乳首の潰し方
非日常的な日常
乳首をつまむのはどの指だろう。
ううん、指のどこで潰すのだろう。
那智さんは最初親指と人差し指の腹でつまむ。
指が疲れたら人差し指をグリッとずらして、違う場所で潰し直す。
親指の腹と人差し指の第一関節と第二関節の間の側面、子供の頃、強くつねるとき、こうやったよね。
指でつまむというより握力で潰すやり方。
肌を触れ合わせ、那智さんの胸に顔を埋める。
すっぽり収まるように。
甘いくちづけ。
温かくとろけそうなとき。
ただ、那智さんの左指だけが強い意思を持って、わたしの右の乳首をぎゅうっとつまむ。
これが今日最初の愛撫。
この強さは、この先もっと強くなることが想像できるものだ。
一定の強い力が加えられていると、はじめは小さな痛みが徐々に痺れるようなものになっていく。
その間もずっとキスをして、那智さん首筋に鼻先を押当てて匂いをかぎ、赤ん坊のように乳首を吸う。
静かでいやらしく無邪気。
同じトーンの痺れが、ときおり、キンと刺すような痛みになる。
目をぎゅっと閉じやり過ごすと、また同じトーンの痺れに戻る、ううん、戻るのではない、痺れに一段慣れるんだ。
小さく安堵の息を吐く。
でも、この愛撫の結末は見えているから、安堵のため息は諦めのため息でもある。
結末、それはこの痺れる痛さが限界まできたら、ずるっとひねるように親指の腹を人差し指の外側にズラして潰し、そこから2本の指でできるあらゆる痛いことをする。
そして、わたしは強烈な痛みに快感の腰を振るのだ。
これが結末。
恐ろしくて、待ち遠しい。
また、キンと刺す。
痛いです
痛いね〜
怖いです
怖くはないだろ?
結末を想像して「怖い」と言ったけど、そう、怖くはない。
だって、那智さんはわたしに快感をくれようとしているのだもの。
痛いことは怖いけど、それはホントの怖いではない。
怖くはないだろ?
はい、怖くないです
痛いです
甘えて那智さんの鎖骨に頬をこすりつける。
そうだね、痛いね〜
よしよし
優しい声と強い指の力。
同じ空間に存在しているとは思えない。
隣りのわたしは、すこしずつ痛みに陶酔しはじめている。
ちぐはぐな現象が混じり合う。
10分、もしかしたらそれ以上。
何度か、キンと刺す痛みを通り過ぎ、いよいよ痺れて痛みに対してマヒしているような感覚になりはじめたころ。
ずるっ
指がズレた。
すでに痺れて感覚がおかしくなっている乳首をぐりぐりとしごき、潰し、ねじり、親指で押し込める。
ぎゃーーーと声をあげる。
何かから身を守るように両腕をぎゅっと体にくっつける。
地団駄を踏み、地団駄のように腰を揺らす。
痛いのに、痛いのに、こんなに痛いのに!!!
なんで、これがいいの!?
痛くてやめてほしいのに、太ももまで濡れるの!?
混乱はいつしか快感になる。
ふっ、ふっ、と痺れが緩和されていくと、痛みもほんのすこしずつ和らいでいく。
わたしの反応で、那智さんもおしまいが見えてきたのだろう
じゃあ、反対もやってあげるね
うれしい?
痛いです
痛いね、いいこいいこ
でも、うれしいね
はい
そして、那智さんの右の指がわたしの左の乳首を潰した。
乳首を潰す行為をSMというのか、それはわからないけど。
こんなふうに優しく甘く、でも容赦ない迫力ととても痛いというものがわたしたちの間ではよくあること。
これが『大切にされながら酷いこと』。
今朝の等式感想です。この会話は少し気恥ずかしいですね。そして、りん子には悪いことをしてしまいました、片方10分以上も望んでいるなんて思いもよりませんでした。今まで長くても5分ぐらいだったと思うので、今度きっちり10分行きましょうか。笑
乳首をつまむのはどの指だろう。
ううん、指のどこで潰すのだろう。
那智さんは最初親指と人差し指の腹でつまむ。
指が疲れたら人差し指をグリッとずらして、違う場所で潰し直す。
親指の腹と人差し指の第一関節と第二関節の間の側面、子供の頃、強くつねるとき、こうやったよね。
指でつまむというより握力で潰すやり方。
肌を触れ合わせ、那智さんの胸に顔を埋める。
すっぽり収まるように。
甘いくちづけ。
温かくとろけそうなとき。
ただ、那智さんの左指だけが強い意思を持って、わたしの右の乳首をぎゅうっとつまむ。
これが今日最初の愛撫。
この強さは、この先もっと強くなることが想像できるものだ。
一定の強い力が加えられていると、はじめは小さな痛みが徐々に痺れるようなものになっていく。
その間もずっとキスをして、那智さん首筋に鼻先を押当てて匂いをかぎ、赤ん坊のように乳首を吸う。
静かでいやらしく無邪気。
同じトーンの痺れが、ときおり、キンと刺すような痛みになる。
目をぎゅっと閉じやり過ごすと、また同じトーンの痺れに戻る、ううん、戻るのではない、痺れに一段慣れるんだ。
小さく安堵の息を吐く。
でも、この愛撫の結末は見えているから、安堵のため息は諦めのため息でもある。
結末、それはこの痺れる痛さが限界まできたら、ずるっとひねるように親指の腹を人差し指の外側にズラして潰し、そこから2本の指でできるあらゆる痛いことをする。
そして、わたしは強烈な痛みに快感の腰を振るのだ。
これが結末。
恐ろしくて、待ち遠しい。
また、キンと刺す。
痛いです
痛いね〜
怖いです
怖くはないだろ?
結末を想像して「怖い」と言ったけど、そう、怖くはない。
だって、那智さんはわたしに快感をくれようとしているのだもの。
痛いことは怖いけど、それはホントの怖いではない。
怖くはないだろ?
はい、怖くないです
痛いです
甘えて那智さんの鎖骨に頬をこすりつける。
そうだね、痛いね〜
よしよし
優しい声と強い指の力。
同じ空間に存在しているとは思えない。
隣りのわたしは、すこしずつ痛みに陶酔しはじめている。
ちぐはぐな現象が混じり合う。
10分、もしかしたらそれ以上。
何度か、キンと刺す痛みを通り過ぎ、いよいよ痺れて痛みに対してマヒしているような感覚になりはじめたころ。
ずるっ
指がズレた。
すでに痺れて感覚がおかしくなっている乳首をぐりぐりとしごき、潰し、ねじり、親指で押し込める。
ぎゃーーーと声をあげる。
何かから身を守るように両腕をぎゅっと体にくっつける。
地団駄を踏み、地団駄のように腰を揺らす。
痛いのに、痛いのに、こんなに痛いのに!!!
なんで、これがいいの!?
痛くてやめてほしいのに、太ももまで濡れるの!?
混乱はいつしか快感になる。
ふっ、ふっ、と痺れが緩和されていくと、痛みもほんのすこしずつ和らいでいく。
わたしの反応で、那智さんもおしまいが見えてきたのだろう
じゃあ、反対もやってあげるね
うれしい?
痛いです
痛いね、いいこいいこ
でも、うれしいね
はい
そして、那智さんの右の指がわたしの左の乳首を潰した。
乳首を潰す行為をSMというのか、それはわからないけど。
こんなふうに優しく甘く、でも容赦ない迫力ととても痛いというものがわたしたちの間ではよくあること。
これが『大切にされながら酷いこと』。
今朝の等式感想です。この会話は少し気恥ずかしいですね。そして、りん子には悪いことをしてしまいました、片方10分以上も望んでいるなんて思いもよりませんでした。今まで長くても5分ぐらいだったと思うので、今度きっちり10分行きましょうか。笑
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