傷
独特な幸福感
伝言ダイヤルにメッセージを録音した。
女性のわたしが女性に向けて。
『(那智さんと)お付き合いしてくださるM女性を探しています』と。
とてもとても緊張した。
心臓が飛び出してしまいそうなほど、ばくばくした。
手は震え、声はかすれ、それでもメッゼージを残した。
なぜ、そんなことをしたのか。
世に言う「多頭飼い」?
スパイス?
違う気がする。
多分、違う。
じゃあ、なぜ?
それは、わたしを傷付けるためだ。
そこには、ご主人様に対する献身も、アブノーマルなプレイへの興奮もない(ちょっとはある?^^;)。
ただ、わたしを傷付けるため。
もっというと、「わたしを傷付けてもらう」ために、那智さんが抱く女性を探すのだ。
なぜ、そんなことになったのでしょう。
それは、わたしが望んでることだと、那智さんが改めて認識したからなんだ。
だから、那智さんは、わたしを傷付けようとしてくれているのだ。
過去エントリーでも書いたけど。(「変な願望かな」「テレクラの夜」ついでに「すみれさんについて」など読んでいただくとよいかもしれません)
わたしには「嫉妬で泣き狂いたい」という願望や「那智さんが口説いてるところを見たい」という欲求がある。
感情を爆発させたり、口説いてるところに自分を当てはめて焦がれたい。
すみれさんのときには、嫉妬はほとんど湧かなかった。
それは、わたしたちの間にできた信頼やすみれさんの手助けをしたいという気持ちが大きかったから、嫉妬にはならなかった。
ただ、那智さんに強烈に焦がれる瞬間はあって、あれはわたしの中で切なく甘い快感として残ってる。
その願望を那智さんは知っているから、どちらかというと、わたしの反応を面白がってるところが大きかった。
願望はある、でも、実際は苦しいし、そんな願望を持つこと自体恥ずかしい!!!みたいな反応ね。
だから、時間があるときにたまーにテレクラに電話をしていたのだ。
それを事前事後、教えてもらっていた。
わたしの反応を楽しむためとはいえ、誰でもいいってものじゃない。
援交やつまみ食いくらいなら、わたしの「嫉妬」も「焦がれ」もその程度だろう。
第一、気に入った子じゃないと那智さん自身が楽しめない。
だから、いままで、その機会は巡って来なかった。
出張先や仕事でぽっかり空いた時間。
「いまから、行くよ」とか「昨日電話してみた」とか、教えてもらうのだ。
何回は繰り返すうちに、わたしは自分のある感情に気づいた。
腹が立ってるんだ。
それは、嫉妬からじゃないのは、自覚できていた。
だって、望んでるんだもの。
叶えてくれないからだ。
何回目かの末、この怒りを那智さんにぶつけたの。
「那智さん、ぜんぜん叶えてくれない。するするって言っておいて。言葉は悪いけど、これじゃ狼少年です。そのうちわたし素直な反応ができなくなります。」
こういって、自分の分析を説明してみた。
多分、わたしは、那智さんが抱く相手を探すと言う時点で、願望とはいえ根底では少し傷付いてるの。
それなのに、願望は叶わない。
傷付き損みたいな気持ちになってしまって、腹立たしいのだと思います、と。
そうかな、りん子は自分を「まとも」にしておきたいから「傷付いてる」と言ってるだけで、本当は叶えてくれないから、ただ怒ってるだけなんじゃないの?
そんなことない。
そんな会話をした数日後。
那智さんは、ちょっと本腰を入れようと決めたのです。
それには、わたしも協力すること、そして、もし相手が見つかったらその子のために使う時間のためにわたしに対する時間が減る可能性があること、場合によってはわたし抜きでということあること、そんなことを告げた。
わたしが文句をいったとき、ちょっと心配になって「生意気なこと言ってます?」と聞いてみた。
そしたら、那智さんは「そうは思わない。だって、りん子は覚悟してるもん。俺が他の子を抱くこと、それに協力すること、そして、それで傷付くことをね。」と答えた。
そのあと那智さんは考えたのだそうだ。
りん子は、なぜ怒ったのだろうって。
そして、「りん子は傷付きたいんだ」という答えを出した。
例えば、○○に遊びに行くって約束して、何度もキャンセルされたら怒るだろ?
それは、そこに行きたいからだよな。
もし、それがいやなこと…、そうだな、苺を食べさせると何度も脅かして、それで食べさせたことないけど、りん子怒らないだろ?
だから、りん子は、俺に他の子を抱いてほしいんだよ、それで傷付きたいの。
確かに、何度も「苺」でヒヤヒヤさせられてるけど、回避するとホッとするものね。
かまってもらって嬉しいということだけで、あとはいやなことをしないですんで、怒る感情なんて湧かない。
ということは、わたしは、それを望んでいるということになるのか。
那智さんはそう結論を出したのです。
だから、これはわたしのため。
わたしを傷付けてもらうため。
それなら本腰を入れる気になったのです。
以前、一度、とても那智さんにはまる人とお話したそうです。(那智さんにはまる…、きっと父性を求めてるM女さんだわ^^)
そのとき、那智さんが途中で面倒臭くなってしまって、お話を進ませなかったのだそう。
「りん子の存在を言わないで口説く」とことや「りん子を抜きで関係を作る可能性」を、わたしとの間でコンセンサスを得てなかったことで、それを曖昧なまま話を進める気持ちになれなかったらしい。(優しいでしょ^^)
だから、今回はそこを明確にしたのです。
りん子のため、でも、那智さん主体の那智さんのやりたいやり方でということ。
それのはじめの一歩が、わたしのM女さん探し。
那智さんはいう。
「りん子は、いま幸せなんだよ。だから、ちょっと不幸になって幸せを再確認したいんだよ。だから傷付きたいの。」
高飛車な言い方をすれば、那智さんはいま、わたし以外の女性を抱くことに興味を持っていないはずだ。
わたしはとても愛されてる。
その那智さんに、ざっくりと胸を裂いてほしいのだ。
そんなふうに傷付けるには、ハプバーなどの「ただ抱くだけ」ではダメだろう。
だから、軽いノリであてがわれる女性では傷付かない。
那智さんが、本気で口説き、その子も夢中になってもらわないといけない。
それには、嘘も必要だろう。
そして、わたしをないがしろにすることも。
那智さんは基本的にあまり嘘をついたりだましたりは好きじゃないけど、今回はそうなったとしてもいたしかたない、と自覚して、いい人じゃなくなるかもしれないって思ってる。
そうしないと、わたしの望みは叶わないの。
本気で口説き、夢中になってもらって、わたしは本気で悲しみ傷付きたいのだ。
いろんなハードルがある。
うまくいってしまえば、那智さんとの電話やメール、デートの回数も減るかもしれない。
覚悟してる、自分の願望だといっても、わたしがどれだけ耐えられるかわからない。
まずは、よいかたが見つかればいいのだけど。
それが、一番のハードルかな?
わたしたちのしていることは、おかしなことなのでしょうか。
ちょっと自分の感覚に自信がないです。
おかしいことにはかまわないのだけど。
今後も、この経過を載せていくと思うので、不快に感じられたかたはお気をつけくださいね。
那智さんは、わたしが幸せだからこそ不幸を感じたいのだとう。
それももちろん本当。
でも、それだけじゃない、自分の「被虐願望」のようなもの感じてる。
幸せだからこそというプライドと、「被虐願望」。
わたしの、いやな部分を覗いているようで、その底が暗く心に映る。
そして、もう感じている。
不幸にならずに、傷付く。
傷付かずに不幸になる。
こんなふうになれるだろうか。
これが叶えば、なんだか暗くて甘い快感でしょうね。
伝言ダイヤルにメッセージを録音した。
女性のわたしが女性に向けて。
『(那智さんと)お付き合いしてくださるM女性を探しています』と。
とてもとても緊張した。
心臓が飛び出してしまいそうなほど、ばくばくした。
手は震え、声はかすれ、それでもメッゼージを残した。
なぜ、そんなことをしたのか。
世に言う「多頭飼い」?
スパイス?
違う気がする。
多分、違う。
じゃあ、なぜ?
それは、わたしを傷付けるためだ。
そこには、ご主人様に対する献身も、アブノーマルなプレイへの興奮もない(ちょっとはある?^^;)。
ただ、わたしを傷付けるため。
もっというと、「わたしを傷付けてもらう」ために、那智さんが抱く女性を探すのだ。
なぜ、そんなことになったのでしょう。
それは、わたしが望んでることだと、那智さんが改めて認識したからなんだ。
だから、那智さんは、わたしを傷付けようとしてくれているのだ。
過去エントリーでも書いたけど。(「変な願望かな」「テレクラの夜」ついでに「すみれさんについて」など読んでいただくとよいかもしれません)
わたしには「嫉妬で泣き狂いたい」という願望や「那智さんが口説いてるところを見たい」という欲求がある。
感情を爆発させたり、口説いてるところに自分を当てはめて焦がれたい。
すみれさんのときには、嫉妬はほとんど湧かなかった。
それは、わたしたちの間にできた信頼やすみれさんの手助けをしたいという気持ちが大きかったから、嫉妬にはならなかった。
ただ、那智さんに強烈に焦がれる瞬間はあって、あれはわたしの中で切なく甘い快感として残ってる。
その願望を那智さんは知っているから、どちらかというと、わたしの反応を面白がってるところが大きかった。
願望はある、でも、実際は苦しいし、そんな願望を持つこと自体恥ずかしい!!!みたいな反応ね。
だから、時間があるときにたまーにテレクラに電話をしていたのだ。
それを事前事後、教えてもらっていた。
わたしの反応を楽しむためとはいえ、誰でもいいってものじゃない。
援交やつまみ食いくらいなら、わたしの「嫉妬」も「焦がれ」もその程度だろう。
第一、気に入った子じゃないと那智さん自身が楽しめない。
だから、いままで、その機会は巡って来なかった。
出張先や仕事でぽっかり空いた時間。
「いまから、行くよ」とか「昨日電話してみた」とか、教えてもらうのだ。
何回は繰り返すうちに、わたしは自分のある感情に気づいた。
腹が立ってるんだ。
それは、嫉妬からじゃないのは、自覚できていた。
だって、望んでるんだもの。
叶えてくれないからだ。
何回目かの末、この怒りを那智さんにぶつけたの。
「那智さん、ぜんぜん叶えてくれない。するするって言っておいて。言葉は悪いけど、これじゃ狼少年です。そのうちわたし素直な反応ができなくなります。」
こういって、自分の分析を説明してみた。
多分、わたしは、那智さんが抱く相手を探すと言う時点で、願望とはいえ根底では少し傷付いてるの。
それなのに、願望は叶わない。
傷付き損みたいな気持ちになってしまって、腹立たしいのだと思います、と。
そうかな、りん子は自分を「まとも」にしておきたいから「傷付いてる」と言ってるだけで、本当は叶えてくれないから、ただ怒ってるだけなんじゃないの?
そんなことない。
そんな会話をした数日後。
那智さんは、ちょっと本腰を入れようと決めたのです。
それには、わたしも協力すること、そして、もし相手が見つかったらその子のために使う時間のためにわたしに対する時間が減る可能性があること、場合によってはわたし抜きでということあること、そんなことを告げた。
わたしが文句をいったとき、ちょっと心配になって「生意気なこと言ってます?」と聞いてみた。
そしたら、那智さんは「そうは思わない。だって、りん子は覚悟してるもん。俺が他の子を抱くこと、それに協力すること、そして、それで傷付くことをね。」と答えた。
そのあと那智さんは考えたのだそうだ。
りん子は、なぜ怒ったのだろうって。
そして、「りん子は傷付きたいんだ」という答えを出した。
例えば、○○に遊びに行くって約束して、何度もキャンセルされたら怒るだろ?
それは、そこに行きたいからだよな。
もし、それがいやなこと…、そうだな、苺を食べさせると何度も脅かして、それで食べさせたことないけど、りん子怒らないだろ?
だから、りん子は、俺に他の子を抱いてほしいんだよ、それで傷付きたいの。
確かに、何度も「苺」でヒヤヒヤさせられてるけど、回避するとホッとするものね。
かまってもらって嬉しいということだけで、あとはいやなことをしないですんで、怒る感情なんて湧かない。
ということは、わたしは、それを望んでいるということになるのか。
那智さんはそう結論を出したのです。
だから、これはわたしのため。
わたしを傷付けてもらうため。
それなら本腰を入れる気になったのです。
以前、一度、とても那智さんにはまる人とお話したそうです。(那智さんにはまる…、きっと父性を求めてるM女さんだわ^^)
そのとき、那智さんが途中で面倒臭くなってしまって、お話を進ませなかったのだそう。
「りん子の存在を言わないで口説く」とことや「りん子を抜きで関係を作る可能性」を、わたしとの間でコンセンサスを得てなかったことで、それを曖昧なまま話を進める気持ちになれなかったらしい。(優しいでしょ^^)
だから、今回はそこを明確にしたのです。
りん子のため、でも、那智さん主体の那智さんのやりたいやり方でということ。
それのはじめの一歩が、わたしのM女さん探し。
那智さんはいう。
「りん子は、いま幸せなんだよ。だから、ちょっと不幸になって幸せを再確認したいんだよ。だから傷付きたいの。」
高飛車な言い方をすれば、那智さんはいま、わたし以外の女性を抱くことに興味を持っていないはずだ。
わたしはとても愛されてる。
その那智さんに、ざっくりと胸を裂いてほしいのだ。
そんなふうに傷付けるには、ハプバーなどの「ただ抱くだけ」ではダメだろう。
だから、軽いノリであてがわれる女性では傷付かない。
那智さんが、本気で口説き、その子も夢中になってもらわないといけない。
それには、嘘も必要だろう。
そして、わたしをないがしろにすることも。
那智さんは基本的にあまり嘘をついたりだましたりは好きじゃないけど、今回はそうなったとしてもいたしかたない、と自覚して、いい人じゃなくなるかもしれないって思ってる。
そうしないと、わたしの望みは叶わないの。
本気で口説き、夢中になってもらって、わたしは本気で悲しみ傷付きたいのだ。
いろんなハードルがある。
うまくいってしまえば、那智さんとの電話やメール、デートの回数も減るかもしれない。
覚悟してる、自分の願望だといっても、わたしがどれだけ耐えられるかわからない。
まずは、よいかたが見つかればいいのだけど。
それが、一番のハードルかな?
わたしたちのしていることは、おかしなことなのでしょうか。
ちょっと自分の感覚に自信がないです。
おかしいことにはかまわないのだけど。
今後も、この経過を載せていくと思うので、不快に感じられたかたはお気をつけくださいね。
那智さんは、わたしが幸せだからこそ不幸を感じたいのだとう。
それももちろん本当。
でも、それだけじゃない、自分の「被虐願望」のようなもの感じてる。
幸せだからこそというプライドと、「被虐願望」。
わたしの、いやな部分を覗いているようで、その底が暗く心に映る。
そして、もう感じている。
不幸にならずに、傷付く。
傷付かずに不幸になる。
こんなふうになれるだろうか。
これが叶えば、なんだか暗くて甘い快感でしょうね。
- 関連記事
-
- 8割遊ぶ 2018/02/21
- ターミネーター 2009/12/22
- 『薬指&等式』お疲れさまサービスデー 2016/06/28