お泊まり2
非日常的な日常
駅のトイレで着替えるという昔の不良女子高生のようなことをしてしまった^^;
あはは、照れ臭い^^;
でも、このワンピとオーバーニーソックスの組み合わせは、したかったんだ〜。
繁華街を歩いていると、いろんな種類の人に声を掛けられる。
ナンパや勧誘…。
うふふ、面白い。
でも、もともと方向音痴な上、那智さんと一緒に歩くときはだいたい何も考えずについて行ってるだけなので、道を覚えられないわたしは、中華料理屋を目指すことにちょっと精一杯。
だいたいの場所はわかるはずなんだけど、多分最短距離では辿り着けないだろうな〜っていう感じかな^^;
角を曲がってお店の明かりが見えて、ホッとした。
ほんとはお腹ぺこぺこで駅前のファストフードで済ましてしまおうかとも思ったけど、やっぱりここの味が恋しくて、なんとか頑張ってみました。(大げさ)
とりあえず生ビール^^(「生ビール」、覚えておいてね)
そのあと、香草に肉味噌をかけたおつまみ。
このパクチィたっぷりが美味しいの!!
普段那智さんと食べるときにも必ず注文して、3/4はわたしが食べてしまうかもしれないほど、大好き。
肉味噌の油が程よくからまったパクチィの独特の香りが後を引く。
それをシャクシャク食べて、ビールを流し込む。
ううう、幸せ〜。
カップルや男性の団体でいっぱいの店内でカウンターにひとりだけ女性がビール片手に食べてる姿を想像すると、ちょっと恥ずかしいけど…。
「いま着きました〜。」
「いただきまーす。」
「おいしい〜。」
逐一報告^^;
次は麺。
これも、その肉味噌とパクチィが入ってて、薄味なのにクセのあるスープがたまらない。
かわった食べ物があんまり得意じゃなくて決まった物ばかり食べてたわたしが、大人になったらいろんな物が食べられるようになった。
そして、そういうクセのある物が、好きになった。
大人になるっていいな〜とこんなときに思うのだ。
で、なんでも「クセのあるもの」は病みつきになる^^;麻薬のよう。
しばらくすると、恋しくなる、那智さんの鞭のようだ。
麺を食べ終わって、残りのビールと香草を平らげる。
でも、最後の最後で、もう香草飽きちゃった…。
おっかしいな〜、あれほど食べたかったのに、いつも那智さんと食べるときおかわりしたくなるくらいなのに。
那智さんが食べてる1/4が絶妙なバランスだったのかもね。
飽きてる自分に苦笑いして、ごちそうさまでした。
会計を済ませて、また夜の街へ。
さあ、いよいよひとりでハプバー。
那智さんを待つ幸せな時間。
会員制のそのハプバーはインターホンを押して中に入れるのだ。
わあ、インターホンを押すのだけでも緊張する^^
いつも那智さんが押してるから、自分で押すのはじめてだ。
辺りを気にしてインターホンに指を伸ばす。
つづく…。
すみませんーん。
「グルメリポート」&「はじめてのおつかい」みたいなだけで今日はおしまいです。
那智さんじゃなくても突っ込まれそうだわ^^;
(この引っぱり感を面白がってるという噂も!?)
打ち間違えの女王りん子の「打ち間違えて不思議な言葉」のおまけ付きでご容赦ください。
今日の打ち間違い。
(文中は訂正してありますよ。でも、こんな間違いしましたってことで。)
「とりあえす、生ビール」
中華料理屋に入って、わくわくを反芻しながら打った「生ビール」の文字。
これを。
「とりあえず、尼ビール」
…、なんかエロティックなビールになってませんか?
駅のトイレで着替えるという昔の不良女子高生のようなことをしてしまった^^;
あはは、照れ臭い^^;
でも、このワンピとオーバーニーソックスの組み合わせは、したかったんだ〜。
繁華街を歩いていると、いろんな種類の人に声を掛けられる。
ナンパや勧誘…。
うふふ、面白い。
でも、もともと方向音痴な上、那智さんと一緒に歩くときはだいたい何も考えずについて行ってるだけなので、道を覚えられないわたしは、中華料理屋を目指すことにちょっと精一杯。
だいたいの場所はわかるはずなんだけど、多分最短距離では辿り着けないだろうな〜っていう感じかな^^;
角を曲がってお店の明かりが見えて、ホッとした。
ほんとはお腹ぺこぺこで駅前のファストフードで済ましてしまおうかとも思ったけど、やっぱりここの味が恋しくて、なんとか頑張ってみました。(大げさ)
とりあえず生ビール^^(「生ビール」、覚えておいてね)
そのあと、香草に肉味噌をかけたおつまみ。
このパクチィたっぷりが美味しいの!!
普段那智さんと食べるときにも必ず注文して、3/4はわたしが食べてしまうかもしれないほど、大好き。
肉味噌の油が程よくからまったパクチィの独特の香りが後を引く。
それをシャクシャク食べて、ビールを流し込む。
ううう、幸せ〜。
カップルや男性の団体でいっぱいの店内でカウンターにひとりだけ女性がビール片手に食べてる姿を想像すると、ちょっと恥ずかしいけど…。
「いま着きました〜。」
「いただきまーす。」
「おいしい〜。」
逐一報告^^;
次は麺。
これも、その肉味噌とパクチィが入ってて、薄味なのにクセのあるスープがたまらない。
かわった食べ物があんまり得意じゃなくて決まった物ばかり食べてたわたしが、大人になったらいろんな物が食べられるようになった。
そして、そういうクセのある物が、好きになった。
大人になるっていいな〜とこんなときに思うのだ。
で、なんでも「クセのあるもの」は病みつきになる^^;麻薬のよう。
しばらくすると、恋しくなる、那智さんの鞭のようだ。
麺を食べ終わって、残りのビールと香草を平らげる。
でも、最後の最後で、もう香草飽きちゃった…。
おっかしいな〜、あれほど食べたかったのに、いつも那智さんと食べるときおかわりしたくなるくらいなのに。
那智さんが食べてる1/4が絶妙なバランスだったのかもね。
飽きてる自分に苦笑いして、ごちそうさまでした。
会計を済ませて、また夜の街へ。
さあ、いよいよひとりでハプバー。
那智さんを待つ幸せな時間。
会員制のそのハプバーはインターホンを押して中に入れるのだ。
わあ、インターホンを押すのだけでも緊張する^^
いつも那智さんが押してるから、自分で押すのはじめてだ。
辺りを気にしてインターホンに指を伸ばす。
つづく…。
すみませんーん。
「グルメリポート」&「はじめてのおつかい」みたいなだけで今日はおしまいです。
那智さんじゃなくても突っ込まれそうだわ^^;
(この引っぱり感を面白がってるという噂も!?)
打ち間違えの女王りん子の「打ち間違えて不思議な言葉」のおまけ付きでご容赦ください。
今日の打ち間違い。
(文中は訂正してありますよ。でも、こんな間違いしましたってことで。)
「とりあえす、生ビール」
中華料理屋に入って、わくわくを反芻しながら打った「生ビール」の文字。
これを。
「とりあえず、尼ビール」
…、なんかエロティックなビールになってませんか?
お泊まり3
非日常的な日常
ひとりでハプバーに入りお馴染みのYちゃんと楽しくおしゃべり。
フロアもおとなしく皆さんおしゃべりに興じている。
しばらくすると、男性1人が派手目な女性2人をはべらせて登場!!
その女性たちはなんのためらいもなく、あっという間にパンティだけになってた!!
目のやり場に困る…。
また少しすると、今度は50代後半と思しき男女5人組がどやどやと…。
カウンターを占拠されてしまってYちゃんもにわかにいそがしくなり、わたしは遠慮して移動する。
でもな〜、男性ばかりと、さっきの裸のおねえさん連れの3人のひしめくフロアに分け入る勇気はないな〜。
しかたなく隅っこの小さなカウンターでこそこそお酒を飲む。
おっかしいな〜、わたしの目論みでは那智さんが来るまでに男性客にちやほやされながら待ってるつもりだったのに(笑)。
さっきのパクチィといい、なんだか思い通りにいかないものね^^;
結局、今日から入ったというバイトの女の子と変態話で盛り上がってしまった。
とてもそんな風には見えないのだけど、いろんな経験をしている子で、妙に意気投合してしまった。
「わたしがうんこしてるところを、Mの男の子に見せてたら凝視する余りコンタクトレンズが落ちてしまった」なんて話を披露してくれちゃったもんだから、わたしも負けじと「マ○○で四つん這い」とか「浣腸でお散歩」とか、どうどう!?って感じで話す。
普段こんな話だれにもできないから、楽しい^^;
そのうちその子がバイト上がる時間になっちゃって、また退屈。
「Yちゃーん、つまんないよぉ」とぶつくさ言っても、団体さん相手で気付いてくれない。
見かねたマスターが男性ばかりのソファ席にわたしを案内する。
「このあと彼が来るりん子さんです〜」軽く釘を刺してくれたから、問題ないでしょう。
壁にひっつき三方を男性陣に囲まれて、多少はたじろぐけど紳士的な方ばかりだったので、ここでも楽しくおしゃべり。
ハプバーの楽しみ方とかわたしはS顔かM顔か!?なんて話でわいわいと。
薄暗いフロアに見慣れた人影が!!
那智さんだ〜!!
ちょうど空いてたわたしの隣りに腰掛けて、ほかの方に挨拶してる。
もう、嬉しい嬉しい、那智さん待ってたの!!!!
キャンキャンまとわりつく子犬のよう。
「ちょっと前から来てたんだよ。でも、りん子楽しそうにしゃべってたから、しばらく見てた。」
なんで〜??一分でも一秒でも早く会いたかったのに!!
もう、相変わらずいじわる。
この夜は那智さんの好きな空気になったみたい。
まわりにいた単独男性の会話のセンスが合っていたようで、楽しそう。
こうなると那智さんのサービス精神に火が着いてしまうのだ。
「じゃあ、りん子で遊びます?」ってことに…。
今日のお遊びは、フロアの片隅にある手足を拘束できる手術台のような椅子にわたしを載せてマッサージ機で絶叫に決まった。
わたしはぶんぶんと首を振り「それはちょっと厳しい」とアピールする。
厳しい理由。
その1 いままでも「わたしで遊ぶ」はあったけど、どれもわたしたちと会話をしていた数人の前で、どちらかというとひっそりと展開されていた。でも、あの手術台はすごーく目立つから店全体の注目の的になる。
その2 前回このハプバーで同じようなことをしたのだけど、そのときはマスターとわたしたちしかいなくて、かなり絶叫しても多少は許されると思えた。今日は少なくとも20人はいる。
その3 前回はマッサージ機になんかアダプターみたいなの付けて「気持ち良い」仕様だった(これはじめて)、でも、那智さんは、ただりん子が気持ち良くて絶叫 するのは面白くないのね。苦しくてやがて気持ち良いにしたいから、そのアダプターを付けずに直に当てるって言ってるの。2人っきりじゃない場所でその苦痛 はつらすぎる。
そんな理由で、手術台に拘束して直にマッサージ機はなんとか避けたい。
あからさまに拒否しても逆効果だから、無言で首を振り、「ご勘弁ください」を訴える。
そのわたしを見て。
「りん子、嬉しそうだよ(笑)」
うううう、嬉しそう!?
「うん、うん、嬉しそう^^」ギャラリーにまで同調される…。
確かに、許される場所で、大勢の人の前で晒し者にされるということは妄想としては、0じゃいない。
でも、それを妄想するのと実際「する」のとでは、雲泥の差だよね。
絶叫をためらう場所で絶叫してしまうようなことをされるのは、つらいよぉ。
なぜだか、わたしの中の100人中の2人くらいの妄想くんがいると、その少数意見が顔に出てしまうらしいのだ。
出てるのかな、それとも嗅ぎ分けられてしまうのかな。
とにかく「嬉しそう」だと指摘され、わたしはわたしの「2人」を恨めしく思うのだ。
那智さんの手を引かれ、手術台に向かう。
拘束具だけじゃなくて、暴れても落ちないように体も固定する縄で縛ってもらうために、那智さんがYちゃんのほうに行ってしまった。(前回大暴れして椅子から落ちそうになったのです^^;)
足を開いて固定する台に足を載せて、とりあえず膝を閉じて待つ、落ち着かないよ〜。
続々とギャラリーが増え、皆さん口々に何か感想を言ってる。
わたしにだけ当たるようにスポットライトが焚かれているみたい。
もう緊張と恥ずかしさと…興奮で、五感が正常に脳に伝達してくれない感じになってます。
Yちゃんが、足から縛りはじめた。
ああ、わたしはこのあとどうなってしまうのでしょう…(泣)
ひとりでハプバーに入りお馴染みのYちゃんと楽しくおしゃべり。
フロアもおとなしく皆さんおしゃべりに興じている。
しばらくすると、男性1人が派手目な女性2人をはべらせて登場!!
その女性たちはなんのためらいもなく、あっという間にパンティだけになってた!!
目のやり場に困る…。
また少しすると、今度は50代後半と思しき男女5人組がどやどやと…。
カウンターを占拠されてしまってYちゃんもにわかにいそがしくなり、わたしは遠慮して移動する。
でもな〜、男性ばかりと、さっきの裸のおねえさん連れの3人のひしめくフロアに分け入る勇気はないな〜。
しかたなく隅っこの小さなカウンターでこそこそお酒を飲む。
おっかしいな〜、わたしの目論みでは那智さんが来るまでに男性客にちやほやされながら待ってるつもりだったのに(笑)。
さっきのパクチィといい、なんだか思い通りにいかないものね^^;
結局、今日から入ったというバイトの女の子と変態話で盛り上がってしまった。
とてもそんな風には見えないのだけど、いろんな経験をしている子で、妙に意気投合してしまった。
「わたしがうんこしてるところを、Mの男の子に見せてたら凝視する余りコンタクトレンズが落ちてしまった」なんて話を披露してくれちゃったもんだから、わたしも負けじと「マ○○で四つん這い」とか「浣腸でお散歩」とか、どうどう!?って感じで話す。
普段こんな話だれにもできないから、楽しい^^;
そのうちその子がバイト上がる時間になっちゃって、また退屈。
「Yちゃーん、つまんないよぉ」とぶつくさ言っても、団体さん相手で気付いてくれない。
見かねたマスターが男性ばかりのソファ席にわたしを案内する。
「このあと彼が来るりん子さんです〜」軽く釘を刺してくれたから、問題ないでしょう。
壁にひっつき三方を男性陣に囲まれて、多少はたじろぐけど紳士的な方ばかりだったので、ここでも楽しくおしゃべり。
ハプバーの楽しみ方とかわたしはS顔かM顔か!?なんて話でわいわいと。
薄暗いフロアに見慣れた人影が!!
那智さんだ〜!!
ちょうど空いてたわたしの隣りに腰掛けて、ほかの方に挨拶してる。
もう、嬉しい嬉しい、那智さん待ってたの!!!!
キャンキャンまとわりつく子犬のよう。
「ちょっと前から来てたんだよ。でも、りん子楽しそうにしゃべってたから、しばらく見てた。」
なんで〜??一分でも一秒でも早く会いたかったのに!!
もう、相変わらずいじわる。
この夜は那智さんの好きな空気になったみたい。
まわりにいた単独男性の会話のセンスが合っていたようで、楽しそう。
こうなると那智さんのサービス精神に火が着いてしまうのだ。
「じゃあ、りん子で遊びます?」ってことに…。
今日のお遊びは、フロアの片隅にある手足を拘束できる手術台のような椅子にわたしを載せてマッサージ機で絶叫に決まった。
わたしはぶんぶんと首を振り「それはちょっと厳しい」とアピールする。
厳しい理由。
その1 いままでも「わたしで遊ぶ」はあったけど、どれもわたしたちと会話をしていた数人の前で、どちらかというとひっそりと展開されていた。でも、あの手術台はすごーく目立つから店全体の注目の的になる。
その2 前回このハプバーで同じようなことをしたのだけど、そのときはマスターとわたしたちしかいなくて、かなり絶叫しても多少は許されると思えた。今日は少なくとも20人はいる。
その3 前回はマッサージ機になんかアダプターみたいなの付けて「気持ち良い」仕様だった(これはじめて)、でも、那智さんは、ただりん子が気持ち良くて絶叫 するのは面白くないのね。苦しくてやがて気持ち良いにしたいから、そのアダプターを付けずに直に当てるって言ってるの。2人っきりじゃない場所でその苦痛 はつらすぎる。
そんな理由で、手術台に拘束して直にマッサージ機はなんとか避けたい。
あからさまに拒否しても逆効果だから、無言で首を振り、「ご勘弁ください」を訴える。
そのわたしを見て。
「りん子、嬉しそうだよ(笑)」
うううう、嬉しそう!?
「うん、うん、嬉しそう^^」ギャラリーにまで同調される…。
確かに、許される場所で、大勢の人の前で晒し者にされるということは妄想としては、0じゃいない。
でも、それを妄想するのと実際「する」のとでは、雲泥の差だよね。
絶叫をためらう場所で絶叫してしまうようなことをされるのは、つらいよぉ。
なぜだか、わたしの中の100人中の2人くらいの妄想くんがいると、その少数意見が顔に出てしまうらしいのだ。
出てるのかな、それとも嗅ぎ分けられてしまうのかな。
とにかく「嬉しそう」だと指摘され、わたしはわたしの「2人」を恨めしく思うのだ。
那智さんの手を引かれ、手術台に向かう。
拘束具だけじゃなくて、暴れても落ちないように体も固定する縄で縛ってもらうために、那智さんがYちゃんのほうに行ってしまった。(前回大暴れして椅子から落ちそうになったのです^^;)
足を開いて固定する台に足を載せて、とりあえず膝を閉じて待つ、落ち着かないよ〜。
続々とギャラリーが増え、皆さん口々に何か感想を言ってる。
わたしにだけ当たるようにスポットライトが焚かれているみたい。
もう緊張と恥ずかしさと…興奮で、五感が正常に脳に伝達してくれない感じになってます。
Yちゃんが、足から縛りはじめた。
ああ、わたしはこのあとどうなってしまうのでしょう…(泣)
お泊まり4
非日常的な日常
那智さんに下着は取られてしまった。
分娩台のような椅子に両足を広げて座る。
膝を閉じ見上げるギャラリーから見えないように。
Yちゃんが右足から縛りはじめた。
足首を固定する拘束具だけじゃなくて、膝からふくらはぎと自由を奪われる。
左膝を右に寄せて、なんとか中が見えないように、まだ抵抗してる。
那智さんが軽く左膝を持ち、あっけなく定位置に戻されてしまう。
その足をYちゃんが拘束する。
ざわついてる。
キャミソールを精一杯引っぱり、大きく開いた足の間を必死に隠す。
「無駄な抵抗ですよ。」「でも、その恥ずかしがってるところがいいですね。」
顔を伏せているから誰が言ってるのかわからなけど、ざわついてる中から聞こえている。
左手。
手首を拘束具て止め、肘を縛る。
ああ、あと右手しか残ってないよ。
それでも最後の最後まで、見せないように、残った右手で悪あがき。
「みんなに顔見せなきゃ。」
わたしの左側にいた那智さんが髪を引っ張って、無理矢理顔を上げる。
「ああ…。」
同じタイミングでやちゃんが右手を拘束しはじめた。
もう、だめ、恥ずかしくて逃げ出したい。
それなのに、那智さんが髪を引いたりするから、感じてしまってる。
上げられた顔を那智さんのほうにだけ向けて、小さな声で訴える。
「那智さん、あれ付けてください。」
前回付けたなんか(なんていうの!?シリコンのような柔らかいやつ)を付けてもうらおうとお願いする。
「あれがないと苦しいから。お願いします。」
「ううん、苦しいほうがいいじゃん。」
「直には、刺激が強過ぎます。苦しくて耐えられない。」
「耐えられないと、どうなるの?」
「気が狂う。」
「大丈夫、狂わないから。(笑)」
ずっと小声でお願いしても聞いてくれない。
「Yちゃん、胴体も固定して。」
わたしのお願いなんて無視して、もっと不自由にしていく。
那智さんは諦めた。
無意味とはわかってるけど、Yちゃんに訴える。
この不安をどこかにぶつけていたいのだ。
だからYちゃんに甘える。
「Yちゃん、那智さんがお願い聞いてくれないの…。マッサージ機直にするっていうの。」
「そう^^」
「ぜったい苦しいよ、Yちゃん、この苦しいのわかる?」
「俺は男だからわなんないよ^^」
「とっても苦しいの。」
「わかんないから、聞いてあげるね…。この中でマッサージ機直にやったことある人〜!?」
「は〜い。」
3人連れの中のほぼ裸の女性が明るく手を挙げた。
「どうだった?」Yちゃんの質問に。
「気持ち良いよ〜。」と明るくお返事。
四面楚歌…(笑)
薄皮を一枚一枚剥がすように、両手足、胴体、すべて固定され、わたしはまな板の上の鯉。
これ以上ない懇願の瞳で那智さんを見上げる。
那智さんがマッサージ機を手にした。
ああ、神様。
「いくときは『いく〜』って叫ぶんだよ〜^^」
からかうような声に思わず振り返ると、女性2人をはべらせた男性が言った。
「この子はね、那智さんに『いってもいいですか?』って聞くんだよ^^それでOKもらえたらいくからね。」
すかさずYちゃんがフォローしてくれた。(さすがYちゃん)
わたしが、ためらう理由。
単に「いやらしい」とか「淫靡」とか、それだけじゃないことになるから。
いやらしい喘ぎ声だけなら、恥ずかしいだけだ。
苦痛のあまり絶叫してしまうこと、「いってもいいですか?」と許可を得る関係、一般的な「エッチ」なことから外れたことで周りを驚かせてしまうことが、居たたまれず嫌なの。
SM色の薄いこのハプバーでは、わたしたちはちょっと異端。
それでも受け入れてくれる空気はあるんだけど、できれば異端で目立ちたくないのです。
でも、そのYちゃんのフォローで、とりあえず「わたしたちの関係」に対する遠慮を取っ払うことはできた。
Yちゃんの言葉を合図に那智さんがスイッチを入れた。
ああ、いやだ、怖い、どれほどの苦痛と快感がわたしに降り掛かり、それがどれくらい続くのか、まったく予測がつかない。
剥き出しにされ強い振動が足の間に与えられた。
うわぁぁぁぁぁぁ!!!
苦しい、ああ、でも、すぐにいってしまいそう。
声を上げるのを必死で抑える。
それがわかっているのか、那智さんが更に強く押し当てた。
苦痛をやり過ごそうと力を入れたとき…。
あああああっ、だめ、おしっこが漏れちゃう!!!!
っていうか、漏れてる!!!!!!
マッサージ機を当てられてどこかのポイントを刺激すると、無意識におしっこが漏れちゃうの。
「那智さん、おしっこ出ちゃってます!!!」
ごめんない!!!!
いや、もう、もう、恥ずかしくて、申し訳なくって、快感なんてどころじゃない。
Yちゃんが笑ってタオルを用意してくれてる。
もう、全然冷静でいられない。
周りがどんな反応をしてるかわからない。
パニックだ。
再開された。
このマッサージ機は那智さんの持っているものよりも振動が優しいみたい。
苦痛の時間よりも快感の時間のほうが多い気がする。
すぐにいきそうになって。
「那智さん…、いってもいいですか!?」
「だめ。」
必死に我慢するけど、無理。
「だめ、那智さん、いっちゃう、いっちゃう!!」
ぎりぎりを見極めて、マッサージ機を離される。
「ふうううう。」
いきたいけどいけない。
苦しいくらいいきたいのに、いかせてもらえない。
このやり取りを繰り返す。
あのね、こういうとき、わたし、思いっきり「淫靡」になれればいいのだけど、なんだかなれないのよね。
否応なくいかされそうになって懇願して、挙げ句離される。
ばーんと振り切った針が一気に0に戻されるようなもの。
そうなると、針を振り切ってしまっていたことが、とにかく恥ずかしい。
素になる部分と朦朧としてる部分が混在して、変なテンションになってしまうのだ。
冷静に訴えてるようで、妙なこと言い出してしまうのです。
この針の上下を繰り返している間。(多分、こんなこと言ってる、はず)
「すみません、わたしに気にせずおしゃべりしててください…!!」とギャリーに向けて叫んだり。
「那智さん、いかせてくれないなら、泣いてもいいですか!?」とか無意味な脅ししたり。
「Yちゃん、かわりにマッサージ機持って、いかせて!!」かえって恥も外聞もないこと言ったり。
ばかみたいです^^;
「もう、いや!!那智さん、我慢つらいです!!」
「…、じゃあ、やめる?」
「……。」
無言で首を振る。
ああ、情けない。
数日前からいかせてもらえなくて、カラオケランチで脳みそで感じて、それはそれで大満足だったのだけど、やっぱり体はいきたい。
それに、このマッサージ機は振動が優しくて、気持ちが良かったの。
いきたい。
そして、このたくさんの人の前で、はしたなくなりたい…。
冷静と朦朧の混在する中、情けないけど「やめないで」と首を振ってしまった。
これらのやり取りやわたしの発言が、みなさんにはウケててショートコントのような雰囲気もなくはない。(ああ、恥ずかしい)
最後の首振りで、会場がドッと湧いた。
その辺りから那智さんは許してくれるようになった。
押し当てられる強い振動。
「いってもいいですか!?」
「どうぞ。」
「うわあああああ!!!」
この振動は気持ち良い。
次から次へ快感の波がやってくる。
「ううううう、いってもいいですかぁぁぁ!!!」
「いいよ。」
「ああああ、もう一回、いいですか!?」
「うん。」
何度も何度もいき続けて、腰を動かし大声を上げるわたしの姿に、いつしか店内がしんと静まり返っていた(らしい)。
すべての人がこちらを見ている。
「固唾を飲む」音が聞こえてきそうだ。
やめないでとお願いして、狂ったようにいき続ける。
もう、恥ずかしくて、情けなくて、死にそうです、でも、気持ち良くてしかたがない。
人が見ているということが、すべてを倍増していた。
あまりに恥ずかしくて気持ち良くて、最後はお願いしておしまいにしてもらった。
何事もなかったようにざわつきを取り戻すフロア。
yちゃんが優しく縄を解いてくれる。
那智さんが丁寧に汗を拭いてくれる。
みなさんが思い思いにおしゃべりをはじめる。
手首に残った縄の痕とお尻のあたりがびしょびしょに濡れてるキャミソールが、わたしを余韻に浸らせてくれていた。
那智さんに下着は取られてしまった。
分娩台のような椅子に両足を広げて座る。
膝を閉じ見上げるギャラリーから見えないように。
Yちゃんが右足から縛りはじめた。
足首を固定する拘束具だけじゃなくて、膝からふくらはぎと自由を奪われる。
左膝を右に寄せて、なんとか中が見えないように、まだ抵抗してる。
那智さんが軽く左膝を持ち、あっけなく定位置に戻されてしまう。
その足をYちゃんが拘束する。
ざわついてる。
キャミソールを精一杯引っぱり、大きく開いた足の間を必死に隠す。
「無駄な抵抗ですよ。」「でも、その恥ずかしがってるところがいいですね。」
顔を伏せているから誰が言ってるのかわからなけど、ざわついてる中から聞こえている。
左手。
手首を拘束具て止め、肘を縛る。
ああ、あと右手しか残ってないよ。
それでも最後の最後まで、見せないように、残った右手で悪あがき。
「みんなに顔見せなきゃ。」
わたしの左側にいた那智さんが髪を引っ張って、無理矢理顔を上げる。
「ああ…。」
同じタイミングでやちゃんが右手を拘束しはじめた。
もう、だめ、恥ずかしくて逃げ出したい。
それなのに、那智さんが髪を引いたりするから、感じてしまってる。
上げられた顔を那智さんのほうにだけ向けて、小さな声で訴える。
「那智さん、あれ付けてください。」
前回付けたなんか(なんていうの!?シリコンのような柔らかいやつ)を付けてもうらおうとお願いする。
「あれがないと苦しいから。お願いします。」
「ううん、苦しいほうがいいじゃん。」
「直には、刺激が強過ぎます。苦しくて耐えられない。」
「耐えられないと、どうなるの?」
「気が狂う。」
「大丈夫、狂わないから。(笑)」
ずっと小声でお願いしても聞いてくれない。
「Yちゃん、胴体も固定して。」
わたしのお願いなんて無視して、もっと不自由にしていく。
那智さんは諦めた。
無意味とはわかってるけど、Yちゃんに訴える。
この不安をどこかにぶつけていたいのだ。
だからYちゃんに甘える。
「Yちゃん、那智さんがお願い聞いてくれないの…。マッサージ機直にするっていうの。」
「そう^^」
「ぜったい苦しいよ、Yちゃん、この苦しいのわかる?」
「俺は男だからわなんないよ^^」
「とっても苦しいの。」
「わかんないから、聞いてあげるね…。この中でマッサージ機直にやったことある人〜!?」
「は〜い。」
3人連れの中のほぼ裸の女性が明るく手を挙げた。
「どうだった?」Yちゃんの質問に。
「気持ち良いよ〜。」と明るくお返事。
四面楚歌…(笑)
薄皮を一枚一枚剥がすように、両手足、胴体、すべて固定され、わたしはまな板の上の鯉。
これ以上ない懇願の瞳で那智さんを見上げる。
那智さんがマッサージ機を手にした。
ああ、神様。
「いくときは『いく〜』って叫ぶんだよ〜^^」
からかうような声に思わず振り返ると、女性2人をはべらせた男性が言った。
「この子はね、那智さんに『いってもいいですか?』って聞くんだよ^^それでOKもらえたらいくからね。」
すかさずYちゃんがフォローしてくれた。(さすがYちゃん)
わたしが、ためらう理由。
単に「いやらしい」とか「淫靡」とか、それだけじゃないことになるから。
いやらしい喘ぎ声だけなら、恥ずかしいだけだ。
苦痛のあまり絶叫してしまうこと、「いってもいいですか?」と許可を得る関係、一般的な「エッチ」なことから外れたことで周りを驚かせてしまうことが、居たたまれず嫌なの。
SM色の薄いこのハプバーでは、わたしたちはちょっと異端。
それでも受け入れてくれる空気はあるんだけど、できれば異端で目立ちたくないのです。
でも、そのYちゃんのフォローで、とりあえず「わたしたちの関係」に対する遠慮を取っ払うことはできた。
Yちゃんの言葉を合図に那智さんがスイッチを入れた。
ああ、いやだ、怖い、どれほどの苦痛と快感がわたしに降り掛かり、それがどれくらい続くのか、まったく予測がつかない。
剥き出しにされ強い振動が足の間に与えられた。
うわぁぁぁぁぁぁ!!!
苦しい、ああ、でも、すぐにいってしまいそう。
声を上げるのを必死で抑える。
それがわかっているのか、那智さんが更に強く押し当てた。
苦痛をやり過ごそうと力を入れたとき…。
あああああっ、だめ、おしっこが漏れちゃう!!!!
っていうか、漏れてる!!!!!!
マッサージ機を当てられてどこかのポイントを刺激すると、無意識におしっこが漏れちゃうの。
「那智さん、おしっこ出ちゃってます!!!」
ごめんない!!!!
いや、もう、もう、恥ずかしくて、申し訳なくって、快感なんてどころじゃない。
Yちゃんが笑ってタオルを用意してくれてる。
もう、全然冷静でいられない。
周りがどんな反応をしてるかわからない。
パニックだ。
再開された。
このマッサージ機は那智さんの持っているものよりも振動が優しいみたい。
苦痛の時間よりも快感の時間のほうが多い気がする。
すぐにいきそうになって。
「那智さん…、いってもいいですか!?」
「だめ。」
必死に我慢するけど、無理。
「だめ、那智さん、いっちゃう、いっちゃう!!」
ぎりぎりを見極めて、マッサージ機を離される。
「ふうううう。」
いきたいけどいけない。
苦しいくらいいきたいのに、いかせてもらえない。
このやり取りを繰り返す。
あのね、こういうとき、わたし、思いっきり「淫靡」になれればいいのだけど、なんだかなれないのよね。
否応なくいかされそうになって懇願して、挙げ句離される。
ばーんと振り切った針が一気に0に戻されるようなもの。
そうなると、針を振り切ってしまっていたことが、とにかく恥ずかしい。
素になる部分と朦朧としてる部分が混在して、変なテンションになってしまうのだ。
冷静に訴えてるようで、妙なこと言い出してしまうのです。
この針の上下を繰り返している間。(多分、こんなこと言ってる、はず)
「すみません、わたしに気にせずおしゃべりしててください…!!」とギャリーに向けて叫んだり。
「那智さん、いかせてくれないなら、泣いてもいいですか!?」とか無意味な脅ししたり。
「Yちゃん、かわりにマッサージ機持って、いかせて!!」かえって恥も外聞もないこと言ったり。
ばかみたいです^^;
「もう、いや!!那智さん、我慢つらいです!!」
「…、じゃあ、やめる?」
「……。」
無言で首を振る。
ああ、情けない。
数日前からいかせてもらえなくて、カラオケランチで脳みそで感じて、それはそれで大満足だったのだけど、やっぱり体はいきたい。
それに、このマッサージ機は振動が優しくて、気持ちが良かったの。
いきたい。
そして、このたくさんの人の前で、はしたなくなりたい…。
冷静と朦朧の混在する中、情けないけど「やめないで」と首を振ってしまった。
これらのやり取りやわたしの発言が、みなさんにはウケててショートコントのような雰囲気もなくはない。(ああ、恥ずかしい)
最後の首振りで、会場がドッと湧いた。
その辺りから那智さんは許してくれるようになった。
押し当てられる強い振動。
「いってもいいですか!?」
「どうぞ。」
「うわあああああ!!!」
この振動は気持ち良い。
次から次へ快感の波がやってくる。
「ううううう、いってもいいですかぁぁぁ!!!」
「いいよ。」
「ああああ、もう一回、いいですか!?」
「うん。」
何度も何度もいき続けて、腰を動かし大声を上げるわたしの姿に、いつしか店内がしんと静まり返っていた(らしい)。
すべての人がこちらを見ている。
「固唾を飲む」音が聞こえてきそうだ。
やめないでとお願いして、狂ったようにいき続ける。
もう、恥ずかしくて、情けなくて、死にそうです、でも、気持ち良くてしかたがない。
人が見ているということが、すべてを倍増していた。
あまりに恥ずかしくて気持ち良くて、最後はお願いしておしまいにしてもらった。
何事もなかったようにざわつきを取り戻すフロア。
yちゃんが優しく縄を解いてくれる。
那智さんが丁寧に汗を拭いてくれる。
みなさんが思い思いにおしゃべりをはじめる。
手首に残った縄の痕とお尻のあたりがびしょびしょに濡れてるキャミソールが、わたしを余韻に浸らせてくれていた。
お泊まり(番外編)深夜の贅沢
独特な幸福感
少し気温の下がった深夜の繁華街。
電車はとうに終わってる時間なのにたくさんの人でごった返してる。
それほど長居せずにハプバーを出た。
那智さんもわたしも明日(今日^^)は仕事だから、朝までいるわけにはいかないし、前半で「どわーっ」と飛ばしてしまったからこのまま長くいてもそれほど面白くないだろうと那智さんは判断したみたい。
まな板の上の鯉ショーが終わってほどなく退散した。
あれほど人に晒したけど、那智さんだれにもわたしを触らせなかったな。
きっと那智さんの中で、そこにもひとつ線引きがあるんだろうな。
興奮を冷ますように、外の風に当たりながら腕を組んで歩く。
那智さんと夜の街を歩くの、わたしは大好き、安心してニコニコできるんだ。
「150円でビッグマック食べる?」
携帯のクーポンで出して那智さんが言う。
「どこで食べるんですか?」
「ホテルでもいいし、タクシーでもいいし。」
「はい、食べます^^」
ビッグマックをふたつ。
紙袋をわたしのバッグに押し込んでタクシーを拾うために大通りへ。
那智さんが行き先を告げ、運転手さんに道路の確認をしてる。
いつも深夜まで遊んでも別々のタクシーに乗って別れるから、一緒のタクシーは嬉しい。
行き先も何もかも那智さんに頼り切っていられることが、幸せ。
タクシーは滑るように繁華街を抜けていく。
街灯が明るい。
その街灯をすいすいと追い越してホテルに。
まだ一緒にいられるという、ホクホクした気持ちも心地よく滑る。
ビッグマックを取り出して、ふたりで頬張る。
美味しい。
「なんだか贅沢^^」
またホクホク気分。
「なんで?150円だよ(笑)」
「違います。深夜のビッグマックっていうことが、贅沢な感じなんです。」
「ふ〜ん。」
食べるの早い那智さんはさっさと終わってしまう。
特別、遅いことないわたしだけど、この贅沢な気分を長引かせたくてゆっくり食べる。
景色はどんどん流れている。
深夜のビッグマック。
かなりの不摂生。
美容にも健康にもいいことない。
でも、ホクホクした気持ちで大好きな人と一緒にたまに味わう「不摂生」は、不摂生なほど贅沢な気持ちになるから不思議だ。
滅多にない、ご褒美。
美容にも健康にも、悪いことだらけの深夜のビッグマック。
だけど、きっと他のどんなサプリメントでも得られない、贅沢な栄養。
ホテルが近付いたらしい。
「さあ、来たことあるあたりだよ。もうわかるだろ?」
「う〜ん、…はい、わかりました!!この先曲がったら那智さんのお仕事場!!」
「正解。」
他愛もない会話さえも、今夜はとっても贅沢に感じる。
ダイエットや健康志向、体のことを考えるのは大事なことだけど、それに縛られてしまって動けなくなっては元も子もない。
正しいとされることをするべきだし、そうするほうがなんとなく落ち着く。
でも、それにがんじがらめになってないだろうか。
時々味わう「不摂生な幸せ〜」も、きっと体にいいはずだ。
何より心を豊かにしてくれる。
運転手さんが道を間違えてそれに対処している那智さんの横で、ホクホクと安心して贅沢を味わいながら、そんなふうに思っていた。
深夜の500kcalの言い訳として…(笑)
少し気温の下がった深夜の繁華街。
電車はとうに終わってる時間なのにたくさんの人でごった返してる。
それほど長居せずにハプバーを出た。
那智さんもわたしも明日(今日^^)は仕事だから、朝までいるわけにはいかないし、前半で「どわーっ」と飛ばしてしまったからこのまま長くいてもそれほど面白くないだろうと那智さんは判断したみたい。
まな板の上の鯉ショーが終わってほどなく退散した。
あれほど人に晒したけど、那智さんだれにもわたしを触らせなかったな。
きっと那智さんの中で、そこにもひとつ線引きがあるんだろうな。
興奮を冷ますように、外の風に当たりながら腕を組んで歩く。
那智さんと夜の街を歩くの、わたしは大好き、安心してニコニコできるんだ。
「150円でビッグマック食べる?」
携帯のクーポンで出して那智さんが言う。
「どこで食べるんですか?」
「ホテルでもいいし、タクシーでもいいし。」
「はい、食べます^^」
ビッグマックをふたつ。
紙袋をわたしのバッグに押し込んでタクシーを拾うために大通りへ。
那智さんが行き先を告げ、運転手さんに道路の確認をしてる。
いつも深夜まで遊んでも別々のタクシーに乗って別れるから、一緒のタクシーは嬉しい。
行き先も何もかも那智さんに頼り切っていられることが、幸せ。
タクシーは滑るように繁華街を抜けていく。
街灯が明るい。
その街灯をすいすいと追い越してホテルに。
まだ一緒にいられるという、ホクホクした気持ちも心地よく滑る。
ビッグマックを取り出して、ふたりで頬張る。
美味しい。
「なんだか贅沢^^」
またホクホク気分。
「なんで?150円だよ(笑)」
「違います。深夜のビッグマックっていうことが、贅沢な感じなんです。」
「ふ〜ん。」
食べるの早い那智さんはさっさと終わってしまう。
特別、遅いことないわたしだけど、この贅沢な気分を長引かせたくてゆっくり食べる。
景色はどんどん流れている。
深夜のビッグマック。
かなりの不摂生。
美容にも健康にもいいことない。
でも、ホクホクした気持ちで大好きな人と一緒にたまに味わう「不摂生」は、不摂生なほど贅沢な気持ちになるから不思議だ。
滅多にない、ご褒美。
美容にも健康にも、悪いことだらけの深夜のビッグマック。
だけど、きっと他のどんなサプリメントでも得られない、贅沢な栄養。
ホテルが近付いたらしい。
「さあ、来たことあるあたりだよ。もうわかるだろ?」
「う〜ん、…はい、わかりました!!この先曲がったら那智さんのお仕事場!!」
「正解。」
他愛もない会話さえも、今夜はとっても贅沢に感じる。
ダイエットや健康志向、体のことを考えるのは大事なことだけど、それに縛られてしまって動けなくなっては元も子もない。
正しいとされることをするべきだし、そうするほうがなんとなく落ち着く。
でも、それにがんじがらめになってないだろうか。
時々味わう「不摂生な幸せ〜」も、きっと体にいいはずだ。
何より心を豊かにしてくれる。
運転手さんが道を間違えてそれに対処している那智さんの横で、ホクホクと安心して贅沢を味わいながら、そんなふうに思っていた。
深夜の500kcalの言い訳として…(笑)
お泊まり外伝1
独特な幸福感
とんでもない予告をされてどんなに困っても、痛いことをされてどんなに泣いても、「りん子、嬉しそうだよ」とか「そんなにしてほしかったんだ」とか言われてしまう。
そんなことない!!こんなに困ってるのに!!とぶんぶん首を横に振るけど、結果的に幸せになっているんだから、那智さんの読みが正解なのは、否定できない^^;
私自身はわからないのだけど、なにか「嬉しいオーラ」を発してしまっているみたい。
だけど、この前、「嬉しいオーラ」のキーワードがあることをひとつ発見した。
那智さんはそれを目安にしてないと思うのですが、ああわたし、このセリフが出るときはそれを喜んでいるんだな〜と自覚したのです。
「それを他の子にもしたことがありますか?」
「それは、いままでにやったことがありますか?」
那智さんが、なにか予告をしたとき。
いままでやったことないことをはじめてした後。
わたしは時々この質問をする。
だれよりも一番になりたい。
だから、はじめてだったら、「いままではしたいと思わなかったけど、りん子でしたいと思ってくれた」と思えて嬉しいし、経験済みのことなら「わたしでやった ら楽しかった?」と比較する。(那智さん曰く、この比較は無意味。しかも那智さんの答え如何では逆に悲しくなったりもする 笑)
わたしは一番だって思いたいから、この質問をしているのだと思ってた。
それも、もちろんあるんだけど、それだけじゃなくて、この言葉は「それ嬉しかったです」の表れだったみたいなのです。
自分で気付いて、ちょっと情けない…。
で、そこから感じたことは、後に書きますが、今回のお泊まりでわたしはそのキーワードを2回発動したのです。
まずはそのお話から…。
今度は、お泊まり外伝^^
朝、コーヒーを煎れた那智さんがベッドサイドに腰掛けてわたしの手を引く。
那智さんの前に来るように促されて、下に向けてくっと引く。
四つん這い。
ベッドサイドに腰掛けた那智さんの前に、裸のわたしが四つん這いになった。
何が起こるんだろう。
不安が横切る。
熱くて硬い感触が背中にあたる。
コーヒーカップだ。
わたし「テーブル」になってるんだ。
カップが倒れないように、背中の平らな場所を慎重に探ってる様子から、那智さんがわたしをテーブルにしようとして、四つん這いにさせたことを理解した。
だから、わたしもなるべく置きやすいように背中をまっすぐにする。
肩甲骨の辺りに置かれた。
じわっと熱さが滲みてくる。
じっとしていないと…。
不安定な状態で置かれているコーヒーカップ。
ちょっとバランスを崩したら、簡単に倒れてしまうだろう。
煎れたての熱いコーヒーが、背中や首、髪に頬を痛めつける。
ホテルの絨毯を汚してしまう。
それは避けたい。
だから、慎重に慎重に、じっとしてなくちゃ。
テレビから朝の番組の音が流れてる。
コンタクトを外しているから、視線の先の絨毯に伸びてる自分の手がぼやけて見える。
絶対に動いたらいけない。
背中に神経を集中させて、ほんとうのテーブルのように動かずにいる。
カップが倒れたら、大変なことになるもの。
…嬉しい。
すごくすごく嬉しい。
動いちゃいけない。
だけど、わたしは心の中でスキップしてるみたい。
絨毯に付いてる不安気な両手が、小刻みに揺れる背中が、全身で喜んでる。
テーブルになっていることが、こんなに嬉しいなんて、どうかしてる。
那智さんのお役に立てて嬉しい、こんな献身の気持ちはない。
物扱いされて屈辱を味わって、その被虐感で感じてるというのも違う。
那智さんに人間じゃない「なにか」にされることが、嬉しい。
犬だったり、芋虫だったり。
でも、物として扱われたのははじめてかもしれない。
いままでおしっこやうんこを手や口で受けたことはあるけど、那智さんはあれを「便器」とは思ってない。
「はい、あげるね」という気持ちからだ。
う〜ん、これも「テーブルにしてあげるね」という感覚かもしれないけど、性的もなにもない、普通にテーブルだから、はじめてのことに思う。
コーヒーを飲み、またカップを背中に戻す。
カップを置いたままタバコに火を着けて、何食わぬ様子でテレビを観ている。
その、当然のようにテーブルにされていることが嬉しい。
こぼしたら大変なこのとになる。
緊張して、でも、喜びでいっぱいのテーブルになる。
性的に興奮して意識が朦朧とするというよりは、犬が大喜びでキャンキャンと尻尾振ってる感じかな。(あっ、でも、きっと濡れてる^^;)
カップが離れた。
今回は那智さんもはじめての思いつきで、お試し感覚だったのだろう、テーブルでいる時間は短かった。
残念…。
まだ、じっとしてる。
いきなり熱い刺激が背中を痛めつけた。
熱い!!
コーヒー?
それともお湯?
背中に垂らされた。
下を向いているから様子がわからない。
少なくない量の熱いお湯が背中を襲う。
あああ、熱い、でも、嬉しくて、幸せ。
幸い、それほどの熱湯ではなかったようで、熱さ自体では身を捩るほどではなかった。
いつくるかという怖さだけだ。
でも、それだけなら、もう那智さんに委ねてしまっているこの状態では、怖さではなくなってる。
酷いことをして可愛がってもらってる喜びだけ。
背中に刺激が当たるたびに、ビクッとして、体を伝うお湯のようにじわっと幸福を味わう。
「だいぶ冷めちゃってるね。(笑)いいよ、座りな。」
じっと耐えられているわたしを見て、これもおしまい。
ジェットコースターのような翻弄される時間ではなかったけど、この「テーブルになる」ことが思いの外嬉しくて、しばらく絨毯に座り込んでいた。
それにしても、なんでこんなことがいいのだろう?
およそ、好きな女性に対してすることではないこと、ビンタや鞭、足蹴にしたり、物扱い、それを那智さんにしてもらうことが、なんでこんなにいいのだろう?
不思議。
あ、でも、それが「SM」ってやつか!?
ただただ、可愛がってもらってる、そう思う、それがSMかどうかはわからないけど。
後日、「はじめてでしたか?」と質問して、ああわたし嬉しいときにこう聞くんだなと気付くのでした。
その話はまた後ほど。
あとひとつ「したことあります?」と聞いた「ノロケ」を次回に^^(もうノロケって宣言しときます!!)
とんでもない予告をされてどんなに困っても、痛いことをされてどんなに泣いても、「りん子、嬉しそうだよ」とか「そんなにしてほしかったんだ」とか言われてしまう。
そんなことない!!こんなに困ってるのに!!とぶんぶん首を横に振るけど、結果的に幸せになっているんだから、那智さんの読みが正解なのは、否定できない^^;
私自身はわからないのだけど、なにか「嬉しいオーラ」を発してしまっているみたい。
だけど、この前、「嬉しいオーラ」のキーワードがあることをひとつ発見した。
那智さんはそれを目安にしてないと思うのですが、ああわたし、このセリフが出るときはそれを喜んでいるんだな〜と自覚したのです。
「それを他の子にもしたことがありますか?」
「それは、いままでにやったことがありますか?」
那智さんが、なにか予告をしたとき。
いままでやったことないことをはじめてした後。
わたしは時々この質問をする。
だれよりも一番になりたい。
だから、はじめてだったら、「いままではしたいと思わなかったけど、りん子でしたいと思ってくれた」と思えて嬉しいし、経験済みのことなら「わたしでやった ら楽しかった?」と比較する。(那智さん曰く、この比較は無意味。しかも那智さんの答え如何では逆に悲しくなったりもする 笑)
わたしは一番だって思いたいから、この質問をしているのだと思ってた。
それも、もちろんあるんだけど、それだけじゃなくて、この言葉は「それ嬉しかったです」の表れだったみたいなのです。
自分で気付いて、ちょっと情けない…。
で、そこから感じたことは、後に書きますが、今回のお泊まりでわたしはそのキーワードを2回発動したのです。
まずはそのお話から…。
今度は、お泊まり外伝^^
朝、コーヒーを煎れた那智さんがベッドサイドに腰掛けてわたしの手を引く。
那智さんの前に来るように促されて、下に向けてくっと引く。
四つん這い。
ベッドサイドに腰掛けた那智さんの前に、裸のわたしが四つん這いになった。
何が起こるんだろう。
不安が横切る。
熱くて硬い感触が背中にあたる。
コーヒーカップだ。
わたし「テーブル」になってるんだ。
カップが倒れないように、背中の平らな場所を慎重に探ってる様子から、那智さんがわたしをテーブルにしようとして、四つん這いにさせたことを理解した。
だから、わたしもなるべく置きやすいように背中をまっすぐにする。
肩甲骨の辺りに置かれた。
じわっと熱さが滲みてくる。
じっとしていないと…。
不安定な状態で置かれているコーヒーカップ。
ちょっとバランスを崩したら、簡単に倒れてしまうだろう。
煎れたての熱いコーヒーが、背中や首、髪に頬を痛めつける。
ホテルの絨毯を汚してしまう。
それは避けたい。
だから、慎重に慎重に、じっとしてなくちゃ。
テレビから朝の番組の音が流れてる。
コンタクトを外しているから、視線の先の絨毯に伸びてる自分の手がぼやけて見える。
絶対に動いたらいけない。
背中に神経を集中させて、ほんとうのテーブルのように動かずにいる。
カップが倒れたら、大変なことになるもの。
…嬉しい。
すごくすごく嬉しい。
動いちゃいけない。
だけど、わたしは心の中でスキップしてるみたい。
絨毯に付いてる不安気な両手が、小刻みに揺れる背中が、全身で喜んでる。
テーブルになっていることが、こんなに嬉しいなんて、どうかしてる。
那智さんのお役に立てて嬉しい、こんな献身の気持ちはない。
物扱いされて屈辱を味わって、その被虐感で感じてるというのも違う。
那智さんに人間じゃない「なにか」にされることが、嬉しい。
犬だったり、芋虫だったり。
でも、物として扱われたのははじめてかもしれない。
いままでおしっこやうんこを手や口で受けたことはあるけど、那智さんはあれを「便器」とは思ってない。
「はい、あげるね」という気持ちからだ。
う〜ん、これも「テーブルにしてあげるね」という感覚かもしれないけど、性的もなにもない、普通にテーブルだから、はじめてのことに思う。
コーヒーを飲み、またカップを背中に戻す。
カップを置いたままタバコに火を着けて、何食わぬ様子でテレビを観ている。
その、当然のようにテーブルにされていることが嬉しい。
こぼしたら大変なこのとになる。
緊張して、でも、喜びでいっぱいのテーブルになる。
性的に興奮して意識が朦朧とするというよりは、犬が大喜びでキャンキャンと尻尾振ってる感じかな。(あっ、でも、きっと濡れてる^^;)
カップが離れた。
今回は那智さんもはじめての思いつきで、お試し感覚だったのだろう、テーブルでいる時間は短かった。
残念…。
まだ、じっとしてる。
いきなり熱い刺激が背中を痛めつけた。
熱い!!
コーヒー?
それともお湯?
背中に垂らされた。
下を向いているから様子がわからない。
少なくない量の熱いお湯が背中を襲う。
あああ、熱い、でも、嬉しくて、幸せ。
幸い、それほどの熱湯ではなかったようで、熱さ自体では身を捩るほどではなかった。
いつくるかという怖さだけだ。
でも、それだけなら、もう那智さんに委ねてしまっているこの状態では、怖さではなくなってる。
酷いことをして可愛がってもらってる喜びだけ。
背中に刺激が当たるたびに、ビクッとして、体を伝うお湯のようにじわっと幸福を味わう。
「だいぶ冷めちゃってるね。(笑)いいよ、座りな。」
じっと耐えられているわたしを見て、これもおしまい。
ジェットコースターのような翻弄される時間ではなかったけど、この「テーブルになる」ことが思いの外嬉しくて、しばらく絨毯に座り込んでいた。
それにしても、なんでこんなことがいいのだろう?
およそ、好きな女性に対してすることではないこと、ビンタや鞭、足蹴にしたり、物扱い、それを那智さんにしてもらうことが、なんでこんなにいいのだろう?
不思議。
あ、でも、それが「SM」ってやつか!?
ただただ、可愛がってもらってる、そう思う、それがSMかどうかはわからないけど。
後日、「はじめてでしたか?」と質問して、ああわたし嬉しいときにこう聞くんだなと気付くのでした。
その話はまた後ほど。
あとひとつ「したことあります?」と聞いた「ノロケ」を次回に^^(もうノロケって宣言しときます!!)