リアル3
惹かれ合う理由
浣腸をしてはじめて会った人の前で排泄をした。
不思議な安堵に包まれながら、次はどうしたかな。
おそらく、セックスになったのかな。
その前にバイブとかしたかな、ちょっと記憶曖昧^^;
とにかく、ここでも執拗に責められた。
いろいろな体位でセックスをした。
わたしはなす術なく、ひっくり返され押し込まれひたすら那智さんにされるがままだった。
何回目か、正常位になったときだっただろうか。
それまでも『気持ちいい』から、すこし違う感覚になった。
突かれる感じだった。
それは気持ちいいというより苦しいとか怖いのほうが近い。
わーーーっと大きな声を出さないと、その感覚から逃れられないような気がしてくる。
大きな声を上げる。
たしか、大声を上げながら那智さんにこの感覚を訴えたはずだ。
それが同時に『快感』になるのだと、体が知った瞬間だった。
男性の射精と違って女性のイクは目に見えない。
人によって感覚も表現も違いがありそうだ。
でも、わたしにとって、あれは『イク』、はじめての感覚だった。
その次に記憶があるのは、お尻。
以前『3回目の旅』のとき、無理矢理入れられそうになって逃げた経験があったから、とても怖いことだった。
でも、このときも抵抗や恐怖をあまり言葉にしなかったような気がする。
怒濤の責めの最中でヘトヘトだったこともあるけど、流れに身を任せようという気持ちが働いたみたい。
なんていうか、従わねばという義務感でもないし、抵抗しちゃいけないと我慢をしたつもりもない。
委ねるというと美しい感じがするけど、那智さんに翻弄され尽くしている状態に浸っていたかった。
嵐の中、なす術なくしゃがみ込み耳を塞いでいたいような気持ちだった。
そして、わずかにまだ冷めていた。
この時点でもまだ『いつでも引き返せる』と片足を残しているつもりだった。
だから、嵐の翻弄されることを望みながら、どこかで嵐が通り過ぎるのを待っているための無抵抗だった感覚もある。
おそらく、那智さんの迫力に畏れを感じていたのだろう。
こんな人とはもう出会えないだろうとわかっていながら、表面の感情はいつでも引き返す体を装っていたのかもしれない。
ゆっくり時間をかけてお尻をほぐしてもらった。
恥ずかしいけど、赤子のように身を投げ出すのは快適だった。
肩とお腹で大きく呼吸して
と真剣で穏やかな口調で促される。
すこし大げさなほどに深呼吸を繰り返す。
あのときの感覚をいま思うと『赤ん坊』だ、大人の緊張感を残した赤ちゃん。
されるがままの大きなうねりをひたすら漂っていた、あの感覚は那智さんを信じようという気持ちがいっそう後押ししてくれた気がする。
あんなに怖かったお尻に、ほとんど苦痛なく那智さんのおちんちんが入った。
丁寧に丁寧にほぐしてくれたことと、那智さんを信じようという気持ちの成果。
ほんのすこし『ピキッ』と痛む、それを訴えると、また
ふー、ふーって、肩とお腹で大きく呼吸して
とおまじないをくれる。
那智さんだけがわたしの命綱。
必死になって命綱を求めることは、不思議な安堵につながるものだった。
その後は、セックスだったと思う。
この日、2度目か3度目のセックス。
その最中に那智さんが聞いてきた。
もうこれがないと生きていかれないだろ?
それまでお互いウソをつかないでいようと約束していたのに、そんな演技のお決まりのセリフみたいなことを聞いてきたことに驚き、わたしは「わかりません」と答えた。
たくさんの怒濤の責めに驚きながら、無理です!!と訴えながら、それでも従ってきたわたしの今日はじめての意に反することだった。
(これについては、次エントリーで詳しく)
最後に一緒にお風呂に入った。
狭いバスルームに狭い浴槽だった。
なんか家庭のお風呂みたいな水色の四角い浴槽だった気がする。
ラブホテル特有の大きなバスルームじゃないところが、なんだか今日のいっぱいいっぱいな気持ちに相応しいような感じだった。
きゅうきゅうになって一緒に湯船に浸かり、今日はじめてまともな会話をした気さえする。
心地よい疲労感なんて生易しいものじゃない疲労感と不思議な安堵感、でも、どこかで引き返せるとまだ思っていた気がする。
浴槽に腰かけた那智さんになんの前触れもなく「出るよ」とだけ言われて、おしっこを飲んだ。
はじめて会った人になんの承諾もなくおしっこを飲ませる那智さんに、このときもやっぱり面食らった。
人形のようにされるがままだった状態を決定付けるようなことだった。
すごくうれしかったかといえば、そんなことはない、だって初対面の人のおしっこだもの。
じゃあ、無理矢理我慢したかというと、そういうわけでもない。
忠誠心でも使命感でも被虐感でもなく、飲むものだという決まり事のような感じだった。
全部飲めてしまった自分にも驚くけど、那智さんからは『誇らしげ』なわたしに映ったそうで、なんだか、いま思ってもちぐはぐな感じだ。
わたしはわたしの意識と無意識が一致していなかったのかもしれない。
ずいぶん時間が経っているような感じがしていたけど、それもすべて那智さんにお任せしていたから、わたしは時計を見ないでいた。
ところが、帰る予定を大幅に過ぎ、我が子の幼稚園のお迎えに間に合わず幼稚園に連絡を入れて預かってもらうようにした。
こんなことはじめてだったから、ショックだった。
那智さんは時間に正確な人だ。
時間を見誤ったのは後にも先にもこのときだけだった。
那智さん曰く、夢中になった、そうです(笑)
ただこのとき、まだ引き返せると思っていたわたしは、この時間の間違いが引き返す口実になるだろうとひそかに思っていたのだった。
これがはじめて会った日の記憶。
いま思えば、なかなかいきなりハードなことを!!と思うけど、那智さんは最初にとにかく『たくさん植え付けたかった』ようだ。
そして、痛いこと以外、自分のしたいことをとにかくひと通りやりたかったのだ。
痛いことは流れを中断する可能性があるし、どの程度大丈夫か計ることが必要だったから最初の怒濤の時間ではやらなかったそうです。
自分の施すことで満足させ、結果、自分が受け入れられるということを確かめたかったのかもしれない。
那智さんの支配欲は、じつは肯定されたい欲にとても密接しているのだ。
それが功を奏したかわからないけど、まあ、いっぱいいっぱいでヘトヘトだった記憶が大きく残る。
会う前からと会ってから、とにかく那智さんはこちらがたじろぐほどの迫力でわたしを求めてきた。
息もつかせぬ押しに引っぱられ続けたような気がする。
でも、それまでたくさん失敗してきたわたしにとっては、この強引さは必要なことだった。
いつでも引き返せると踏んでいたブレーキごと引っぱる力でわたしを引きずる。
覚悟を決めるなんて悠長なことを考える間もないまま、でも、わたしが離れなかったのは、毎回それで幸せを感じていたからだ。
『NO』をいえないわたしに『NO』をいうヒマも与えず、そして、それでとんでもなく幸福にし続けてくれたこと(ここ大事)が、恐がりなわたしに最初の離陸のパワーをくれたのかもしれない。
これが会う前から会った日の記憶。
このとき那智さんが感じていたものより、いつでも引き返すと思っていたわたしのほうがどこか冷めていた感覚が残る。
でも、じつは、あの時間はいまに続く幸福だったのだ。
怒濤の那智さんの吸引に人形のようになすすべなく翻弄され、それがじつは幸福だった時間。
ある意味、それがわたしたちの原型になっている。
と、これで『リアル』はおしまいです^^
でも、この後、別角度からのお話が続きます〜。
「等式」感想です。「夢中になった」が一番言いたいことなのでは?(笑)
浣腸をしてはじめて会った人の前で排泄をした。
不思議な安堵に包まれながら、次はどうしたかな。
おそらく、セックスになったのかな。
その前にバイブとかしたかな、ちょっと記憶曖昧^^;
とにかく、ここでも執拗に責められた。
いろいろな体位でセックスをした。
わたしはなす術なく、ひっくり返され押し込まれひたすら那智さんにされるがままだった。
何回目か、正常位になったときだっただろうか。
それまでも『気持ちいい』から、すこし違う感覚になった。
突かれる感じだった。
それは気持ちいいというより苦しいとか怖いのほうが近い。
わーーーっと大きな声を出さないと、その感覚から逃れられないような気がしてくる。
大きな声を上げる。
たしか、大声を上げながら那智さんにこの感覚を訴えたはずだ。
それが同時に『快感』になるのだと、体が知った瞬間だった。
男性の射精と違って女性のイクは目に見えない。
人によって感覚も表現も違いがありそうだ。
でも、わたしにとって、あれは『イク』、はじめての感覚だった。
その次に記憶があるのは、お尻。
以前『3回目の旅』のとき、無理矢理入れられそうになって逃げた経験があったから、とても怖いことだった。
でも、このときも抵抗や恐怖をあまり言葉にしなかったような気がする。
怒濤の責めの最中でヘトヘトだったこともあるけど、流れに身を任せようという気持ちが働いたみたい。
なんていうか、従わねばという義務感でもないし、抵抗しちゃいけないと我慢をしたつもりもない。
委ねるというと美しい感じがするけど、那智さんに翻弄され尽くしている状態に浸っていたかった。
嵐の中、なす術なくしゃがみ込み耳を塞いでいたいような気持ちだった。
そして、わずかにまだ冷めていた。
この時点でもまだ『いつでも引き返せる』と片足を残しているつもりだった。
だから、嵐の翻弄されることを望みながら、どこかで嵐が通り過ぎるのを待っているための無抵抗だった感覚もある。
おそらく、那智さんの迫力に畏れを感じていたのだろう。
こんな人とはもう出会えないだろうとわかっていながら、表面の感情はいつでも引き返す体を装っていたのかもしれない。
ゆっくり時間をかけてお尻をほぐしてもらった。
恥ずかしいけど、赤子のように身を投げ出すのは快適だった。
肩とお腹で大きく呼吸して
と真剣で穏やかな口調で促される。
すこし大げさなほどに深呼吸を繰り返す。
あのときの感覚をいま思うと『赤ん坊』だ、大人の緊張感を残した赤ちゃん。
されるがままの大きなうねりをひたすら漂っていた、あの感覚は那智さんを信じようという気持ちがいっそう後押ししてくれた気がする。
あんなに怖かったお尻に、ほとんど苦痛なく那智さんのおちんちんが入った。
丁寧に丁寧にほぐしてくれたことと、那智さんを信じようという気持ちの成果。
ほんのすこし『ピキッ』と痛む、それを訴えると、また
ふー、ふーって、肩とお腹で大きく呼吸して
とおまじないをくれる。
那智さんだけがわたしの命綱。
必死になって命綱を求めることは、不思議な安堵につながるものだった。
その後は、セックスだったと思う。
この日、2度目か3度目のセックス。
その最中に那智さんが聞いてきた。
もうこれがないと生きていかれないだろ?
それまでお互いウソをつかないでいようと約束していたのに、そんな演技のお決まりのセリフみたいなことを聞いてきたことに驚き、わたしは「わかりません」と答えた。
たくさんの怒濤の責めに驚きながら、無理です!!と訴えながら、それでも従ってきたわたしの今日はじめての意に反することだった。
(これについては、次エントリーで詳しく)
最後に一緒にお風呂に入った。
狭いバスルームに狭い浴槽だった。
なんか家庭のお風呂みたいな水色の四角い浴槽だった気がする。
ラブホテル特有の大きなバスルームじゃないところが、なんだか今日のいっぱいいっぱいな気持ちに相応しいような感じだった。
きゅうきゅうになって一緒に湯船に浸かり、今日はじめてまともな会話をした気さえする。
心地よい疲労感なんて生易しいものじゃない疲労感と不思議な安堵感、でも、どこかで引き返せるとまだ思っていた気がする。
浴槽に腰かけた那智さんになんの前触れもなく「出るよ」とだけ言われて、おしっこを飲んだ。
はじめて会った人になんの承諾もなくおしっこを飲ませる那智さんに、このときもやっぱり面食らった。
人形のようにされるがままだった状態を決定付けるようなことだった。
すごくうれしかったかといえば、そんなことはない、だって初対面の人のおしっこだもの。
じゃあ、無理矢理我慢したかというと、そういうわけでもない。
忠誠心でも使命感でも被虐感でもなく、飲むものだという決まり事のような感じだった。
全部飲めてしまった自分にも驚くけど、那智さんからは『誇らしげ』なわたしに映ったそうで、なんだか、いま思ってもちぐはぐな感じだ。
わたしはわたしの意識と無意識が一致していなかったのかもしれない。
ずいぶん時間が経っているような感じがしていたけど、それもすべて那智さんにお任せしていたから、わたしは時計を見ないでいた。
ところが、帰る予定を大幅に過ぎ、我が子の幼稚園のお迎えに間に合わず幼稚園に連絡を入れて預かってもらうようにした。
こんなことはじめてだったから、ショックだった。
那智さんは時間に正確な人だ。
時間を見誤ったのは後にも先にもこのときだけだった。
那智さん曰く、夢中になった、そうです(笑)
ただこのとき、まだ引き返せると思っていたわたしは、この時間の間違いが引き返す口実になるだろうとひそかに思っていたのだった。
これがはじめて会った日の記憶。
いま思えば、なかなかいきなりハードなことを!!と思うけど、那智さんは最初にとにかく『たくさん植え付けたかった』ようだ。
そして、痛いこと以外、自分のしたいことをとにかくひと通りやりたかったのだ。
痛いことは流れを中断する可能性があるし、どの程度大丈夫か計ることが必要だったから最初の怒濤の時間ではやらなかったそうです。
自分の施すことで満足させ、結果、自分が受け入れられるということを確かめたかったのかもしれない。
那智さんの支配欲は、じつは肯定されたい欲にとても密接しているのだ。
それが功を奏したかわからないけど、まあ、いっぱいいっぱいでヘトヘトだった記憶が大きく残る。
会う前からと会ってから、とにかく那智さんはこちらがたじろぐほどの迫力でわたしを求めてきた。
息もつかせぬ押しに引っぱられ続けたような気がする。
でも、それまでたくさん失敗してきたわたしにとっては、この強引さは必要なことだった。
いつでも引き返せると踏んでいたブレーキごと引っぱる力でわたしを引きずる。
覚悟を決めるなんて悠長なことを考える間もないまま、でも、わたしが離れなかったのは、毎回それで幸せを感じていたからだ。
『NO』をいえないわたしに『NO』をいうヒマも与えず、そして、それでとんでもなく幸福にし続けてくれたこと(ここ大事)が、恐がりなわたしに最初の離陸のパワーをくれたのかもしれない。
これが会う前から会った日の記憶。
このとき那智さんが感じていたものより、いつでも引き返すと思っていたわたしのほうがどこか冷めていた感覚が残る。
でも、じつは、あの時間はいまに続く幸福だったのだ。
怒濤の那智さんの吸引に人形のようになすすべなく翻弄され、それがじつは幸福だった時間。
ある意味、それがわたしたちの原型になっている。
と、これで『リアル』はおしまいです^^
でも、この後、別角度からのお話が続きます〜。
「等式」感想です。「夢中になった」が一番言いたいことなのでは?(笑)