コートの下3
非日常的な日常
このまま「絶対やる」空気のないままホテルに入ることになるのかしら。
数十m、下着姿で歩くなんて妄想ではありかもしれないけど、実際するというのはやっぱりありえない。
だから、このまま何もない空気でいてほしいと思う。
片隅のわたしの「変態」さんは「何か」を期待しているみたいだけど、大多数のわたしがそれを押しとどめる。
だってね、ここで何かわたしからアクションを起こしたら、寝た子を起こしてしまいそう。
この那智さんの「寝た子」は人から起こされると、必要以上に起きちゃうのだ(笑)
「全裸になる」とか「坂の下で浣腸して下着姿」とか、オプションを付け加えられる可能性があるの。
だから、そーっと、ホテルへ向かう。
ホテル街の坂へ曲がる角の手前、100mくらいかな。
歩きながら、那智さんがコートのボタンを上から外しだした。
ひとつ、ふたつ…。
わわわ、そういう展開ですか!?
抵抗すればするほど酷くなるから、あわあわしながらされるがまま。
マフラーの位置を整えて変に見えないようにする。
やっぱり何もないということは、ないのね。
そうなると、俄然回避へ神経が集中する。
変態さんは影を潜める。
今日の回避方法はこう。
「那智さん、今日は下着になるのやめませんか?そんな凄いこといっぺんにしちゃったら、面白くないでしょ、那智さん。とっておくというのは、いかがですか?」
凶と出るか、吉と出るか。
「それもありだよな〜。」
コートの下を気にしながら、必死に回避方法をプレゼンするわたしは、上のセリフのように冷静じゃないの。
実際は、はあはあ、あわあわな状態。
那智さんは、そのわたしだけで(多分)ある程度満足なはず。
今日は、そんな日なんだ、きっと。
コンビニに寄って飲み物を買ったり。
角を曲がる。
誰もいない。
ホテルまで50m。
何もない?
何かする?
何か、してくれる?
普通のりん子と変態りん子が揺れ動く。
那智さんが、もうひとつボタンを外した。
ベルトも。
あとボタンはひとつ。
マフラーと交差した腕を解けば、無防備だ。
下着が露になるのは、体の揺れや風次第。
那智さんが立ち止まり、わたしの前に立つ。
最後のひとつを外した。
ああ、どうしよう、もうわたしを守ってくれたものがなくなってしまった。
その時、少し先のホテルから若いカップルが出て来た。
いや!!ダメ!!これは危険。
腕で前を死守する。
那智さんがわたしの腕を掴み、すっと下にさげる。
ああ、だめ、自然にしてたら、ヒラヒラとコートが揺れる。
見えちゃう。
カップルさん、ごめんなさい。
歩きながら必死にうつむくしかできない。
コートの摘んで、ちらっと広げる那智さん。
すーっと冷たい空気は肌を撫でる。
いやぁぁぁぁぁ、下着が見えちゃう。
でも、隠すと、もっと酷くなるから、うつむいて我慢。
恥ずかしくて、申し訳なくて、駆け出してしまいたい。
それなのに、いつもいつもわたしの変態さんは、わたしを困らせる。
さっきのマ○○みたいに「めくって」って指示してほしいと、思ってる。
あの時感じた、快感。
ゾクゾクするような快感。
あれをもう一度味わいたい。
悪趣味なのは百も承知で、見せてしまいたい。
「めくって」と指示されて、自らの手ではしたない悪趣味な行為をしてしまいたい。
カップルは通り過ぎ、わたしたちはそのままホテルへ。
羞恥心と変態で揺さぶられ、ぐちゃぐちゃなわたし。
コートを脱ぐことはなく、それはいつかに持ち越されたのだけど、充分にヘロヘロで那智さんは満足したでしょう。
わたし…、この行為だけでぐったり。
でも、わたしは。
「下着姿で歩く」ということをより具体的に想像する材料ができてしまって、またいつの間にかそれに一歩近付いてる。
そして、あの快感。
従属感と露出願望と自己愛を満たす、あれを知ってしまって困ってる。
だって、気持ちよくてたまらないのだもの。
まともなわたしと、変態りん子、振り子のように揺れて気付いたら大きく大きく振れている。
あぁ、いつか、ほんとうにするんでしょうか、那智さん。
喜んでしまいそうで、途方に暮れてしまいます。
このまま「絶対やる」空気のないままホテルに入ることになるのかしら。
数十m、下着姿で歩くなんて妄想ではありかもしれないけど、実際するというのはやっぱりありえない。
だから、このまま何もない空気でいてほしいと思う。
片隅のわたしの「変態」さんは「何か」を期待しているみたいだけど、大多数のわたしがそれを押しとどめる。
だってね、ここで何かわたしからアクションを起こしたら、寝た子を起こしてしまいそう。
この那智さんの「寝た子」は人から起こされると、必要以上に起きちゃうのだ(笑)
「全裸になる」とか「坂の下で浣腸して下着姿」とか、オプションを付け加えられる可能性があるの。
だから、そーっと、ホテルへ向かう。
ホテル街の坂へ曲がる角の手前、100mくらいかな。
歩きながら、那智さんがコートのボタンを上から外しだした。
ひとつ、ふたつ…。
わわわ、そういう展開ですか!?
抵抗すればするほど酷くなるから、あわあわしながらされるがまま。
マフラーの位置を整えて変に見えないようにする。
やっぱり何もないということは、ないのね。
そうなると、俄然回避へ神経が集中する。
変態さんは影を潜める。
今日の回避方法はこう。
「那智さん、今日は下着になるのやめませんか?そんな凄いこといっぺんにしちゃったら、面白くないでしょ、那智さん。とっておくというのは、いかがですか?」
凶と出るか、吉と出るか。
「それもありだよな〜。」
コートの下を気にしながら、必死に回避方法をプレゼンするわたしは、上のセリフのように冷静じゃないの。
実際は、はあはあ、あわあわな状態。
那智さんは、そのわたしだけで(多分)ある程度満足なはず。
今日は、そんな日なんだ、きっと。
コンビニに寄って飲み物を買ったり。
角を曲がる。
誰もいない。
ホテルまで50m。
何もない?
何かする?
何か、してくれる?
普通のりん子と変態りん子が揺れ動く。
那智さんが、もうひとつボタンを外した。
ベルトも。
あとボタンはひとつ。
マフラーと交差した腕を解けば、無防備だ。
下着が露になるのは、体の揺れや風次第。
那智さんが立ち止まり、わたしの前に立つ。
最後のひとつを外した。
ああ、どうしよう、もうわたしを守ってくれたものがなくなってしまった。
その時、少し先のホテルから若いカップルが出て来た。
いや!!ダメ!!これは危険。
腕で前を死守する。
那智さんがわたしの腕を掴み、すっと下にさげる。
ああ、だめ、自然にしてたら、ヒラヒラとコートが揺れる。
見えちゃう。
カップルさん、ごめんなさい。
歩きながら必死にうつむくしかできない。
コートの摘んで、ちらっと広げる那智さん。
すーっと冷たい空気は肌を撫でる。
いやぁぁぁぁぁ、下着が見えちゃう。
でも、隠すと、もっと酷くなるから、うつむいて我慢。
恥ずかしくて、申し訳なくて、駆け出してしまいたい。
それなのに、いつもいつもわたしの変態さんは、わたしを困らせる。
さっきのマ○○みたいに「めくって」って指示してほしいと、思ってる。
あの時感じた、快感。
ゾクゾクするような快感。
あれをもう一度味わいたい。
悪趣味なのは百も承知で、見せてしまいたい。
「めくって」と指示されて、自らの手ではしたない悪趣味な行為をしてしまいたい。
カップルは通り過ぎ、わたしたちはそのままホテルへ。
羞恥心と変態で揺さぶられ、ぐちゃぐちゃなわたし。
コートを脱ぐことはなく、それはいつかに持ち越されたのだけど、充分にヘロヘロで那智さんは満足したでしょう。
わたし…、この行為だけでぐったり。
でも、わたしは。
「下着姿で歩く」ということをより具体的に想像する材料ができてしまって、またいつの間にかそれに一歩近付いてる。
そして、あの快感。
従属感と露出願望と自己愛を満たす、あれを知ってしまって困ってる。
だって、気持ちよくてたまらないのだもの。
まともなわたしと、変態りん子、振り子のように揺れて気付いたら大きく大きく振れている。
あぁ、いつか、ほんとうにするんでしょうか、那智さん。
喜んでしまいそうで、途方に暮れてしまいます。
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