生々しく
独特な幸福感
ブログをはじめたのは、私と那智さんの間に起こる様々な出来事や感情を残しておきたいと思ったことと、ノロケ欲を満足させたかったことがきっかけでした。
はじめ何回か出来事をノロケていましたが、そのうち那智さんが「どうせなら、わかってもらおう。」と運営方針や方法を模索しはじめて、いまのような形になりました。
書くことは任されているけど「わかってもらおう」というような方針は示される。
わかってもらうには私自身を伝えないといけない。
まさか生い立ちの一部まで書くことになろうとは思ってもいませんでした。
これをしないと、「妙なエロブログ」になって勘違いされかねない。
そうなったら、私が悲しむのは目に見えているから防衛策でしょうか。
だから、単に上澄みだけ書くのではなく、沈殿した重い部分も書いてきた。
理解してほしくて、わかりにくいことをたくさん書いてきた。
「気持ちいい~」を書くだけではないから、難しいこと書くことを要求されてきた。(難解な話題じゃなくて、理解されにくいという意味で難しいです)
当事者の私たちならわかることを、一生懸命ない脳みそをフル回転させて、私が使おうと思っている言葉の意味が間違っていないか辞書を引きながら、お話ししてきた。
当然那智さんは、私の言わんとしていることは理解してくれていた。
でも、前回の「全肯定2」の「血管が繋がっていて、同じ血が流れている」という表現にはじめて那智さんの足が止まったのだ。
ほとんど全部、私の言葉は那智さんの心や脳みそにスルスルと入ってきていたのに、その表現だけは一回咀嚼が必要だったらしい。
「生々しすぎて、素直に理解しづらい」そうだ。
もう少し易しいソフトな表現もありそうなのに、と思ったのだ。
確かに、あんまり美しい例えではないかもしれない。
「私はあなたの一部」くらいのほうが、わかりやすい?
でも、いいの。
私たちの関係は、生々しいんだ。
夢物語でも、おとぎ話でもなんでもない。
生々しくて、美しくない現実だ。
たくさんの涙を流し果てしない時間語り合い、生まれたものは何にも代え難い生々しくみっともない現実。
はじめはわかりにくいものを書かないと伝わらないと言われ、今度は、それをわかりやすく書いたらと那智さんは言う。
でも、才能のない私は「無理」と諦めながらわかってほしいなと思い、それとと同時に「簡単にわかってたまるもんか。」と生意気にもほんの僅かに鼻息を荒くしている。
遅ればせながら山田詠美さんの「風味絶佳」を読んだ。
上手だな~と思う。
心の柔らかいところを、ちょんちょん突いて、涙になりそうでならない絶妙なバランスを書いている。
号泣するような事件を書くのは簡単だろう(プロのかたならね)、そのあやふやな切なさが書ける人が良い作家さんなのだろうな~と思った。
そんな芸当到底無理だから「わかってたまるか!」で、虚勢を張ってごまかしちゃっているんです♪
ブログをはじめたのは、私と那智さんの間に起こる様々な出来事や感情を残しておきたいと思ったことと、ノロケ欲を満足させたかったことがきっかけでした。
はじめ何回か出来事をノロケていましたが、そのうち那智さんが「どうせなら、わかってもらおう。」と運営方針や方法を模索しはじめて、いまのような形になりました。
書くことは任されているけど「わかってもらおう」というような方針は示される。
わかってもらうには私自身を伝えないといけない。
まさか生い立ちの一部まで書くことになろうとは思ってもいませんでした。
これをしないと、「妙なエロブログ」になって勘違いされかねない。
そうなったら、私が悲しむのは目に見えているから防衛策でしょうか。
だから、単に上澄みだけ書くのではなく、沈殿した重い部分も書いてきた。
理解してほしくて、わかりにくいことをたくさん書いてきた。
「気持ちいい~」を書くだけではないから、難しいこと書くことを要求されてきた。(難解な話題じゃなくて、理解されにくいという意味で難しいです)
当事者の私たちならわかることを、一生懸命ない脳みそをフル回転させて、私が使おうと思っている言葉の意味が間違っていないか辞書を引きながら、お話ししてきた。
当然那智さんは、私の言わんとしていることは理解してくれていた。
でも、前回の「全肯定2」の「血管が繋がっていて、同じ血が流れている」という表現にはじめて那智さんの足が止まったのだ。
ほとんど全部、私の言葉は那智さんの心や脳みそにスルスルと入ってきていたのに、その表現だけは一回咀嚼が必要だったらしい。
「生々しすぎて、素直に理解しづらい」そうだ。
もう少し易しいソフトな表現もありそうなのに、と思ったのだ。
確かに、あんまり美しい例えではないかもしれない。
「私はあなたの一部」くらいのほうが、わかりやすい?
でも、いいの。
私たちの関係は、生々しいんだ。
夢物語でも、おとぎ話でもなんでもない。
生々しくて、美しくない現実だ。
たくさんの涙を流し果てしない時間語り合い、生まれたものは何にも代え難い生々しくみっともない現実。
はじめはわかりにくいものを書かないと伝わらないと言われ、今度は、それをわかりやすく書いたらと那智さんは言う。
でも、才能のない私は「無理」と諦めながらわかってほしいなと思い、それとと同時に「簡単にわかってたまるもんか。」と生意気にもほんの僅かに鼻息を荒くしている。
遅ればせながら山田詠美さんの「風味絶佳」を読んだ。
上手だな~と思う。
心の柔らかいところを、ちょんちょん突いて、涙になりそうでならない絶妙なバランスを書いている。
号泣するような事件を書くのは簡単だろう(プロのかたならね)、そのあやふやな切なさが書ける人が良い作家さんなのだろうな~と思った。
そんな芸当到底無理だから「わかってたまるか!」で、虚勢を張ってごまかしちゃっているんです♪
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