奴隷失格
りん子的独り言(生意気)
葉月さんの「裏葉月」は、葉月さんの正直な言葉がとってもおもしろくて可愛らしくて、更新を楽しみにしているサイトのひとつです。
葉月さんのレポートはもちろんなんですが、その中の「へなちょこBBS」がまたとってもおもしろい。
「へなちょこ」なんてとんでもなくて、成熟した読者のみなさんの書き込みに、うなずいたり笑ったり、楽しんでます。
少し前にそこに「奴隷失格」の話題が出てまして、それがおもしろかった。
コメントしたかったのですが、あれこれ思考が飛んでしまうわたしの筆力では掲示板にすっきり収まりそうになかったので、ネタをいただきこちらに書かせていただこうと思います。
自分の快感優先で、その最中相手のそれには考えが及ばない。
「ご主人様、気持ち良くなっていただけてますか?」そんなふうに思えない「奴隷失格仲間」さんたちのコメントに「ああ、わたしも〜」と妙に親近感が湧いてしまいました。
でも、ふと、きっと「ご主人様、気持ち良くなっていただけてますか?」萌えもあるよな〜とも思ったのです。
「奴隷萌え」や「献身萌え」みたいな。
「理不尽な関係」でも書いたような、抜かせるためだけに呼びそのためだけに出かけていく一見「あなたのためだけに」のご奉仕奴隷。
でも、わたしは、その「理不尽な関係」に快感を覚えているんだよね。
「そのためだけに呼び出されるわたし」というものに感じているんだ。
だから、端から見たら、一方的に与えてるように見えるけど、実はわたしが気持ちいいからしている。
そう思ったら、わたしが「那智さんに気持ち良くなってもらいたい」という言葉を発し、「抜き」にだけ出かけて行ったとしても、それも自分中心の快感だな〜と思うのです。
わたしの快感優先。
「ご主人様のため」という快感。
両方ありだし、両方快感。(ちなみに、わたしは自分優先の快感のほうが没頭できるし気持ちいいです)
だから、どちらの快感を選んでも、それはお好きにどうぞ、気持ちいいのがいいものねと思うのだけど、どうもこういう話題になるとわたしの中で引っ掛かってしまう「何か」があるの。
で、その「何か」をはっきりさせたくて、エントリーします。
(だから、長いし、しかも「批判」っぽくなっちゃうから、自分のところで書きます^^)
わたしが引っ掛かってしまうのは「ご主人様の快感のために」とだけ本気で思ってると、本気で思う「ご主人様」^^;
いや、その空間や瞬間では、そう思ってもいい。
お互いそれで感じてるのだもの。
でも、M自身の快感のために吐き出される「ご主人様のために」を、その人との付き合いすべてに当てはめてしまうような勘違いに困ってしまう。
わたしがパートナーを探していたとき。
「奴隷の仕事だ」と使った道具を片付けさせた人がいた。(「はじめての旅」)
はじめて会ってはじめてSMをしたときによ。
バイブレーターなんて、はじめて持ったのよ、「うげっ、なんにこれ!!」と思った^^;
その人はわたしに片付けさせて、自分はビール飲んでた。
他にも。
「おまえは穴だ」と言った人がいた。(「2回目の旅」)
その言葉はわたしにとっては歪んだ快感ではあった、そのときは「穴」でよかった。
で、その人はどんなに遅刻してもひと言も謝らなかった。
「ご主人様」になった途端に、わたしに何をしても大丈夫と思ってしまう勘違い。
「ご主人様のために」とこちらが快感を得ていることを忘れて、本気で君臨してる気になる想像力のなさ。
これが、好きじゃないの^^;
だから、「奴隷」うんぬんを思うときに、なんか引っ掛かってたんだよね。
M女は「ご主人様のために」と言いながら、それをも快感にしてるんだぞ〜って思うのです。
ひとつの名称として。
その名称にあぐらをかかず。
良い関係の「ご主人様と奴隷さん」もいっぱいいらっしゃると思うので、わたしの出会った人が特にそうなのかもしれないけどね。
ああ、でも、本当に滅私の方もいらっしゃるのかな。
お道具を片付けることが当たり前で、遅刻して謝らなくても平気な人。
そんなご主人様が好き、そんな扱いを受ける立場が嬉しい?
んん?でも、これだと、結局「自分が気持ち良い」になってるよね?
ということは、本当の「奴隷」は、感情を持たないってことなのかな。
そこまでを要求して成立されているかたもいらっしゃるのかな。
それはそれで、とても手の掛かることかもしれない。
(ファンタジーとしてはありだけど、ちょっと置いといて^^;)
なんていうのかな、それが良いか悪いか別でね、そこまで要求も実行もできない状態で。
M女の密かな快感「ご主人様のために萌え」を全人格支配していると勘違いして関係にあぐらをかく「ご主人様」が嫌いなんだな、わたし。
あぐらをかいた時点で、上下関係逆転してるよ〜と思うのです。
そこに気づかない鈍感さが、いやなのね。(うわ、毒だらけ!!すみません)
手が空けばお道具を片付けるのは手伝う、人として大好きな人に接する常識として。
でも、わたしはほとんど片付けたことがない。
だって、だいたいぐったりしてるから(笑)
ぐったりと快感に浸ってるわたしも、やっぱり「奴隷失格」です^^;
それにしても、わたし、ほんとに「関係にあぐらをかく」人、だめね。
これって、きっとなんかのトラウマなんだろうなぁ。
それは、また別エントリーで書けそうです。
ああ、引っ掛かりを書くことができてすっきりです。
でも、こういうこと書くと、S男性に嫌われちゃうのですよね、きっと^^;
葉月さんの「裏葉月」は、葉月さんの正直な言葉がとってもおもしろくて可愛らしくて、更新を楽しみにしているサイトのひとつです。
葉月さんのレポートはもちろんなんですが、その中の「へなちょこBBS」がまたとってもおもしろい。
「へなちょこ」なんてとんでもなくて、成熟した読者のみなさんの書き込みに、うなずいたり笑ったり、楽しんでます。
少し前にそこに「奴隷失格」の話題が出てまして、それがおもしろかった。
コメントしたかったのですが、あれこれ思考が飛んでしまうわたしの筆力では掲示板にすっきり収まりそうになかったので、ネタをいただきこちらに書かせていただこうと思います。
自分の快感優先で、その最中相手のそれには考えが及ばない。
「ご主人様、気持ち良くなっていただけてますか?」そんなふうに思えない「奴隷失格仲間」さんたちのコメントに「ああ、わたしも〜」と妙に親近感が湧いてしまいました。
でも、ふと、きっと「ご主人様、気持ち良くなっていただけてますか?」萌えもあるよな〜とも思ったのです。
「奴隷萌え」や「献身萌え」みたいな。
「理不尽な関係」でも書いたような、抜かせるためだけに呼びそのためだけに出かけていく一見「あなたのためだけに」のご奉仕奴隷。
でも、わたしは、その「理不尽な関係」に快感を覚えているんだよね。
「そのためだけに呼び出されるわたし」というものに感じているんだ。
だから、端から見たら、一方的に与えてるように見えるけど、実はわたしが気持ちいいからしている。
そう思ったら、わたしが「那智さんに気持ち良くなってもらいたい」という言葉を発し、「抜き」にだけ出かけて行ったとしても、それも自分中心の快感だな〜と思うのです。
わたしの快感優先。
「ご主人様のため」という快感。
両方ありだし、両方快感。(ちなみに、わたしは自分優先の快感のほうが没頭できるし気持ちいいです)
だから、どちらの快感を選んでも、それはお好きにどうぞ、気持ちいいのがいいものねと思うのだけど、どうもこういう話題になるとわたしの中で引っ掛かってしまう「何か」があるの。
で、その「何か」をはっきりさせたくて、エントリーします。
(だから、長いし、しかも「批判」っぽくなっちゃうから、自分のところで書きます^^)
わたしが引っ掛かってしまうのは「ご主人様の快感のために」とだけ本気で思ってると、本気で思う「ご主人様」^^;
いや、その空間や瞬間では、そう思ってもいい。
お互いそれで感じてるのだもの。
でも、M自身の快感のために吐き出される「ご主人様のために」を、その人との付き合いすべてに当てはめてしまうような勘違いに困ってしまう。
わたしがパートナーを探していたとき。
「奴隷の仕事だ」と使った道具を片付けさせた人がいた。(「はじめての旅」)
はじめて会ってはじめてSMをしたときによ。
バイブレーターなんて、はじめて持ったのよ、「うげっ、なんにこれ!!」と思った^^;
その人はわたしに片付けさせて、自分はビール飲んでた。
他にも。
「おまえは穴だ」と言った人がいた。(「2回目の旅」)
その言葉はわたしにとっては歪んだ快感ではあった、そのときは「穴」でよかった。
で、その人はどんなに遅刻してもひと言も謝らなかった。
「ご主人様」になった途端に、わたしに何をしても大丈夫と思ってしまう勘違い。
「ご主人様のために」とこちらが快感を得ていることを忘れて、本気で君臨してる気になる想像力のなさ。
これが、好きじゃないの^^;
だから、「奴隷」うんぬんを思うときに、なんか引っ掛かってたんだよね。
M女は「ご主人様のために」と言いながら、それをも快感にしてるんだぞ〜って思うのです。
ひとつの名称として。
その名称にあぐらをかかず。
良い関係の「ご主人様と奴隷さん」もいっぱいいらっしゃると思うので、わたしの出会った人が特にそうなのかもしれないけどね。
ああ、でも、本当に滅私の方もいらっしゃるのかな。
お道具を片付けることが当たり前で、遅刻して謝らなくても平気な人。
そんなご主人様が好き、そんな扱いを受ける立場が嬉しい?
んん?でも、これだと、結局「自分が気持ち良い」になってるよね?
ということは、本当の「奴隷」は、感情を持たないってことなのかな。
そこまでを要求して成立されているかたもいらっしゃるのかな。
それはそれで、とても手の掛かることかもしれない。
(ファンタジーとしてはありだけど、ちょっと置いといて^^;)
なんていうのかな、それが良いか悪いか別でね、そこまで要求も実行もできない状態で。
M女の密かな快感「ご主人様のために萌え」を全人格支配していると勘違いして関係にあぐらをかく「ご主人様」が嫌いなんだな、わたし。
あぐらをかいた時点で、上下関係逆転してるよ〜と思うのです。
そこに気づかない鈍感さが、いやなのね。(うわ、毒だらけ!!すみません)
手が空けばお道具を片付けるのは手伝う、人として大好きな人に接する常識として。
でも、わたしはほとんど片付けたことがない。
だって、だいたいぐったりしてるから(笑)
ぐったりと快感に浸ってるわたしも、やっぱり「奴隷失格」です^^;
それにしても、わたし、ほんとに「関係にあぐらをかく」人、だめね。
これって、きっとなんかのトラウマなんだろうなぁ。
それは、また別エントリーで書けそうです。
ああ、引っ掛かりを書くことができてすっきりです。
でも、こういうこと書くと、S男性に嫌われちゃうのですよね、きっと^^;
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