遠出しました。
非日常的な日常
「その先に何が見えた?」
今日は、随分遠くに行ってしまったみたいだ。
意識が朦朧としている私に那智さんが問いかける。
痛みで快感を得る状態は先日お話ししました。
今日はいままでで痛みという方法で、一番感じて意識が遠のいた。
強烈に痛覚に訴えるだけでは、こうはならないだろう。
鞭や洗濯ばさみ、針、痛さの種類は違うけど、強烈な痛みは色々味わってきたはずだ。
今日の「痛み」も、強いものだが、プロセスも大きな要因になる。
私は生理だった。
まだ服を着ている。
那智さんは、さっさと服を脱いでしまう。
私は、自分から脱ぐことができない。
いつも指示を仰ぐか、指示を待つ。
今日は生理だったから、尚更進んで脱ぐわけにはいかない。
トイレに行ってタンポンを抜き取る作業をこっそりしたい。
でも、それだけじゃなくておしっこもしたくて、困っていたのだ。
私がトイレに行くとき、外以外、ホテルや事務所では、ほとんど那智さんにその姿を晒す。(見てもらうが、正しい表現かな)
そして、拭いてもらう。
余談ですが、数年間拭いてもらっていると、恥ずかしいけどそれが幸福で時々意地悪で拭いてもらえないと淋しくなるのです。
そして自分で拭く姿を見せることが、すごく恥ずかしいことに変わっていくのです。
だからどちらにしてもトイレに付いてきてもらうことになる。
そうすると、タンポンの処理をされるか、見られるかのどちらかだ。
どちらも恥ずかしい。とてもとても恥ずかしい。
那智さんが、紐を軽くキュッキュと引っ張るだけで、面白いくらいに感じてしまう。
でもさすがにこんなことで感じるのは恥ずかしく、下を向き顔を背けてみると那智さんは感じている私に気付いてしまう。
髪を鷲掴みにして、背けた顔を正面に向ける。
髪を引っ張るような、被虐的な行為で私が感じてしまうことを知っていて、そうするのだろう。
私は、タンポンの紐を引くというだけで、トイレの壁に頬を押し当てながらいってしまう。
裸になり、ベッドに横たわる那智さんの隣にくっつく。
裸は恥ずかしいから、剥いである布団を掛けて、体を隠そうとするけれど、察した那智さんはわざとお布団に足を乗せて、阻止する。
今日は、いつもよりちょっと意地悪。
やはり恥ずかしくて顔を背けると、今度は片手で、潰すように頬を掴みこちらを向かせる。
頬が歪んで、可愛くないだろう。
それでも、酷いことをされると、なんて恍惚としてしまうのか。
これでも、いく。
那智さんは、私を醜くするのをやめてくれない。
顎が解放されたと思い、一瞬安堵するのも束の間、親指が鼻に伸びる。
ちょっとどころじゃない、上唇がめくれ上がるほど、鼻を上に向けるのだ。
可愛くないなんて、生易しいものではない、不細工だ。
いやだ、私は、世界中であなたに一番可愛いと思ってもらいたいんだ。
だから、本当にいや。
でも、本当にいやなことは、なぜか、本当に感じてしまうのだ。
那智さんは気付いていたかしら。
この行為は、やはり辛い。
涙が滲んだことを気付いたかしら。
でも、それ以上に恍惚している姿のほうが印象に残っているかもしれない。
「いつもと、ちょっと違う可愛がり方をした」
後の那智さんの感想。
だから私はこの時点で、もう何をされてもただ気持ち良く、髪の毛からつま先まで体全部が、五感すべてが性感帯となってしまってされるがまま、こねくり回されて、目を開けているのに見えない、声を上げているのに遠くに聞こえる、那智さんという羊水に漂う淫乱な胎児。
この先の痛みは、もはや痛いことが快感だ。
乳首を噛まれる。
よくあることだが、今日はいつもより数段強い力だ。
乳首を噛むは、痛みの苦痛と共に、噛み千切るという妄想の恐怖が伴う痛みだ。
痛い、上に怖い。
もうぐちゃぐちゃになっている私には、恐怖はなくなっていた。
痛いです、痛いです。
何度か訴えただろうか、はしたない私を数%嫌うかもしれないなんて、思い至らないほど、大きな声を上げ、腰を振り、この痛みが永遠に続いてくれるよう切望してしまうのだった。
痛みでいく、今日が一番遠くに行ってしまった。
二人とも、同じ感想だった。
そして那智さんが質問する。
「痛みの、その先に何が見えた?」
朦朧とした意識で、私が答える。
「気が狂いそうなほど、気持ちが良いということでした。」
しばらく体が言うことを聞いてくれず、那智さんへのマッサージは後回しなってしまいました。
目を覚まさせてあげるから、風呂場に行こうと提案されて、思わず「熱いか、冷たいかどっちですか?」と聞いてみたら、「冷たいに決まってるだろう!目冷めるよ♪」。
冷水シャワーで、心臓麻痺にでもなったら大変、飛び起きて、よろけながら覚醒しにお風呂場へ向かうのでした。(那智さんなら、本当にやりかねない!!)
「その先に何が見えた?」
今日は、随分遠くに行ってしまったみたいだ。
意識が朦朧としている私に那智さんが問いかける。
痛みで快感を得る状態は先日お話ししました。
今日はいままでで痛みという方法で、一番感じて意識が遠のいた。
強烈に痛覚に訴えるだけでは、こうはならないだろう。
鞭や洗濯ばさみ、針、痛さの種類は違うけど、強烈な痛みは色々味わってきたはずだ。
今日の「痛み」も、強いものだが、プロセスも大きな要因になる。
私は生理だった。
まだ服を着ている。
那智さんは、さっさと服を脱いでしまう。
私は、自分から脱ぐことができない。
いつも指示を仰ぐか、指示を待つ。
今日は生理だったから、尚更進んで脱ぐわけにはいかない。
トイレに行ってタンポンを抜き取る作業をこっそりしたい。
でも、それだけじゃなくておしっこもしたくて、困っていたのだ。
私がトイレに行くとき、外以外、ホテルや事務所では、ほとんど那智さんにその姿を晒す。(見てもらうが、正しい表現かな)
そして、拭いてもらう。
余談ですが、数年間拭いてもらっていると、恥ずかしいけどそれが幸福で時々意地悪で拭いてもらえないと淋しくなるのです。
そして自分で拭く姿を見せることが、すごく恥ずかしいことに変わっていくのです。
だからどちらにしてもトイレに付いてきてもらうことになる。
そうすると、タンポンの処理をされるか、見られるかのどちらかだ。
どちらも恥ずかしい。とてもとても恥ずかしい。
那智さんが、紐を軽くキュッキュと引っ張るだけで、面白いくらいに感じてしまう。
でもさすがにこんなことで感じるのは恥ずかしく、下を向き顔を背けてみると那智さんは感じている私に気付いてしまう。
髪を鷲掴みにして、背けた顔を正面に向ける。
髪を引っ張るような、被虐的な行為で私が感じてしまうことを知っていて、そうするのだろう。
私は、タンポンの紐を引くというだけで、トイレの壁に頬を押し当てながらいってしまう。
裸になり、ベッドに横たわる那智さんの隣にくっつく。
裸は恥ずかしいから、剥いである布団を掛けて、体を隠そうとするけれど、察した那智さんはわざとお布団に足を乗せて、阻止する。
今日は、いつもよりちょっと意地悪。
やはり恥ずかしくて顔を背けると、今度は片手で、潰すように頬を掴みこちらを向かせる。
頬が歪んで、可愛くないだろう。
それでも、酷いことをされると、なんて恍惚としてしまうのか。
これでも、いく。
那智さんは、私を醜くするのをやめてくれない。
顎が解放されたと思い、一瞬安堵するのも束の間、親指が鼻に伸びる。
ちょっとどころじゃない、上唇がめくれ上がるほど、鼻を上に向けるのだ。
可愛くないなんて、生易しいものではない、不細工だ。
いやだ、私は、世界中であなたに一番可愛いと思ってもらいたいんだ。
だから、本当にいや。
でも、本当にいやなことは、なぜか、本当に感じてしまうのだ。
那智さんは気付いていたかしら。
この行為は、やはり辛い。
涙が滲んだことを気付いたかしら。
でも、それ以上に恍惚している姿のほうが印象に残っているかもしれない。
「いつもと、ちょっと違う可愛がり方をした」
後の那智さんの感想。
だから私はこの時点で、もう何をされてもただ気持ち良く、髪の毛からつま先まで体全部が、五感すべてが性感帯となってしまってされるがまま、こねくり回されて、目を開けているのに見えない、声を上げているのに遠くに聞こえる、那智さんという羊水に漂う淫乱な胎児。
この先の痛みは、もはや痛いことが快感だ。
乳首を噛まれる。
よくあることだが、今日はいつもより数段強い力だ。
乳首を噛むは、痛みの苦痛と共に、噛み千切るという妄想の恐怖が伴う痛みだ。
痛い、上に怖い。
もうぐちゃぐちゃになっている私には、恐怖はなくなっていた。
痛いです、痛いです。
何度か訴えただろうか、はしたない私を数%嫌うかもしれないなんて、思い至らないほど、大きな声を上げ、腰を振り、この痛みが永遠に続いてくれるよう切望してしまうのだった。
痛みでいく、今日が一番遠くに行ってしまった。
二人とも、同じ感想だった。
そして那智さんが質問する。
「痛みの、その先に何が見えた?」
朦朧とした意識で、私が答える。
「気が狂いそうなほど、気持ちが良いということでした。」
しばらく体が言うことを聞いてくれず、那智さんへのマッサージは後回しなってしまいました。
目を覚まさせてあげるから、風呂場に行こうと提案されて、思わず「熱いか、冷たいかどっちですか?」と聞いてみたら、「冷たいに決まってるだろう!目冷めるよ♪」。
冷水シャワーで、心臓麻痺にでもなったら大変、飛び起きて、よろけながら覚醒しにお風呂場へ向かうのでした。(那智さんなら、本当にやりかねない!!)
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