お散歩の裏話1
独特な幸福感
6mのお散歩はお楽しみいただけましたか?
わんこのお話は好みが分かれるのかな〜なんて思ったりしています。
6mとはいえ、ホテル街というちょっと特殊な一般道ではない百貨店のショウウィンドウを四つん這いで散歩をするという、思い返しても恐ろしいことをしてから数日。
大小の喜びや発見、また那智さんの心などなど、いまでも大きな話題としてふたりの間を賑わしてくれています。
今日は、その一部を。
6mのお散歩裏話です。
アブノーマルと言われるのかもしれない、わたしの性癖や性質。
だけどそれが幸福に満たされるのは、こんな裏話があるからだと思う。
皆さんにはただのノロケになってしまうけど、忘れたくないので覚え書き^^
(しかも、2話に渡る予定^^;)
わんこの後、ホテルやらレストランでやらで、いったいどちらが大変かとふたりであれこれ話していて。
わたしが、どんなに恥ずかしくて怖くて必死だったか、思い出しては『ひゃーひゃー』なって訴えていたら、ふと静かな声で。
「でもさ、俺の方が大変だと思うけどな。」
と独り言のように那智さんが言った。
この言葉には、ちょっと胸を掴まれた。
そうだよね、連れ歩く方が大変だよね。
実は、顔を上げて堂々と歩くほうが恥ずかしいし、万が一トラブルが起きたらそれに対処するのも、那智さん側の仕事だものね。
その気持ちに感謝して。
「大変なことを背負って、わたしをわんこにしてくれてありがとうございます。」
と伝えると。
「じゃあ、次からすぐできるね♪」
なんてことに!!
いやいや、それとこれとは違います。
確かに連れ歩くほうが大変でしょう。
だから、仮に『大変ポイント』で表すとして、連れ歩くほうが100で、わんこが80だったとします。
で、わたしは那智さんより恐がりで恥ずかしがりですよね。
こちらも仮に『強さポイント』をつけて、那智さんは50持ってて、わたしは10ポイントくらいしか持っていないのだと思います。
だから、那智さんは連れ歩き100をするのに、強さ50を持っているのだから、あと50の力があればクリアできるわけです。
わたしは、もともと10しか持っていないのだから、80をクリアするにも70の力が必要なんです。
現象としては那智さんのほうが大変だったとしても、エネルギーを使うのはわたしの方ということになります。
で、那智さんは、10ポイントしか持っていない恐がりで恥ずかしがりの女を好んで選んでいるのだから、仕方ないのです。
筋通ってる?
とりあえずこんな理屈をこねてみる。
笑いながら聞いている那智さん。
更に笑って。
「じゃあさ、立場変えてみる?」
りん子がリード引いて俺がわんこするの。
意味わかりません^^;
だって、俺はりん子を恥ずかしがらせたいんだよ。
それなら100ポイントのリードを引く方をりん子にやらせれば、もっとおもしろい。
でさ、俺ちゃんと歩かないの。
あっち行ったり、こっち行ったり、わんこのままついでに通行人に絡んだりして。
ぎゃーーー、それ無理です〜〜〜!!
言うこと聞かない那智わんこをリードで引き。
むしろ引きずられながら、通行人さんに『ごめんなさい』するわたし。
おかし過ぎる想像。
2人で大笑い。
大笑いして、ふーっと一息して、また真摯な目でいう。
りん子を恥ずかしがらせることが目的なら、りん子にリードを引かせたほうが面白い。
俺、わんこなんて全然恥ずかしくないもん。
だけど、俺はリードを引く立場のほうが好きなんだ。
だから100ポイントでも、そっちをするんだよ。
りん子は、恥ずかしいとか怖いとか、そう感じることはかまわない。
だけど、恥ずかしいからどうしようとか、もし○○だったらどうしようとか、そういうことは考えなくていい。
りん子は、恥ずかしいと感じることはいい、でも、その先を考えるのは俺の仕事。
いいね?
なーんてこと、言ってくれちゃうから、わんこ悪くないと思ってしまうのだ。
それから、声をかけられた時のことを少し詳しく。
四つん這いになって凹みから出て来て、割とすぐ声をかけられたそうです。
だから、全体の1/3、2mくらいってことかな(って、そもそも6m自体あやふやですけど^^;)
声をかけられることは想定外だったみたいで、さすがの那智さんもドキッとしたそうです。
歩き出しから声をかけられるまでの数mは、ほとんど動揺なくその状況を楽しめたそうですが、その声に驚いてから他者の目を意識してしまい、ちょっと楽しめなかったそうです。
わんこのような露出をするときの那智さんは、恐らく、他者の目を跳ね返すほどの気合いというか気概というか、を持っているのだと思う。
それはね、他者がいるとわかっていながらも、その存在をないものにするという方法で跳ね返しているのだと思うのです。
『私はあなたがたがいることは認識しているけど、眼中にない』という思考回路にすることによって、堂々と四つん這いの女性を連れ歩けるのだと思う(推測あってます?那智さん)
だから、もともとそこに人が留まっている場合はしないのでしょう。
だって、明らかにそこにいるのわかってて『眼中にない』という立場にさせてしまうのは、那智さんからしたら『ケンカ売っているみたい』になっちゃうからね。
そんなことだから、恐らく凹みから出て来たときは、その他者の存在をないものにできていて『眼中にない』という状態でいられたのだと思う。
それだと、『楽しい』らしい。
それが『大丈夫ですか?』と声をかけられることによって、否応なく他者の存在を意識させられたわけで、だから、そこから先、うまい具合に『眼中にない』精神でいられなかったのだ。
しかも、声をかけてきた女性の様子から、親切だと感じられたから余計に排除できないものになったのでしょう。
多分、からかいだったとしたら、逆に平気だったと思う(負けず嫌いさんだから^^)
四つん這いで歩きながら『はい、大丈夫ですよ〜^^』と聞こえたきた声は余裕が感じられたけど、実はけっこうドキドキだったらしい。
その場で動揺を感じさせないところも魅力だけど。
あとから、『ドキドキした』って笑いながら話してくれるところも魅力なんだな。
ちょっと人間味感じさせてもらえるのっていいと思いません?
その場で動揺を見せられたらこちらも怖くなってしまうけど、そこでは『ドキッ』としたと感じさせずに、あとから話して聞かせてくれるのって、ああ、ウソついていないんだなって思える。
そういう一面もいとおしい。
その人が『今度声かけられたら、多分もう大丈夫。この人ハイハイしかできないんですよ〜とか言おうかな』なんてあれこれ考えるのを聞きながら、また『きゃーきゃー』なるのもまた幸せだ。
きっと、『その先を考えるのは俺の仕事』というのも、『今度はもう大丈夫』というのも、ウソじゃないんだろうなと思わせてくれる。
そんな話を聞かせてくれちゃうから、わんこがまた幸せな出来事としてわたしの記憶に残る。
だから、わたしは百貨店のショウウィンドウを四つん這いで歩くなんてことで満たされるのだ。
SM願望を持ち、だけど行為だけでも恋愛感情だけでも満たされなかったわたし。
じゃあ、わたしは何を求めているのだろうと心を探っていた。
実は、まだ『これ』という言葉にたどり着けていないのだ。
恐らく、同化、依存、従属、娘、そんなものが根っこにあって、そこに性癖としてもマゾが加わっているのだろうなと思う。
もしかしたらこれかもと感じられたことを、次回に。
上手に伝えられるかな。
理解しづらいノロケが、この後まだ続きます^^;
6mのお散歩はお楽しみいただけましたか?
わんこのお話は好みが分かれるのかな〜なんて思ったりしています。
6mとはいえ、ホテル街というちょっと特殊な一般道ではない百貨店のショウウィンドウを四つん這いで散歩をするという、思い返しても恐ろしいことをしてから数日。
大小の喜びや発見、また那智さんの心などなど、いまでも大きな話題としてふたりの間を賑わしてくれています。
今日は、その一部を。
6mのお散歩裏話です。
アブノーマルと言われるのかもしれない、わたしの性癖や性質。
だけどそれが幸福に満たされるのは、こんな裏話があるからだと思う。
皆さんにはただのノロケになってしまうけど、忘れたくないので覚え書き^^
(しかも、2話に渡る予定^^;)
わんこの後、ホテルやらレストランでやらで、いったいどちらが大変かとふたりであれこれ話していて。
わたしが、どんなに恥ずかしくて怖くて必死だったか、思い出しては『ひゃーひゃー』なって訴えていたら、ふと静かな声で。
「でもさ、俺の方が大変だと思うけどな。」
と独り言のように那智さんが言った。
この言葉には、ちょっと胸を掴まれた。
そうだよね、連れ歩く方が大変だよね。
実は、顔を上げて堂々と歩くほうが恥ずかしいし、万が一トラブルが起きたらそれに対処するのも、那智さん側の仕事だものね。
その気持ちに感謝して。
「大変なことを背負って、わたしをわんこにしてくれてありがとうございます。」
と伝えると。
「じゃあ、次からすぐできるね♪」
なんてことに!!
いやいや、それとこれとは違います。
確かに連れ歩くほうが大変でしょう。
だから、仮に『大変ポイント』で表すとして、連れ歩くほうが100で、わんこが80だったとします。
で、わたしは那智さんより恐がりで恥ずかしがりですよね。
こちらも仮に『強さポイント』をつけて、那智さんは50持ってて、わたしは10ポイントくらいしか持っていないのだと思います。
だから、那智さんは連れ歩き100をするのに、強さ50を持っているのだから、あと50の力があればクリアできるわけです。
わたしは、もともと10しか持っていないのだから、80をクリアするにも70の力が必要なんです。
現象としては那智さんのほうが大変だったとしても、エネルギーを使うのはわたしの方ということになります。
で、那智さんは、10ポイントしか持っていない恐がりで恥ずかしがりの女を好んで選んでいるのだから、仕方ないのです。
筋通ってる?
とりあえずこんな理屈をこねてみる。
笑いながら聞いている那智さん。
更に笑って。
「じゃあさ、立場変えてみる?」
りん子がリード引いて俺がわんこするの。
意味わかりません^^;
だって、俺はりん子を恥ずかしがらせたいんだよ。
それなら100ポイントのリードを引く方をりん子にやらせれば、もっとおもしろい。
でさ、俺ちゃんと歩かないの。
あっち行ったり、こっち行ったり、わんこのままついでに通行人に絡んだりして。
ぎゃーーー、それ無理です〜〜〜!!
言うこと聞かない那智わんこをリードで引き。
むしろ引きずられながら、通行人さんに『ごめんなさい』するわたし。
おかし過ぎる想像。
2人で大笑い。
大笑いして、ふーっと一息して、また真摯な目でいう。
りん子を恥ずかしがらせることが目的なら、りん子にリードを引かせたほうが面白い。
俺、わんこなんて全然恥ずかしくないもん。
だけど、俺はリードを引く立場のほうが好きなんだ。
だから100ポイントでも、そっちをするんだよ。
りん子は、恥ずかしいとか怖いとか、そう感じることはかまわない。
だけど、恥ずかしいからどうしようとか、もし○○だったらどうしようとか、そういうことは考えなくていい。
りん子は、恥ずかしいと感じることはいい、でも、その先を考えるのは俺の仕事。
いいね?
なーんてこと、言ってくれちゃうから、わんこ悪くないと思ってしまうのだ。
それから、声をかけられた時のことを少し詳しく。
四つん這いになって凹みから出て来て、割とすぐ声をかけられたそうです。
だから、全体の1/3、2mくらいってことかな(って、そもそも6m自体あやふやですけど^^;)
声をかけられることは想定外だったみたいで、さすがの那智さんもドキッとしたそうです。
歩き出しから声をかけられるまでの数mは、ほとんど動揺なくその状況を楽しめたそうですが、その声に驚いてから他者の目を意識してしまい、ちょっと楽しめなかったそうです。
わんこのような露出をするときの那智さんは、恐らく、他者の目を跳ね返すほどの気合いというか気概というか、を持っているのだと思う。
それはね、他者がいるとわかっていながらも、その存在をないものにするという方法で跳ね返しているのだと思うのです。
『私はあなたがたがいることは認識しているけど、眼中にない』という思考回路にすることによって、堂々と四つん這いの女性を連れ歩けるのだと思う(推測あってます?那智さん)
だから、もともとそこに人が留まっている場合はしないのでしょう。
だって、明らかにそこにいるのわかってて『眼中にない』という立場にさせてしまうのは、那智さんからしたら『ケンカ売っているみたい』になっちゃうからね。
そんなことだから、恐らく凹みから出て来たときは、その他者の存在をないものにできていて『眼中にない』という状態でいられたのだと思う。
それだと、『楽しい』らしい。
それが『大丈夫ですか?』と声をかけられることによって、否応なく他者の存在を意識させられたわけで、だから、そこから先、うまい具合に『眼中にない』精神でいられなかったのだ。
しかも、声をかけてきた女性の様子から、親切だと感じられたから余計に排除できないものになったのでしょう。
多分、からかいだったとしたら、逆に平気だったと思う(負けず嫌いさんだから^^)
四つん這いで歩きながら『はい、大丈夫ですよ〜^^』と聞こえたきた声は余裕が感じられたけど、実はけっこうドキドキだったらしい。
その場で動揺を感じさせないところも魅力だけど。
あとから、『ドキドキした』って笑いながら話してくれるところも魅力なんだな。
ちょっと人間味感じさせてもらえるのっていいと思いません?
その場で動揺を見せられたらこちらも怖くなってしまうけど、そこでは『ドキッ』としたと感じさせずに、あとから話して聞かせてくれるのって、ああ、ウソついていないんだなって思える。
そういう一面もいとおしい。
その人が『今度声かけられたら、多分もう大丈夫。この人ハイハイしかできないんですよ〜とか言おうかな』なんてあれこれ考えるのを聞きながら、また『きゃーきゃー』なるのもまた幸せだ。
きっと、『その先を考えるのは俺の仕事』というのも、『今度はもう大丈夫』というのも、ウソじゃないんだろうなと思わせてくれる。
そんな話を聞かせてくれちゃうから、わんこがまた幸せな出来事としてわたしの記憶に残る。
だから、わたしは百貨店のショウウィンドウを四つん這いで歩くなんてことで満たされるのだ。
SM願望を持ち、だけど行為だけでも恋愛感情だけでも満たされなかったわたし。
じゃあ、わたしは何を求めているのだろうと心を探っていた。
実は、まだ『これ』という言葉にたどり着けていないのだ。
恐らく、同化、依存、従属、娘、そんなものが根っこにあって、そこに性癖としてもマゾが加わっているのだろうなと思う。
もしかしたらこれかもと感じられたことを、次回に。
上手に伝えられるかな。
理解しづらいノロケが、この後まだ続きます^^;