が風俗孃を呼ぶようなところなんだろうな。
そこにいい年したカップルが訪れることに、もう恥ずかしくてドギマギ。
受付を済ませた那智さんと階段をさらに上がり、サイトでは『エグゼクティブフロア』と名付けられていた3階へと向かった。
狭い通路、安そうな合板の壁とドア、これがエグゼクティブかと訝しく思いつつ、ドアを開ける。
瞬間、つんと鼻を突く湿気臭。
うわ、ここはヤバいかも!?
狭い狭い空間、100円ショップにありそうな小さな棚にカゴ、奥には妙に広いシャワールーム、ところどころ壁には傷や剥がれがある。
でもって、極めつけはベッドにシーツもタオルも敷かれていない。
ビニール製のマットレスにが台の上に乗っているだけ。
この革製品を模した申し訳程度にエンボス加工してある茶色のビニールマットに直に触れろということなのだ。
そりゃあ、掃除もラクだよねぇ。
どんな汁だってさっと拭けば済んじゃうんだから。
それにしてもどこの誰のどこが触れたか、どこの誰の何が垂れたかわからないものに直接触れるなんて。
これって、きっと多くの人は嫌悪するよねぇ。
わたしだって、当然引く(笑)
ただ、ここでそれを表現してもしかたないこと。
もう入ってしまったわけだし、切り替える!!
でもって、わたし、普通の人より潔癖ではないのだ、案外ユルい。
でもって、わたし、場末感、キライじゃなかったりもする。
さっきのプリティウーマンから一転気分は赤線。
ここは那智さんとこの場末感を楽しむのだ!!
厳しい状況を楽しく変換するのは、那智さんの真骨頂、わたしもそれなりにはできる。
さっき買ったピンヒールを履き、網タイツ演出もバッチリ^^
場末感満喫だ。
「うーん」とわずかな時間考える素振りを見せる那智さん。
このあとの展開や時間配分、どうやったら楽しく過ごせるか考えているのだろう。
じゃあ、まずすることしよう(笑)
幸い最初に感じた湿気臭さは微量だったみたいですぐに気にならなくなった(これは長引くとちょっと厳しい^^;)
那智さんのほうが気にしてマットレスにバスタオル敷いたりしてくれていた。
とりあえず、さくさく(^^;)とすることはした。
はい〜、シャワー
無駄に広いシャワールームに向かう那智さんの後についていく。
それにしてもこの広さはなんでかな(風俗仕様なの?)
「冷えるといけないから」と熱めのシャワーで体を温めてくれる。
こういうこともひとつひとつが優しいから、カビ臭さもビニールのマットもそれなりに幸福になるのかもしれないな。
シャワーから上がって、時間にしたらまだ1時間も経っていない。
とりあえずさくさくとだけしたからね^^;
なんとかプランの時間はまだ残っているから、これからどうしようかということになった。
このまま出てもいいけれど、あまりに『やるだけ』過ぎる気もするし、この後の飲みの時間が長くなり過ぎる(長くてもいいのだけど、それだけ飲んじゃうからね〜^^;)、かといって、この場末感のセックスが済んでしまったらこの空間にそれほど長居をしたいとも思わない。
「う〜ん」と、また一瞬考えて
ちょっと飲んじゃうか?(笑)
ちょうどいい策^^
持参していたアルコールとお土産でいただいた温泉卵をツマミにちょっと引っかけることになった。
那智さんの焼酎をちょびっといただき、剥いてもらった温泉卵を食べさせてもらう。
アルコールの最初のひと口でふわ〜っと気持ちいい。
いつも那智さんの考えに乗っかると、大概幸せになるのだ^^
卵を割るとき、わたしのおでこを使うなんていうのも、案外萌えだったりする(笑)
その場をいかに楽しむか、これは那智さんは大得意、わたしもそこそこ得意。
そこはかなり息が合っている。
だから、なかなか強烈な空間を無理矢理楽しむわたしたちなのであった。
と、ストーカーやプリティウーマンや赤線や、めまぐるしい一日だったけど、那智さんと一緒だから全部楽しかった^^
そして、締めくくりの飲みへの街にくり出したのでした^^
ひとまずおしまい。
次は価値感についてのおまけです^^
「等式」感想です。部屋に入った瞬間どう、りん子を守ろうかと言う気持ちになった。その次にどう楽しもうかと、まあ、この状況でとりあえず欲望を満たす。それでもやりたい自分を許す。それでも文句不平を言わないりん子を誉めた。しかし、この時りん子は娼婦になっていたかもしれない。(笑)
さて、気分はジュリア・ロバーツなわたしでしたが、移動して向かう先は『レンタルルーム』、これまた人生初の場所。
時間や場所を考慮しての選択だったけど、そんなことでもない限り行くことはないところなので、那智さんと一緒ならそれもまた一興かと思うところもあった。
検索すると何箇所かあって、狭いながらもそこそこ小洒落た感じで、イマドキは何事もそこそこになっているよねと妙に感心していた。
選んだところは一番小綺麗そうだったし何とかパックでお得だった。
雑居ビルの狭い階段を上がると受付。
いまよりラブホが充実していなかった頃、お金のない学生カップルが利用したなんてことは聞いたことあるけど、いまはどちらかというと男性が風俗孃を呼ぶようなところなんだろうな。
そこにいい年したカップルが訪れることに、もう恥ずかしくてドギマギ。
受付を済ませた那智さんと階段をさらに上がり、サイトでは『エグゼクティブフロア』と名付けられていた3階へと向かった。
狭い通路、安そうな合板の壁とドア、これがエグゼクティブかと訝しく思いつつ、ドアを開ける。
瞬間、つんと鼻を突く湿気臭。
うわ、ここはヤバいかも!?
狭い狭い空間、100円ショップにありそうな小さな棚にカゴ、奥には妙に広いシャワールーム、ところどころ壁には傷や剥がれがある。
でもって、極めつけはベッドにシーツもタオルも敷かれていない。
ビニール製のマットレスにが台の上に乗っているだけ。
この革製品を模した申し訳程度にエンボス加工してある茶色のビニールマットに直に触れろということなのだ。
そりゃあ、掃除もラクだよねぇ。
どんな汁だってさっと拭けば済んじゃうんだから。
それにしてもどこの誰のどこが触れたか、どこの誰の何が垂れたかわからないものに直接触れるなんて。
これって、きっと多くの人は嫌悪するよねぇ。
わたしだって、当然引く(笑)
ただ、ここでそれを表現してもしかたないこと。
もう入ってしまったわけだし、切り替える!!
でもって、わたし、普通の人より潔癖ではないのだ、案外ユルい。
でもって、わたし、場末感、キライじゃなかったりもする。
さっきのプリティウーマンから一転気分は赤線。
ここは那智さんとこの場末感を楽しむのだ!!
厳しい状況を楽しく変換するのは、那智さんの真骨頂、わたしもそれなりにはできる。
さっき買ったピンヒールを履き、網タイツ演出もバッチリ^^
場末感満喫だ。
「うーん」とわずかな時間考える素振りを見せる那智さん。
このあとの展開や時間配分、どうやったら楽しく過ごせるか考えているのだろう。
じゃあ、まずすることしよう(笑)
幸い最初に感じた湿気臭さは微量だったみたいですぐに気にならなくなった(これは長引くとちょっと厳しい^^;)
那智さんのほうが気にしてマットレスにバスタオル敷いたりしてくれていた。
とりあえず、さくさく(^^;)とすることはした。
はい〜、シャワー
無駄に広いシャワールームに向かう那智さんの後についていく。
それにしてもこの広さはなんでかな(風俗仕様なの?)
「冷えるといけないから」と熱めのシャワーで体を温めてくれる。
こういうこともひとつひとつが優しいから、カビ臭さもビニールのマットもそれなりに幸福になるのかもしれないな。
シャワーから上がって、時間にしたらまだ1時間も経っていない。
とりあえずさくさくとだけしたからね^^;
なんとかプランの時間はまだ残っているから、これからどうしようかということになった。
このまま出てもいいけれど、あまりに『やるだけ』過ぎる気もするし、この後の飲みの時間が長くなり過ぎる(長くてもいいのだけど、それだけ飲んじゃうからね〜^^;)、かといって、この場末感のセックスが済んでしまったらこの空間にそれほど長居をしたいとも思わない。
「う〜ん」と、また一瞬考えて
ちょっと飲んじゃうか?(笑)
ちょうどいい策^^
持参していたアルコールとお土産でいただいた温泉卵をツマミにちょっと引っかけることになった。
那智さんの焼酎をちょびっといただき、剥いてもらった温泉卵を食べさせてもらう。
アルコールの最初のひと口でふわ〜っと気持ちいい。
いつも那智さんの考えに乗っかると、大概幸せになるのだ^^
卵を割るとき、わたしのおでこを使うなんていうのも、案外萌えだったりする(笑)
その場をいかに楽しむか、これは那智さんは大得意、わたしもそこそこ得意。
そこはかなり息が合っている。
だから、なかなか強烈な空間を無理矢理楽しむわたしたちなのであった。
と、ストーカーやプリティウーマンや赤線や、めまぐるしい一日だったけど、那智さんと一緒だから全部楽しかった^^
そして、締めくくりの飲みへの街にくり出したのでした^^
ひとまずおしまい。
次は価値感についてのおまけです^^
「等式」感想です。部屋に入った瞬間どう、りん子を守ろうかと言う気持ちになった。その次にどう楽しもうかと、まあ、この状況でとりあえず欲望を満たす。それでもやりたい自分を許す。それでも文句不平を言わないりん子を誉めた。しかし、この時りん子は娼婦になっていたかもしれない。(笑)
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COMMENT
うん十年前、レンタの愛用者でした( ̄▽ ̄;)
時はバブル前、週末はいつもラブホがいっぱいだったんです。
当時はかなりこ綺麗なとこもあったんですが、今ではそんな感じなんですねぇ。
消防法上、正式なベッドを設置するとホテル扱いになるので
たぶんソファとして置かれたベッドだった故の惨状でしょうね。
そこでもちゃんと楽しむ術を知っているのはお二人らしいです♪( ̄▽ ̄*)
時はバブル前、週末はいつもラブホがいっぱいだったんです。
当時はかなりこ綺麗なとこもあったんですが、今ではそんな感じなんですねぇ。
消防法上、正式なベッドを設置するとホテル扱いになるので
たぶんソファとして置かれたベッドだった故の惨状でしょうね。
そこでもちゃんと楽しむ術を知っているのはお二人らしいです♪( ̄▽ ̄*)
熟桃さん
ああ、経験者の証言!!
はい、なんか情緒の欠片もないような小部屋でした。
まあ、そのほうが場末感はあるんだけど(笑)
カップル用というより風俗孃を呼ぶためのもののようで、実際そんなシーンも見ました。
サラリーマンの街だったから、飲んだ後になんて利用者も多いのかな。
知らない世界はまだまだたくさんあります^^;
ああ、経験者の証言!!
はい、なんか情緒の欠片もないような小部屋でした。
まあ、そのほうが場末感はあるんだけど(笑)
カップル用というより風俗孃を呼ぶためのもののようで、実際そんなシーンも見ました。
サラリーマンの街だったから、飲んだ後になんて利用者も多いのかな。
知らない世界はまだまだたくさんあります^^;
> 卵を割るとき、わたしのおでこを使うなんていうのも、案外萌えだったりする(笑)
なんなの?!この場末でのいちゃいちゃ感は?(笑)
神田川の世界だわ!
まさに昭和!
懐かしくて素敵。
なんなの?!この場末でのいちゃいちゃ感は?(笑)
神田川の世界だわ!
まさに昭和!
懐かしくて素敵。
mineさん
ひゃーー、なんでしょう、ものすごく恥ずかしいのは!!!(笑)
コメント読んで、なんだかわからないけど「は、は、は」と乾いた笑いが出てしまったほどの羞恥(笑)
無自覚なイチャイチャは恥ずかしいのだと今更ながら気づきました^^;
ひゃーー、なんでしょう、ものすごく恥ずかしいのは!!!(笑)
コメント読んで、なんだかわからないけど「は、は、は」と乾いた笑いが出てしまったほどの羞恥(笑)
無自覚なイチャイチャは恥ずかしいのだと今更ながら気づきました^^;