浮気してやるー!!(08/02/13)
宝物
『独特な幸福感』
さてさて、誤解が解けてあまーいラブレターももらったあとは、ちゃんと会って「よしよし」してもらってすべて完結させたい(笑)
ランチデートの約束をする朝の電話。
「酔ったほうが〜」なんて言ってる那智さん、照れ隠しに拍車が掛かってるのか「欲情してる?」と追い打ちをかけるような質問。
那智さんがこういう質問をするときって、からかってるか「確認」してるか、どちらかなんだ。
わたしの受け答えはできるだけ素直にしようと思うけど、いちおうわたしの中では「会って完結」なので、いま心に芽生えてる微量の欲情にことさらスポットを当てるのは不本意と思い、極めてかっこつけたお返事をしてしまった。
「ゼロかと言われればそんなこともないですけど、意識するほどのものではありません。」
「じゃ、ゼロではないんだね?」
「はい、だから、極めてゼロに近いということです。」
だってね〜、昨日まで誤解を解くために話し合いしてて、「はい!欲情してます〜!!」には名実共になりにくいよね。(名実共に、使い方間違ってる?)
「ふ〜ん、わかった。」
そんな会話をしながら那智さんは「カチカチ」とキーボードを叩きはじめた。
電話をしながらお仕事を開始したんだ。
こうなるとわたしへの集中が一気に減る。(その後上下する)
「(カチカチ)で、今日はカラオケ?それともおまんこ?」
「んん、那智さん、それ『カラオケ?それとも普通のランチ』の間違いじゃないですか!?」
わたしへの集中が減って、会話が成り立ってないと感じたわたしは、そう聞く。
「(カチカチ)え?いや、カラオケだけってこともあるだろ?りん子はカラオケでどうしてもらいたい?」
どうしてもらいたい?って…、そりゃあ…。
「抱きしめて髪を撫でていい子いい子してほしいです。」
りん子!!!わかってるよ、それも嘘じゃない。
誤解が解けて最初のデートは「よしよし」してもらって「完結」だもんね。
だから、いま口にしたことは、嘘じゃない。
それに、それ以外のことをお願いするのは余程でないかぎりできない。
恥ずかしいし、情けないし、なんだか悔しいもの。
でも、これが地雷だった。
そのままお仕事に流れていき、朝の電話は終わった。
カラオケの個室で、抱きしめてもらって髪を撫で「いい子いい子」ってしてもらう。
膝枕してもらって安心して涙を流す。
ああ、よかった。
これで完結。
心がフラットになれた。
膝枕をしてもらって髪を撫でながら他愛もない話をしてる。
静かな幸せな時間。
静かな、静か過ぎる時間…。
ふと、おしゃべりしながら那智さんの指がわたしの胸に。
服の上から人差し指でつんつんと胸を突っついてきた。
ピンポイントに命中してるわけじゃないけど、ああ、なんだか感じてしまう。
静かな時間が少し波打つ。
わたしの心も少し粟立つ。
「あっ、そうだ〜。りん子このあと時間ある?」
そういって、那智さんは急にお仕事モード。
わたしに一件お遣い事を頼み出す。
さくさくと用件をやり取りして、粟立つ心は所在なさげに宙ぶらりん。
もしかして、今日はこのまま何もないの?
お仕事のお話も終わって、時計は見てないけど、もうそんなに時間がないことはわかる。
今朝わたしが「抱きしめて撫で撫で」だけって言ったから、このまま何もないの?
そういう会話は時々あるけど、そういうときは煽って煽って、それで「ダメー」とか「お願いします〜」とかになっていくのに、今日はその「煽り」さえないの?
時間も気になり、ちょっと心がそわそわしてしまう。
「んじゃあ、こっちおいで。」
わたしの気持ちを察したのかわからないけど、那智さんは外からの死角の席に移動した。
あっ、何かはじまるんだ^^
いそいそと付いて行く。
時間がそんなにないから「たっぷり」はないかもしれないけど、「煽って」くれるんだわ。
煽って煽って、お預けも辛いけど甘美なので、それもまたよしとしましょう。
優しく抱擁、静かに口づけ。
幸せ。
髪を撫で、その手で前髪を上げ、おでこにキス。
うん、幸せ。
そのキスが瞼に頬に。
う、うん、幸せ…、でも、ずっと静かなまま…?
さっきの粟立った心が「欲情」になって湧き上がってくる。
「今日はね、こうやって『抱きしめて』『いい子いい子ってして』『髪を撫でて』あげるね。」
キスが終わって、間近に那智さんの顔。
にやって、なんともいえない笑みを浮かべる。
「今日はね、こうやって『抱きしめて』『いい子いい子ってして』『髪を撫でて』あげるね。……それで、おしまい。」
うそ!?
これでおしまい!?
確かにわたしはそれらを希望しました。
でも、いつも那智さんはわたしの希望より「ワンランク上」をするじゃないですか!!
「那智さん、いつもわたしの望みよりちょっと上をいきますよね!?」
「うん、だから、希望よりながーく『抱きしめていい子いい子して』あげたでしょ(笑)」
そんなぁ。
煽るのさえなしですか!?
ないとわかったら、欲しい気持ちが増してしまうのは人の心理。
でも、いりん子の状態で何かを「して」なんて言えない!!
もう、わたしはぐるぐるで変なテンション(笑)
「那智さん、もう時間ないですよね。」
「うん、あんまりないね。お願いしたら?してあげるよ。」
「いいえ、しません。」
だって、これでしてもらっても情けないだけだもの。
しかも煽られる手前で、そんなお願いできない。
「俺だけ気持ち良くなってもいいけど、りん子フェラチオだけで気持ち良くなっちゃうもんな、だから、それもなし。」
もう、那智さん、いじめっ子全開。
こんなときの那智さんの表情といったら、悔しいけど魅力的。
ああ、那智さんすっごい楽しそう、わたし遊ばれてる。
遊ばれてるの嬉しいし、魅力的な那智さんを見られて、それでよしとするか!?
いや、そんなに簡単にはいかないです。
「さあ、時間、忘れ物ない?」
ないです。
わたしの目覚めてしまった欲情の置き場所だけ、困ってますけど。
事情があって那智さんがひと足先に出る。
わたしは頼まれ事をしに別の方向へ。
電話が鳴る。
「欲情してますか〜?(笑)明日も来てもいいよ、してくださいって言えばしてあげる。」
「うう。…那智さん、わたしね、いまね、那智さんが前に言ってた中華料理屋に行きたいです。」
「ん?」
「那智さんが、食べきれなかったっていう、あのお店(わたしは入ったことない)」
「ああ、あそこね。」
「そこで、思いっきりがっつり食べるってことでこれを発散してしまいたいです!!!!」
不思議な感じなんだけど、ムラムラと食欲らしき欲求が!!
三大欲求の「性欲」が満たされないなら、とにかく別の欲求でなんとか補てんしようとわたしの本能が「食欲」を全面に打ち出したのだ(笑)
我ながら、この脳の回路が面白い。
「あはは、どうぞ〜。」
那智さんも笑ってる。
「そういえば、りん子、今週飲み会があるんだよね?」
そうなんだ、数日後に同窓会のようなものがあって、懐かしいメンバー数十人が集まるの。
「このまま欲情してたら、変な空気発してモテるんじゃない!?」
ああ、わかりました那智さん、その手がありましたね。
無理矢理補てんしようとした脳が、本来の欲求を思い出した。
「もう、那智さん、わたし浮気してやるー!!」
オフィス街、携帯片手に変なことばかり口走るわたし^^;
『独特な幸福感』
さてさて、誤解が解けてあまーいラブレターももらったあとは、ちゃんと会って「よしよし」してもらってすべて完結させたい(笑)
ランチデートの約束をする朝の電話。
「酔ったほうが〜」なんて言ってる那智さん、照れ隠しに拍車が掛かってるのか「欲情してる?」と追い打ちをかけるような質問。
那智さんがこういう質問をするときって、からかってるか「確認」してるか、どちらかなんだ。
わたしの受け答えはできるだけ素直にしようと思うけど、いちおうわたしの中では「会って完結」なので、いま心に芽生えてる微量の欲情にことさらスポットを当てるのは不本意と思い、極めてかっこつけたお返事をしてしまった。
「ゼロかと言われればそんなこともないですけど、意識するほどのものではありません。」
「じゃ、ゼロではないんだね?」
「はい、だから、極めてゼロに近いということです。」
だってね〜、昨日まで誤解を解くために話し合いしてて、「はい!欲情してます〜!!」には名実共になりにくいよね。(名実共に、使い方間違ってる?)
「ふ〜ん、わかった。」
そんな会話をしながら那智さんは「カチカチ」とキーボードを叩きはじめた。
電話をしながらお仕事を開始したんだ。
こうなるとわたしへの集中が一気に減る。(その後上下する)
「(カチカチ)で、今日はカラオケ?それともおまんこ?」
「んん、那智さん、それ『カラオケ?それとも普通のランチ』の間違いじゃないですか!?」
わたしへの集中が減って、会話が成り立ってないと感じたわたしは、そう聞く。
「(カチカチ)え?いや、カラオケだけってこともあるだろ?りん子はカラオケでどうしてもらいたい?」
どうしてもらいたい?って…、そりゃあ…。
「抱きしめて髪を撫でていい子いい子してほしいです。」
りん子!!!わかってるよ、それも嘘じゃない。
誤解が解けて最初のデートは「よしよし」してもらって「完結」だもんね。
だから、いま口にしたことは、嘘じゃない。
それに、それ以外のことをお願いするのは余程でないかぎりできない。
恥ずかしいし、情けないし、なんだか悔しいもの。
でも、これが地雷だった。
そのままお仕事に流れていき、朝の電話は終わった。
カラオケの個室で、抱きしめてもらって髪を撫で「いい子いい子」ってしてもらう。
膝枕してもらって安心して涙を流す。
ああ、よかった。
これで完結。
心がフラットになれた。
膝枕をしてもらって髪を撫でながら他愛もない話をしてる。
静かな幸せな時間。
静かな、静か過ぎる時間…。
ふと、おしゃべりしながら那智さんの指がわたしの胸に。
服の上から人差し指でつんつんと胸を突っついてきた。
ピンポイントに命中してるわけじゃないけど、ああ、なんだか感じてしまう。
静かな時間が少し波打つ。
わたしの心も少し粟立つ。
「あっ、そうだ〜。りん子このあと時間ある?」
そういって、那智さんは急にお仕事モード。
わたしに一件お遣い事を頼み出す。
さくさくと用件をやり取りして、粟立つ心は所在なさげに宙ぶらりん。
もしかして、今日はこのまま何もないの?
お仕事のお話も終わって、時計は見てないけど、もうそんなに時間がないことはわかる。
今朝わたしが「抱きしめて撫で撫で」だけって言ったから、このまま何もないの?
そういう会話は時々あるけど、そういうときは煽って煽って、それで「ダメー」とか「お願いします〜」とかになっていくのに、今日はその「煽り」さえないの?
時間も気になり、ちょっと心がそわそわしてしまう。
「んじゃあ、こっちおいで。」
わたしの気持ちを察したのかわからないけど、那智さんは外からの死角の席に移動した。
あっ、何かはじまるんだ^^
いそいそと付いて行く。
時間がそんなにないから「たっぷり」はないかもしれないけど、「煽って」くれるんだわ。
煽って煽って、お預けも辛いけど甘美なので、それもまたよしとしましょう。
優しく抱擁、静かに口づけ。
幸せ。
髪を撫で、その手で前髪を上げ、おでこにキス。
うん、幸せ。
そのキスが瞼に頬に。
う、うん、幸せ…、でも、ずっと静かなまま…?
さっきの粟立った心が「欲情」になって湧き上がってくる。
「今日はね、こうやって『抱きしめて』『いい子いい子ってして』『髪を撫でて』あげるね。」
キスが終わって、間近に那智さんの顔。
にやって、なんともいえない笑みを浮かべる。
「今日はね、こうやって『抱きしめて』『いい子いい子ってして』『髪を撫でて』あげるね。……それで、おしまい。」
うそ!?
これでおしまい!?
確かにわたしはそれらを希望しました。
でも、いつも那智さんはわたしの希望より「ワンランク上」をするじゃないですか!!
「那智さん、いつもわたしの望みよりちょっと上をいきますよね!?」
「うん、だから、希望よりながーく『抱きしめていい子いい子して』あげたでしょ(笑)」
そんなぁ。
煽るのさえなしですか!?
ないとわかったら、欲しい気持ちが増してしまうのは人の心理。
でも、いりん子の状態で何かを「して」なんて言えない!!
もう、わたしはぐるぐるで変なテンション(笑)
「那智さん、もう時間ないですよね。」
「うん、あんまりないね。お願いしたら?してあげるよ。」
「いいえ、しません。」
だって、これでしてもらっても情けないだけだもの。
しかも煽られる手前で、そんなお願いできない。
「俺だけ気持ち良くなってもいいけど、りん子フェラチオだけで気持ち良くなっちゃうもんな、だから、それもなし。」
もう、那智さん、いじめっ子全開。
こんなときの那智さんの表情といったら、悔しいけど魅力的。
ああ、那智さんすっごい楽しそう、わたし遊ばれてる。
遊ばれてるの嬉しいし、魅力的な那智さんを見られて、それでよしとするか!?
いや、そんなに簡単にはいかないです。
「さあ、時間、忘れ物ない?」
ないです。
わたしの目覚めてしまった欲情の置き場所だけ、困ってますけど。
事情があって那智さんがひと足先に出る。
わたしは頼まれ事をしに別の方向へ。
電話が鳴る。
「欲情してますか〜?(笑)明日も来てもいいよ、してくださいって言えばしてあげる。」
「うう。…那智さん、わたしね、いまね、那智さんが前に言ってた中華料理屋に行きたいです。」
「ん?」
「那智さんが、食べきれなかったっていう、あのお店(わたしは入ったことない)」
「ああ、あそこね。」
「そこで、思いっきりがっつり食べるってことでこれを発散してしまいたいです!!!!」
不思議な感じなんだけど、ムラムラと食欲らしき欲求が!!
三大欲求の「性欲」が満たされないなら、とにかく別の欲求でなんとか補てんしようとわたしの本能が「食欲」を全面に打ち出したのだ(笑)
我ながら、この脳の回路が面白い。
「あはは、どうぞ〜。」
那智さんも笑ってる。
「そういえば、りん子、今週飲み会があるんだよね?」
そうなんだ、数日後に同窓会のようなものがあって、懐かしいメンバー数十人が集まるの。
「このまま欲情してたら、変な空気発してモテるんじゃない!?」
ああ、わかりました那智さん、その手がありましたね。
無理矢理補てんしようとした脳が、本来の欲求を思い出した。
「もう、那智さん、わたし浮気してやるー!!」
オフィス街、携帯片手に変なことばかり口走るわたし^^;
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