等式

非日常的な日常



ひさしぶりの朝イチから会える日。

大きなイベントがやっと終わって、今日はたくさん可愛がってもらえるし、たくさんマッサージできる。

那智さんのカバンからは根性棒や何かプラスチックの柄が見える（怪しい…＾＾；）

朝ご飯をいただきに和食屋さんへ。
ひと通り食べ終わったらごく普通のテンションで「ここでつける？トイレがいい？好きなほうを選んでいいよ」と言われて、それが性的なこと、尻尾だと理解するのにすこし時間がかかった。

今日はニットのミニワンピ。
これに尻尾が飛び出ている姿は、ものすごく目立つ。

那智さん、今日、短いです；；

不安材料を口にすると

今日はね、結び目をすこし詰めてあげたから、ちょっと短くなっているよ（笑）

と、親指と人差し指で３㎝ほど示してくれた。
ありがたいです、けど、ほとんど意味ないです；；

お気持ちに感謝しながら、大事なことを思い出す！！
そうそう、今日朝、ちょっと下し気味でお尻がちょっと切れてしまっていたんだ！！

そういうときはお尻関係なしの判断をされると思うから、那智さんにお会いしたら、報告しようと思っていたことをすっかり忘れていた。

けして尻尾回避のこじつけではないことを那智さんも理解してくれたので、ミニワンピに尻尾を垂らすことはなしにしてくれた。

たくさんホッとして、すごーくちょっとだけ残念。（尻尾好きなんだもん）

じゃあ、これだけね＾＾

そういって、首輪とリード。
わたしの首輪は淡いピンクの色に反してゴツいから、朝の街中でつける違和感は大きいのだけど、人って慣れるもの＾＾；恥ずかしい気持ちより、首輪のうれしさと慣れのおかげで首輪自体はほとんど抵抗なく付けられるようになっている。
でも、リードは、いまでもかなり恥ずかしい。

手にしているワンセットをうれしさと困惑の気持ちで見る。

和食屋さんのテーブルでサクッと首輪はつけた。
くるくるっとバックルを後ろにして簡易チョーカー（笑）

表に出たところで、さっそくリードをつける。

あうあうと内心は悶絶。
午前中の街中、サービス業関係の出勤する人や搬入の宅配業者らしい制服の人が通り過ぎる中で、カチャリ。

ヒモをくしゃっとまとめて手のひらに収めて、胸のあたりで両手で隠すように歩く、歩きたい！！
さりげなく手を伸ばしてみるけど、やっぱりバレてる。

ダメだよ（笑）

そういって、那智さんはリードの先を持ったまま歩き出した。

はううう。

首輪からリードが垂れてる女の、そのリードの先を隣りの男が持っている。
まだ午前のさわやかな柔らかい日差しの中で！！

ああ、恥ずかしい。
こういうとき、那智さんはリードさえ持っていれば、あとはわたしがどうしても基本的にはよいよう。
だから、那智さんと重なるようにガシッと腕にしがみつき、腕とわたしの体でリードを挟んで隠すようにして歩く。

いや、これだって、朝からいきなり超密着の熟年カップルという、充分恥ずかしい姿なことは自覚しているし、さらに、わたしのほうが背が高いのだから、肝心な首輪とリードの接続部分は、たぶん思うほど隠せていないはずなんだけど、それでも、平然とリードを引かれるよりはマシ。（ああ、いま、那智さんとの付き合いにおいてほとんどはじめて背が高いことを残念に思った！！小さいわたしが那智さんの腕にしがみつき隠れちゃえるの、ちょっと憧れる；；）

たくさんの人が行き交う街中。
明るい日差しの中、超密着。
歩きにくい…よちよちしがみつく。
信号待ちでも、人を追い越すのも、密着。

ああ、恥ずかしい、もう必死。

コンビニについて

ここにいる？
それとも入る？

ガードレールを指差し聞かれる。

こことはガードレールにリードを結んで待つだ（四つん這いになるかは那智さん次第。道幅が狭かったから、なしの可能性高かったかも？）

ほとんど迷わず一緒にコンビニを選ぶ。
リードを結わいて待つは妄想的にはたまらないのですが、いかんせん、厳しい。

ああ、SMは選択の連続（笑）
欲望と理性のせめぎ合いで、ほとんど理性が勝つ。
大きな安堵とわずかな濃い未練の繰り返し。

ときどき、欲望が勝つときの快感の大きさはこの上ないのだけどね。

そうはいってもコンビニ内も超密着熟年カップルには変わりなく、これはこれで充分恥ずかしいのだった。


とにかく、会う前から欲情していて、会ってからも那智さんに翻弄されて、わたしの興奮はもうすでにいっぱいいっぱいだった。


長くなっちゃったから、引っぱります〜＾＾；


たまには参考画像＾＾
首輪とリード

尻尾〜









「等式」感想です。あのさー「熟年カップル」って表現がな～。「中年カップル」の方がまだ救われると思うのだけれど。聞くけれど、熟年より加齢したら「老人カップル」？(笑)

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