最良の選択4
非日常的な日常
どうしよう、スカートの裾から20cm…25cmは尻尾が出てる。
両足の間にフサフサの尻尾。
那智さんが笑って「かわいい」って言うのもわかる。
なんかのキャラクターみたいだもの。
なんかのキャラならかわいいかもしれないけど、いい年した普通の女が普通の街中でするには違和感あり過ぎの格好だ。
今回はかなりお願いした。
もう代替え案なんて提示する余裕もなく、ただただ懇願。
そんなんで「いいよ」って言ってくれるはずもなく。
却下。
一緒に歩く那智さんだって恥ずかしいでしょ!?
そんなことおかまいなしで、却下。
「さあ、行くよ。」
こそこそと早足でマ○○を出る。
ああ、もう恥ずかしい。
歩くたびに尻尾がピョンピョン揺れる。
那智さんが一歩下がって全体像を見ようとする。
やめて!!とにかくちょっとでも目立つことはしないで!!
大慌てでささやく(大声出せないからね)けど、無視される。
「あ〜あ、すごいね(笑)ピョンピョン跳ねてるよ!!」
うう、あまりの恥ずかしさに叫び出してしまいそう。
叫ばないように那智さんの腕にグッとしがみついて腕を組む。
那智さんを共犯にしてしまおう。
「りん子、知ってた?俺と腕組むとその方が目立つんだよ(笑)」
明らかに女のわたしのほうが背が高いカップルは、そうなの、腕組むだけでちょっと人目を引くの(泣)。
どうしていいかわからず、また腕を離す。
もう、ぐちゃぐちゃ。
ホテルのそばのコンビニ前に着いた。
自動販売機でお茶を買うために立ち止まると、男性が追い抜きざまにわたしのほうを覗き込む。
顔を伏せる。
ああ、恥ずかしい。
でも、とにかく一安心。大通りからは少し奥に入った。
この先はホテル街。
コンビニの前を通る。
「ここから坂までじゃなくていいの?」
確かに、実際見てみると距離は短い15mくらい?
でも、普通に人が歩いてる。
やっぱりここではわんこになれない。
「ここじゃないほうがいいです。」
ホテル街に入る角まで来た。
すぐ向かいで工事をしていて警備員がいる。
道路を挟んだその距離5m。
「坂の下からっていったら、ここからだよな〜。」
「お願いします。もうちょっと上からにしてください。」
ちょっと入ればホテルが立ち並んでいる。
なんとなく、その数mだけでも、世界が違うように気休めでも思うのだ。
「え〜、ここからだろ〜(笑)でもな、警備員がいるんだよね。」
那智さんのルールで、お外で変なことをするときには、先客がいたらしない、してる最中にいらしてしまったら「ごめんなさい」と思ってするというのがある。
そのルールに従えば、目の前にずっといる警備員の前でこれ見よがしにするのは避けたいということだ。
「いなくなんないかな…。」
いなくならないで!!警備員がいれば那智さんここからのわんこを諦めてくれるかもしれない。
でも、「ま、いいか!!」とはじめてしまう可能性もゼロじゃないから、そしたらいなくなって!!
那智さんは様子を伺い、わたしはヘロヘロ状態でごねて、端から見たら「ホテルに誘ってるけどごねられてる」別な意味で恥ずかしい状態だろうな(笑)
しかも今日はやけに人が多い。
坂の前の歩道も、坂を昇っていく人も、宅配業者やカップル。
こんな中で四つん這いになれないよ。
「上からいくか。」
警備員の存在が邪魔と判断して、坂の上からホテルまでの下りをお散歩にすることを選んだようだ。
やっぱりやめにはならないのね。
どんどんと坂を上っていく。
突き当たりT字路に着いた。
左右見渡しても、今日は人がいる。
ぽつぽつとではあるけど、飲食店の人や業者の人。
「怖いです、那智さん。人がいっぱいいる。」
「そうだね〜。」
そう言って、首輪にリードをカチャリと付けた。
少しずつ、その時が近付いてる。
ほんとに?わたしはほんとに、ここで四つん這いになるの?
前もここでわんこになった。
でも、その時は坂の途中からだったから、距離は半分くらいだった。
信じられない。
カップルがホテルから出て来て坂を下ってる。
そのあとを追うように「行くか?」
だめ!!カップルが振り返ったらびっくりするもの。電柱の影に隠れて首を振る。
若い女性が一人坂を上がって来た。
「女ならいっか!!」(っていうか、女性に見せて驚かせて面白がりたいんだ、那智さん)
「女性だから、いやです(泣)」
また、電柱とお友達のわたし。
やっぱり「無理矢理ホテルに誘おうとしてる男と、ごねてる女」の図^^;
カップルもいなくなった、女性も通り過ぎた、ずっと先のほうに宅配業者の男性がいるだけだ。
「靴脱いで。」
パンプスを脱ぎ、それを那智さんのバッグに入れる。
黒いハイソックス越しにアスファルトの硬さを感じる。
ほんとに、ここで四つん這いになるの?
まだ、信じられない。
「お外で四つん這い」は、あとから反芻するには、驚愕を伴った甘い蜜だ。
なんてことをしたんだと奈落の底に落ちるような驚愕と、なんとも甘い、ほかでは味わえない甘いものがこみ上げてくる。
だから、またしてほしくなる。
麻薬のようだ。
でも、それをする、直前の怖さは、どうしても拭い去れない。
実害の怖さはないことはないけど、いきなりそれで殺されることはないだろう。
顔を伏せているからわたしだってわからないはずだ。
「一般常識からかけ離れた異常なことをする」という怖さ。
それを人に見られるという怖さ。
でも、それらは快感と表裏一体なんだ。
驚愕と甘い蜜。
クッとリードを引かれた。
やる、やらない、その瞬間、わたしに選ぶ権利がなくなった。
ううん、選ぶ権利を放棄した。
おずおずとアスファルトに手を付く。
今日はずっと「素」のままだ。
うつむいてるしいっぱいいっぱいで周りが見えてないけど、それでもどこか夢中になれない。
それでも、お尻を上げ、四つん這いになる。
那智さんが歩き始めた。
昨日の電話で言っていた「今度はゆっくり歩こう、膝怪我しちゃうからね」、その通りにしている。
前回はぐいぐいと引っ張られるようにしていたから、那智さんの靴の踵だけを見て引きずられないように必死に歩いていた。
今日は、那智さんの靴がわたしの横にある。
ゆっくりゆっくり歩いている。
ほんとに「お散歩」だ。
ペタペタと手を付き、膝にゴツゴツとアスファルトは痛い。
時々、膝で尻尾を踏んで、引き抜かれてしまいそうで、ちょっと慌てたり。
やっぱりどこか冷静だ。
「後ろから車が来た。」
歩く速度が更に遅くなる。
「いや、…那智さん、…怖いです。」
「素」のままだけど、必死なことには変わりなく、これが声になって那智さんに届いてるかわからない。
「今度は、前からバイクだ。」
バイクのエンジン音が近付き、去っていく。
長い。
速度も遅いから、とても長く感じる。
早く、お願い早くホテルに着いて。
怖いままだ。
「また、後ろから車だ。」
後方から車の音。
運転してる人には、わたしはどんな風に見えてるのだろう。
那智さんが速度を落として車をやり過ごそうとしてる。
その車は、わざと最徐行にしているらしく、なかなか通り過ぎていく気配がしない。
那智さんがもっとゆっくり歩き、やっと追い抜いていった。
必死ではあるけど、なんだか那智さんの足下の幸せや、異常なことをしている快感を感じられないままにホテルの入り口に着いた。
「はい、たっち。」
それを合図に立ち上がりホテルのドアに繋がる階段を上がった。
ああ、この言葉。(あはは、きっとこれを発した那智さんが一番公表されて恥ずかしいかもしれない^^)
これに感じるわたしはおかしい。(わたしも恥ずかしいです^^;)
でも、この「小さい子」に向けるような言葉が、それまでのわたしの「緊張」や「素」や「恐怖」、全部を解凍させてしまった。
ここではじめて、腰が砕けるような気持ち良さを味わうのだった。
自動ドアを入り、部屋を選ぶ那智さん。
そこに近づけないほど、ドアのすぐそばでへたれ込んで動けなくなってしまった。
なにもかも溶けちゃった。
鏡になってる壁にもたれかかって、フロントでやり取りしてる様子を遠くに感じてる。
その鏡に映ったわたしの顔は、惚けていて幸せそうだった。
餌とおしっこで、わたしがおしっこを選んだ時点で、この日のおしっこの可能性は低いなと那智さんは計画していたらしい。
おしっこが止められなかったときなどのリスクが大きいと思ったからだ。
「まあ、道路でなんか食べてても法律違反じゃないからね」
それは、もちろんわたしには内緒(泣)
わたしは、時々「二者択一」を迫られる。
優しくていじわるな那智さんに、選ばせてもらってる。
那智さんは、いろんな危険を排除して、いかに自分とわたしが満足できるか、常に選んでくれてる。
この連続には、頭の下がる思いです。
で、今回はひとつ選択を誤ったらしい。
後ろから車が近付いてきたとき。
速度を落として追い抜かされるのを待つのではなくて、立ち止まって振り返り車を見てやり過ごす。
こっちのほうが「勝ち」なんだそう。
勝ち負けじゃないと思うのですが、この感覚那智さんにはあるのよね。
「立ち止まって、堂々と『どうぞ〜』ってすればよかった(笑)…今度はそうしよう^^」
今度があるんですね…。
最良の選択はいつか必ず試されるだろう。
済んでしまったいま、したことのすごさに驚愕し、それでも甘い思い出としてわたしを支配して離さない。
どうしよう、スカートの裾から20cm…25cmは尻尾が出てる。
両足の間にフサフサの尻尾。
那智さんが笑って「かわいい」って言うのもわかる。
なんかのキャラクターみたいだもの。
なんかのキャラならかわいいかもしれないけど、いい年した普通の女が普通の街中でするには違和感あり過ぎの格好だ。
今回はかなりお願いした。
もう代替え案なんて提示する余裕もなく、ただただ懇願。
そんなんで「いいよ」って言ってくれるはずもなく。
却下。
一緒に歩く那智さんだって恥ずかしいでしょ!?
そんなことおかまいなしで、却下。
「さあ、行くよ。」
こそこそと早足でマ○○を出る。
ああ、もう恥ずかしい。
歩くたびに尻尾がピョンピョン揺れる。
那智さんが一歩下がって全体像を見ようとする。
やめて!!とにかくちょっとでも目立つことはしないで!!
大慌てでささやく(大声出せないからね)けど、無視される。
「あ〜あ、すごいね(笑)ピョンピョン跳ねてるよ!!」
うう、あまりの恥ずかしさに叫び出してしまいそう。
叫ばないように那智さんの腕にグッとしがみついて腕を組む。
那智さんを共犯にしてしまおう。
「りん子、知ってた?俺と腕組むとその方が目立つんだよ(笑)」
明らかに女のわたしのほうが背が高いカップルは、そうなの、腕組むだけでちょっと人目を引くの(泣)。
どうしていいかわからず、また腕を離す。
もう、ぐちゃぐちゃ。
ホテルのそばのコンビニ前に着いた。
自動販売機でお茶を買うために立ち止まると、男性が追い抜きざまにわたしのほうを覗き込む。
顔を伏せる。
ああ、恥ずかしい。
でも、とにかく一安心。大通りからは少し奥に入った。
この先はホテル街。
コンビニの前を通る。
「ここから坂までじゃなくていいの?」
確かに、実際見てみると距離は短い15mくらい?
でも、普通に人が歩いてる。
やっぱりここではわんこになれない。
「ここじゃないほうがいいです。」
ホテル街に入る角まで来た。
すぐ向かいで工事をしていて警備員がいる。
道路を挟んだその距離5m。
「坂の下からっていったら、ここからだよな〜。」
「お願いします。もうちょっと上からにしてください。」
ちょっと入ればホテルが立ち並んでいる。
なんとなく、その数mだけでも、世界が違うように気休めでも思うのだ。
「え〜、ここからだろ〜(笑)でもな、警備員がいるんだよね。」
那智さんのルールで、お外で変なことをするときには、先客がいたらしない、してる最中にいらしてしまったら「ごめんなさい」と思ってするというのがある。
そのルールに従えば、目の前にずっといる警備員の前でこれ見よがしにするのは避けたいということだ。
「いなくなんないかな…。」
いなくならないで!!警備員がいれば那智さんここからのわんこを諦めてくれるかもしれない。
でも、「ま、いいか!!」とはじめてしまう可能性もゼロじゃないから、そしたらいなくなって!!
那智さんは様子を伺い、わたしはヘロヘロ状態でごねて、端から見たら「ホテルに誘ってるけどごねられてる」別な意味で恥ずかしい状態だろうな(笑)
しかも今日はやけに人が多い。
坂の前の歩道も、坂を昇っていく人も、宅配業者やカップル。
こんな中で四つん這いになれないよ。
「上からいくか。」
警備員の存在が邪魔と判断して、坂の上からホテルまでの下りをお散歩にすることを選んだようだ。
やっぱりやめにはならないのね。
どんどんと坂を上っていく。
突き当たりT字路に着いた。
左右見渡しても、今日は人がいる。
ぽつぽつとではあるけど、飲食店の人や業者の人。
「怖いです、那智さん。人がいっぱいいる。」
「そうだね〜。」
そう言って、首輪にリードをカチャリと付けた。
少しずつ、その時が近付いてる。
ほんとに?わたしはほんとに、ここで四つん這いになるの?
前もここでわんこになった。
でも、その時は坂の途中からだったから、距離は半分くらいだった。
信じられない。
カップルがホテルから出て来て坂を下ってる。
そのあとを追うように「行くか?」
だめ!!カップルが振り返ったらびっくりするもの。電柱の影に隠れて首を振る。
若い女性が一人坂を上がって来た。
「女ならいっか!!」(っていうか、女性に見せて驚かせて面白がりたいんだ、那智さん)
「女性だから、いやです(泣)」
また、電柱とお友達のわたし。
やっぱり「無理矢理ホテルに誘おうとしてる男と、ごねてる女」の図^^;
カップルもいなくなった、女性も通り過ぎた、ずっと先のほうに宅配業者の男性がいるだけだ。
「靴脱いで。」
パンプスを脱ぎ、それを那智さんのバッグに入れる。
黒いハイソックス越しにアスファルトの硬さを感じる。
ほんとに、ここで四つん這いになるの?
まだ、信じられない。
「お外で四つん這い」は、あとから反芻するには、驚愕を伴った甘い蜜だ。
なんてことをしたんだと奈落の底に落ちるような驚愕と、なんとも甘い、ほかでは味わえない甘いものがこみ上げてくる。
だから、またしてほしくなる。
麻薬のようだ。
でも、それをする、直前の怖さは、どうしても拭い去れない。
実害の怖さはないことはないけど、いきなりそれで殺されることはないだろう。
顔を伏せているからわたしだってわからないはずだ。
「一般常識からかけ離れた異常なことをする」という怖さ。
それを人に見られるという怖さ。
でも、それらは快感と表裏一体なんだ。
驚愕と甘い蜜。
クッとリードを引かれた。
やる、やらない、その瞬間、わたしに選ぶ権利がなくなった。
ううん、選ぶ権利を放棄した。
おずおずとアスファルトに手を付く。
今日はずっと「素」のままだ。
うつむいてるしいっぱいいっぱいで周りが見えてないけど、それでもどこか夢中になれない。
それでも、お尻を上げ、四つん這いになる。
那智さんが歩き始めた。
昨日の電話で言っていた「今度はゆっくり歩こう、膝怪我しちゃうからね」、その通りにしている。
前回はぐいぐいと引っ張られるようにしていたから、那智さんの靴の踵だけを見て引きずられないように必死に歩いていた。
今日は、那智さんの靴がわたしの横にある。
ゆっくりゆっくり歩いている。
ほんとに「お散歩」だ。
ペタペタと手を付き、膝にゴツゴツとアスファルトは痛い。
時々、膝で尻尾を踏んで、引き抜かれてしまいそうで、ちょっと慌てたり。
やっぱりどこか冷静だ。
「後ろから車が来た。」
歩く速度が更に遅くなる。
「いや、…那智さん、…怖いです。」
「素」のままだけど、必死なことには変わりなく、これが声になって那智さんに届いてるかわからない。
「今度は、前からバイクだ。」
バイクのエンジン音が近付き、去っていく。
長い。
速度も遅いから、とても長く感じる。
早く、お願い早くホテルに着いて。
怖いままだ。
「また、後ろから車だ。」
後方から車の音。
運転してる人には、わたしはどんな風に見えてるのだろう。
那智さんが速度を落として車をやり過ごそうとしてる。
その車は、わざと最徐行にしているらしく、なかなか通り過ぎていく気配がしない。
那智さんがもっとゆっくり歩き、やっと追い抜いていった。
必死ではあるけど、なんだか那智さんの足下の幸せや、異常なことをしている快感を感じられないままにホテルの入り口に着いた。
「はい、たっち。」
それを合図に立ち上がりホテルのドアに繋がる階段を上がった。
ああ、この言葉。(あはは、きっとこれを発した那智さんが一番公表されて恥ずかしいかもしれない^^)
これに感じるわたしはおかしい。(わたしも恥ずかしいです^^;)
でも、この「小さい子」に向けるような言葉が、それまでのわたしの「緊張」や「素」や「恐怖」、全部を解凍させてしまった。
ここではじめて、腰が砕けるような気持ち良さを味わうのだった。
自動ドアを入り、部屋を選ぶ那智さん。
そこに近づけないほど、ドアのすぐそばでへたれ込んで動けなくなってしまった。
なにもかも溶けちゃった。
鏡になってる壁にもたれかかって、フロントでやり取りしてる様子を遠くに感じてる。
その鏡に映ったわたしの顔は、惚けていて幸せそうだった。
餌とおしっこで、わたしがおしっこを選んだ時点で、この日のおしっこの可能性は低いなと那智さんは計画していたらしい。
おしっこが止められなかったときなどのリスクが大きいと思ったからだ。
「まあ、道路でなんか食べてても法律違反じゃないからね」
それは、もちろんわたしには内緒(泣)
わたしは、時々「二者択一」を迫られる。
優しくていじわるな那智さんに、選ばせてもらってる。
那智さんは、いろんな危険を排除して、いかに自分とわたしが満足できるか、常に選んでくれてる。
この連続には、頭の下がる思いです。
で、今回はひとつ選択を誤ったらしい。
後ろから車が近付いてきたとき。
速度を落として追い抜かされるのを待つのではなくて、立ち止まって振り返り車を見てやり過ごす。
こっちのほうが「勝ち」なんだそう。
勝ち負けじゃないと思うのですが、この感覚那智さんにはあるのよね。
「立ち止まって、堂々と『どうぞ〜』ってすればよかった(笑)…今度はそうしよう^^」
今度があるんですね…。
最良の選択はいつか必ず試されるだろう。
済んでしまったいま、したことのすごさに驚愕し、それでも甘い思い出としてわたしを支配して離さない。
M女余り?
りん子的独り言(生意気)
SMって、サディストとマゾヒストのSとMですよね。
それぞれ小説家の名前から由来してることは知られていますが、その加虐と被虐で性的興奮を覚える性癖がサディズムとマゾヒズムと名付けられた当初から比べたら、いまの日本で一般的に使われているSMって様変わりしちゃっていると思うのです。
時々わたしがブログの中で書いてる「性癖M」と「性格M」。
これのね、性癖MがそもそものMなんだろうな。
それでも、サド侯爵の話に比べたら、いまわたしたちが使っている被虐で興奮する内容も変化してると思うけど、広く性癖としてのMが、それなんだと思う。
O嬢のように、選択の余地なく鞭で打たれ、焼印をされる。
これに興奮する。
でも、その「有無を言わせず」という部分が「服従」という種類の言葉で表されて、わたしたちはS=支配する人、M=支配される人と認識するようになっている?
もちろん、あり得ない苦痛により快感を覚え、その快感によって支配されてしまうとも言えるけど、なんていうのかな「なんでも言うことを聞く人」ってすり替わってる感じがする。
そうすると、わたしのように「性格M」を強く持ってる女は、なんでも言うことを聞きたい、支配されたいと、これをM願望と思い、叶うのかもしれないと相手を探す。
わたしは、性癖も性格もMだと思ってる。
これね、微妙にリンクしてるよね。
どちらかだけって人もいるでしょうけど、多分、両方持ってる人が多いと思う、どちらかに比重が掛かってて千差万別だろう。
でね、「誰かに従いたい」「跪ける存在がほしい」そう思う性格Mは、SM的な行為の中で有無を言わせない圧倒的な存在を確認しようと、一歩踏み出すところがあると思うの。
恥ずかしいけど従うしかない。
痛いけど言う通りにする。
性癖もリンクしてるから、それで濡れる。
SMの行為の中で、その被虐願望と従いたい願望が満たされれば、問題ない。
でも、わたし自身について言えば、その性格Mはね、底なし。(怖いのよ〜)
基本的に「誰かに従いたい」なんて思うこと自体、自分の土台がしっかりしてない自律できてない女なので、性的な行いだけ「従う」だけじゃ、根本的に満たされない。
最初はSMとして、プレイの中で「従う」ことで満足できると思っているけど、ほんとは違う穴を埋めたいのだと気付く。(自覚してない場合もある)
そうすると、ご主人様と名乗る人に、全人格を支配してもらって、導いてもらいたいと、底なしに渇望してしまうのだ。(ほんとはね、従って「褒めてもらいた い」っていうのが一番根底にあるんだな。だから、このタイプに奴隷ゆえの「無償の愛」なんてほんとは求めても、無理なの 笑)
で、結局何が言いたいかってね。
純粋に「加虐」と「被虐」を求めている者同士ならそれでいい。
でも、よく出会い系とかで「心も体も支配したい」なんて謳い文句で、エッチの場面で都合良く言うことをきく女性を求めていると、あなたに従いますなんてか わいいかわいいM女さんがやって来るかもしれないけど、それって、底なしに「満たして満たして」って浸食してくることになるように思うのです。
現代の日本のSMから想像する「支配したい」と「支配されたい」という思いには、温度差があるように思う。
「支配されたい欲」は、不安定な土台を全部含めて包み込んでほしいということの現れ。
でも、そんな面倒くさいことしてくれる人そんなにいないと思うから、満たしきれていないMはけっこういると思うのだ。(わたしは10年、彷徨ってた 笑 いまでもそんな簡単に支配なんて言葉使いたくないし)
だって、全人格を丸抱えにして女性を支配したなんて思って出会い系に登録してるS男性そんなにいないよね!?
だからね、いまの日本の一般的なSM観で見渡せば、深層部分で以外とM女余りだったりして!!…エッチな出会いでは圧倒的に女性不足だと思うけど、ここだけ逆転現象が起こってる!?なーんて思うのでした。
わたし自身も、底なしになり過ぎないように、一生懸命「客観視」の努力です^^
マルキ・ド・サドも「そんなつもりで加虐嗜好を書いたんじゃなかったんだけど…」なんて天国(地獄?)から思ってたりして^^
説明、難しいなぁ^^;
訳わかんないこと、言ってる?
こんな話をお酒のつまみにしながらだったら、楽しいだろうし、上手に伝えられるかもしれないな〜。
ここまで書いてアップして、改めてブログ巡りしてみると、わたしにはとてもできそうもないことをされている方々もたくさんいて、頭の下がる思いです。
満たして〜って底なしに浸食してるのは、わたしだけかもしれない!?
ちょっと反省。
でも、そういう女なので、しょうがない(笑)
SMって、サディストとマゾヒストのSとMですよね。
それぞれ小説家の名前から由来してることは知られていますが、その加虐と被虐で性的興奮を覚える性癖がサディズムとマゾヒズムと名付けられた当初から比べたら、いまの日本で一般的に使われているSMって様変わりしちゃっていると思うのです。
時々わたしがブログの中で書いてる「性癖M」と「性格M」。
これのね、性癖MがそもそものMなんだろうな。
それでも、サド侯爵の話に比べたら、いまわたしたちが使っている被虐で興奮する内容も変化してると思うけど、広く性癖としてのMが、それなんだと思う。
O嬢のように、選択の余地なく鞭で打たれ、焼印をされる。
これに興奮する。
でも、その「有無を言わせず」という部分が「服従」という種類の言葉で表されて、わたしたちはS=支配する人、M=支配される人と認識するようになっている?
もちろん、あり得ない苦痛により快感を覚え、その快感によって支配されてしまうとも言えるけど、なんていうのかな「なんでも言うことを聞く人」ってすり替わってる感じがする。
そうすると、わたしのように「性格M」を強く持ってる女は、なんでも言うことを聞きたい、支配されたいと、これをM願望と思い、叶うのかもしれないと相手を探す。
わたしは、性癖も性格もMだと思ってる。
これね、微妙にリンクしてるよね。
どちらかだけって人もいるでしょうけど、多分、両方持ってる人が多いと思う、どちらかに比重が掛かってて千差万別だろう。
でね、「誰かに従いたい」「跪ける存在がほしい」そう思う性格Mは、SM的な行為の中で有無を言わせない圧倒的な存在を確認しようと、一歩踏み出すところがあると思うの。
恥ずかしいけど従うしかない。
痛いけど言う通りにする。
性癖もリンクしてるから、それで濡れる。
SMの行為の中で、その被虐願望と従いたい願望が満たされれば、問題ない。
でも、わたし自身について言えば、その性格Mはね、底なし。(怖いのよ〜)
基本的に「誰かに従いたい」なんて思うこと自体、自分の土台がしっかりしてない自律できてない女なので、性的な行いだけ「従う」だけじゃ、根本的に満たされない。
最初はSMとして、プレイの中で「従う」ことで満足できると思っているけど、ほんとは違う穴を埋めたいのだと気付く。(自覚してない場合もある)
そうすると、ご主人様と名乗る人に、全人格を支配してもらって、導いてもらいたいと、底なしに渇望してしまうのだ。(ほんとはね、従って「褒めてもらいた い」っていうのが一番根底にあるんだな。だから、このタイプに奴隷ゆえの「無償の愛」なんてほんとは求めても、無理なの 笑)
で、結局何が言いたいかってね。
純粋に「加虐」と「被虐」を求めている者同士ならそれでいい。
でも、よく出会い系とかで「心も体も支配したい」なんて謳い文句で、エッチの場面で都合良く言うことをきく女性を求めていると、あなたに従いますなんてか わいいかわいいM女さんがやって来るかもしれないけど、それって、底なしに「満たして満たして」って浸食してくることになるように思うのです。
現代の日本のSMから想像する「支配したい」と「支配されたい」という思いには、温度差があるように思う。
「支配されたい欲」は、不安定な土台を全部含めて包み込んでほしいということの現れ。
でも、そんな面倒くさいことしてくれる人そんなにいないと思うから、満たしきれていないMはけっこういると思うのだ。(わたしは10年、彷徨ってた 笑 いまでもそんな簡単に支配なんて言葉使いたくないし)
だって、全人格を丸抱えにして女性を支配したなんて思って出会い系に登録してるS男性そんなにいないよね!?
だからね、いまの日本の一般的なSM観で見渡せば、深層部分で以外とM女余りだったりして!!…エッチな出会いでは圧倒的に女性不足だと思うけど、ここだけ逆転現象が起こってる!?なーんて思うのでした。
わたし自身も、底なしになり過ぎないように、一生懸命「客観視」の努力です^^
マルキ・ド・サドも「そんなつもりで加虐嗜好を書いたんじゃなかったんだけど…」なんて天国(地獄?)から思ってたりして^^
説明、難しいなぁ^^;
訳わかんないこと、言ってる?
こんな話をお酒のつまみにしながらだったら、楽しいだろうし、上手に伝えられるかもしれないな〜。
ここまで書いてアップして、改めてブログ巡りしてみると、わたしにはとてもできそうもないことをされている方々もたくさんいて、頭の下がる思いです。
満たして〜って底なしに浸食してるのは、わたしだけかもしれない!?
ちょっと反省。
でも、そういう女なので、しょうがない(笑)
疲れちゃってて^^;
独り言
ほんとは今日感じたことを書きたいのだけど、ヘトヘトでできない。
ランチで那智さんに会いに行って、たかだか2、30分フェラチオしただけなのに…。
今日は、いままでとは違う感じ方をした。
脳みそだけが気持ちいい。
いままでも脳みそが気持ちいいことはあったけど、それとは違うかんじだった。
終わっても、頭が痛いほど脳みそが疲労していて、体は疲れていないのにフラフラだった。
そして、いまもまだ、フラフラ。
頭がズキズキしてる。
なんだか、脳内でなにか起こってしまったみたいです。
上手に整理して、今度書きますね。
ちょっとお待ちを^^
そうそう、読んでくれてる方から、わんこの話を読んでこんなメールをいただきました。
「片足上げておしっこするのは、男の子だよね?」って。
そうだったの!?
わたしは犬を飼ったことないから、よくわからなかった。
じゃあ、メスはおしっこするときは、どうしてるの??
この先、外でわんこでおしっこすることがあるかどうかわからないけど、そのときはどうするんだろ?
まあ、そこまで忠実に再現する必要ないか(笑)
でも、ちょっと気になっちゃった^^
それとリスクを考えておしっこはなしにしたことに「じゃあ、3秒でおしっこを止める技を会得したらできるね」って。
うう、そうなの、那智さんにも「途中で止められないの?」と言われてました。
わんこでおしっこは遠い道のりのようです^^
ほんとは今日感じたことを書きたいのだけど、ヘトヘトでできない。
ランチで那智さんに会いに行って、たかだか2、30分フェラチオしただけなのに…。
今日は、いままでとは違う感じ方をした。
脳みそだけが気持ちいい。
いままでも脳みそが気持ちいいことはあったけど、それとは違うかんじだった。
終わっても、頭が痛いほど脳みそが疲労していて、体は疲れていないのにフラフラだった。
そして、いまもまだ、フラフラ。
頭がズキズキしてる。
なんだか、脳内でなにか起こってしまったみたいです。
上手に整理して、今度書きますね。
ちょっとお待ちを^^
そうそう、読んでくれてる方から、わんこの話を読んでこんなメールをいただきました。
「片足上げておしっこするのは、男の子だよね?」って。
そうだったの!?
わたしは犬を飼ったことないから、よくわからなかった。
じゃあ、メスはおしっこするときは、どうしてるの??
この先、外でわんこでおしっこすることがあるかどうかわからないけど、そのときはどうするんだろ?
まあ、そこまで忠実に再現する必要ないか(笑)
でも、ちょっと気になっちゃった^^
それとリスクを考えておしっこはなしにしたことに「じゃあ、3秒でおしっこを止める技を会得したらできるね」って。
うう、そうなの、那智さんにも「途中で止められないの?」と言われてました。
わんこでおしっこは遠い道のりのようです^^
はじめての感覚
非日常的な日常
なんで、あんなふうになったんだろう。
やっていることはいつもと変わりないことだったはずなのに。
ひとつだけ、いかせてもらえなかったということだけが違っただけ。
ずっといかせてもらえなかった。
電話で触るように言われて、いきそうになって許可を得ても「だめ」だった。
触らなきゃだめ。
いっちゃ、だめ。
煽られて、気持ち良くなって、懇願してもだめ。
お願いしても簡単に一蹴される。
その那智さんの「だめだよ」という言葉、言う通りにしている状況、その関係にさえも感じてしまうのだけど。
散々じらされて、もう我慢が苦しい。
だから、ちょっと甘えてみたりして。
「いかせてくれないなら、もう触るのやめます!!」なんて言ってみる。
もしかしたら、こんなふうに言えば、じゃあいいよって言ってくれるかもしれない。
「そ、じゃあ、やめてもいいよ。」
それまでの、煽りが嘘のように、なんの執着もなく引き下がられる。
ぽつんと取り残されたみたい。
その繰り返し。
「明日会いに来てもいいけど、○○日に会うまでいかせないってのは、どう?」
ランチデートの前の晩にこんなふうに宣言される。
いままではおあずけ食らってても、会いに行けば「いかせて」もらってた。(いくことがそんなに重要?笑)
今日はそうじゃないらしい。
それでも、会いに行く。
だって、会いたいもの。
「いかせてもらうとか関係ないです。会ってぎゅってしてもらったりだけでもしてほいいです。」
「それもするなんて言ってないけど(笑)カラオケやめて食事だけにする?」(ほんと、いじわる!!)
いかせてもらえない、カラオケで密室なのに触れ合うことも許されないかもしれない。
やっていたことは大差ないけど、ここだけが違った。
買ってきたコンビニのおにぎりがお昼ご飯。
並んで腰掛けて那智さんがラップをはがしながら「ほら、触って」という。
スカートの中に手を入れて触る。
隣りで那智さんがおにぎり食べてる。
お食事とオナニー…。
ふたりのしていることが対照的で恥ずかしくてうつむいてると「顔見せて」と髪を掴み上を向けさせられる。
もうこれだけで、ぎゅーんって感じちゃうんだ。
気持ち良くなってきて、このまま「いく」ようにすれば、すぐいってしまいそう。
「那智さん、いってもいいですか?」
「だめだよ。」
そう言って、咀嚼したおにぎりを口移しして食べさせてくれた。
もぐもぐ^^;
お食事とオナニー、わたし一人で上半身と下半身でギャップを作ってしまって恥ずかしい、一瞬素に戻る。
食べ終わった那智さんがわたしの頭を抱えて髪を撫でてくれた。
那智さんにもたれながらオナニーをする。
「りん子はいい子だね」って、そんなふうに言われながらエッチなことをしていると、もうなんでも許されているようないやらしくも平らな心になれて幸せ。
那智さんの指が伸び、クリトリスを触り、中に入れてかき回し出した。
それでもいかせてもらえない。
許しを請い、却下され。
今日はいかせてもらえないと、言葉の上だけじゃなくて実感しはじめた。
このあたりから、それを諦め、その状況で感じだしたのかもしれない。(数日後に会う予定があったから、若干の余裕があったのかも)
立ち上がりファスナーを下ろした。
ああ、おちんちんだ。
それをお口に入れたい。
いくというゴールがわたしの頭からなくなりだしたその時、脳みそが別な快感を味わうようにルート変更したみたいだった。
だから、お口にほしい。
「入れたい?」
床に座り、見上げて首を振る。(お口にほしい)
「いかせろって思ってる?」
「思ってません。」(お口にほしいだけ)
「いい子だね。」
那智さん、わたしのこの返事が「しおらしい」ものと受け取ったのかな?だから、いい子?
ほんとは、しゃぶりたい一心だっただけだったんだ。
「別な快感」、まったく意識してなかったけど、とにかくフェラチオがしたくてたまらなかった。
それでも、なかなかしゃぶらせてもらえない。
髪を掴まれ上を向かせられ、おあずけ状態。
やっと許可が下りて、お口に入れる。
もう、嬉しい。
お腹が空いた子供のように音を立ててむしゃぶりつく。
抜かれた。
後ろを向かされて、後ろから入れられる。
ああああ、やっぱりここも気持ちいい。
抑えていたものが一気に溢れてしまうように、あっという間にいきそうになった。
10秒くらい。
いきそうな気配を察して、すぐ抜き取られてしまった。
また座り、フェラチオの体勢に戻る。
いやいやいや、なんで抜いちゃうの!!!!
悲しくてしょうがなかった。
いきたいとかじゃなくて、抜かれちゃったのが悲しかった。
せっかく入れてもらったのに、あっけなく抜かれてしまって、寂しかった。
もう、この時点で「いく」ことはどうでもよくなってしまった。
どこでもいいから、わたしに入れていて、那智さんのを入れていてください。
くわえながら涙が出て来た。
なんの涙だろう。
抜かれて悲しくて、くわえられて嬉しくて、泣いた。
鼻を啜り、涎を垂らし、呻き声を上げながら、じゅるじゅるとしゃぶってる。
また引き抜かれた。
片手で首を抱き、片手で唇に触れ、頬を張る。
「バチン」という音は聞こえなかった。
その一発がとどめを刺したみたいで、もうわからなくなってしまった。
もう一度くわえる。
今度は、とても静かだ。
むしゃぶりつくような勢いはなくなって、ゆっくりと静かにしゃぶってる。
それと同じようなことが頭の中で起こっていた。
なんにも聞こえない、自分の呻き声も涎を啜る音も聞こえてこない、床の冷たさもおちんちんの硬さも感じない。
痛くて感じるとき、那智さんの声だけで感じるとき、気持ち良い刺激じゃないことで気持ち良いと感じるときは、脳みそで感じて、おまんこで感じる。
脳と体、両方がリンクしているみたいになる。
でも、このときは、違ったの。
体や五感は無感覚で、脳みそだけが気持ち良い。
ううん、脳みそが気持ち良いかどうかも認識できないほど、何もかもが無感覚。
無重力?目隠しをして宇宙遊泳しているみたいだ。
自分がなにをして、どこを向いているかもわからない、自分がなんだかわからない。
ただ、那智さんの足下でうずくまる何物でもない塊。
自分を手放してしまったような感覚だった。
なんであんなふうになったのだろう。
あの気持ち良いことさえわからない、無感覚が不思議。
「いけない」ということで頭が別な快感を見つけたのかなといまは思うけど、正解かわかならい。
それでも、あれはなんだったんだろうって、頭から離れない。
あの「塊」になった感覚が恋しい。
終わったあとは、まったく使い物にならず、那智さんに膝枕してもらっておにぎりを口まで運んでもらって食べさせてもらいました。(寝転がりながらの飲食はお行儀悪いけど、特別にお許しをもらって^^)
はじめての快感だった。
フェラチオをしていただけなのに、ぐったりしてしまって帰るのが精一杯だった。
家に着いて倒れ込み、日常のことをする気力を持てるまでしばらくかかってしまった。
体は全然疲れてないはずなのに。
このはじめての快感が何によって生まれて、わたしの中で何が起こったのか、いまはわからない。
でも、日常生活に支障をきたすってことだけは、わかりました^^;
なんで、あんなふうになったんだろう。
やっていることはいつもと変わりないことだったはずなのに。
ひとつだけ、いかせてもらえなかったということだけが違っただけ。
ずっといかせてもらえなかった。
電話で触るように言われて、いきそうになって許可を得ても「だめ」だった。
触らなきゃだめ。
いっちゃ、だめ。
煽られて、気持ち良くなって、懇願してもだめ。
お願いしても簡単に一蹴される。
その那智さんの「だめだよ」という言葉、言う通りにしている状況、その関係にさえも感じてしまうのだけど。
散々じらされて、もう我慢が苦しい。
だから、ちょっと甘えてみたりして。
「いかせてくれないなら、もう触るのやめます!!」なんて言ってみる。
もしかしたら、こんなふうに言えば、じゃあいいよって言ってくれるかもしれない。
「そ、じゃあ、やめてもいいよ。」
それまでの、煽りが嘘のように、なんの執着もなく引き下がられる。
ぽつんと取り残されたみたい。
その繰り返し。
「明日会いに来てもいいけど、○○日に会うまでいかせないってのは、どう?」
ランチデートの前の晩にこんなふうに宣言される。
いままではおあずけ食らってても、会いに行けば「いかせて」もらってた。(いくことがそんなに重要?笑)
今日はそうじゃないらしい。
それでも、会いに行く。
だって、会いたいもの。
「いかせてもらうとか関係ないです。会ってぎゅってしてもらったりだけでもしてほいいです。」
「それもするなんて言ってないけど(笑)カラオケやめて食事だけにする?」(ほんと、いじわる!!)
いかせてもらえない、カラオケで密室なのに触れ合うことも許されないかもしれない。
やっていたことは大差ないけど、ここだけが違った。
買ってきたコンビニのおにぎりがお昼ご飯。
並んで腰掛けて那智さんがラップをはがしながら「ほら、触って」という。
スカートの中に手を入れて触る。
隣りで那智さんがおにぎり食べてる。
お食事とオナニー…。
ふたりのしていることが対照的で恥ずかしくてうつむいてると「顔見せて」と髪を掴み上を向けさせられる。
もうこれだけで、ぎゅーんって感じちゃうんだ。
気持ち良くなってきて、このまま「いく」ようにすれば、すぐいってしまいそう。
「那智さん、いってもいいですか?」
「だめだよ。」
そう言って、咀嚼したおにぎりを口移しして食べさせてくれた。
もぐもぐ^^;
お食事とオナニー、わたし一人で上半身と下半身でギャップを作ってしまって恥ずかしい、一瞬素に戻る。
食べ終わった那智さんがわたしの頭を抱えて髪を撫でてくれた。
那智さんにもたれながらオナニーをする。
「りん子はいい子だね」って、そんなふうに言われながらエッチなことをしていると、もうなんでも許されているようないやらしくも平らな心になれて幸せ。
那智さんの指が伸び、クリトリスを触り、中に入れてかき回し出した。
それでもいかせてもらえない。
許しを請い、却下され。
今日はいかせてもらえないと、言葉の上だけじゃなくて実感しはじめた。
このあたりから、それを諦め、その状況で感じだしたのかもしれない。(数日後に会う予定があったから、若干の余裕があったのかも)
立ち上がりファスナーを下ろした。
ああ、おちんちんだ。
それをお口に入れたい。
いくというゴールがわたしの頭からなくなりだしたその時、脳みそが別な快感を味わうようにルート変更したみたいだった。
だから、お口にほしい。
「入れたい?」
床に座り、見上げて首を振る。(お口にほしい)
「いかせろって思ってる?」
「思ってません。」(お口にほしいだけ)
「いい子だね。」
那智さん、わたしのこの返事が「しおらしい」ものと受け取ったのかな?だから、いい子?
ほんとは、しゃぶりたい一心だっただけだったんだ。
「別な快感」、まったく意識してなかったけど、とにかくフェラチオがしたくてたまらなかった。
それでも、なかなかしゃぶらせてもらえない。
髪を掴まれ上を向かせられ、おあずけ状態。
やっと許可が下りて、お口に入れる。
もう、嬉しい。
お腹が空いた子供のように音を立ててむしゃぶりつく。
抜かれた。
後ろを向かされて、後ろから入れられる。
ああああ、やっぱりここも気持ちいい。
抑えていたものが一気に溢れてしまうように、あっという間にいきそうになった。
10秒くらい。
いきそうな気配を察して、すぐ抜き取られてしまった。
また座り、フェラチオの体勢に戻る。
いやいやいや、なんで抜いちゃうの!!!!
悲しくてしょうがなかった。
いきたいとかじゃなくて、抜かれちゃったのが悲しかった。
せっかく入れてもらったのに、あっけなく抜かれてしまって、寂しかった。
もう、この時点で「いく」ことはどうでもよくなってしまった。
どこでもいいから、わたしに入れていて、那智さんのを入れていてください。
くわえながら涙が出て来た。
なんの涙だろう。
抜かれて悲しくて、くわえられて嬉しくて、泣いた。
鼻を啜り、涎を垂らし、呻き声を上げながら、じゅるじゅるとしゃぶってる。
また引き抜かれた。
片手で首を抱き、片手で唇に触れ、頬を張る。
「バチン」という音は聞こえなかった。
その一発がとどめを刺したみたいで、もうわからなくなってしまった。
もう一度くわえる。
今度は、とても静かだ。
むしゃぶりつくような勢いはなくなって、ゆっくりと静かにしゃぶってる。
それと同じようなことが頭の中で起こっていた。
なんにも聞こえない、自分の呻き声も涎を啜る音も聞こえてこない、床の冷たさもおちんちんの硬さも感じない。
痛くて感じるとき、那智さんの声だけで感じるとき、気持ち良い刺激じゃないことで気持ち良いと感じるときは、脳みそで感じて、おまんこで感じる。
脳と体、両方がリンクしているみたいになる。
でも、このときは、違ったの。
体や五感は無感覚で、脳みそだけが気持ち良い。
ううん、脳みそが気持ち良いかどうかも認識できないほど、何もかもが無感覚。
無重力?目隠しをして宇宙遊泳しているみたいだ。
自分がなにをして、どこを向いているかもわからない、自分がなんだかわからない。
ただ、那智さんの足下でうずくまる何物でもない塊。
自分を手放してしまったような感覚だった。
なんであんなふうになったのだろう。
あの気持ち良いことさえわからない、無感覚が不思議。
「いけない」ということで頭が別な快感を見つけたのかなといまは思うけど、正解かわかならい。
それでも、あれはなんだったんだろうって、頭から離れない。
あの「塊」になった感覚が恋しい。
終わったあとは、まったく使い物にならず、那智さんに膝枕してもらっておにぎりを口まで運んでもらって食べさせてもらいました。(寝転がりながらの飲食はお行儀悪いけど、特別にお許しをもらって^^)
はじめての快感だった。
フェラチオをしていただけなのに、ぐったりしてしまって帰るのが精一杯だった。
家に着いて倒れ込み、日常のことをする気力を持てるまでしばらくかかってしまった。
体は全然疲れてないはずなのに。
このはじめての快感が何によって生まれて、わたしの中で何が起こったのか、いまはわからない。
でも、日常生活に支障をきたすってことだけは、わかりました^^;
お泊まり1
独特な幸福感
一晩一緒にいられる機会に恵まれた。
めったにないチャンス。
でも、お互いの予定が二転三転して着地したスケジュールはこんな感じ。
わたしの仕事が終わってフリーになるのが21時。
那智さん出張で新幹線到着時間が23時半、翌朝9時からまた出勤。
蓋を開けてみたら、一緒にいられる時間は睡眠時間を含めて数時間^^;
昼間デートするときと変わらない。
それでも、夜の時間を一緒に過ごせることや朝を一緒に迎えられることはとても貴重なことだ。
で、わたしはこの夜、わたしが楽しめることを考えた。(あはは、気付けば『わたし』が!?)
ほんとに些細なことなんだけど、わくわくを叶えるんだ。
まずひとつ。
いつも行くハプバーに1人で先に行って、そこで那智さんを待つの。
もちろん、ひとりでは何もしないのは決まってるんだけど、夜の繁華街を縫ってハプバーにひとりで行くってこと。
とっても、わくわく^^
もうひとつ、その前に那智さんが時々連れて行ってくれる中華料理のお店ですること。
繁華街のすみっこにあるそのお店はとても美味しくて定期的に食べたくなるの。
だけど、狭くてきれいじゃなくて、女性ひとりで夕飯を食べるにはそれほど相応しくない^^;
ひとりでお店に入ることには、ほとんど抵抗ないのだけど、そこに入るのはちょっと冒険。
これも、わくわく。
最後に、最近買ったニットのワンピースを着ていくこと。
これね〜、那智さんがニットワンピが好きだから買ったんだけど、試着したらとってもミニなの!!
でも、かわいい^^
どこで着るんだっていうようなそのワンピを着ていくの。
これをオーバーニーソックスという、「おまえ一体いくつだ!?」というコーディネートで歩くんだ。(ロリータよりは、許されるかな…)
この、ちょっと勇気のいるわくわくを叶えたいな〜と那智さんに提案した。
「ハプバーに関してはYちゃん(お馴染みのスタッフ)に電話しておけば危なくないな。それ以外は、お好きなように。」
「那智さん、あのミニのワンピ着て○○を歩くの危険って思いませんか?」
「○○のもっと奥のほうだったら考えるけど、あの辺なら大丈夫だろ。」
「ああ、でも、あのお店ひとりで入るの勇気いるな〜。」
「別に食事するだけだろ!?まあ、女ひとりっていうのは珍しいかもしれないけど。」
全部ひとりでするんだけど、ちょっと勇気のいることをしようと思うのは那智さんがいてくれるから。
いちいち、そのわくわくやどきどきを聞いてもらって、安心する。
わたしはもういい年した大人なので、やろうと思えばどれだってひとりでできるんだけど、安心がぜんぜん違うのだ。
聞いてもらって、安心して、したいことをして、ウキウキできる幸せ。
それを感じる夜にする。
この日の仕事は、披露宴2本。
ダブルは精神も体もヘトヘトになる。
その後の「わくわく」を楽しみに、心行くまで楽しめるように集中して無事にお仕事を終了。
やったー♪
那智さんに会えるまでの時間を開放感溢れる楽しい夜にするんだ〜^^
移動の電車の中。
ほんとは疲れているから寝たほうがいいんだろうけど、お仕事やりきった高揚とその後のわくわくで眠れないな〜。
那智さんと過ごせるめったにない数時間。
その前の小さな冒険。
どんな夜になるのかな。
眠ろうと目を閉じ、でも、眠れずに○○に向かう。
一晩一緒にいられる機会に恵まれた。
めったにないチャンス。
でも、お互いの予定が二転三転して着地したスケジュールはこんな感じ。
わたしの仕事が終わってフリーになるのが21時。
那智さん出張で新幹線到着時間が23時半、翌朝9時からまた出勤。
蓋を開けてみたら、一緒にいられる時間は睡眠時間を含めて数時間^^;
昼間デートするときと変わらない。
それでも、夜の時間を一緒に過ごせることや朝を一緒に迎えられることはとても貴重なことだ。
で、わたしはこの夜、わたしが楽しめることを考えた。(あはは、気付けば『わたし』が!?)
ほんとに些細なことなんだけど、わくわくを叶えるんだ。
まずひとつ。
いつも行くハプバーに1人で先に行って、そこで那智さんを待つの。
もちろん、ひとりでは何もしないのは決まってるんだけど、夜の繁華街を縫ってハプバーにひとりで行くってこと。
とっても、わくわく^^
もうひとつ、その前に那智さんが時々連れて行ってくれる中華料理のお店ですること。
繁華街のすみっこにあるそのお店はとても美味しくて定期的に食べたくなるの。
だけど、狭くてきれいじゃなくて、女性ひとりで夕飯を食べるにはそれほど相応しくない^^;
ひとりでお店に入ることには、ほとんど抵抗ないのだけど、そこに入るのはちょっと冒険。
これも、わくわく。
最後に、最近買ったニットのワンピースを着ていくこと。
これね〜、那智さんがニットワンピが好きだから買ったんだけど、試着したらとってもミニなの!!
でも、かわいい^^
どこで着るんだっていうようなそのワンピを着ていくの。
これをオーバーニーソックスという、「おまえ一体いくつだ!?」というコーディネートで歩くんだ。(ロリータよりは、許されるかな…)
この、ちょっと勇気のいるわくわくを叶えたいな〜と那智さんに提案した。
「ハプバーに関してはYちゃん(お馴染みのスタッフ)に電話しておけば危なくないな。それ以外は、お好きなように。」
「那智さん、あのミニのワンピ着て○○を歩くの危険って思いませんか?」
「○○のもっと奥のほうだったら考えるけど、あの辺なら大丈夫だろ。」
「ああ、でも、あのお店ひとりで入るの勇気いるな〜。」
「別に食事するだけだろ!?まあ、女ひとりっていうのは珍しいかもしれないけど。」
全部ひとりでするんだけど、ちょっと勇気のいることをしようと思うのは那智さんがいてくれるから。
いちいち、そのわくわくやどきどきを聞いてもらって、安心する。
わたしはもういい年した大人なので、やろうと思えばどれだってひとりでできるんだけど、安心がぜんぜん違うのだ。
聞いてもらって、安心して、したいことをして、ウキウキできる幸せ。
それを感じる夜にする。
この日の仕事は、披露宴2本。
ダブルは精神も体もヘトヘトになる。
その後の「わくわく」を楽しみに、心行くまで楽しめるように集中して無事にお仕事を終了。
やったー♪
那智さんに会えるまでの時間を開放感溢れる楽しい夜にするんだ〜^^
移動の電車の中。
ほんとは疲れているから寝たほうがいいんだろうけど、お仕事やりきった高揚とその後のわくわくで眠れないな〜。
那智さんと過ごせるめったにない数時間。
その前の小さな冒険。
どんな夜になるのかな。
眠ろうと目を閉じ、でも、眠れずに○○に向かう。