説教娼婦
独り言
『ひとり遊び』の続編^^
この夜、那智さんは帰らないといけなかった。
しかも翌日の仕事を控えていたので、できれば早く。
わたしも事情はわかっていた。
翌朝のことを考えたらホテルまで送ってもらうことは忍びなかったし、もしかしたらホテルのドアでバイバイすると淋しさが増してしまいそうだったから、夜ホテルを出て一緒に夕飯を食べた後那智さんとはその場で帰ってもらうようにしたの。
それにね。
せーっかく時間を気にせず夜遊びできるのに、まだ『夕飯の時間』にホテルの部屋にこもるなんてつまんなーい、よね^^
だからわたしは夜の街でひとり遊びをしようと目論んだのだった。
しかし、この日の服装は画像にもあったようなガーターを覗かせながらのマイクロミニのチューブトップのワンピ。
そのいでたちのわたし、そう簡単に歓楽街をウロウロさせてくれるわけない。
「タクシーでホテルまで行きな」
「歩いて帰れますよ〜」
「じゃあ、俺と別れるのが8時台なら歩いてもよし、9時過ぎたらタクシー」
いや、わたし大人ですけどと思わなくもないけれど、でもこんなふうに心配してくれることは、やっぱりうれしい^^
分刻みの攻防の末、那智さんが最寄り駅に到着するまでの間いつもいくバーで一杯飲んで、着いたら電話をもらい、そのを合図にホテルに帰るという約束でウロウロ許可を得たのだった!!
那智さんから電話をもらって、バーを出て、時間はまだ9時前だったはず^^
大丈夫ですよ、帰りますから、那智さん明日のために早くお帰りください。
電話を切って、さあ、宿泊先のホテルまで〜お散歩。
駅を挟んだ反対側だからけっこう歩くんだ。
お酒も入って、気分は『プリティ・ウーマン』のジュリアロバーツ。
娼婦のときのね^^
いい気分で酔っているので、それほど人の目は気にならない。
露出の多い服を着ていい年した女がひとり歩くのだ、きっと見る人によってはいろんな気持ちを抱くことになるよね。
口笛を吹く人も、眉をひそめる人も。
だけど顎を上げ胸を張りその視線を跳ね退けるように、娼婦気分で歩くってだけで充分楽しい^^
しかもそういう服装をしていると『変な』声をかけられるから、もっとおもしろいのだ。
「お仕事、終わったの〜?よかったら遊びに来ない?」
若い男の子がチラシを渡してくる。
ホストクラブみたいだよね。
「ううん、行かないよ〜、頑張ってね〜」
お仕事上がりに見えたのかな〜。
どんなお仕事だろ?
うちの甥っ子くらいの若者、無下にもできず思わず応援^^
そうかと思えばすっと背後から近寄ってきて。
「短時間で高額のバイトしない?」
むむ、怪しい、でも、おもしろい。
「それは何をするの?」
「カラオケボックスに行って抜いてもらう」
ひゃ〜〜〜、そりゃあ、また明確なお誘い^^;
丁重にお断り。
気分は娼婦はハズレていないみたいで、わくわくする。
それからもいきなり○○公園に行かない?とか様々なパターンのお誘い。
でも、どれも、どう見ても『やらせてくれそう』だからだなぁ。
服装と、ちょっとほろ酔いの空気に『やりたい』嗅覚は反応するらしい。
その嗅覚が反応したのかしないのか、もうひとり自称25才外国人留学生。
居酒屋の客引きをしていたんだよね。
店のロゴが入ったTシャツ着てメニュー持ってた。
でも、ずっとついて着て『お茶しよう』とか『どこかいこう』とか『僕を信じて』とか多少片言だけど慣れた日本語で言ってくる。
いえいえ、しませんよ〜。
断っても断ってもついてくる。
ちょっと仕事中でしょ?気になってしまう。
「お仕事中でしょ?ちゃんとお仕事して」
なんて言ったりして。
「イイエ、仕事なんてどうでもいいです!!」
そういって放置してある自転車のカゴにメニューをザコッと入れていた。
わたしも酔っぱらってるからスルーしてしまったけど、しばらくしてもずっとついてくるから、もうスルーできない^^;
「メニューは!?」
「そんなもん知りません!!」
「ダメ、ちゃんと探して!!」
「メニューなんてどうでもいいです。だからどこか行きましょ」
「あのね、仕事をちゃんとしないことは、あたなの評価を下げるだけじゃなくて、あなたの国の評価も下げるんだよ!!だから、ちゃんと探すのーー」
気になって、わたしまで一緒に探してしまった^^;
見つかってひと安心。
「じゃあ、お仕事に戻りな」
「いやです〜、ボクを信用してください〜」
引き下がらない青年。
でも、ここで彼はわたしの腰を抱こうと触れてきた。
ああ、それをしたらおしまい。
立ち止まり正面を向いて目を見て。
「はじめて会った女性の腰に無断で触るような人をわたしは信用できません。だから仕事に戻って」
服装やほろ酔いは誰かの嗅覚を刺激する。
だけど、そんな娼婦みたいな女に説教されるとは思ってもみなかったよね^^;
嗅ぎ分けの失敗(笑)
お母さんに近いくらいの女性を誘ってくれてありがとう、いい気分にさせてもらいました^^
多分、お仕事に戻ってくれたはず。
がんばれ〜と、ちょっと思った。
人はギャップが好きだよね。
淑女なのに淫乱とか清楚な娼婦とか。
普段着ないような服を着て娼婦のように闊歩する。
わたし自身も普段と違う自分を楽しんだ。
だけど説教をする娼婦風のギャップは、あまりモテないかもしれないね〜^^;
ということで、こんなふうにひとり遊びを楽しみましたからご心配なく、那智さん♪
『ひとり遊び』の続編^^
この夜、那智さんは帰らないといけなかった。
しかも翌日の仕事を控えていたので、できれば早く。
わたしも事情はわかっていた。
翌朝のことを考えたらホテルまで送ってもらうことは忍びなかったし、もしかしたらホテルのドアでバイバイすると淋しさが増してしまいそうだったから、夜ホテルを出て一緒に夕飯を食べた後那智さんとはその場で帰ってもらうようにしたの。
それにね。
せーっかく時間を気にせず夜遊びできるのに、まだ『夕飯の時間』にホテルの部屋にこもるなんてつまんなーい、よね^^
だからわたしは夜の街でひとり遊びをしようと目論んだのだった。
しかし、この日の服装は画像にもあったようなガーターを覗かせながらのマイクロミニのチューブトップのワンピ。
そのいでたちのわたし、そう簡単に歓楽街をウロウロさせてくれるわけない。
「タクシーでホテルまで行きな」
「歩いて帰れますよ〜」
「じゃあ、俺と別れるのが8時台なら歩いてもよし、9時過ぎたらタクシー」
いや、わたし大人ですけどと思わなくもないけれど、でもこんなふうに心配してくれることは、やっぱりうれしい^^
分刻みの攻防の末、那智さんが最寄り駅に到着するまでの間いつもいくバーで一杯飲んで、着いたら電話をもらい、そのを合図にホテルに帰るという約束でウロウロ許可を得たのだった!!
那智さんから電話をもらって、バーを出て、時間はまだ9時前だったはず^^
大丈夫ですよ、帰りますから、那智さん明日のために早くお帰りください。
電話を切って、さあ、宿泊先のホテルまで〜お散歩。
駅を挟んだ反対側だからけっこう歩くんだ。
お酒も入って、気分は『プリティ・ウーマン』のジュリアロバーツ。
娼婦のときのね^^
いい気分で酔っているので、それほど人の目は気にならない。
露出の多い服を着ていい年した女がひとり歩くのだ、きっと見る人によってはいろんな気持ちを抱くことになるよね。
口笛を吹く人も、眉をひそめる人も。
だけど顎を上げ胸を張りその視線を跳ね退けるように、娼婦気分で歩くってだけで充分楽しい^^
しかもそういう服装をしていると『変な』声をかけられるから、もっとおもしろいのだ。
「お仕事、終わったの〜?よかったら遊びに来ない?」
若い男の子がチラシを渡してくる。
ホストクラブみたいだよね。
「ううん、行かないよ〜、頑張ってね〜」
お仕事上がりに見えたのかな〜。
どんなお仕事だろ?
うちの甥っ子くらいの若者、無下にもできず思わず応援^^
そうかと思えばすっと背後から近寄ってきて。
「短時間で高額のバイトしない?」
むむ、怪しい、でも、おもしろい。
「それは何をするの?」
「カラオケボックスに行って抜いてもらう」
ひゃ〜〜〜、そりゃあ、また明確なお誘い^^;
丁重にお断り。
気分は娼婦はハズレていないみたいで、わくわくする。
それからもいきなり○○公園に行かない?とか様々なパターンのお誘い。
でも、どれも、どう見ても『やらせてくれそう』だからだなぁ。
服装と、ちょっとほろ酔いの空気に『やりたい』嗅覚は反応するらしい。
その嗅覚が反応したのかしないのか、もうひとり自称25才外国人留学生。
居酒屋の客引きをしていたんだよね。
店のロゴが入ったTシャツ着てメニュー持ってた。
でも、ずっとついて着て『お茶しよう』とか『どこかいこう』とか『僕を信じて』とか多少片言だけど慣れた日本語で言ってくる。
いえいえ、しませんよ〜。
断っても断ってもついてくる。
ちょっと仕事中でしょ?気になってしまう。
「お仕事中でしょ?ちゃんとお仕事して」
なんて言ったりして。
「イイエ、仕事なんてどうでもいいです!!」
そういって放置してある自転車のカゴにメニューをザコッと入れていた。
わたしも酔っぱらってるからスルーしてしまったけど、しばらくしてもずっとついてくるから、もうスルーできない^^;
「メニューは!?」
「そんなもん知りません!!」
「ダメ、ちゃんと探して!!」
「メニューなんてどうでもいいです。だからどこか行きましょ」
「あのね、仕事をちゃんとしないことは、あたなの評価を下げるだけじゃなくて、あなたの国の評価も下げるんだよ!!だから、ちゃんと探すのーー」
気になって、わたしまで一緒に探してしまった^^;
見つかってひと安心。
「じゃあ、お仕事に戻りな」
「いやです〜、ボクを信用してください〜」
引き下がらない青年。
でも、ここで彼はわたしの腰を抱こうと触れてきた。
ああ、それをしたらおしまい。
立ち止まり正面を向いて目を見て。
「はじめて会った女性の腰に無断で触るような人をわたしは信用できません。だから仕事に戻って」
服装やほろ酔いは誰かの嗅覚を刺激する。
だけど、そんな娼婦みたいな女に説教されるとは思ってもみなかったよね^^;
嗅ぎ分けの失敗(笑)
お母さんに近いくらいの女性を誘ってくれてありがとう、いい気分にさせてもらいました^^
多分、お仕事に戻ってくれたはず。
がんばれ〜と、ちょっと思った。
人はギャップが好きだよね。
淑女なのに淫乱とか清楚な娼婦とか。
普段着ないような服を着て娼婦のように闊歩する。
わたし自身も普段と違う自分を楽しんだ。
だけど説教をする娼婦風のギャップは、あまりモテないかもしれないね〜^^;
ということで、こんなふうにひとり遊びを楽しみましたからご心配なく、那智さん♪