複数もしくは他者3
非日常的な日常
『お試し』を終えて。
まず、わたしは傷つかなかった。
あ、見ようによってはふたりの男がたたなかったのだからショックを受けてもいいのかもしれないけど、じつは、それは小さなショックでしかなかった(なんでだろ?)
それより昔みたいに演技やウソを延々と続けるセックスや男性本意のセックスをして感じた傷のほうがはるかに深いので、『たたないショック』なんて取るに足らないのかもしれない^^;
とにかく、傷つかなかった。
ただ、ぜんぜん興奮しなかったし感じなかった、下手したら嫌悪感を感じ続けてしまいそうなほどだった。
性的快感は体と心だと、つくづく思う。
こちらが『その気』になることで体の快感はおもしろいほど膨れ上がる。
わたしにとってそのトリガーは『那智さん』なのだ、そう作られた。
だから、那智さんがわたしに触れるか『その気』になるように誘導するか、もしくは「『その気』になりなさい、なったところを見たい」と命令か欲望を表してくれないと安全装置はかかったままなのだ。
それを伝える。
那智さんはおそらくずいぶん複雑な気持ちだったはず。
わたしが傷つかなかったようで安心したのはそうだろう。
複数をするならりん子の夢を叶えてあげたい。
どうしたらりん子は満足するのだろう。
自分自身はりん子にどうなってほしいか。
たくさん感じたら嫉妬するか、それとも作った者として満足するか。
(嫉妬は那智さんにとってパワーになるから、嫉妬もありなんだけどね)
わたしを簡単に扱いたくないと思えば思うほど、那智さんの思いも単純なものではなくなっていくようだった。
わたしは那智さんが『その気』になれ、『その気』になったところが見たいと言ってくだされば、そのように心を傾けることができます。
そしたら、きっとある程度は感じられると思います。
そう伝えるわたしに、めずらしくハッキリとした答えを示してくれない。
話し合いの都度、最終的に出される答えは
自然に
これが正解で、でも、何かを放棄しているような答えに感じる。
これほどまでに過剰な自意識と羞恥心と役割演技をしようとしてしまうわたしの自然なんて、それは感じるなと言っているようなものだ。
わたしが自然にしたら、この前のような冷めた状態になりますよ
わたしの自然は那智さんの意思によります
と、わたしもどこかで那智さんに答えを押し付けているような訴えをしてしまう。
(ちょっとズルいかな、でも、これがわたしにとっての下の立場の答えなんだよね、特に性的な場面で)
なかなかわたしの希望と那智さんの指針がぴったり一致しない日々が続いていた。
それでもふたりがある程度時間が取れる日が決まっていて、そろそろお店にも人集めなどの相談をしていかないといけない時期になる。
那智さんはわたしに『その気』の引き金は引いてくれない。
自然にという正解で不正解の答えしか出ていない。
ただわたしはやろうと思っていた。
わたしたちには、それぞれ『複数(もしくは他者)』に対する嗜好や憧れがある。
せっかく適切なお店も見つかった訳だし、わたしの年齢などを考えても間口を広くしていられるのはそう長くはないだろう。
最後とは言い切れないけど、限りなく最後に近いチャンスなはずだ。
だったら、やってみよう。
たぶん余程のことがない限り、わたしは傷つかない、でも、残念ながらほとんど冷静さを保ったまま男性(たち)に抱かれることも想像できる。
男たちの餌食になり頭が真っ白になるような状況にはならない、そして、やっぱり那智さんじゃないとダメでしたという結論でおしまいになる。
それでも、いつかおばあさんになったときに『やっておけばよかった』と思いたくなかった。
そんな気持ちを伝えて、那智さんはお店のマスターと相談をスタートさせた。
「等式」感想です。横柄な言い方をすると、「お願いですから抱いて下さい」とは、言いたくない、ライトが暗いとまだまだいける、明るいとそれなりにいける。私の絶対的価値観(相対的で無いという意味)だとそんな感じがりん子の容姿です。(笑)
『お試し』を終えて。
まず、わたしは傷つかなかった。
あ、見ようによってはふたりの男がたたなかったのだからショックを受けてもいいのかもしれないけど、じつは、それは小さなショックでしかなかった(なんでだろ?)
それより昔みたいに演技やウソを延々と続けるセックスや男性本意のセックスをして感じた傷のほうがはるかに深いので、『たたないショック』なんて取るに足らないのかもしれない^^;
とにかく、傷つかなかった。
ただ、ぜんぜん興奮しなかったし感じなかった、下手したら嫌悪感を感じ続けてしまいそうなほどだった。
性的快感は体と心だと、つくづく思う。
こちらが『その気』になることで体の快感はおもしろいほど膨れ上がる。
わたしにとってそのトリガーは『那智さん』なのだ、そう作られた。
だから、那智さんがわたしに触れるか『その気』になるように誘導するか、もしくは「『その気』になりなさい、なったところを見たい」と命令か欲望を表してくれないと安全装置はかかったままなのだ。
それを伝える。
那智さんはおそらくずいぶん複雑な気持ちだったはず。
わたしが傷つかなかったようで安心したのはそうだろう。
複数をするならりん子の夢を叶えてあげたい。
どうしたらりん子は満足するのだろう。
自分自身はりん子にどうなってほしいか。
たくさん感じたら嫉妬するか、それとも作った者として満足するか。
(嫉妬は那智さんにとってパワーになるから、嫉妬もありなんだけどね)
わたしを簡単に扱いたくないと思えば思うほど、那智さんの思いも単純なものではなくなっていくようだった。
わたしは那智さんが『その気』になれ、『その気』になったところが見たいと言ってくだされば、そのように心を傾けることができます。
そしたら、きっとある程度は感じられると思います。
そう伝えるわたしに、めずらしくハッキリとした答えを示してくれない。
話し合いの都度、最終的に出される答えは
自然に
これが正解で、でも、何かを放棄しているような答えに感じる。
これほどまでに過剰な自意識と羞恥心と役割演技をしようとしてしまうわたしの自然なんて、それは感じるなと言っているようなものだ。
わたしが自然にしたら、この前のような冷めた状態になりますよ
わたしの自然は那智さんの意思によります
と、わたしもどこかで那智さんに答えを押し付けているような訴えをしてしまう。
(ちょっとズルいかな、でも、これがわたしにとっての下の立場の答えなんだよね、特に性的な場面で)
なかなかわたしの希望と那智さんの指針がぴったり一致しない日々が続いていた。
それでもふたりがある程度時間が取れる日が決まっていて、そろそろお店にも人集めなどの相談をしていかないといけない時期になる。
那智さんはわたしに『その気』の引き金は引いてくれない。
自然にという正解で不正解の答えしか出ていない。
ただわたしはやろうと思っていた。
わたしたちには、それぞれ『複数(もしくは他者)』に対する嗜好や憧れがある。
せっかく適切なお店も見つかった訳だし、わたしの年齢などを考えても間口を広くしていられるのはそう長くはないだろう。
最後とは言い切れないけど、限りなく最後に近いチャンスなはずだ。
だったら、やってみよう。
たぶん余程のことがない限り、わたしは傷つかない、でも、残念ながらほとんど冷静さを保ったまま男性(たち)に抱かれることも想像できる。
男たちの餌食になり頭が真っ白になるような状況にはならない、そして、やっぱり那智さんじゃないとダメでしたという結論でおしまいになる。
それでも、いつかおばあさんになったときに『やっておけばよかった』と思いたくなかった。
そんな気持ちを伝えて、那智さんはお店のマスターと相談をスタートさせた。
「等式」感想です。横柄な言い方をすると、「お願いですから抱いて下さい」とは、言いたくない、ライトが暗いとまだまだいける、明るいとそれなりにいける。私の絶対的価値観(相対的で無いという意味)だとそんな感じがりん子の容姿です。(笑)
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COMMENT
妄想に、心と身体がくっついていってくれたら楽なのにね。
なんか…那智さんの『自然に』という言葉の向こう側に、もう一つ思惑があったりするんじゃないかとか妄想…いや、想像。
なんか…那智さんの『自然に』という言葉の向こう側に、もう一つ思惑があったりするんじゃないかとか妄想…いや、想像。
妄想に心と体がくっつく、まさにこの続き物のテーマです!!
あこさん、鋭い^^
思惑かぁ、どうだろうね〜。
いっぱい想像して楽しんでね^^
あこさん、鋭い^^
思惑かぁ、どうだろうね〜。
いっぱい想像して楽しんでね^^
りん子さんと以前、メールのやり取りでの話の通り、
意識が(心が)どこに(誰に)向いているかによって…興奮する、頭が真っ白になるような状況になるという感じかなって思いました。
私の場合…ゲストさんに意識が向けば、醒めるというか…女の体は心に正直です^^;
物理的刺激があっても、心(脳内ともいう?w)なんですよねぇw
やはり…お道具です(あ、ゲストさんには礼儀ありですけどね)
意識が(心が)どこに(誰に)向いているかによって…興奮する、頭が真っ白になるような状況になるという感じかなって思いました。
私の場合…ゲストさんに意識が向けば、醒めるというか…女の体は心に正直です^^;
物理的刺激があっても、心(脳内ともいう?w)なんですよねぇw
やはり…お道具です(あ、ゲストさんには礼儀ありですけどね)
この関連のことに触れるとき片隅にM&M。さんのことを思います。
こちらはこちらが主体にならないと感じられないというわたしの感覚は間違いじゃないって確認するみたいに^^
SMの快感はどんどん自分の内側に入っていくことだと思うので、こういう場合も意識を自分(とパートナー)の世界に向けることが必要なんですよね^^
奴隷に快感はないという世界なら、また別なのでしょうけれど^^
こちらはこちらが主体にならないと感じられないというわたしの感覚は間違いじゃないって確認するみたいに^^
SMの快感はどんどん自分の内側に入っていくことだと思うので、こういう場合も意識を自分(とパートナー)の世界に向けることが必要なんですよね^^
奴隷に快感はないという世界なら、また別なのでしょうけれど^^