はじめての感覚
非日常的な日常
なんで、あんなふうになったんだろう。
やっていることはいつもと変わりないことだったはずなのに。
ひとつだけ、いかせてもらえなかったということだけが違っただけ。
ずっといかせてもらえなかった。
電話で触るように言われて、いきそうになって許可を得ても「だめ」だった。
触らなきゃだめ。
いっちゃ、だめ。
煽られて、気持ち良くなって、懇願してもだめ。
お願いしても簡単に一蹴される。
その那智さんの「だめだよ」という言葉、言う通りにしている状況、その関係にさえも感じてしまうのだけど。
散々じらされて、もう我慢が苦しい。
だから、ちょっと甘えてみたりして。
「いかせてくれないなら、もう触るのやめます!!」なんて言ってみる。
もしかしたら、こんなふうに言えば、じゃあいいよって言ってくれるかもしれない。
「そ、じゃあ、やめてもいいよ。」
それまでの、煽りが嘘のように、なんの執着もなく引き下がられる。
ぽつんと取り残されたみたい。
その繰り返し。
「明日会いに来てもいいけど、○○日に会うまでいかせないってのは、どう?」
ランチデートの前の晩にこんなふうに宣言される。
いままではおあずけ食らってても、会いに行けば「いかせて」もらってた。(いくことがそんなに重要?笑)
今日はそうじゃないらしい。
それでも、会いに行く。
だって、会いたいもの。
「いかせてもらうとか関係ないです。会ってぎゅってしてもらったりだけでもしてほいいです。」
「それもするなんて言ってないけど(笑)カラオケやめて食事だけにする?」(ほんと、いじわる!!)
いかせてもらえない、カラオケで密室なのに触れ合うことも許されないかもしれない。
やっていたことは大差ないけど、ここだけが違った。
買ってきたコンビニのおにぎりがお昼ご飯。
並んで腰掛けて那智さんがラップをはがしながら「ほら、触って」という。
スカートの中に手を入れて触る。
隣りで那智さんがおにぎり食べてる。
お食事とオナニー…。
ふたりのしていることが対照的で恥ずかしくてうつむいてると「顔見せて」と髪を掴み上を向けさせられる。
もうこれだけで、ぎゅーんって感じちゃうんだ。
気持ち良くなってきて、このまま「いく」ようにすれば、すぐいってしまいそう。
「那智さん、いってもいいですか?」
「だめだよ。」
そう言って、咀嚼したおにぎりを口移しして食べさせてくれた。
もぐもぐ^^;
お食事とオナニー、わたし一人で上半身と下半身でギャップを作ってしまって恥ずかしい、一瞬素に戻る。
食べ終わった那智さんがわたしの頭を抱えて髪を撫でてくれた。
那智さんにもたれながらオナニーをする。
「りん子はいい子だね」って、そんなふうに言われながらエッチなことをしていると、もうなんでも許されているようないやらしくも平らな心になれて幸せ。
那智さんの指が伸び、クリトリスを触り、中に入れてかき回し出した。
それでもいかせてもらえない。
許しを請い、却下され。
今日はいかせてもらえないと、言葉の上だけじゃなくて実感しはじめた。
このあたりから、それを諦め、その状況で感じだしたのかもしれない。(数日後に会う予定があったから、若干の余裕があったのかも)
立ち上がりファスナーを下ろした。
ああ、おちんちんだ。
それをお口に入れたい。
いくというゴールがわたしの頭からなくなりだしたその時、脳みそが別な快感を味わうようにルート変更したみたいだった。
だから、お口にほしい。
「入れたい?」
床に座り、見上げて首を振る。(お口にほしい)
「いかせろって思ってる?」
「思ってません。」(お口にほしいだけ)
「いい子だね。」
那智さん、わたしのこの返事が「しおらしい」ものと受け取ったのかな?だから、いい子?
ほんとは、しゃぶりたい一心だっただけだったんだ。
「別な快感」、まったく意識してなかったけど、とにかくフェラチオがしたくてたまらなかった。
それでも、なかなかしゃぶらせてもらえない。
髪を掴まれ上を向かせられ、おあずけ状態。
やっと許可が下りて、お口に入れる。
もう、嬉しい。
お腹が空いた子供のように音を立ててむしゃぶりつく。
抜かれた。
後ろを向かされて、後ろから入れられる。
ああああ、やっぱりここも気持ちいい。
抑えていたものが一気に溢れてしまうように、あっという間にいきそうになった。
10秒くらい。
いきそうな気配を察して、すぐ抜き取られてしまった。
また座り、フェラチオの体勢に戻る。
いやいやいや、なんで抜いちゃうの!!!!
悲しくてしょうがなかった。
いきたいとかじゃなくて、抜かれちゃったのが悲しかった。
せっかく入れてもらったのに、あっけなく抜かれてしまって、寂しかった。
もう、この時点で「いく」ことはどうでもよくなってしまった。
どこでもいいから、わたしに入れていて、那智さんのを入れていてください。
くわえながら涙が出て来た。
なんの涙だろう。
抜かれて悲しくて、くわえられて嬉しくて、泣いた。
鼻を啜り、涎を垂らし、呻き声を上げながら、じゅるじゅるとしゃぶってる。
また引き抜かれた。
片手で首を抱き、片手で唇に触れ、頬を張る。
「バチン」という音は聞こえなかった。
その一発がとどめを刺したみたいで、もうわからなくなってしまった。
もう一度くわえる。
今度は、とても静かだ。
むしゃぶりつくような勢いはなくなって、ゆっくりと静かにしゃぶってる。
それと同じようなことが頭の中で起こっていた。
なんにも聞こえない、自分の呻き声も涎を啜る音も聞こえてこない、床の冷たさもおちんちんの硬さも感じない。
痛くて感じるとき、那智さんの声だけで感じるとき、気持ち良い刺激じゃないことで気持ち良いと感じるときは、脳みそで感じて、おまんこで感じる。
脳と体、両方がリンクしているみたいになる。
でも、このときは、違ったの。
体や五感は無感覚で、脳みそだけが気持ち良い。
ううん、脳みそが気持ち良いかどうかも認識できないほど、何もかもが無感覚。
無重力?目隠しをして宇宙遊泳しているみたいだ。
自分がなにをして、どこを向いているかもわからない、自分がなんだかわからない。
ただ、那智さんの足下でうずくまる何物でもない塊。
自分を手放してしまったような感覚だった。
なんであんなふうになったのだろう。
あの気持ち良いことさえわからない、無感覚が不思議。
「いけない」ということで頭が別な快感を見つけたのかなといまは思うけど、正解かわかならい。
それでも、あれはなんだったんだろうって、頭から離れない。
あの「塊」になった感覚が恋しい。
終わったあとは、まったく使い物にならず、那智さんに膝枕してもらっておにぎりを口まで運んでもらって食べさせてもらいました。(寝転がりながらの飲食はお行儀悪いけど、特別にお許しをもらって^^)
はじめての快感だった。
フェラチオをしていただけなのに、ぐったりしてしまって帰るのが精一杯だった。
家に着いて倒れ込み、日常のことをする気力を持てるまでしばらくかかってしまった。
体は全然疲れてないはずなのに。
このはじめての快感が何によって生まれて、わたしの中で何が起こったのか、いまはわからない。
でも、日常生活に支障をきたすってことだけは、わかりました^^;
なんで、あんなふうになったんだろう。
やっていることはいつもと変わりないことだったはずなのに。
ひとつだけ、いかせてもらえなかったということだけが違っただけ。
ずっといかせてもらえなかった。
電話で触るように言われて、いきそうになって許可を得ても「だめ」だった。
触らなきゃだめ。
いっちゃ、だめ。
煽られて、気持ち良くなって、懇願してもだめ。
お願いしても簡単に一蹴される。
その那智さんの「だめだよ」という言葉、言う通りにしている状況、その関係にさえも感じてしまうのだけど。
散々じらされて、もう我慢が苦しい。
だから、ちょっと甘えてみたりして。
「いかせてくれないなら、もう触るのやめます!!」なんて言ってみる。
もしかしたら、こんなふうに言えば、じゃあいいよって言ってくれるかもしれない。
「そ、じゃあ、やめてもいいよ。」
それまでの、煽りが嘘のように、なんの執着もなく引き下がられる。
ぽつんと取り残されたみたい。
その繰り返し。
「明日会いに来てもいいけど、○○日に会うまでいかせないってのは、どう?」
ランチデートの前の晩にこんなふうに宣言される。
いままではおあずけ食らってても、会いに行けば「いかせて」もらってた。(いくことがそんなに重要?笑)
今日はそうじゃないらしい。
それでも、会いに行く。
だって、会いたいもの。
「いかせてもらうとか関係ないです。会ってぎゅってしてもらったりだけでもしてほいいです。」
「それもするなんて言ってないけど(笑)カラオケやめて食事だけにする?」(ほんと、いじわる!!)
いかせてもらえない、カラオケで密室なのに触れ合うことも許されないかもしれない。
やっていたことは大差ないけど、ここだけが違った。
買ってきたコンビニのおにぎりがお昼ご飯。
並んで腰掛けて那智さんがラップをはがしながら「ほら、触って」という。
スカートの中に手を入れて触る。
隣りで那智さんがおにぎり食べてる。
お食事とオナニー…。
ふたりのしていることが対照的で恥ずかしくてうつむいてると「顔見せて」と髪を掴み上を向けさせられる。
もうこれだけで、ぎゅーんって感じちゃうんだ。
気持ち良くなってきて、このまま「いく」ようにすれば、すぐいってしまいそう。
「那智さん、いってもいいですか?」
「だめだよ。」
そう言って、咀嚼したおにぎりを口移しして食べさせてくれた。
もぐもぐ^^;
お食事とオナニー、わたし一人で上半身と下半身でギャップを作ってしまって恥ずかしい、一瞬素に戻る。
食べ終わった那智さんがわたしの頭を抱えて髪を撫でてくれた。
那智さんにもたれながらオナニーをする。
「りん子はいい子だね」って、そんなふうに言われながらエッチなことをしていると、もうなんでも許されているようないやらしくも平らな心になれて幸せ。
那智さんの指が伸び、クリトリスを触り、中に入れてかき回し出した。
それでもいかせてもらえない。
許しを請い、却下され。
今日はいかせてもらえないと、言葉の上だけじゃなくて実感しはじめた。
このあたりから、それを諦め、その状況で感じだしたのかもしれない。(数日後に会う予定があったから、若干の余裕があったのかも)
立ち上がりファスナーを下ろした。
ああ、おちんちんだ。
それをお口に入れたい。
いくというゴールがわたしの頭からなくなりだしたその時、脳みそが別な快感を味わうようにルート変更したみたいだった。
だから、お口にほしい。
「入れたい?」
床に座り、見上げて首を振る。(お口にほしい)
「いかせろって思ってる?」
「思ってません。」(お口にほしいだけ)
「いい子だね。」
那智さん、わたしのこの返事が「しおらしい」ものと受け取ったのかな?だから、いい子?
ほんとは、しゃぶりたい一心だっただけだったんだ。
「別な快感」、まったく意識してなかったけど、とにかくフェラチオがしたくてたまらなかった。
それでも、なかなかしゃぶらせてもらえない。
髪を掴まれ上を向かせられ、おあずけ状態。
やっと許可が下りて、お口に入れる。
もう、嬉しい。
お腹が空いた子供のように音を立ててむしゃぶりつく。
抜かれた。
後ろを向かされて、後ろから入れられる。
ああああ、やっぱりここも気持ちいい。
抑えていたものが一気に溢れてしまうように、あっという間にいきそうになった。
10秒くらい。
いきそうな気配を察して、すぐ抜き取られてしまった。
また座り、フェラチオの体勢に戻る。
いやいやいや、なんで抜いちゃうの!!!!
悲しくてしょうがなかった。
いきたいとかじゃなくて、抜かれちゃったのが悲しかった。
せっかく入れてもらったのに、あっけなく抜かれてしまって、寂しかった。
もう、この時点で「いく」ことはどうでもよくなってしまった。
どこでもいいから、わたしに入れていて、那智さんのを入れていてください。
くわえながら涙が出て来た。
なんの涙だろう。
抜かれて悲しくて、くわえられて嬉しくて、泣いた。
鼻を啜り、涎を垂らし、呻き声を上げながら、じゅるじゅるとしゃぶってる。
また引き抜かれた。
片手で首を抱き、片手で唇に触れ、頬を張る。
「バチン」という音は聞こえなかった。
その一発がとどめを刺したみたいで、もうわからなくなってしまった。
もう一度くわえる。
今度は、とても静かだ。
むしゃぶりつくような勢いはなくなって、ゆっくりと静かにしゃぶってる。
それと同じようなことが頭の中で起こっていた。
なんにも聞こえない、自分の呻き声も涎を啜る音も聞こえてこない、床の冷たさもおちんちんの硬さも感じない。
痛くて感じるとき、那智さんの声だけで感じるとき、気持ち良い刺激じゃないことで気持ち良いと感じるときは、脳みそで感じて、おまんこで感じる。
脳と体、両方がリンクしているみたいになる。
でも、このときは、違ったの。
体や五感は無感覚で、脳みそだけが気持ち良い。
ううん、脳みそが気持ち良いかどうかも認識できないほど、何もかもが無感覚。
無重力?目隠しをして宇宙遊泳しているみたいだ。
自分がなにをして、どこを向いているかもわからない、自分がなんだかわからない。
ただ、那智さんの足下でうずくまる何物でもない塊。
自分を手放してしまったような感覚だった。
なんであんなふうになったのだろう。
あの気持ち良いことさえわからない、無感覚が不思議。
「いけない」ということで頭が別な快感を見つけたのかなといまは思うけど、正解かわかならい。
それでも、あれはなんだったんだろうって、頭から離れない。
あの「塊」になった感覚が恋しい。
終わったあとは、まったく使い物にならず、那智さんに膝枕してもらっておにぎりを口まで運んでもらって食べさせてもらいました。(寝転がりながらの飲食はお行儀悪いけど、特別にお許しをもらって^^)
はじめての快感だった。
フェラチオをしていただけなのに、ぐったりしてしまって帰るのが精一杯だった。
家に着いて倒れ込み、日常のことをする気力を持てるまでしばらくかかってしまった。
体は全然疲れてないはずなのに。
このはじめての快感が何によって生まれて、わたしの中で何が起こったのか、いまはわからない。
でも、日常生活に支障をきたすってことだけは、わかりました^^;