嫉妬の効用
非日常的な日常
大好きな人が、自分の見ている前で他の人を抱く。
あるいは、大好きな人の見ているところで、他の人に抱かれる。
そんな時、どんな感情を抱くと想像しますか?
レイプなどの犯罪でないかぎり、大人同士の合意の元で行われるのだから、嫉妬も傷心も「甘美」の範疇?
那智さんは、那智さんの前で誰かに私を抱かせたいと思っているのです。
そして、おそらくそれよりも少ないけれど、私の前で他の女性を抱いてみたいとも思っているはずです。
私たちは、カップル喫茶やハプニングバーといったところに、何度か行ったことがあります。(私はカップル喫茶は一回だけですけど)
その都度、他者を交えてってことにはもちろんならず、楽しくお酒を飲むくらいのときのほうが多いし、それはそれでマイノリティなりに社会性が持てて充実した時間を過ごせます。
誰に抱かせてもいいってわけでもないですしね!
でも、そんなような嫉妬につながるような経験がないわけでもありません。
そのときの感情を書きたいと思います。
はじめて足を踏み入れた「特殊な場所」はカップル喫茶でした。
薄暗い店内は、左右を壁で仕切られたボックス席が横に並び、向かい合わせににも同じボックス席が並ぶ、それだけの狭いところ。
壁には、窓のように穴が開いています。
すでに、二組のカップルがいて静かに自分たちの世界を楽しんでいるようでした。
一組は右隣、もう一組は斜め前。
隣のカップルは、わざわざ窓を覗かないと様子は伺えないから、当然覗き込むこたはできない。
斜め前のカップルもジロジロ見るのもためらわれるから、チラって盗み見てみる。(そもそも、そういう場所に来る人たちだから、たくさん見ても失礼じゃないのかな〜でも、やっぱり恥ずかしいから堂々とは見られませんよね〜)
女性は洋服を着ているけれど、男性はTシャツだけで下半身は裸だああああ。
どぎまぎする私を楽しむように、ワンピースの肩ひもを肩から滑り落とす那智さん。
人前で下着を露わにされて、恥ずかしくていやいやと那智さんの肩に顔を埋めて逃れようとする私の耳元で、追い打ちをかけるようにご主人様が囁く。
「前の男の見てごらん、すごい大きいよ。」
そんなもの見られるわけないじゃありませんか〜〜〜大きな声を出すわけにはいかないから、小声でぱくぱくと訴えて抵抗。
そんな無駄な抵抗をよそに、今度は、ブラのホックを外されでしまう。
全部ではないけれど、はだけたワンピースと浮き上がったブラ間から胸が露出してしまう。
恥ずかしい、恥ずかしい、でも、ちょっと不思議、なんだか開放感もなくはない。
ふわっと、身軽になった感じ。
たまたまなのか、そういう場所なのか、まわりは自分たちの世界に入っていて、こちらには興味を示してはいないよう。
安堵・・・でも、一抹の寂しさを(肩すかしのような感じ?)を覚えてしまう私は、やっぱりちょっと変?!
このときは、知り合ってまだ数ヶ月だったので、この寂しさの一因は「私は那智さんのもの!」って、誇示できるような事態に発展しなかったからだなんて自覚できませんでしたけど。
愛しているということは、日々の生活の中で、言葉や優しさ、キスやエッチなこと、色々なことで伝えられるけど。
那智さんと私は、それに加えて「所有し、所有されている」を感じるとより幸福になるので、どうしたら味わえるのかと模索しているのです。
酷いことになればなるほど、その感覚を味わえるのです。
だから、カップル喫茶でとんでもないこと(どんなこと?!)にならず感じた寂しさは、これを味わえなかったからだと、いまなら言えるのですが。(単に、淫乱なだけ、と突っ込まれそうですね)
この後、カップル喫茶初体験は、どうなっていくのでしょう!!
ちょっと、休憩させてくださいませ。
ああ、全然嫉妬の話までいきません。
気長にお付き合いください。
大好きな人が、自分の見ている前で他の人を抱く。
あるいは、大好きな人の見ているところで、他の人に抱かれる。
そんな時、どんな感情を抱くと想像しますか?
レイプなどの犯罪でないかぎり、大人同士の合意の元で行われるのだから、嫉妬も傷心も「甘美」の範疇?
那智さんは、那智さんの前で誰かに私を抱かせたいと思っているのです。
そして、おそらくそれよりも少ないけれど、私の前で他の女性を抱いてみたいとも思っているはずです。
私たちは、カップル喫茶やハプニングバーといったところに、何度か行ったことがあります。(私はカップル喫茶は一回だけですけど)
その都度、他者を交えてってことにはもちろんならず、楽しくお酒を飲むくらいのときのほうが多いし、それはそれでマイノリティなりに社会性が持てて充実した時間を過ごせます。
誰に抱かせてもいいってわけでもないですしね!
でも、そんなような嫉妬につながるような経験がないわけでもありません。
そのときの感情を書きたいと思います。
はじめて足を踏み入れた「特殊な場所」はカップル喫茶でした。
薄暗い店内は、左右を壁で仕切られたボックス席が横に並び、向かい合わせににも同じボックス席が並ぶ、それだけの狭いところ。
壁には、窓のように穴が開いています。
すでに、二組のカップルがいて静かに自分たちの世界を楽しんでいるようでした。
一組は右隣、もう一組は斜め前。
隣のカップルは、わざわざ窓を覗かないと様子は伺えないから、当然覗き込むこたはできない。
斜め前のカップルもジロジロ見るのもためらわれるから、チラって盗み見てみる。(そもそも、そういう場所に来る人たちだから、たくさん見ても失礼じゃないのかな〜でも、やっぱり恥ずかしいから堂々とは見られませんよね〜)
女性は洋服を着ているけれど、男性はTシャツだけで下半身は裸だああああ。
どぎまぎする私を楽しむように、ワンピースの肩ひもを肩から滑り落とす那智さん。
人前で下着を露わにされて、恥ずかしくていやいやと那智さんの肩に顔を埋めて逃れようとする私の耳元で、追い打ちをかけるようにご主人様が囁く。
「前の男の見てごらん、すごい大きいよ。」
そんなもの見られるわけないじゃありませんか〜〜〜大きな声を出すわけにはいかないから、小声でぱくぱくと訴えて抵抗。
そんな無駄な抵抗をよそに、今度は、ブラのホックを外されでしまう。
全部ではないけれど、はだけたワンピースと浮き上がったブラ間から胸が露出してしまう。
恥ずかしい、恥ずかしい、でも、ちょっと不思議、なんだか開放感もなくはない。
ふわっと、身軽になった感じ。
たまたまなのか、そういう場所なのか、まわりは自分たちの世界に入っていて、こちらには興味を示してはいないよう。
安堵・・・でも、一抹の寂しさを(肩すかしのような感じ?)を覚えてしまう私は、やっぱりちょっと変?!
このときは、知り合ってまだ数ヶ月だったので、この寂しさの一因は「私は那智さんのもの!」って、誇示できるような事態に発展しなかったからだなんて自覚できませんでしたけど。
愛しているということは、日々の生活の中で、言葉や優しさ、キスやエッチなこと、色々なことで伝えられるけど。
那智さんと私は、それに加えて「所有し、所有されている」を感じるとより幸福になるので、どうしたら味わえるのかと模索しているのです。
酷いことになればなるほど、その感覚を味わえるのです。
だから、カップル喫茶でとんでもないこと(どんなこと?!)にならず感じた寂しさは、これを味わえなかったからだと、いまなら言えるのですが。(単に、淫乱なだけ、と突っ込まれそうですね)
この後、カップル喫茶初体験は、どうなっていくのでしょう!!
ちょっと、休憩させてくださいませ。
ああ、全然嫉妬の話までいきません。
気長にお付き合いください。