雪景色3
非日常的な日常
古都から移動して街へ。
暖房の部屋は暖かく冷えた体が柔らかくなっていく。
最近読んだ本で感じたことを話しながら、どうにもわたしの感情がついて行かれず悲しくなってしまった。
複雑な感情と、情けないけど、抱いてもらえることを前にしてモンスターが暴れるような欲情で自分でも収拾がつかなくなってしまっていた。
那智さんは、すこし無理矢理感じさせることで、この頑なな悲しさを打破しようとしてくれているのだけど、抵抗してしまう。
じゃあ、先、風呂にしよ
切り替えようとしてくれているのだ。
いけない、わたしもちゃんと切り替えなくちゃ。
おっぱいを吸う赤ん坊のように、腕枕してくれている那智さんの乳首をペロペロ舐めて
悲しくなってごめんなさい、お風呂上がったら、可愛がってください
と気持ちを伝える。
ずっと楽しい一日だった。
この悲しいはどちらが悪いものでもないのだから、その楽しさを台無しにせず、また楽しい時間にしたい。
いいこ、いいこ
素直になったわたしの胸を、今度は那智さんが摘んでくれる。
ふうっと深呼吸するように、気持ちがほぐれていく。
それと引き換えにガラリと快感に変わる。
心と快感のおもしろいメカニズム。
並んで転がったままの愛撫が、次第に後ろから抱きかかえられるような体勢になる。
抱擁されながら、徐々に乳首を潰す力が強くなってくる。
ああ、この力の強さは、この後もっと強く潰ししごかれるものだ。
痛さが想像できて、すこし緊張する。
那智さんがキスをしてきた。
抱きかかえられながら、体を預けるような体勢で首を後ろにひねり見上げるようにくちびるを合わせる。
その間も指の力は強くなる。
いつもとすこし違うキス。
舌の根元からすべて覆い尽くすようなキス。
痛くなる乳首と濃厚なキスにちょっとうっとりしそうになったとき、くちびるをすこし浮かせて那智さんが言葉を発した。
強くしても離しちゃダメだよ
これから乳首を潰す指をもっと強くしてひねってしごくね。
とても痛くなるけどくちびるは離してはいけないよ。
ずっとキスしているんだよ。
ああ、なんて恍惚とする指示。
はい
那智さんのくちびるに吸い付きながら言葉にならないお返事をする。
次の瞬間。
予告通り、思い切り潰されグリグリとしごかれる。
足をバタつかせて地団駄を踏むけど、命綱のようにくちびるは離さない。
叫び声がくちびるの隙間から漏れ、それだけでは足りず、もしかしたら鼻や目や耳からも溢れ出していたかもしれない。
りん子は、俺に厳しいこと言われるとうれしいね
命令はもちろん、滅多に指示も出さない那智さんの厳しい指示。
厳しければ厳しいほど、わたしは恍惚としてしまうのだ。
ひとしきり可愛がられて、お風呂から上がり、那智さんがカバンから鞭と電マを取り出した。
ああ、今日は、それをお持ちになっていらしたのですね。
ベッドサイドに置かれたアイテムを見て、今日はそういうものは使わないような気がしていたから、すこし驚いた。
この日の電マは、すこしいつもと違うやり方だった。
じらすようにして、そこからほぼMAXで延々と。
下半身が膨張するような錯覚と、もげてしまうような痺れ。
うまくハマる時間帯は、もうただただ強烈な快感なんだけど、バランスがちょっとでも崩れると途端に狂いそうな苦痛になる。
その苦痛に耐えていると、また、うまくハマってくれて、快感が来る。
それを繰り返すのだけど、しまいにはもうハマっているんだかどうなのだかわからない状態になってしまう。
大声を出して苦痛から逃げようとしても、どうにもならない、ただ苦しいだけのような混乱に陥る。
もう、無理です、おしまいにしてください!!!
お願いすると
あと一回イッたら〜
那智さんは、だいたいこういうふうに自分のタイミングでおしまいにするのだ。
もう頭おかしくなりそうなんですよ!!
だからお願いしてるのに!!
混乱と絶望。
もう、これ以上イクとかイカないとか関係なく、いや!!!
うわん。
何かを超えた?
どこかに落ちた?
とにかく、さっきから続く苦痛の中から無重力の宇宙に放り投げられたような脱力感のようなものを感じた。
あれ、苦しいはずなのに、苦しいが遠い。
一回イッた。
まだイッてる?
わからない。
約束の一回イッたから那智さんが電マを離したのと同時に無我夢中でお願いしていた。
指を入れて、ください!!
無重力の世界に楔を刺してもらうような、ぽっかり空いた虚無を埋めてもらうような、とにかく必死になって懇願していた。
那智さんが何か言葉を発したかわからないけど、指を入れながらきっと『ここだ』と思ったのだろう、空いている手で電マを掴み直しもう一度当てた、たぶん、ほぼMAXで。
もうわけわからない。
たぶん、とんでもなく気持ちいいのだろう。
指を入れてくださいとお願いしたように、無我夢中で『おまんこ』と二度声を上げていた。
ああ、書いていて恥ずかしい。
とにかく恐ろしいほどの快感だったはずなんだけど、どんな感じの快感だったのかあまり記憶にない。
ただ、二度『おまんこ』と叫んだことことは覚えている。
きっと、夢中で口走るほどの状態だったのだと思う。
そんなことを口走るなんて恥ずかしすぎるので、できれば、そっちの記憶がなくなってくれたらいいのに、二度まで覚えてるなんて、記憶中枢まで羞恥系なのか^^;
しかし、こんな羞恥プレイよりも、もっともっと強烈な羞恥プレイがわたしを待ち受けていた。
それは、楽しい雪景色デートも終わり、その日の夜すこしだけつながることができたチャットの会話からはじまった。
那智:やばい、ホテルに鞭と電マ忘れた!(笑)
ああ、神様。
まだ続きまーす^^
今朝の「等式」感想です。
通常ホテルデートでなく、どこかに行った時の遊び+デートは記憶に残るしどうやらテンションも上がっているようだ。いつもと違う流れの中で何か別のことをしたくなるのか、面白い心理。しかし、お出掛けすると色々な事がおこるなと感心し、りん子の記憶力に関心、ありがと。
古都から移動して街へ。
暖房の部屋は暖かく冷えた体が柔らかくなっていく。
最近読んだ本で感じたことを話しながら、どうにもわたしの感情がついて行かれず悲しくなってしまった。
複雑な感情と、情けないけど、抱いてもらえることを前にしてモンスターが暴れるような欲情で自分でも収拾がつかなくなってしまっていた。
那智さんは、すこし無理矢理感じさせることで、この頑なな悲しさを打破しようとしてくれているのだけど、抵抗してしまう。
じゃあ、先、風呂にしよ
切り替えようとしてくれているのだ。
いけない、わたしもちゃんと切り替えなくちゃ。
おっぱいを吸う赤ん坊のように、腕枕してくれている那智さんの乳首をペロペロ舐めて
悲しくなってごめんなさい、お風呂上がったら、可愛がってください
と気持ちを伝える。
ずっと楽しい一日だった。
この悲しいはどちらが悪いものでもないのだから、その楽しさを台無しにせず、また楽しい時間にしたい。
いいこ、いいこ
素直になったわたしの胸を、今度は那智さんが摘んでくれる。
ふうっと深呼吸するように、気持ちがほぐれていく。
それと引き換えにガラリと快感に変わる。
心と快感のおもしろいメカニズム。
並んで転がったままの愛撫が、次第に後ろから抱きかかえられるような体勢になる。
抱擁されながら、徐々に乳首を潰す力が強くなってくる。
ああ、この力の強さは、この後もっと強く潰ししごかれるものだ。
痛さが想像できて、すこし緊張する。
那智さんがキスをしてきた。
抱きかかえられながら、体を預けるような体勢で首を後ろにひねり見上げるようにくちびるを合わせる。
その間も指の力は強くなる。
いつもとすこし違うキス。
舌の根元からすべて覆い尽くすようなキス。
痛くなる乳首と濃厚なキスにちょっとうっとりしそうになったとき、くちびるをすこし浮かせて那智さんが言葉を発した。
強くしても離しちゃダメだよ
これから乳首を潰す指をもっと強くしてひねってしごくね。
とても痛くなるけどくちびるは離してはいけないよ。
ずっとキスしているんだよ。
ああ、なんて恍惚とする指示。
はい
那智さんのくちびるに吸い付きながら言葉にならないお返事をする。
次の瞬間。
予告通り、思い切り潰されグリグリとしごかれる。
足をバタつかせて地団駄を踏むけど、命綱のようにくちびるは離さない。
叫び声がくちびるの隙間から漏れ、それだけでは足りず、もしかしたら鼻や目や耳からも溢れ出していたかもしれない。
りん子は、俺に厳しいこと言われるとうれしいね
命令はもちろん、滅多に指示も出さない那智さんの厳しい指示。
厳しければ厳しいほど、わたしは恍惚としてしまうのだ。
ひとしきり可愛がられて、お風呂から上がり、那智さんがカバンから鞭と電マを取り出した。
ああ、今日は、それをお持ちになっていらしたのですね。
ベッドサイドに置かれたアイテムを見て、今日はそういうものは使わないような気がしていたから、すこし驚いた。
この日の電マは、すこしいつもと違うやり方だった。
じらすようにして、そこからほぼMAXで延々と。
下半身が膨張するような錯覚と、もげてしまうような痺れ。
うまくハマる時間帯は、もうただただ強烈な快感なんだけど、バランスがちょっとでも崩れると途端に狂いそうな苦痛になる。
その苦痛に耐えていると、また、うまくハマってくれて、快感が来る。
それを繰り返すのだけど、しまいにはもうハマっているんだかどうなのだかわからない状態になってしまう。
大声を出して苦痛から逃げようとしても、どうにもならない、ただ苦しいだけのような混乱に陥る。
もう、無理です、おしまいにしてください!!!
お願いすると
あと一回イッたら〜
那智さんは、だいたいこういうふうに自分のタイミングでおしまいにするのだ。
もう頭おかしくなりそうなんですよ!!
だからお願いしてるのに!!
混乱と絶望。
もう、これ以上イクとかイカないとか関係なく、いや!!!
うわん。
何かを超えた?
どこかに落ちた?
とにかく、さっきから続く苦痛の中から無重力の宇宙に放り投げられたような脱力感のようなものを感じた。
あれ、苦しいはずなのに、苦しいが遠い。
一回イッた。
まだイッてる?
わからない。
約束の一回イッたから那智さんが電マを離したのと同時に無我夢中でお願いしていた。
指を入れて、ください!!
無重力の世界に楔を刺してもらうような、ぽっかり空いた虚無を埋めてもらうような、とにかく必死になって懇願していた。
那智さんが何か言葉を発したかわからないけど、指を入れながらきっと『ここだ』と思ったのだろう、空いている手で電マを掴み直しもう一度当てた、たぶん、ほぼMAXで。
もうわけわからない。
たぶん、とんでもなく気持ちいいのだろう。
指を入れてくださいとお願いしたように、無我夢中で『おまんこ』と二度声を上げていた。
ああ、書いていて恥ずかしい。
とにかく恐ろしいほどの快感だったはずなんだけど、どんな感じの快感だったのかあまり記憶にない。
ただ、二度『おまんこ』と叫んだことことは覚えている。
きっと、夢中で口走るほどの状態だったのだと思う。
そんなことを口走るなんて恥ずかしすぎるので、できれば、そっちの記憶がなくなってくれたらいいのに、二度まで覚えてるなんて、記憶中枢まで羞恥系なのか^^;
しかし、こんな羞恥プレイよりも、もっともっと強烈な羞恥プレイがわたしを待ち受けていた。
それは、楽しい雪景色デートも終わり、その日の夜すこしだけつながることができたチャットの会話からはじまった。
那智:やばい、ホテルに鞭と電マ忘れた!(笑)
ああ、神様。
まだ続きまーす^^
今朝の「等式」感想です。
通常ホテルデートでなく、どこかに行った時の遊び+デートは記憶に残るしどうやらテンションも上がっているようだ。いつもと違う流れの中で何か別のことをしたくなるのか、面白い心理。しかし、お出掛けすると色々な事がおこるなと感心し、りん子の記憶力に関心、ありがと。
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COMMENT
ああ、もう、あてられっぱなしな感じです(笑)
続きが楽しみです~♪
続きが楽しみです~♪
はい〜、あててばっかりのブログです^^;
消化不良起こさないようによく噛んでお召し上がりくださいませ。
引っ張りますけど、楽しんでくれたらうれしいです♪
消化不良起こさないようによく噛んでお召し上がりくださいませ。
引っ張りますけど、楽しんでくれたらうれしいです♪