等式

１４０字もどき


下着の引き出しの中に見せられないパンツはない。

どこまでが見せられて、どこからが見せられないかは、個人の判断だけど、とにかくそういう『気持ち』で、わたしはいる。

まあ、その中でもレベルはあって＾＾；
当然、古くなったものはさようならだけど、万が一見られても大丈夫ではあるけれど、お会いするときには適していない程度の『こなれ感』のものは、まだ引き出しにあったりする。

那智さんが買ってくれたパンツ。
自分に『かわいい』を許しはじめて、那智さんに『女の子』にしてもらうことに幸せを感じていた頃に買ってもらったもの。

白地でゴムのレース部分が柔らかいピンク色のものと、白地にキレイなピンクのハート模様のもの。
形も『子ども』のそれのようで、優しくお尻を包み込む感触はとても履き心地がよくて、じつはかなりお気に入りだった。

かなりがつくほどお気に入りだったのに、自ら履いていくことが恥ずかしくて買っていただいたにも関わらず、ほとんど那智さんの前で履いたことがなかったのだけど、当然、お気に入りだったゆえ、そろそろお見せできるレベルではなくなってきてしまった。

まだ引き出しの中に置いておいて日常使用には可能なレベルではあるけれど、お会いするときに履くには、そろそろ限界だろうというレベル。

那智さんが買ってくれたハート模様の『女の子』パンツ。
ひそかに心をホクホクとしてくれたものを、お会いするときに適さない認定をする前に一度日の目を見させてあげようと思った。

なんとなく、さようならの儀式みたいな、ちょっと切ない気持ちで（パンツだけど＾＾；）

同じような白とピンクを基調としたお菓子みたいなキャミソールを合わせて。
カレーを食べて汗をかいたからか？ホテルに入って、サクサクとスーツを脱ぎまずお風呂な那智さんに、ちょっと待ってくださいと＾＾；

今日は『さようなら』するパンツを履いてきました
日常ではまだ大丈夫だけど、こういう場面にはそろそろ適さなくなってきたので最後に那智さんに見ていただこうと思って

そういって見ていただいた。

で、そのパンツはさようなら＾＾



だから、なにってわけじゃないんだけど、こういうことを割りと真剣にやってますというお話＾＾；




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引き出しの中




「等式」感想です。好きな話です、これを実行すると「良い女」が出来ます！(笑)そして、さよなら出来る感性がうれしく、過程を共有するのも面倒だとは思いません。私の提言が発端なのでね。

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