少数派?多数派?(前振り)
非日常的な日常
え〜ん、もっと「何が楽しみか」教えてくれなきゃ、次の記事書けません〜(泣)
なんて、言ってみたいところですが、好きではじめて、勝手につまずき、一方的に「お願い」しているだけなので、それは自分勝手ということで、駄々をこねるのも情けないから、更新します。
いくつかいただいたご意見は、「多少の差はあれ、どれも楽しんでいる」との好意的なものでしたので、自信を持って好きにさせていただきますね。
でも、でも、いつでもリクエストくださいね。
空想ではないので、行為にも数にも限界はありますが(笑)
って、ことで、ちょっと限界に近いかもしれないお話です。
こんなことを考えてみたことがある。
朝の通勤電車、たくさんの人が乗っている。
仮に一車両に200人の人が乗っているとして、この中で何人が「縛られたい」とか「叩かれたい」とか「お口に排泄をしてほしい」とか考えていて、そのうち何人が実際にしているのだろう。
先の「教えてください」のhaluさんのコメントレスにも書きましたが、私は「縛られたい、困りたい」という願望がごく自然に発生していたので、わりと一般的なのではないかと思っていたのだ。
みんなもそうなんじゃないのかな〜なんて。
だから、一車両の200人のうち、1/3、6、70人くらいは、ぼんやりとでもそんな風に思っていて、そのまた1/3、20人くらいは何かしら実際にしているんじゃないかなと、思っていたの。
でも、どうやらそうではないようで、もしかしたら一車両の1%くらいしか、興味を持ち経験している人がいないのではないかと思い始めている。(興味だけならはもう少し多いかな)
人間、少数より多数の方が安心するから、この事実はちょっと不安感が伴う。
でも、以前のデートの時に目の当たりにした人々を見たときに、私は普通なんだと、勝手に安堵しまった。
確かに、私は通勤電車の一車両の中では、少数派かもしれない。
でも、世の中には「通勤電車」に乗らない人もいるみたいだ。(実際に乗らないような生活をしているということも、比喩としていろんな人がいるということと両方を含めて例えています)
通勤電車に乗っている人を基準にせず、乗らない人も含めたら、私は至ってノーマルだと感じたデートのお話です。
そのときのデートの場所は、「ストリップ劇場」。
その劇場が、時々開催する「SMショー」で見たことのお話。
そこには、いろんな願望を抱えている人が集まり、正視に耐えられない場面もちょっとあって、それはそれは、疲労困憊のデートになったのでした。
とりあえず、前振りです。
え〜ん、もっと「何が楽しみか」教えてくれなきゃ、次の記事書けません〜(泣)
なんて、言ってみたいところですが、好きではじめて、勝手につまずき、一方的に「お願い」しているだけなので、それは自分勝手ということで、駄々をこねるのも情けないから、更新します。
いくつかいただいたご意見は、「多少の差はあれ、どれも楽しんでいる」との好意的なものでしたので、自信を持って好きにさせていただきますね。
でも、でも、いつでもリクエストくださいね。
空想ではないので、行為にも数にも限界はありますが(笑)
って、ことで、ちょっと限界に近いかもしれないお話です。
こんなことを考えてみたことがある。
朝の通勤電車、たくさんの人が乗っている。
仮に一車両に200人の人が乗っているとして、この中で何人が「縛られたい」とか「叩かれたい」とか「お口に排泄をしてほしい」とか考えていて、そのうち何人が実際にしているのだろう。
先の「教えてください」のhaluさんのコメントレスにも書きましたが、私は「縛られたい、困りたい」という願望がごく自然に発生していたので、わりと一般的なのではないかと思っていたのだ。
みんなもそうなんじゃないのかな〜なんて。
だから、一車両の200人のうち、1/3、6、70人くらいは、ぼんやりとでもそんな風に思っていて、そのまた1/3、20人くらいは何かしら実際にしているんじゃないかなと、思っていたの。
でも、どうやらそうではないようで、もしかしたら一車両の1%くらいしか、興味を持ち経験している人がいないのではないかと思い始めている。(興味だけならはもう少し多いかな)
人間、少数より多数の方が安心するから、この事実はちょっと不安感が伴う。
でも、以前のデートの時に目の当たりにした人々を見たときに、私は普通なんだと、勝手に安堵しまった。
確かに、私は通勤電車の一車両の中では、少数派かもしれない。
でも、世の中には「通勤電車」に乗らない人もいるみたいだ。(実際に乗らないような生活をしているということも、比喩としていろんな人がいるということと両方を含めて例えています)
通勤電車に乗っている人を基準にせず、乗らない人も含めたら、私は至ってノーマルだと感じたデートのお話です。
そのときのデートの場所は、「ストリップ劇場」。
その劇場が、時々開催する「SMショー」で見たことのお話。
そこには、いろんな願望を抱えている人が集まり、正視に耐えられない場面もちょっとあって、それはそれは、疲労困憊のデートになったのでした。
とりあえず、前振りです。
少数派?多数派?1
非日常的な日常
私には、ずっと行ってみたいところがあった。
行ったことがないから、憧れ通りのところがあるのかどうかもわからない。
だから、そこに行きたいというよりかは、その状況に身を置きたいといった方が正しいかもしれない。
それは、こんなところ。
「SMサロン」みたいなところで、同じ性癖を持った人が集うようなところ。
そこでは、裸で首輪を付けて跪いていることが自然で、その様式美に浸っていたいのだ。
同じ価値基準を持っているから、痛いことをたくさん受け入れて感じることで、私たちは愛し合っていると誇示できるような環境。
「そうそう、それ痛いよね、でも、気持ち良いよね」なんて。
でも、私に探しようはなく、また、那智さん自身もそういうところはあまり好きではないらしい。
性癖は同じようでも、考え方まで同じことはなかなかあり得ないだろう。
似ているけど、違う、というのは、まったく違うよりも厄介なのかもしれない。
那智さんは「ご主人様と奴隷」みたいなアダルトビデオのような関係は嫌いだ。
わざわざ「奴隷」にしなくても、価値のある人間が快感を与え幸福にした結果、ある瞬間「何もかも捨て去る」状態になるのが好きなのだ(そうですよね?)。
だから「ご主人様と奴隷」の集うような場所は避けているようだ。
私たちは愛し合っていると、お尻を叩いていても、比較的ノーマルな人が集まる「ハプニングバー」などでは、ちょっと異質なのだ。
微妙に、驚かれていることが、私にはちょっと居心地悪い。(あれ?やっぱり少数派なの?)
だから、それが当たり前の世界があるならば、行ってみたいと思っていたのだ。
SMが当然といえる場所。
思い付くのは「SMショー」のようなところ。
そこならば、それほど他者と関わらず、でも、それが当然の世界になるのではないか。
興味本位もあって、何度か「そういうところに行ってみたい」と那智さんに話していた。
あるデートの前日。
明日はどうしようかと、話していたら那智さんがこんなのあるよと教えてくれた。
それは、ストリップ劇場が定期的に開催する「SMショー」で、時間も場所も都合がよいのだ。
「わあ、行ってみたいです!」
他の人が縛られている姿を見てみたい、そして、私は那智さんのものと堂々としていられる。
私は、何の迷いもなく、即答した。
当日、ランチをしてから劇場に行くのだが、その前に場所の確認をしようと、そのストリップ劇場を探す。
ほどなくして、見つけたそれは、薄汚れた壁に安っぽいポスターが貼ってあって、「いかがわしい」を具現化したらこうなりますというサンプルのような様相だ。
それだけでも、腰が引けるのだが、地下に続く入り口に、すでに人が並んでいるのを見た途端、私は後悔をする。
単独の男性が2、3人、開演1時間以上前に並んでいたのだ。
それを見て、はじめて気が付いた。
そこは「ストリップ劇場」だったのだ。
基本的に、男性の行くところだ。
「SMショー」とはいっても、男性向けには変わりないだろう。
私が密かに思い描いていた「SMのカップルが集う、当然の世界に身を置く」は、あっけなく打ち砕かれたのだ。
嫌だ、男の人ばかりで、恐いし目立つし、私の存在は不自然だ。
「やっぱり、やめませんか〜?」
今更気付いて慌てる私にいつもの「ふざけるな(「ふ」と「ざ」の間に小さい「っ」を入れた感じでお読みください)!!」で一蹴。
「そんなの当然で、それなのによく行きたがるな〜て思っていたんだよ。余程見てみたいんだと思ってた。」
「男の人ばかりだってわかっていたら、やめていましたよ (泣)」
「もう遅い。」
実は、私、那智さんの「ふざけるな」が好きで、「嫌です〜」を繰り返して、何度も「ふざけるな」って言われて、恐がりながらも「ホクホク」になっていたのでした。
確かに、異様な光景と異質な私を味わうことになるだろう。
でも、きっと那智さんが守ってくれる。(実際トラブルに発展することはないと思うけど、もしそうなってもお店の人もいるしね)
どんな視線を浴びせられるかわからないけど、那智さんバリアが守ってくれるはずだ。
「トイレに行くときは、危ないから付いていってあげるね。」
そんな脅かすようなこと(でも、けっこう真剣)言われながら、ランチの後、私たちは「ストリップ劇場」に向かう。
また、長くなってしまいました。
分けますね。
なかなか、「通勤電車」の外側の人の話にならなくて、ごめんなさい。
「お前も充分、外側だ」なんて、言わないでくださいね♪
私には、ずっと行ってみたいところがあった。
行ったことがないから、憧れ通りのところがあるのかどうかもわからない。
だから、そこに行きたいというよりかは、その状況に身を置きたいといった方が正しいかもしれない。
それは、こんなところ。
「SMサロン」みたいなところで、同じ性癖を持った人が集うようなところ。
そこでは、裸で首輪を付けて跪いていることが自然で、その様式美に浸っていたいのだ。
同じ価値基準を持っているから、痛いことをたくさん受け入れて感じることで、私たちは愛し合っていると誇示できるような環境。
「そうそう、それ痛いよね、でも、気持ち良いよね」なんて。
でも、私に探しようはなく、また、那智さん自身もそういうところはあまり好きではないらしい。
性癖は同じようでも、考え方まで同じことはなかなかあり得ないだろう。
似ているけど、違う、というのは、まったく違うよりも厄介なのかもしれない。
那智さんは「ご主人様と奴隷」みたいなアダルトビデオのような関係は嫌いだ。
わざわざ「奴隷」にしなくても、価値のある人間が快感を与え幸福にした結果、ある瞬間「何もかも捨て去る」状態になるのが好きなのだ(そうですよね?)。
だから「ご主人様と奴隷」の集うような場所は避けているようだ。
私たちは愛し合っていると、お尻を叩いていても、比較的ノーマルな人が集まる「ハプニングバー」などでは、ちょっと異質なのだ。
微妙に、驚かれていることが、私にはちょっと居心地悪い。(あれ?やっぱり少数派なの?)
だから、それが当たり前の世界があるならば、行ってみたいと思っていたのだ。
SMが当然といえる場所。
思い付くのは「SMショー」のようなところ。
そこならば、それほど他者と関わらず、でも、それが当然の世界になるのではないか。
興味本位もあって、何度か「そういうところに行ってみたい」と那智さんに話していた。
あるデートの前日。
明日はどうしようかと、話していたら那智さんがこんなのあるよと教えてくれた。
それは、ストリップ劇場が定期的に開催する「SMショー」で、時間も場所も都合がよいのだ。
「わあ、行ってみたいです!」
他の人が縛られている姿を見てみたい、そして、私は那智さんのものと堂々としていられる。
私は、何の迷いもなく、即答した。
当日、ランチをしてから劇場に行くのだが、その前に場所の確認をしようと、そのストリップ劇場を探す。
ほどなくして、見つけたそれは、薄汚れた壁に安っぽいポスターが貼ってあって、「いかがわしい」を具現化したらこうなりますというサンプルのような様相だ。
それだけでも、腰が引けるのだが、地下に続く入り口に、すでに人が並んでいるのを見た途端、私は後悔をする。
単独の男性が2、3人、開演1時間以上前に並んでいたのだ。
それを見て、はじめて気が付いた。
そこは「ストリップ劇場」だったのだ。
基本的に、男性の行くところだ。
「SMショー」とはいっても、男性向けには変わりないだろう。
私が密かに思い描いていた「SMのカップルが集う、当然の世界に身を置く」は、あっけなく打ち砕かれたのだ。
嫌だ、男の人ばかりで、恐いし目立つし、私の存在は不自然だ。
「やっぱり、やめませんか〜?」
今更気付いて慌てる私にいつもの「ふざけるな(「ふ」と「ざ」の間に小さい「っ」を入れた感じでお読みください)!!」で一蹴。
「そんなの当然で、それなのによく行きたがるな〜て思っていたんだよ。余程見てみたいんだと思ってた。」
「男の人ばかりだってわかっていたら、やめていましたよ (泣)」
「もう遅い。」
実は、私、那智さんの「ふざけるな」が好きで、「嫌です〜」を繰り返して、何度も「ふざけるな」って言われて、恐がりながらも「ホクホク」になっていたのでした。
確かに、異様な光景と異質な私を味わうことになるだろう。
でも、きっと那智さんが守ってくれる。(実際トラブルに発展することはないと思うけど、もしそうなってもお店の人もいるしね)
どんな視線を浴びせられるかわからないけど、那智さんバリアが守ってくれるはずだ。
「トイレに行くときは、危ないから付いていってあげるね。」
そんな脅かすようなこと(でも、けっこう真剣)言われながら、ランチの後、私たちは「ストリップ劇場」に向かう。
また、長くなってしまいました。
分けますね。
なかなか、「通勤電車」の外側の人の話にならなくて、ごめんなさい。
「お前も充分、外側だ」なんて、言わないでくださいね♪
少数派?多数派?2
非日常的な日常
地下に続く階段を下りていくと、そこは私の知らない世界があった。
入り口に小さな受付カウンターがあって、その手前に「券売機」がある。
そこで券を買って、受付に出して中に入るのだ。
食堂の食券を買うみたい。
その場違いな佇まいと、システマチックな趣が、ここが「SMサロン」ではなく「ストリップ劇場」だと主張していて、身も蓋もない。
入り口の妙な色のネオンに見送られ、中に入っていく。
奥にステージがあって、そこから花道が延び、先端が大きめの円形のステージになっている。
その花道と円形のステージを囲むように椅子が並んでいる。
古い映画館と同じような、その椅子だが、気持ち斜め上に向けるように傾いている。
ストリップ劇場専用の特注椅子なのかしら。
すでに数人の男性が座っている。
やはり、円形のまわりが人気のよう。
ヒールの場違いな音に、一斉に振り向かれてしまう。
ああ、やっぱり目立つ(泣)
開演時間が近づいて、ポツポツとお客さんが増えていた。
当然、みんな単独の男性だ。
それにしても、昼間っから、みなさん欲望に忠実で驚いてしまう(すみません、私もですよね・・・)。
白髪交じりの年配の人もいるから、気持ち切ない。
ショーは何組かが、それぞれ15分くらいの休憩を挟んで30分ずつ行う。
踊り子さんの自縛、S男性の緊縛ショー、S女性のM調教などなど、色々ありましたが、特に凄いことをお話ししますから、ここでは踊り子さんの自縛ショー で、彼女が円形の先端に行き足を広げて、履いているストッキングを前列の男性たちに破らせるシーン、そのときの男の人たちの嬉々とした様子は、苦笑だけ ど、ちょっと微笑ましかったことだけお伝えして、流させていただきますね。
いくつめのショーだったか。(痛い話です。苦手な方お気を付けくださいね)
S女性とM女性が出てきた。
迷彩柄のボンテージに身を包んだS女性に、黒い下着のM女性。
中央に置かれた椅子にMが腰掛け、背もたれの後ろで、腕を縛られる。
ひとしきり胸を弄んだあとに、S女性が小さい箱を取り出した。
一瞬何に使うのかわからなかったが、その紙製の小さい箱に描かれたイラストがぼんやりと見えた瞬間、私は体を飛び上がらせ、さんの肩に顔をうずめて恐がった。
その箱には「安全ピン」が描かれていたのだ。
怪しげな視線を会場に向けてS女性が、箱から安全ピンを一本取った。
まさかと思って、恐る恐る顔を上げると、そのピンはM女性の太股を突き刺して留まっている。
信じられない、その子はほとんど表情を変えない。
次から次へと、安全ピンが増えていく(みたい)、もう恐くて痛くて見ていられない。
でも、顔を背けると、那智さんに「見なさい」とたしなめられるから、しかたなく顔を上げて、視線をM女性の足元にとどめるようにする。
だけど、やっぱり気になるから、そーっと見ると、脇腹や二の腕、乳首に乳房、休むことなく刺している。
チラッと見ては、恐くてうつむき、またたしなめられて顔を上げる。
これを何度か繰り返すうちに、那智さんの「見るの!」の指示が、声ではなく、足を横に揺らし、私の太股を叩くことに変わっていった。
本当に何度も、うつむくから、そのたびに足をトンとぶつけて指示を出す。
そうすると、私は前を向く。
ピンはどんどん増える。
肩、耳たぶ、そして、下唇と舌。
ゆっくりと椅子から立たせる。
腕と腰に刺した安全ピンを、細い鎖で繋いでいて、それが邪魔をして立ち方が不自然だ。
片方の膝は伸ばしきることができなくて、傾いて立っている。
ピンが舌に刺さっているから、舌を口の中にしまえないから、後から後から涎が垂れてきている。
那智さんの指示が、私の体を揺さぶる。
不自然な立ち方の女の子は、無表情で涎を垂らしている。
私は、視線を定まらせないようにしながらも、怖々覗いている、そして、那智さんが起こす振動を気持ち良く感じている自分に気付き、驚く。
やってることは、恐ろしい。
でも、そこに那智さんの振動が加わると、こんな状況も快感になるのか。
その子は幕が下りるまで、全身に安全ピンを付けていた。
痛そうにしていないと思うのだけど、わからない。
最後に、S女性がステージ上で煙草を吸い、その煙草をその子の乳首に近づけたとき、熱さに体をビクつかせ、一瞬顔を歪めていたから、痛覚が麻痺した特殊な人でもないのだろう。
S女性は、ヨチヨチとしか歩けないM女性と手を繋いでステージを去っていった。
もう、私にはわからない世界。
それ用のピンがあるんじゃないのと、那智さんは言うけれど、それだってまったく痛くないわけないでしょ!!
恐ろしくて、想像するのが恐い。
私が、あたふたするを楽しむように「今度、やってみる?」と、笑いながら言う。
お願いします、それはご勘弁ください(泣)
あんまり騒ぐと実現してしまうから、心の中で、大騒ぎしながら懇願する。
まだ、続きます。
地下に続く階段を下りていくと、そこは私の知らない世界があった。
入り口に小さな受付カウンターがあって、その手前に「券売機」がある。
そこで券を買って、受付に出して中に入るのだ。
食堂の食券を買うみたい。
その場違いな佇まいと、システマチックな趣が、ここが「SMサロン」ではなく「ストリップ劇場」だと主張していて、身も蓋もない。
入り口の妙な色のネオンに見送られ、中に入っていく。
奥にステージがあって、そこから花道が延び、先端が大きめの円形のステージになっている。
その花道と円形のステージを囲むように椅子が並んでいる。
古い映画館と同じような、その椅子だが、気持ち斜め上に向けるように傾いている。
ストリップ劇場専用の特注椅子なのかしら。
すでに数人の男性が座っている。
やはり、円形のまわりが人気のよう。
ヒールの場違いな音に、一斉に振り向かれてしまう。
ああ、やっぱり目立つ(泣)
開演時間が近づいて、ポツポツとお客さんが増えていた。
当然、みんな単独の男性だ。
それにしても、昼間っから、みなさん欲望に忠実で驚いてしまう(すみません、私もですよね・・・)。
白髪交じりの年配の人もいるから、気持ち切ない。
ショーは何組かが、それぞれ15分くらいの休憩を挟んで30分ずつ行う。
踊り子さんの自縛、S男性の緊縛ショー、S女性のM調教などなど、色々ありましたが、特に凄いことをお話ししますから、ここでは踊り子さんの自縛ショー で、彼女が円形の先端に行き足を広げて、履いているストッキングを前列の男性たちに破らせるシーン、そのときの男の人たちの嬉々とした様子は、苦笑だけ ど、ちょっと微笑ましかったことだけお伝えして、流させていただきますね。
いくつめのショーだったか。(痛い話です。苦手な方お気を付けくださいね)
S女性とM女性が出てきた。
迷彩柄のボンテージに身を包んだS女性に、黒い下着のM女性。
中央に置かれた椅子にMが腰掛け、背もたれの後ろで、腕を縛られる。
ひとしきり胸を弄んだあとに、S女性が小さい箱を取り出した。
一瞬何に使うのかわからなかったが、その紙製の小さい箱に描かれたイラストがぼんやりと見えた瞬間、私は体を飛び上がらせ、さんの肩に顔をうずめて恐がった。
その箱には「安全ピン」が描かれていたのだ。
怪しげな視線を会場に向けてS女性が、箱から安全ピンを一本取った。
まさかと思って、恐る恐る顔を上げると、そのピンはM女性の太股を突き刺して留まっている。
信じられない、その子はほとんど表情を変えない。
次から次へと、安全ピンが増えていく(みたい)、もう恐くて痛くて見ていられない。
でも、顔を背けると、那智さんに「見なさい」とたしなめられるから、しかたなく顔を上げて、視線をM女性の足元にとどめるようにする。
だけど、やっぱり気になるから、そーっと見ると、脇腹や二の腕、乳首に乳房、休むことなく刺している。
チラッと見ては、恐くてうつむき、またたしなめられて顔を上げる。
これを何度か繰り返すうちに、那智さんの「見るの!」の指示が、声ではなく、足を横に揺らし、私の太股を叩くことに変わっていった。
本当に何度も、うつむくから、そのたびに足をトンとぶつけて指示を出す。
そうすると、私は前を向く。
ピンはどんどん増える。
肩、耳たぶ、そして、下唇と舌。
ゆっくりと椅子から立たせる。
腕と腰に刺した安全ピンを、細い鎖で繋いでいて、それが邪魔をして立ち方が不自然だ。
片方の膝は伸ばしきることができなくて、傾いて立っている。
ピンが舌に刺さっているから、舌を口の中にしまえないから、後から後から涎が垂れてきている。
那智さんの指示が、私の体を揺さぶる。
不自然な立ち方の女の子は、無表情で涎を垂らしている。
私は、視線を定まらせないようにしながらも、怖々覗いている、そして、那智さんが起こす振動を気持ち良く感じている自分に気付き、驚く。
やってることは、恐ろしい。
でも、そこに那智さんの振動が加わると、こんな状況も快感になるのか。
その子は幕が下りるまで、全身に安全ピンを付けていた。
痛そうにしていないと思うのだけど、わからない。
最後に、S女性がステージ上で煙草を吸い、その煙草をその子の乳首に近づけたとき、熱さに体をビクつかせ、一瞬顔を歪めていたから、痛覚が麻痺した特殊な人でもないのだろう。
S女性は、ヨチヨチとしか歩けないM女性と手を繋いでステージを去っていった。
もう、私にはわからない世界。
それ用のピンがあるんじゃないのと、那智さんは言うけれど、それだってまったく痛くないわけないでしょ!!
恐ろしくて、想像するのが恐い。
私が、あたふたするを楽しむように「今度、やってみる?」と、笑いながら言う。
お願いします、それはご勘弁ください(泣)
あんまり騒ぐと実現してしまうから、心の中で、大騒ぎしながら懇願する。
まだ、続きます。
少数派?多数派?3
非日常的な日常
前の記事、「針を刺す場面とか、もっとリアルに描写できたんじゃないの?」と那智さんに指摘されました。
痛くて恐くて、掌に汗をかきながら書いていたので、あの程度の描写が限界です。
それに、恐いからまともに見ていないというのも、原因のひとつ。
ステージにはS女性が現れた。
体格の良い(気持ち太っている)そのS女性は、黒いロングドレスを身に纏い、厚底ブーツを履いている。
「今日は、ここで公開調教をしてあげるね!」
お腹から出した張りのある声で、言っている。
「調教してほしい人、手ぇ挙げて〜!!」
ここにいる人みんなに問いかけている。
一瞬、身を堅くする。
まさか、それはないだろうと思いながらも、那智さんが手を挙げて私をステージに上げるのではないかと。
あたふたすると逆効果だから、気配を消すように息を潜める。
それにしても、そんな突然の募集で、名乗り出る人がいるのだろうか、他人事ながら心配するけど、そんなのは徒労に終わる。
待ってましたとばかりに、「はい」とお返事しながら手を挙げる人がいたのだ。
それも4人。
「じゃあ、みんなステージに上がって♪それで、洋服脱いで前に来て。」
4人の男性は、速やかにステージに上がって、奥の方で何のためらいもなく裸になっている。
ゾロゾロと花道辺りに並ぶ。
うわ〜、男の人の裸だ〜、全然見たくない!!!
「1人ずつ名前を言って」(すべて仮名、スマップファンの方、ごめんなさい。しかも漢字自信なし)
「拓哉」比較的普通のおじさん、会社の係長といった感じ。
「正広」年齢不詳の小柄な人、中学生とも、30代ともとれる。
「吾郎」太った中年男性。
「剛」白髪に長い髭の年配男性。観客席にいるときから、サングラスを掛けていて派手目なジャンパーを着ていたから目立っていた。
まず、拓哉さんから。
「何をしてほしいの?」と、優しい女王様は聞いてくれる。
「アナルです。」
円形に寝かせられて、膝を立て足を広げ、衛生用に手袋をはめた女王様が「一本、二本」と指を入れていく。
スタッフが気を利かせて、円形ステージを回転させるもんだから、その男性はお尻の穴に指を4本入れられた状態で、ゆっくりと回る。
う〜ん、そんな気は利かせないでいただきたい。
拓哉の次は、正広さんだ。
鞭を選んだ正広さんは、その女王様と顔馴染みらしく、慣れた様子で四つん這いになる。
笑い顔のその人は、2、3発打たれても、表情は険しくならない。
「この子、本当に痛かったら泣くからね、まだまだ平気なんだよ!」
なんて、言いながらビシッと鞭を打つ。
つい、自分と比較してしまいたくなって「あれと、どちらが痛いと思いますか?」なんて、那智さんに聞いてみたり。
でも、多分、ステージ用なのだろう、それほど痛そうではない。
そして、吾郎さん。
吾郎さんは、太って眼鏡を掛けて禿げている。
おちんちんと睾丸(この部位の名称、どれも全部恥ずかしい!!)に、ピアスが埋め込んであるのか、いくつも丸い小さい玉が光っている。
見たい訳じゃないけど、やっぱり気になる、だけど、見て良いものなのか、なんだか遠慮してしまう。
その吾郎さんには、リクエストを聞く前に、女王様があることに気付いた。
「あれ?この子なんか入ってるよ♪」
女王様が、何やらおちんちんの先を指している。
とにかくずっと正視できずにいた私は、那智さんが「うわ!見てみ!!」と言うまで、はっきりと何が起こっているのかわからなかった。
那智さんに促させて、焦点を合わすと、理解するのに時間が必要な光景が広がっていた。
その男性のおちんちんの先から、何か管のようなものが出ているのだ。
尿道に管を入れていて、それを女王様がゆっくりと引き抜いているのだ。
医療用のカテーテルよりも、若干太さがあると思われる、半透明のその管は、濡れているらしくステージの灯りに照らされてキラキラしている。
異様な光景だ。
理解したとき、その管は30cmほど出ていたが、「すごいね〜」なんて言われながら引き抜かれても、引き抜かれても、まだ終わらない、どんどん出てくる。
いったいこの人は、体のどこにその管をしまっていられたのか。
「きもちいい・・」なんて、恍惚としている。(こっちは気持ち悪い!!!)
キラキラ光る管は、1,5mはあった。
全部引き抜いて女王様は聞く「こんなのどこで入れたの?」
「ここのトイレで、さっき入れた。」
そういえば、最初に通ったときにこの人は並んでいたことを思い出した。
仕込みがあったのだ。
尿道に1,5mの管を入れるのだ、長い時間トイレを占拠して、さぞかしまわりに迷惑を掛けただろう。
特殊な欲望を貫くのって、何かしら人に迷惑掛けちゃうものなのかもしれない(笑)
最後の剛さんは、「ロウソク」だった。
リクエスト自体はセンセーショナルではないけれど、この人、風貌がセンセーショナル。
全身傷だらけなのだ。
那智さん曰く「痕が残りやすいような切り方で切っている」
全身切り傷だらけなのだ。
首から下、つま先まで、無数の細い鋭い線が走っている。
なんだか、切なくなってしまった。
年配の男性だ。
そんな年になってまで、これをしないではいられない性癖が、切ない。
こんなことしないで済んだらしない方が楽だろう。
切らずにはいられない、性癖を煩わしく思ったこともあるだろう。
最近できた傷もある。
ただの線だけじゃなく、イニシャルや「ねこ」のイラストまである。
需要と供給が合っているのだろうけど、年配の男性が喜んで、(恐らくS女性)に切られている様子を想像して、やっぱり切ない。
それでも、この人は私の知らない快感を知っているのかもしれない。
だから、自ら望んで「通勤電車の外側」にいるのだ。
温泉行けないだろうな〜とか、子供とか孫とかいるのかなとか、いらぬ心配をしてしまうけど、恐らく何かを引き替えに何かを得ているのだろう。
それは、私にはわからない。
痛そうで、見ているほうが辛いけど「叶って良かったね」とも思う。
そう話したら、那智さんに「りん子は、変態に対して寛大だね〜」と、誉められた(?)。
私は「通勤電車」に乗っている(つもりだ)けど、「それをしないではいられない、切なさ」を多少持ってしまっているから、僅かにシンパシーを感じているのだろう。
那智さんは、吐きそうなほど気持ち悪かったそうです。
それでも、目を背けるわけにはいかない、「S」だか「男」だか、辛い立場を労います(笑)。
ああ、やっぱり少数派なのだろうか。
次回で最後。
お口直しに、格好いいS女性のお話でおしまいにします。
前の記事、「針を刺す場面とか、もっとリアルに描写できたんじゃないの?」と那智さんに指摘されました。
痛くて恐くて、掌に汗をかきながら書いていたので、あの程度の描写が限界です。
それに、恐いからまともに見ていないというのも、原因のひとつ。
ステージにはS女性が現れた。
体格の良い(気持ち太っている)そのS女性は、黒いロングドレスを身に纏い、厚底ブーツを履いている。
「今日は、ここで公開調教をしてあげるね!」
お腹から出した張りのある声で、言っている。
「調教してほしい人、手ぇ挙げて〜!!」
ここにいる人みんなに問いかけている。
一瞬、身を堅くする。
まさか、それはないだろうと思いながらも、那智さんが手を挙げて私をステージに上げるのではないかと。
あたふたすると逆効果だから、気配を消すように息を潜める。
それにしても、そんな突然の募集で、名乗り出る人がいるのだろうか、他人事ながら心配するけど、そんなのは徒労に終わる。
待ってましたとばかりに、「はい」とお返事しながら手を挙げる人がいたのだ。
それも4人。
「じゃあ、みんなステージに上がって♪それで、洋服脱いで前に来て。」
4人の男性は、速やかにステージに上がって、奥の方で何のためらいもなく裸になっている。
ゾロゾロと花道辺りに並ぶ。
うわ〜、男の人の裸だ〜、全然見たくない!!!
「1人ずつ名前を言って」(すべて仮名、スマップファンの方、ごめんなさい。しかも漢字自信なし)
「拓哉」比較的普通のおじさん、会社の係長といった感じ。
「正広」年齢不詳の小柄な人、中学生とも、30代ともとれる。
「吾郎」太った中年男性。
「剛」白髪に長い髭の年配男性。観客席にいるときから、サングラスを掛けていて派手目なジャンパーを着ていたから目立っていた。
まず、拓哉さんから。
「何をしてほしいの?」と、優しい女王様は聞いてくれる。
「アナルです。」
円形に寝かせられて、膝を立て足を広げ、衛生用に手袋をはめた女王様が「一本、二本」と指を入れていく。
スタッフが気を利かせて、円形ステージを回転させるもんだから、その男性はお尻の穴に指を4本入れられた状態で、ゆっくりと回る。
う〜ん、そんな気は利かせないでいただきたい。
拓哉の次は、正広さんだ。
鞭を選んだ正広さんは、その女王様と顔馴染みらしく、慣れた様子で四つん這いになる。
笑い顔のその人は、2、3発打たれても、表情は険しくならない。
「この子、本当に痛かったら泣くからね、まだまだ平気なんだよ!」
なんて、言いながらビシッと鞭を打つ。
つい、自分と比較してしまいたくなって「あれと、どちらが痛いと思いますか?」なんて、那智さんに聞いてみたり。
でも、多分、ステージ用なのだろう、それほど痛そうではない。
そして、吾郎さん。
吾郎さんは、太って眼鏡を掛けて禿げている。
おちんちんと睾丸(この部位の名称、どれも全部恥ずかしい!!)に、ピアスが埋め込んであるのか、いくつも丸い小さい玉が光っている。
見たい訳じゃないけど、やっぱり気になる、だけど、見て良いものなのか、なんだか遠慮してしまう。
その吾郎さんには、リクエストを聞く前に、女王様があることに気付いた。
「あれ?この子なんか入ってるよ♪」
女王様が、何やらおちんちんの先を指している。
とにかくずっと正視できずにいた私は、那智さんが「うわ!見てみ!!」と言うまで、はっきりと何が起こっているのかわからなかった。
那智さんに促させて、焦点を合わすと、理解するのに時間が必要な光景が広がっていた。
その男性のおちんちんの先から、何か管のようなものが出ているのだ。
尿道に管を入れていて、それを女王様がゆっくりと引き抜いているのだ。
医療用のカテーテルよりも、若干太さがあると思われる、半透明のその管は、濡れているらしくステージの灯りに照らされてキラキラしている。
異様な光景だ。
理解したとき、その管は30cmほど出ていたが、「すごいね〜」なんて言われながら引き抜かれても、引き抜かれても、まだ終わらない、どんどん出てくる。
いったいこの人は、体のどこにその管をしまっていられたのか。
「きもちいい・・」なんて、恍惚としている。(こっちは気持ち悪い!!!)
キラキラ光る管は、1,5mはあった。
全部引き抜いて女王様は聞く「こんなのどこで入れたの?」
「ここのトイレで、さっき入れた。」
そういえば、最初に通ったときにこの人は並んでいたことを思い出した。
仕込みがあったのだ。
尿道に1,5mの管を入れるのだ、長い時間トイレを占拠して、さぞかしまわりに迷惑を掛けただろう。
特殊な欲望を貫くのって、何かしら人に迷惑掛けちゃうものなのかもしれない(笑)
最後の剛さんは、「ロウソク」だった。
リクエスト自体はセンセーショナルではないけれど、この人、風貌がセンセーショナル。
全身傷だらけなのだ。
那智さん曰く「痕が残りやすいような切り方で切っている」
全身切り傷だらけなのだ。
首から下、つま先まで、無数の細い鋭い線が走っている。
なんだか、切なくなってしまった。
年配の男性だ。
そんな年になってまで、これをしないではいられない性癖が、切ない。
こんなことしないで済んだらしない方が楽だろう。
切らずにはいられない、性癖を煩わしく思ったこともあるだろう。
最近できた傷もある。
ただの線だけじゃなく、イニシャルや「ねこ」のイラストまである。
需要と供給が合っているのだろうけど、年配の男性が喜んで、(恐らくS女性)に切られている様子を想像して、やっぱり切ない。
それでも、この人は私の知らない快感を知っているのかもしれない。
だから、自ら望んで「通勤電車の外側」にいるのだ。
温泉行けないだろうな〜とか、子供とか孫とかいるのかなとか、いらぬ心配をしてしまうけど、恐らく何かを引き替えに何かを得ているのだろう。
それは、私にはわからない。
痛そうで、見ているほうが辛いけど「叶って良かったね」とも思う。
そう話したら、那智さんに「りん子は、変態に対して寛大だね〜」と、誉められた(?)。
私は「通勤電車」に乗っている(つもりだ)けど、「それをしないではいられない、切なさ」を多少持ってしまっているから、僅かにシンパシーを感じているのだろう。
那智さんは、吐きそうなほど気持ち悪かったそうです。
それでも、目を背けるわけにはいかない、「S」だか「男」だか、辛い立場を労います(笑)。
ああ、やっぱり少数派なのだろうか。
次回で最後。
お口直しに、格好いいS女性のお話でおしまいにします。
少数派?多数派?4
非日常的な日常
最後に、お口直し(?)。
最後のステージは、S女性とM女性のショー。
このS女性が、とにかく格好良かった。
長身で、鷲鼻気味の高い鼻のそのS女性は、手際よくM女性を縛り、吊り上げ、ロウソクを垂らし、鞭で打ち、回し蹴りをして跪かせ、最後にM女性に正座でご挨拶させていた。
SM両方女性の場合、私はきっとM女性を見て、自分をオーバーラップさせて楽しむと想像していたけれど、あまりの格好良さにS女性に釘付けになってしまった。
一瞬たりとも見逃すまいと、ハートになった瞳で追い続けていた。
だけど、その前の休憩時間に「足で合図したら、パンプスを脱いで」と指示が出ていたのだ。
S女性に釘付けになっている時に、那智さんが足をぶつけて合図してきた。
右足のパンプスを脱いで、ストッキングの足を床に付け、すこしずらして那智さんの方に差し出す。
暗いし、足元だからまわりは気付かないだろう、少し安堵。
S女性に視線を向けながら、思い切り足を踏まれる。
そのうちに、感じてきて前を向いていられなくなってくる。
円形のステージだから、正面や斜め向かいに男の人がたくさんいるから、感じている表情を見せるわけにはいかない。
S女性を見ていたい、でも、気持ち良くてそれどころじゃない、とても贅沢な気分で思い悩みながら、快感に浸ってその日のショーは終わる。
この人になら、抱かれてもいいわ〜と、那智さんに「浮気の定義」(「独特な幸福感」の「浮気の定義」を参照してね)を示されてから、はじめて思った。
でも、女性には嫉妬しないから、女性は対象外になっているのです。
だから、大丈夫。
でもね、那智さん、格好悪い男の人より、格好良い女の人の方が良いという「少数派」なのですよ、私は♪(経験ないけどね!!)
そして、このSMショーの那智さんの感想は「興奮しているりん子を見ているのが面白かった。」ですって。
これには、ノーコメントにさせていただきます。
最後に、お口直し(?)。
最後のステージは、S女性とM女性のショー。
このS女性が、とにかく格好良かった。
長身で、鷲鼻気味の高い鼻のそのS女性は、手際よくM女性を縛り、吊り上げ、ロウソクを垂らし、鞭で打ち、回し蹴りをして跪かせ、最後にM女性に正座でご挨拶させていた。
SM両方女性の場合、私はきっとM女性を見て、自分をオーバーラップさせて楽しむと想像していたけれど、あまりの格好良さにS女性に釘付けになってしまった。
一瞬たりとも見逃すまいと、ハートになった瞳で追い続けていた。
だけど、その前の休憩時間に「足で合図したら、パンプスを脱いで」と指示が出ていたのだ。
S女性に釘付けになっている時に、那智さんが足をぶつけて合図してきた。
右足のパンプスを脱いで、ストッキングの足を床に付け、すこしずらして那智さんの方に差し出す。
暗いし、足元だからまわりは気付かないだろう、少し安堵。
S女性に視線を向けながら、思い切り足を踏まれる。
そのうちに、感じてきて前を向いていられなくなってくる。
円形のステージだから、正面や斜め向かいに男の人がたくさんいるから、感じている表情を見せるわけにはいかない。
S女性を見ていたい、でも、気持ち良くてそれどころじゃない、とても贅沢な気分で思い悩みながら、快感に浸ってその日のショーは終わる。
この人になら、抱かれてもいいわ〜と、那智さんに「浮気の定義」(「独特な幸福感」の「浮気の定義」を参照してね)を示されてから、はじめて思った。
でも、女性には嫉妬しないから、女性は対象外になっているのです。
だから、大丈夫。
でもね、那智さん、格好悪い男の人より、格好良い女の人の方が良いという「少数派」なのですよ、私は♪(経験ないけどね!!)
そして、このSMショーの那智さんの感想は「興奮しているりん子を見ているのが面白かった。」ですって。
これには、ノーコメントにさせていただきます。